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第2話 館の家令と命の危機
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「何でこんな森の奥にこんな館が……」
不思議なことにこの館の周りには先ほどの森にあったような巨木はなく、空がはっきりと見える状態になっている。目の前にはしっかりと手入れされた庭があり、上空から差し込む光が庭の緑や花々をより鮮やかに彩っている。
多くの木々を伐採してできた高層ビルが立ち並ぶ現代では、都心から離れなければ見ることができない貴重な光景といえる。
ーーただそんな美しい光景でさえも窓に鉄格子の張られた不気味な館のイメージを払拭することはできなかった。
この洋館は城と館の境界線をあいまいにするほどに大きく、窓の中は暗くて奥が全く見えない。おそらく屋敷の外からは中を見ることができない構造になっているのだろう。
特に不気味なのはすべての窓に鉄格子がはめられていることだ。さすがにどんなに立派な邸宅でも窓に鉄格子は普通つけない。この館の主人がよほどの監獄ファッション好きではない限りは。
「庭はきれいに見えるんだが……この館の見かけのせいでぶっちゃけ台無しだな……」
正直言って入りたくないという本音をぐっとおさえて屋敷のドアをノックする。
この館の住人がこんな森のど真ん中に住んでいるくらいだ、きっと森の外に出る道も当然知っているだろうというのが陽一の考えだった。
「ごめんくださーい!」
シーン……
しかし、そんな当ても外れた。屋敷の人が留守では道を聞く相手もいない。
「マジか……誰もいない……? 居留守とかじゃなくて?(ガチャ)…………あれ?」
玄関の扉はあっさり開いた。鍵がかかっていないとは不用心にもほどがある。窓に鉄格子をはめる前にドアに鍵かけろと館の主にツッコミたかった。
「いや~……だけど勝手に入るのはなぁ……だけど……正直興味ありありなんだよなぁ……」
一歩ずつ屋敷の入り口の方に近づき、最終的にはドアを開けて入ってしまう。
......やはり人の好奇心は殺せない。
=====================================
「おぉ、やっぱり中広いな~。思ったよりも屋敷の中は明るいな。灯りついてるし」
床には赤いカーペット、玄関付近の天井には1つの豪華なシャンデリアと絵に描いたような金持ちの屋敷の内装だ。
床にホコリが全くないところを見るとやはり人が住んでいるようだ。
ただ、この広い屋敷を一人で掃除するのは至難の業だろうからメイドさんとかを雇っているのだろう。 ……誰もドアの開く音に反応して玄関に来ないのは明らかに不自然だが。
「奥は……どうなってるんだろうな。ちょっと歩いてみてまわるか、あの森よりは広くないだろ」
雨宿りなら入口付近にいればよいが、やはり好奇心には勝てない陽一であった。
=====================================
そしてしばらくして……
「この屋敷広すぎてどうやって入口戻ればいいかわかんねぇ……」
ーーまた陽一は迷った。
しばらく途方に暮れて歩いていると、
「こんなところで何をお探しですかな?」
「ひえぇぇ! ごめんなさい!!」
陽一は驚いてはじかれるように後ろに飛んだ。何しろ気づいたら後ろに人がいたのだ。陽一はホラー映画はあまり好きではないがチラチラっとこういうシーンは見ていた。しかし実際にやられると心臓に悪い。
陽一はロボットのようにぎこちなく声のした方向にふりかえる。
「あの…この館の人ですか……?」
「はい、いかにも。私はこの館の家令を勤めているものです。クロードと呼んでください」
後ろに立っていたのは笑みを浮かべた執事服の長身男性だった。おそらく年は60代ぐらいだろうか。体はかなりがっしりしているため少し若々しくみえる。
……髪はあまりないが。
「……失礼なことを考えておりませんかな」
「ギクッ、いっいいえ!全然」
「目が私の頭頂部を見ておりましたが……わかりやすい方ですな。それより、貴方はここでなにをなさっているのですかな?」
……髪が少ないことはクロードさん本人も気にしているようだ。すいません。
陽一は心の中で謝りながらも陽一は正直に質問に答えた。
「なるほど。出口はこの通路を戻って突き当たりを右に行けば見えるでしょう。この館は少々入り組んだ構造になっていますからな」
「あ、ありがとうございます」
「それでは私はこの館の主人の世話があるので失礼します」
陽一が言われた通りに進もうとする前に、何かを思い出したかのようにクロードに声をかけられる。
「ところで、失礼ですがあなたのお名前を聞かせてくれますかな?」
「あ、はい。俺は徳重陽一です。ヨーイチって呼ばれてます」
おじぎをしながら、陽一は笑みを浮かべる。
「ヨーイチ様、この屋敷のことは他言無用でお願いします。何しろ主人は人嫌いなものですから……なにとぞ、よろしくお願いします」
「わ、わかりました」
初対面の自分に親切にしてくれた人の頼みだ。無下にはしたくない。
陽一は突然の要求に戸惑いながらも了解した。その後、陽一の了解に微笑みを返してクロードは階段をのぼって行った。
「……優しいじーさんだったな」
非常に礼儀正しく穏やかな人だった。
ただ……やはり頭頂部と常人よりすこしとんがった耳は気になったが、それよりも陽一は自分の重大な失敗に気が付いた。
「しまった! 森をどうやって抜けて帰るか聞き逃した!!」
急いでクロードの後を追うため急いで階段をのぼろうとししてコケた瞬間、
「えっ」
……おびただしい数のナイフが目の前の絨毯に刺さった。
「……あ…あぁ……」
あまりの突然な出来事に変な声しか出なかった。
そのまま進んでいたら最悪蜂の巣、よくても足が針の山状態になるところだった。
さっきまで色々なことがありすぎて陽一は理解が追い付かない。ただわかっているのはーーー
ーーカツン、カツン
今、靴の音を立てている人物から逃げないと確実に殺されるということだけだった。
不思議なことにこの館の周りには先ほどの森にあったような巨木はなく、空がはっきりと見える状態になっている。目の前にはしっかりと手入れされた庭があり、上空から差し込む光が庭の緑や花々をより鮮やかに彩っている。
多くの木々を伐採してできた高層ビルが立ち並ぶ現代では、都心から離れなければ見ることができない貴重な光景といえる。
ーーただそんな美しい光景でさえも窓に鉄格子の張られた不気味な館のイメージを払拭することはできなかった。
この洋館は城と館の境界線をあいまいにするほどに大きく、窓の中は暗くて奥が全く見えない。おそらく屋敷の外からは中を見ることができない構造になっているのだろう。
特に不気味なのはすべての窓に鉄格子がはめられていることだ。さすがにどんなに立派な邸宅でも窓に鉄格子は普通つけない。この館の主人がよほどの監獄ファッション好きではない限りは。
「庭はきれいに見えるんだが……この館の見かけのせいでぶっちゃけ台無しだな……」
正直言って入りたくないという本音をぐっとおさえて屋敷のドアをノックする。
この館の住人がこんな森のど真ん中に住んでいるくらいだ、きっと森の外に出る道も当然知っているだろうというのが陽一の考えだった。
「ごめんくださーい!」
シーン……
しかし、そんな当ても外れた。屋敷の人が留守では道を聞く相手もいない。
「マジか……誰もいない……? 居留守とかじゃなくて?(ガチャ)…………あれ?」
玄関の扉はあっさり開いた。鍵がかかっていないとは不用心にもほどがある。窓に鉄格子をはめる前にドアに鍵かけろと館の主にツッコミたかった。
「いや~……だけど勝手に入るのはなぁ……だけど……正直興味ありありなんだよなぁ……」
一歩ずつ屋敷の入り口の方に近づき、最終的にはドアを開けて入ってしまう。
......やはり人の好奇心は殺せない。
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「おぉ、やっぱり中広いな~。思ったよりも屋敷の中は明るいな。灯りついてるし」
床には赤いカーペット、玄関付近の天井には1つの豪華なシャンデリアと絵に描いたような金持ちの屋敷の内装だ。
床にホコリが全くないところを見るとやはり人が住んでいるようだ。
ただ、この広い屋敷を一人で掃除するのは至難の業だろうからメイドさんとかを雇っているのだろう。 ……誰もドアの開く音に反応して玄関に来ないのは明らかに不自然だが。
「奥は……どうなってるんだろうな。ちょっと歩いてみてまわるか、あの森よりは広くないだろ」
雨宿りなら入口付近にいればよいが、やはり好奇心には勝てない陽一であった。
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そしてしばらくして……
「この屋敷広すぎてどうやって入口戻ればいいかわかんねぇ……」
ーーまた陽一は迷った。
しばらく途方に暮れて歩いていると、
「こんなところで何をお探しですかな?」
「ひえぇぇ! ごめんなさい!!」
陽一は驚いてはじかれるように後ろに飛んだ。何しろ気づいたら後ろに人がいたのだ。陽一はホラー映画はあまり好きではないがチラチラっとこういうシーンは見ていた。しかし実際にやられると心臓に悪い。
陽一はロボットのようにぎこちなく声のした方向にふりかえる。
「あの…この館の人ですか……?」
「はい、いかにも。私はこの館の家令を勤めているものです。クロードと呼んでください」
後ろに立っていたのは笑みを浮かべた執事服の長身男性だった。おそらく年は60代ぐらいだろうか。体はかなりがっしりしているため少し若々しくみえる。
……髪はあまりないが。
「……失礼なことを考えておりませんかな」
「ギクッ、いっいいえ!全然」
「目が私の頭頂部を見ておりましたが……わかりやすい方ですな。それより、貴方はここでなにをなさっているのですかな?」
……髪が少ないことはクロードさん本人も気にしているようだ。すいません。
陽一は心の中で謝りながらも陽一は正直に質問に答えた。
「なるほど。出口はこの通路を戻って突き当たりを右に行けば見えるでしょう。この館は少々入り組んだ構造になっていますからな」
「あ、ありがとうございます」
「それでは私はこの館の主人の世話があるので失礼します」
陽一が言われた通りに進もうとする前に、何かを思い出したかのようにクロードに声をかけられる。
「ところで、失礼ですがあなたのお名前を聞かせてくれますかな?」
「あ、はい。俺は徳重陽一です。ヨーイチって呼ばれてます」
おじぎをしながら、陽一は笑みを浮かべる。
「ヨーイチ様、この屋敷のことは他言無用でお願いします。何しろ主人は人嫌いなものですから……なにとぞ、よろしくお願いします」
「わ、わかりました」
初対面の自分に親切にしてくれた人の頼みだ。無下にはしたくない。
陽一は突然の要求に戸惑いながらも了解した。その後、陽一の了解に微笑みを返してクロードは階段をのぼって行った。
「……優しいじーさんだったな」
非常に礼儀正しく穏やかな人だった。
ただ……やはり頭頂部と常人よりすこしとんがった耳は気になったが、それよりも陽一は自分の重大な失敗に気が付いた。
「しまった! 森をどうやって抜けて帰るか聞き逃した!!」
急いでクロードの後を追うため急いで階段をのぼろうとししてコケた瞬間、
「えっ」
……おびただしい数のナイフが目の前の絨毯に刺さった。
「……あ…あぁ……」
あまりの突然な出来事に変な声しか出なかった。
そのまま進んでいたら最悪蜂の巣、よくても足が針の山状態になるところだった。
さっきまで色々なことがありすぎて陽一は理解が追い付かない。ただわかっているのはーーー
ーーカツン、カツン
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