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第ニ章 王子の盲愛 ダルトン with メイヴィス
第二王子は幸せになる*
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「ああ、グレーシー綺麗だよ」
夫が寝屋で初めて、私の本当の名前を呼んだ。
ダルトン様が私の首筋から鎖骨に舌を這わせて、赤い花を散らせていく。いつも背後位で抱かれていたので、ここに所有印を刻まれるのも、初めて。
片手で胸をやわやわと揉み、胸の頂きを舐めて転がし、吸い上げる。もう一方の手は、脇腹を撫で下ろし秘裂を割って花芽を弄り、敏感な花弁に優しく触れる。
「ねぇ、グレーシー、気持ちいい?」
秘部を弄るダルトン様が、私に顔を近づけ視線を合わせて、聞いてくる。恥ずかしい、こんな事も今まで無かった、グレースの代わりだからか、顔も合わせて貰えなかった。
なのに今日はグレーシーとして、妻として抱いてくれている。夫が優しくて、涙が出そう。
ぴちゃっ、ちゅく、ちゅう・・・
「ひぃあっ!」
ダルトン様の舌が私の花弁を舐め始めた。
「やっ!、やめて下さい!駄目です!」
閨の教育では知っていたけど、今までダルトン様から舐められたことは無い。刺激的な愛され方にクラクラする。恥ずかしさでズリ上がる腰をがっちり固定され、更に舐められる。
じゅるっ、ぴちゃ、ぴちょ・・・
聞こえる水音が羞恥を煽る、花芽もしゃぶられ、更なる快感に襲われ、嬌声が漏れる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、」
蜜壺に指を挿入されるが、いつに無く夫に優しくされた事で、そこはもう弄らなくても愛液で潤っていた。
「グレーシー、感じてくれているんだね、嬉しいよ。もっと気持ち良くなろうか」
ダルトン様の優しい笑顔と声が嬉しくて益々潤んだソコに、ゆっくりと硬い肉棒が入ってきた。いつもより太くて熱くて私の中をギチギチに満たしていく。
「ああ、良い、グレーシー最高だ」
ダルトン様が腰を動かして、私の感じる所を攻め始める、背後からとは違う、顔を見ながらの行為に気持ちも高まり、声が止まらない。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あん」
私の声に煽られたのか、彼の動きが激しくなる。猛った肉棒をガンガン抽送されて、快感で体がビクビク震える、感じ過ぎて辛い。
今日のダルトン様は、私の快感を優先してくれる感じで、とても愛されている気分になる。
私は激しく突いてくる彼の背中に手を回して初めて抱きしめた、背後位では出来なかった事で、堪らなく嬉しい。
彼が感じて眉を顰めたり、瞳を閉じて荒い息を吐いていたり、目を眇めた色っぽい顔で私を見てきたり、全部初めて。
初めてのダルトン様を沢山見れた。
ようやく彼と夫婦になれた気分だ。
私は嬉しくて何度もイッて、ダルトン様のものをきゅうきゅう締め付けた、彼の肉棒が膨らみ圧迫感が増した後私の中で弾けた。
ダルトン様が私の頬に優しくキスをしてくる。
これまで感じた事の無い幸福感に満たされた。
「グレーシー、有難う」
「ダルトン様・・・」
私はついにグレーシーとして愛されたのだ。
◆◇◆◇◆◇
僕は昔からメイヴィス兄上が大好きだった、多分イオニスもそうだ。
頭を撫でて褒めて欲しいとか、抱き締めて安心させて欲しいとか、大きな家族愛的な好意で、兄上に対する肉欲は一切ない。
僕やイオニスは子供の頃、両親から見向きもされなかった、全てにおいて完璧な第一王子のスペアだからだ。ただ、兄上だけは僕達を可愛がってくれた、そして愛情を注いでくれた。
血統も能力も容姿も性格も、何もかも素晴らしい兄上が誇らしく憧れていて、気がついたら、兄上の丸ごと全部を好きになっていた。
そして兄上の分身が欲しくなった。
その為にグレースが必要だった。
僕がグレースに執着したのは、彼女なら兄上の色を持つ子供を、高い確率で産めそうだったからだ、グレースは兄上の色を少し薄くした髪色と瞳を持っていて、兄上とは母方の、また従兄弟にあたる。
正妃の血筋を持つグレース、陛下の血筋の僕。兄上の血統にかなり近いから、これなら何人か産めば、兄上そっくりな子供が出来ると僕は考えた。
彼女の事が欲しかったのは、彼女自身が好きだからとかではなく、孕ませたいからだ。
彼女の事を考えて興奮するのは、彼女を抱く事で兄上に良く似た子供が出来る可能性に、興奮するからだ。
でもそれも、もうどうでも良い。
グレーシーが子供を身ごもった、僕は種無しだから、産まれてくるのは正真正銘、兄上の子供だ。
彼女はもう、グレースもどきでは無い。兄上の子供を産んでくれる大切な女性だ。
実はグレーシーはグレースの母方の親族で、かなり薄いけど兄上とも血が繋がっている。グレースの代用としてグレーシーと婚姻したが、その判断は間違っていなかった。グレーシーもかなり薄くはなるが兄上と同じ色合いで、十分期待出来る。
僕は楽しみで楽しみで仕方ない。
◆◇◆◇◆◇
そして、そう遠く無い未来に僕は知る、彼女が僕の期待に応えてくれた事を、それで僕が最高に幸せになる事を。
僕の宝物は兄上にそっくりな息子、その宝物の名前は、ヴィクター。生まれて来てくれて有難う。
夫が寝屋で初めて、私の本当の名前を呼んだ。
ダルトン様が私の首筋から鎖骨に舌を這わせて、赤い花を散らせていく。いつも背後位で抱かれていたので、ここに所有印を刻まれるのも、初めて。
片手で胸をやわやわと揉み、胸の頂きを舐めて転がし、吸い上げる。もう一方の手は、脇腹を撫で下ろし秘裂を割って花芽を弄り、敏感な花弁に優しく触れる。
「ねぇ、グレーシー、気持ちいい?」
秘部を弄るダルトン様が、私に顔を近づけ視線を合わせて、聞いてくる。恥ずかしい、こんな事も今まで無かった、グレースの代わりだからか、顔も合わせて貰えなかった。
なのに今日はグレーシーとして、妻として抱いてくれている。夫が優しくて、涙が出そう。
ぴちゃっ、ちゅく、ちゅう・・・
「ひぃあっ!」
ダルトン様の舌が私の花弁を舐め始めた。
「やっ!、やめて下さい!駄目です!」
閨の教育では知っていたけど、今までダルトン様から舐められたことは無い。刺激的な愛され方にクラクラする。恥ずかしさでズリ上がる腰をがっちり固定され、更に舐められる。
じゅるっ、ぴちゃ、ぴちょ・・・
聞こえる水音が羞恥を煽る、花芽もしゃぶられ、更なる快感に襲われ、嬌声が漏れる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、」
蜜壺に指を挿入されるが、いつに無く夫に優しくされた事で、そこはもう弄らなくても愛液で潤っていた。
「グレーシー、感じてくれているんだね、嬉しいよ。もっと気持ち良くなろうか」
ダルトン様の優しい笑顔と声が嬉しくて益々潤んだソコに、ゆっくりと硬い肉棒が入ってきた。いつもより太くて熱くて私の中をギチギチに満たしていく。
「ああ、良い、グレーシー最高だ」
ダルトン様が腰を動かして、私の感じる所を攻め始める、背後からとは違う、顔を見ながらの行為に気持ちも高まり、声が止まらない。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あん」
私の声に煽られたのか、彼の動きが激しくなる。猛った肉棒をガンガン抽送されて、快感で体がビクビク震える、感じ過ぎて辛い。
今日のダルトン様は、私の快感を優先してくれる感じで、とても愛されている気分になる。
私は激しく突いてくる彼の背中に手を回して初めて抱きしめた、背後位では出来なかった事で、堪らなく嬉しい。
彼が感じて眉を顰めたり、瞳を閉じて荒い息を吐いていたり、目を眇めた色っぽい顔で私を見てきたり、全部初めて。
初めてのダルトン様を沢山見れた。
ようやく彼と夫婦になれた気分だ。
私は嬉しくて何度もイッて、ダルトン様のものをきゅうきゅう締め付けた、彼の肉棒が膨らみ圧迫感が増した後私の中で弾けた。
ダルトン様が私の頬に優しくキスをしてくる。
これまで感じた事の無い幸福感に満たされた。
「グレーシー、有難う」
「ダルトン様・・・」
私はついにグレーシーとして愛されたのだ。
◆◇◆◇◆◇
僕は昔からメイヴィス兄上が大好きだった、多分イオニスもそうだ。
頭を撫でて褒めて欲しいとか、抱き締めて安心させて欲しいとか、大きな家族愛的な好意で、兄上に対する肉欲は一切ない。
僕やイオニスは子供の頃、両親から見向きもされなかった、全てにおいて完璧な第一王子のスペアだからだ。ただ、兄上だけは僕達を可愛がってくれた、そして愛情を注いでくれた。
血統も能力も容姿も性格も、何もかも素晴らしい兄上が誇らしく憧れていて、気がついたら、兄上の丸ごと全部を好きになっていた。
そして兄上の分身が欲しくなった。
その為にグレースが必要だった。
僕がグレースに執着したのは、彼女なら兄上の色を持つ子供を、高い確率で産めそうだったからだ、グレースは兄上の色を少し薄くした髪色と瞳を持っていて、兄上とは母方の、また従兄弟にあたる。
正妃の血筋を持つグレース、陛下の血筋の僕。兄上の血統にかなり近いから、これなら何人か産めば、兄上そっくりな子供が出来ると僕は考えた。
彼女の事が欲しかったのは、彼女自身が好きだからとかではなく、孕ませたいからだ。
彼女の事を考えて興奮するのは、彼女を抱く事で兄上に良く似た子供が出来る可能性に、興奮するからだ。
でもそれも、もうどうでも良い。
グレーシーが子供を身ごもった、僕は種無しだから、産まれてくるのは正真正銘、兄上の子供だ。
彼女はもう、グレースもどきでは無い。兄上の子供を産んでくれる大切な女性だ。
実はグレーシーはグレースの母方の親族で、かなり薄いけど兄上とも血が繋がっている。グレースの代用としてグレーシーと婚姻したが、その判断は間違っていなかった。グレーシーもかなり薄くはなるが兄上と同じ色合いで、十分期待出来る。
僕は楽しみで楽しみで仕方ない。
◆◇◆◇◆◇
そして、そう遠く無い未来に僕は知る、彼女が僕の期待に応えてくれた事を、それで僕が最高に幸せになる事を。
僕の宝物は兄上にそっくりな息子、その宝物の名前は、ヴィクター。生まれて来てくれて有難う。
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