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第七章 王太子の偏愛 王国騎士団 & 王国民
1・舞踏会に咲く毒花
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王都の中心からやや外れた場所に、貴族のタウンハウスが立ち並ぶ一角がある。
今夜は王家が主催する舞踏会が行われており殆どの貴族が王城へ集まっている、だからなのか普段でも閑静なその場所は、常よりも静寂に包まれていた。
そんな静かな夜道を二人の男が話をしながら歩いている、どこかの貴族の使用人だろうか、話の内容は当主に対する愚痴ばかりだ。
「ちぇっ、通いとかやってらんねぇよな」
「ああ、他所は住込みが普通だってのにな」
「せめて賃金が良ければマシなんだが」
「旦那様はケチだから、賃上げは無理だな」
「なあ、お前聞いたか? 隣国で例の窃盗団が出たって話」
「ああ、聞いた。裕福な貴族が狙われるらしいな、旦那様も危なくないか?」
「アルジオン様は金満家で有名だからな、襲われそうで怖いぜ」
「ああ、でもさ窃盗団が来るとしたら夜中だろ?、俺達は通いだから大丈夫じゃないか?」
「そう言われたらそうだな、なら通いで良かったのかもな」
その時、使用人達の直ぐ近くの貴族邸で争う音が聞こえて来た、薄暗がりの中玄関が開いて黒ずくめの男達が走り出てくる。
「おい、何だよ、まさか強盗か?」
「マズい目があった、逃げよう!」
身の危険を感じた使用人達は一目散に駆け出した、しかし直ぐに黒ずくめの男達に追いつかれて囲まれる。
「「あ、あ あ、ああ……」」
武器を手にした黒服に取り囲まれた、その数は十人以上、使用人達は怯えて身を寄せ合い震える。
「こ、殺さないでくれ」
「助けて、助けてくれ」
命乞いをする使用人達に黒服達は武器を振り翳して無言で襲いかかった。
「氷針散弾」
「ぐわっ!」「がぁっ!」「ゔぅ!」
突然、黒服の男達が悲鳴を上げ、腕を押さえて武器を落とした。そこに疾風の如く現れた騎士が、藍色の髪をなびかせて踊るように黒服達を倒していく。
ドカッ!、バキッ!、バズッ!
五、六人の黒服があっという間に倒された、残った黒服が焦って逃げようと踵を返す。
「小爆火連」
「ぎゃあ!」「熱い!」「ガァァ!」
黒服達は悲鳴を上げて足を押さえた、今度はオレンジ髪の大柄な騎士が、黒服達を剛腕で倒していく。
ガツン!、バキン!、ドガン!
「ゔがぁ!」「ハガッ!」「ぐあぁ!」
十人以上いた黒服が二人の騎士にあっという間に倒された、邸の方から来た金髪の騎士が二人に向かって声を荒げる。
「ジョン、チャーリー、勝手に動くな!、戻れ!」
「でも副団長、俺達が動かなかったら、ここの二人が殺されてましたよ」
オレンジ髪の大柄な騎士『炎の剛剣』チャーリーが不満気に答えた。
「お前の詰めが甘いから取り逃すんだ、ショーネシー」
藍色髪の騎士『氷の疾風』ジョンがきつい口調で反論した。
ジョンとチャーリーは副団長に言いたい事を言うと邸へ戻って行った、そんな二人にやれやれと溜め息をついて、ショーネシーは怯える使用人二人に気遣う声を掛けた。
「怪我は無いようですね、無事で良かった。話しは後日聞きます、今夜は団員に家まで送らせましょう」
「「は、はい」」
危ない所を助けられた二人は『水の貴公子』ショーネシーに気遣われて、夢見心地で返事をした。
後日二人は、この日見た『氷の疾風』の速さだとか『炎の剛剣』の力強さだとか、ジョンとチャーリーの凄さを酒場で自慢しまくった。
残念な事に『水の貴公子』の話は一言も出なかった。
騎士団員が城下で戦っていたのと同じ頃、王城内では貴族達が社交場という戦場に立っていた。
◆◇◆◇◆◇
社交場には美しい花も咲けば毒花も咲く、綺麗な蝶もいれば毒蛾もいる。
王家主催の今夜の舞踏会は、新しく授爵した者や陞爵された者のお披露目を兼ねていた。
お披露目の後、王太子とその婚約者が舞踏会の始まりのダンスを披露する。
貴族達は二人を好意的な眼差しで見ていたが、イザベラだけは忌々しげに二人を睨みつけていた。
イザベラ・アルジオン伯爵令嬢は赤髪赤眼をした中々の美女だが、社交界では毒花と呼ばれている。
これまで彼女と婚約した相手は、全て相手の有責で婚約を破棄または解消しており、毎回アルジオン家は違約金を手にしていた。
アルジオン伯爵が色欲と金欲に旺盛な事は有名だが、娘のイザベラも又その気質を受け継いでいた。
イザベラが睨みつける中、ダンスを終えた王太子とその婚約者は、周囲に集まった貴族達の挨拶に応え始めた。
シャーロットはホッとしたのか、顔も体も緩んで力が抜けている。王太子はそんな彼女の腰に手を回して体を支えている、二人の仲は良好なようだ。
面白くないイザベラは二人を睨む目力が更に強くなり、扇を握る力も一段と強くなる。
国内で王太子妃を探し始めた頃、イザベラには婚約者がいて、婚約を解消した時には、シャーロットが婚約者に内定していた、僅かな差でイザベラは王太子妃の座を逃したのだ。
シャーロットのブリガン家よりもイザベラのアルジオン家の方が格上で、もう少し早く婚約が解消されていれば、イザベラが王太子妃だったかもしれない。
王太子が好きだとか王太子妃になりたいとかでは無い、容姿も第二王子の方が断然好みだった、ただ王太子妃のお金は欲しかった、目の前にそれが有ったのだから悔しく思うのも当然だ。
恨めしい思いで二人を見ていると不意に夜会場の一角が騒めいた、普段は舞踏会や夜会に出席しないダルトン殿下が、王家の主催だからかフロアに降りて来たのだ。
【夜の天使】は大人の貴族女性の間で絶大な人気を誇っている。結婚後もそれは変わらず、寧ろ後腐れなく遊べるではと、更に人気が過熱していた。
そして第二王子妃が身重で社交場にいない今が狙い目だと、女性達はダルトン王子の周りを取り囲む。イザベラもふらふらと彼に近づき群がる蝶の仲間になった。
「ダルトン殿下、アルジオン伯爵家のイザベラがご挨拶を申し上げます」
ダルトンがイザベラに顔を向けた。
「アルジオン伯爵令嬢か、婚約の件は残念だったな」
イザベラは初めて間近で見るダルトン王子の美しさに圧倒された、彼はワイングラスを片手にイザベラを見ている。
輝く星を散りばめた夜空の瞳、照明で青みが強くみえる青黒色の髪、しなやかな身のこなしは優雅だが、ピリピリとした緊張感を醸し出している。
まさに危険な【黒豹】彼から目が離せない。
美しい顔に浮かぶ蠱惑的な表情や、ふとした仕草の色っぽさ、体に纏う香水と垂れ流されるフェロモンに、周囲の女性達はうっとりと彼に見惚れている。
……ダルトン殿下、何て美しい人なの……
これまで何度も婚約解消をしているイザベラに有利な婚約話はもう来ないだろう、元々イザベラは婚姻に夢を求めていなかった。
……愛人で良い、この極上の男が欲しい……
彼女は初めて金銭に関係なく心が動いた、ダルトンはお金より遥かに魅力的な男だった。
…どうしたら私のモノに出来るのかしら…
◆◇◆◇◆◇
同じ頃、娘とは離れた場所にいたアルジオン伯爵は、馴染みの貴族達と話をしていた。
「アルジオン伯爵、例の件、今年も宜しくお願いしますよ」
「ははは、お任せ下さい」
毎年、御前試合の勝敗で貴族達は密かに賭けを楽しんでいた、アルジオン伯爵はその胴元をしている。
答えるアルジオン伯爵はふと美人で有名な男爵夫人に目を留めた。
「おや、伯爵はあの男爵夫妻をご存知でしたか?、何でも事業が失敗して多額の借金を負ったとか」
「おやまあ、それが本当なら舞踏会に出席している場合では無いだろうに」
「そうだな、金策に走っていると聞いた。しかし、相変わらず美しい奥方だな」
貴族達の話を聞いたアルジオン伯爵の、夫人を見つめる瞳がギラギラと光る、それは獲物を見定めた不穏な光だ。
「そうですか、借金を……それは大変ですな」
伯爵は美人で有名な奥方の全身を舐めるように見る、豊かな胸やくびれた腰、形の良い尻に視線を這わせて、じっくりと視姦した。
「実にお気の毒な事だ」
……今日は何と良い日だろう、これほど麗しい獲物が見つかるとは……
アルジオン伯爵は密かに舌舐めずりをして獲物を狩る準備に入った。
今夜は王家が主催する舞踏会が行われており殆どの貴族が王城へ集まっている、だからなのか普段でも閑静なその場所は、常よりも静寂に包まれていた。
そんな静かな夜道を二人の男が話をしながら歩いている、どこかの貴族の使用人だろうか、話の内容は当主に対する愚痴ばかりだ。
「ちぇっ、通いとかやってらんねぇよな」
「ああ、他所は住込みが普通だってのにな」
「せめて賃金が良ければマシなんだが」
「旦那様はケチだから、賃上げは無理だな」
「なあ、お前聞いたか? 隣国で例の窃盗団が出たって話」
「ああ、聞いた。裕福な貴族が狙われるらしいな、旦那様も危なくないか?」
「アルジオン様は金満家で有名だからな、襲われそうで怖いぜ」
「ああ、でもさ窃盗団が来るとしたら夜中だろ?、俺達は通いだから大丈夫じゃないか?」
「そう言われたらそうだな、なら通いで良かったのかもな」
その時、使用人達の直ぐ近くの貴族邸で争う音が聞こえて来た、薄暗がりの中玄関が開いて黒ずくめの男達が走り出てくる。
「おい、何だよ、まさか強盗か?」
「マズい目があった、逃げよう!」
身の危険を感じた使用人達は一目散に駆け出した、しかし直ぐに黒ずくめの男達に追いつかれて囲まれる。
「「あ、あ あ、ああ……」」
武器を手にした黒服に取り囲まれた、その数は十人以上、使用人達は怯えて身を寄せ合い震える。
「こ、殺さないでくれ」
「助けて、助けてくれ」
命乞いをする使用人達に黒服達は武器を振り翳して無言で襲いかかった。
「氷針散弾」
「ぐわっ!」「がぁっ!」「ゔぅ!」
突然、黒服の男達が悲鳴を上げ、腕を押さえて武器を落とした。そこに疾風の如く現れた騎士が、藍色の髪をなびかせて踊るように黒服達を倒していく。
ドカッ!、バキッ!、バズッ!
五、六人の黒服があっという間に倒された、残った黒服が焦って逃げようと踵を返す。
「小爆火連」
「ぎゃあ!」「熱い!」「ガァァ!」
黒服達は悲鳴を上げて足を押さえた、今度はオレンジ髪の大柄な騎士が、黒服達を剛腕で倒していく。
ガツン!、バキン!、ドガン!
「ゔがぁ!」「ハガッ!」「ぐあぁ!」
十人以上いた黒服が二人の騎士にあっという間に倒された、邸の方から来た金髪の騎士が二人に向かって声を荒げる。
「ジョン、チャーリー、勝手に動くな!、戻れ!」
「でも副団長、俺達が動かなかったら、ここの二人が殺されてましたよ」
オレンジ髪の大柄な騎士『炎の剛剣』チャーリーが不満気に答えた。
「お前の詰めが甘いから取り逃すんだ、ショーネシー」
藍色髪の騎士『氷の疾風』ジョンがきつい口調で反論した。
ジョンとチャーリーは副団長に言いたい事を言うと邸へ戻って行った、そんな二人にやれやれと溜め息をついて、ショーネシーは怯える使用人二人に気遣う声を掛けた。
「怪我は無いようですね、無事で良かった。話しは後日聞きます、今夜は団員に家まで送らせましょう」
「「は、はい」」
危ない所を助けられた二人は『水の貴公子』ショーネシーに気遣われて、夢見心地で返事をした。
後日二人は、この日見た『氷の疾風』の速さだとか『炎の剛剣』の力強さだとか、ジョンとチャーリーの凄さを酒場で自慢しまくった。
残念な事に『水の貴公子』の話は一言も出なかった。
騎士団員が城下で戦っていたのと同じ頃、王城内では貴族達が社交場という戦場に立っていた。
◆◇◆◇◆◇
社交場には美しい花も咲けば毒花も咲く、綺麗な蝶もいれば毒蛾もいる。
王家主催の今夜の舞踏会は、新しく授爵した者や陞爵された者のお披露目を兼ねていた。
お披露目の後、王太子とその婚約者が舞踏会の始まりのダンスを披露する。
貴族達は二人を好意的な眼差しで見ていたが、イザベラだけは忌々しげに二人を睨みつけていた。
イザベラ・アルジオン伯爵令嬢は赤髪赤眼をした中々の美女だが、社交界では毒花と呼ばれている。
これまで彼女と婚約した相手は、全て相手の有責で婚約を破棄または解消しており、毎回アルジオン家は違約金を手にしていた。
アルジオン伯爵が色欲と金欲に旺盛な事は有名だが、娘のイザベラも又その気質を受け継いでいた。
イザベラが睨みつける中、ダンスを終えた王太子とその婚約者は、周囲に集まった貴族達の挨拶に応え始めた。
シャーロットはホッとしたのか、顔も体も緩んで力が抜けている。王太子はそんな彼女の腰に手を回して体を支えている、二人の仲は良好なようだ。
面白くないイザベラは二人を睨む目力が更に強くなり、扇を握る力も一段と強くなる。
国内で王太子妃を探し始めた頃、イザベラには婚約者がいて、婚約を解消した時には、シャーロットが婚約者に内定していた、僅かな差でイザベラは王太子妃の座を逃したのだ。
シャーロットのブリガン家よりもイザベラのアルジオン家の方が格上で、もう少し早く婚約が解消されていれば、イザベラが王太子妃だったかもしれない。
王太子が好きだとか王太子妃になりたいとかでは無い、容姿も第二王子の方が断然好みだった、ただ王太子妃のお金は欲しかった、目の前にそれが有ったのだから悔しく思うのも当然だ。
恨めしい思いで二人を見ていると不意に夜会場の一角が騒めいた、普段は舞踏会や夜会に出席しないダルトン殿下が、王家の主催だからかフロアに降りて来たのだ。
【夜の天使】は大人の貴族女性の間で絶大な人気を誇っている。結婚後もそれは変わらず、寧ろ後腐れなく遊べるではと、更に人気が過熱していた。
そして第二王子妃が身重で社交場にいない今が狙い目だと、女性達はダルトン王子の周りを取り囲む。イザベラもふらふらと彼に近づき群がる蝶の仲間になった。
「ダルトン殿下、アルジオン伯爵家のイザベラがご挨拶を申し上げます」
ダルトンがイザベラに顔を向けた。
「アルジオン伯爵令嬢か、婚約の件は残念だったな」
イザベラは初めて間近で見るダルトン王子の美しさに圧倒された、彼はワイングラスを片手にイザベラを見ている。
輝く星を散りばめた夜空の瞳、照明で青みが強くみえる青黒色の髪、しなやかな身のこなしは優雅だが、ピリピリとした緊張感を醸し出している。
まさに危険な【黒豹】彼から目が離せない。
美しい顔に浮かぶ蠱惑的な表情や、ふとした仕草の色っぽさ、体に纏う香水と垂れ流されるフェロモンに、周囲の女性達はうっとりと彼に見惚れている。
……ダルトン殿下、何て美しい人なの……
これまで何度も婚約解消をしているイザベラに有利な婚約話はもう来ないだろう、元々イザベラは婚姻に夢を求めていなかった。
……愛人で良い、この極上の男が欲しい……
彼女は初めて金銭に関係なく心が動いた、ダルトンはお金より遥かに魅力的な男だった。
…どうしたら私のモノに出来るのかしら…
◆◇◆◇◆◇
同じ頃、娘とは離れた場所にいたアルジオン伯爵は、馴染みの貴族達と話をしていた。
「アルジオン伯爵、例の件、今年も宜しくお願いしますよ」
「ははは、お任せ下さい」
毎年、御前試合の勝敗で貴族達は密かに賭けを楽しんでいた、アルジオン伯爵はその胴元をしている。
答えるアルジオン伯爵はふと美人で有名な男爵夫人に目を留めた。
「おや、伯爵はあの男爵夫妻をご存知でしたか?、何でも事業が失敗して多額の借金を負ったとか」
「おやまあ、それが本当なら舞踏会に出席している場合では無いだろうに」
「そうだな、金策に走っていると聞いた。しかし、相変わらず美しい奥方だな」
貴族達の話を聞いたアルジオン伯爵の、夫人を見つめる瞳がギラギラと光る、それは獲物を見定めた不穏な光だ。
「そうですか、借金を……それは大変ですな」
伯爵は美人で有名な奥方の全身を舐めるように見る、豊かな胸やくびれた腰、形の良い尻に視線を這わせて、じっくりと視姦した。
「実にお気の毒な事だ」
……今日は何と良い日だろう、これほど麗しい獲物が見つかるとは……
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