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メイドは夢を砕かれる*
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サラは王城に下働きのメイドとして勤務している。
貧乏な男爵家の五女として生まれ、貴族的な暮らしとは程遠く、もちろん貴族学校に通う金も無く、平民とほぼ変わらない生活を送っていた。
ろくにマナーも習っていない貧乏貴族が働ける所は少なく、さまざまなツテで王城勤務のメイドになれた時は、人生最大の幸運だと思っていた。
高位貴族や、文官、騎士達に見初められて婚姻も出来るかもと夢が膨らんだ。
高位貴族や王族は美形が多く、遠くから見るだけでも心が弾んだ。
サラは美しい物が大好きだった、花や、アクセサリー、美しければ何でも心を惹かれた。
数年勤務して信用を得ると、王子様方の執務室に短時間で終わる清掃で入室出来るようになり、その時こっそり盗み見たダルトン殿下は、美し過ぎて本当に同じ人間なのかと、ため息が出た。
今、ダルトン殿下の執務室からグレース嬢が足早に出て行った。
中には殿下だけのはずなので、室内を片付ける為、軽くノックをして入室した。
入室許可の返事が聞こえなかった様な気がしたが、いつも優しい殿下の顔が頭に浮かび、護衛の騎士と軽く顔を合わせて静かに部屋に入った。
殿下は一番奥のテラスに続く窓から庭園を眺めていた様だ。
距離があったので、やはりノックが聞こえていなかったのかも知れない。
物思いに耽っているご様子だったので、出来るだけ静かに片付けていたが、気がつくと、殿下がすぐ近くにきていた。
気配に気づいた私が、振り向くより早くメイド服の背中を掴まれて、引き摺られ隣室のベッドに投げられた。
突然の事で、私の身に何が起きたのか分からなかったが、どうやら殿下の仕業らしい事を理解したので、殿下に理由を問おうとしたら
「で、殿下、何をなっ!!」
ばん!!
いきなり左頬を叩かれた。
衝撃で頭が揺れ、数分、意識が飛び体が動かせない。
ぼんやりとした視界に、殿下が何が動いてる姿が見てとれた。
意識がはっきりすると、両手が括られてベッドに固定されていて、仰向けに横たえられ、足が大きく開かれていた。
足元にはダルトン殿下がいて、私の下着を下ろそうとしていた。
事態を理解した私は、これから起こる事を悟り、殿下に静止の言葉をかけようとした。
「殿下、どうかお許し下さい。こんなことをなさっ!!」
ばん!!
今度は右頬を叩かれた。
殿下の青紺色の瞳は、これまで見たこともない程、暗く翳っていて、優しかった殿下とのギャップで、私の頭は混乱して恐怖心が込み上げて、体がすくむ。
殿下は私が恐怖に震えて動けないのを見てとると、下着をいっきに剥ぎ取り、それを私の口に押し込んだ。
「うるさい女は、嫌いなんだ。それに、お前はグレースじゃないから、声を聞きたくない、興がそがれるからな」
『お前はグレースの代用品だ』
殿下の目はそう言っていた、そしてそれを裏付けるように、私の顔を枕で隠した、そして私は、サラでも、グレース嬢でもない、ただの女になった。
「グレース、ああぁ、グレース・・・」
殿下の色っぽい声と、くちゅくちゅと恥ずかしい音が聞こえて、未来の夫のために守ってきた純潔を、これから散らされるのだと絶望し、涙が溢れる。
視界を塞がれているので、何が起きているのか分からない。
聴覚で探っていると、誰も触れた事のない場所を指で開かれた。
そして、濡れて熱いものをそこに当てられ、くちゅくちゅと音をたて擦られる。
今まで経験した事のない快感を体に感じた、秘部に殿下の硬い竿の先端が何度も擦り付けられて、背中がぞくぞくする。
「グレース、グレース!、愛してる!」
花芽を擦られ軽い快感を感じていた蜜壺の入り口に、殿下の肉棒の先が当たった直後、強引にソレを押し込まれた。
「ゔゔぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
まだそれほど濡れてもいないソコは、凶悪な肉棒でめりめりと押し広げられて、サラに強烈な痛みをもたらした。
あまりの痛さに涙が溢れて止まらない。
『痛い、痛い、痛い、痛い』
強烈な痛みと衝撃が、サラの体を襲う。
体が引き裂かれるようだった。
いつか大切な人が出来た時に、優しく身体を重ねると思っていた、なのに自分はサラではなく、ただの女として乱暴に扱われている。
嗚咽が漏れ、サラの心も泣いていた。
「んふっ、ふっ、ふっ」
言葉では訴えられないが、サラの体の強張りを感じてか、殿下は暫く動かなかったが、やがて、ゆるゆると腰を動かして慣らすと、ゆっくりと抽送を始めた。
ようやく濡れ始めた愛液と肉棒のぬめり破瓜の血を潤滑剤として、ダルトンの動きが早くなる。
「グレース、気持ち良いよ・・・凄い締め付けてくるね、君も感じてる?・・・あぁ
良いよ、良い、好きだ、グレース・・・」
ダルトンの浮つく声が囁くのは、グレースへの言葉だけだ。
いま抱かれているのはサラなのに、グレース嬢でもサラでもない私は何なのか・・サラの心は空虚になっていく。
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
ぐちゅ、グチュ、くちゅ、ちゅく
殿下が腰を打ちつける度に、水音が響く
最早サラはこの苦行が少しでも早く終わる事を願っていたが、性交に慣れはじめた体は、快感を拾い始めた。
ダルトンの下半身の動きが早くなり、胎内に感じる殿下の肉棒が、大きくなったかと思うと、これまでより強く、深く、子宮を穿ち、最奥を抉り、与えられる快感で、頭が蕩けそうになった頃、亀頭から胎内に勢いよく子種が放出され、更なる絶頂がサラを襲った。
初めて知る絶頂の後の快感が甘い痺れと共に細波のように全身に拡がっていく。
まだ余韻に浸るサラの体は、対位をかえられ再び、剛直で貫かれた。
「ぅんゔぅぅぅー」
一度目の性交で暴かれたサラの感じる場所を勢いよく擦られ、過ぎた快感で背中が仰け反る。
何とかやり過ごそうと身動きすると、腰を捕まれ引き戻されて容赦なく突き上げられる。
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
ぐちゅ、ぬちゅ、グチュ、くちゅ
ダルトンは自分の欲望を満たしているだけだが、対位が変わった事により、動く度に確実にソコを刺激され、サラは快感で意識が飛びそうになる。
もう痛みはなく、何度も与えられる快感で目の前にチカチカと星が飛び、背中や尻や太腿は震えて力が入らない。
「愛してる、愛してる、僕の最愛、あぁ
君だけだ!、愛してる!、永遠に」
そう叫びながら、ダルトンが満足する頃には、サラの下半身はベットに崩れ落ちていた。
連続して絶頂を味わい、イキすぎたサラの意識は朦朧としていて、動けなかったその間にダルトンがサラの腕を解放し、涎でグチャグチャになった下着を口から取り出し、シーツで顔を拭いた。
その後強引に何かの液体を飲まされた。
飲まされた液体が本当に避妊薬なのか分からないが、暗に、他の男の子種を仕込んで王子の庶子だと訴え、金をせびろうとしても無駄だぞ、と言われたのだ。
初めてで手酷く抱かれた後に、人格までも侮蔑され、キラキラ王子の裏側の歪みを知ったサラは、王子を恐れ、自分を憐れんだ。
キラキラした物が大好きだったサラはもういない。
彼女はこの後直ぐに、仕事を辞めた。
◇◆◇◆◇◆
数年後、サラは縁あって歳上の裕福な商人の後妻となった。
30以上歳の離れた夫は、若いサラを大層大事にしてくれて、今は毎日幸せを感じている。
貧乏な男爵家の五女として生まれ、貴族的な暮らしとは程遠く、もちろん貴族学校に通う金も無く、平民とほぼ変わらない生活を送っていた。
ろくにマナーも習っていない貧乏貴族が働ける所は少なく、さまざまなツテで王城勤務のメイドになれた時は、人生最大の幸運だと思っていた。
高位貴族や、文官、騎士達に見初められて婚姻も出来るかもと夢が膨らんだ。
高位貴族や王族は美形が多く、遠くから見るだけでも心が弾んだ。
サラは美しい物が大好きだった、花や、アクセサリー、美しければ何でも心を惹かれた。
数年勤務して信用を得ると、王子様方の執務室に短時間で終わる清掃で入室出来るようになり、その時こっそり盗み見たダルトン殿下は、美し過ぎて本当に同じ人間なのかと、ため息が出た。
今、ダルトン殿下の執務室からグレース嬢が足早に出て行った。
中には殿下だけのはずなので、室内を片付ける為、軽くノックをして入室した。
入室許可の返事が聞こえなかった様な気がしたが、いつも優しい殿下の顔が頭に浮かび、護衛の騎士と軽く顔を合わせて静かに部屋に入った。
殿下は一番奥のテラスに続く窓から庭園を眺めていた様だ。
距離があったので、やはりノックが聞こえていなかったのかも知れない。
物思いに耽っているご様子だったので、出来るだけ静かに片付けていたが、気がつくと、殿下がすぐ近くにきていた。
気配に気づいた私が、振り向くより早くメイド服の背中を掴まれて、引き摺られ隣室のベッドに投げられた。
突然の事で、私の身に何が起きたのか分からなかったが、どうやら殿下の仕業らしい事を理解したので、殿下に理由を問おうとしたら
「で、殿下、何をなっ!!」
ばん!!
いきなり左頬を叩かれた。
衝撃で頭が揺れ、数分、意識が飛び体が動かせない。
ぼんやりとした視界に、殿下が何が動いてる姿が見てとれた。
意識がはっきりすると、両手が括られてベッドに固定されていて、仰向けに横たえられ、足が大きく開かれていた。
足元にはダルトン殿下がいて、私の下着を下ろそうとしていた。
事態を理解した私は、これから起こる事を悟り、殿下に静止の言葉をかけようとした。
「殿下、どうかお許し下さい。こんなことをなさっ!!」
ばん!!
今度は右頬を叩かれた。
殿下の青紺色の瞳は、これまで見たこともない程、暗く翳っていて、優しかった殿下とのギャップで、私の頭は混乱して恐怖心が込み上げて、体がすくむ。
殿下は私が恐怖に震えて動けないのを見てとると、下着をいっきに剥ぎ取り、それを私の口に押し込んだ。
「うるさい女は、嫌いなんだ。それに、お前はグレースじゃないから、声を聞きたくない、興がそがれるからな」
『お前はグレースの代用品だ』
殿下の目はそう言っていた、そしてそれを裏付けるように、私の顔を枕で隠した、そして私は、サラでも、グレース嬢でもない、ただの女になった。
「グレース、ああぁ、グレース・・・」
殿下の色っぽい声と、くちゅくちゅと恥ずかしい音が聞こえて、未来の夫のために守ってきた純潔を、これから散らされるのだと絶望し、涙が溢れる。
視界を塞がれているので、何が起きているのか分からない。
聴覚で探っていると、誰も触れた事のない場所を指で開かれた。
そして、濡れて熱いものをそこに当てられ、くちゅくちゅと音をたて擦られる。
今まで経験した事のない快感を体に感じた、秘部に殿下の硬い竿の先端が何度も擦り付けられて、背中がぞくぞくする。
「グレース、グレース!、愛してる!」
花芽を擦られ軽い快感を感じていた蜜壺の入り口に、殿下の肉棒の先が当たった直後、強引にソレを押し込まれた。
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まだそれほど濡れてもいないソコは、凶悪な肉棒でめりめりと押し広げられて、サラに強烈な痛みをもたらした。
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強烈な痛みと衝撃が、サラの体を襲う。
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いつか大切な人が出来た時に、優しく身体を重ねると思っていた、なのに自分はサラではなく、ただの女として乱暴に扱われている。
嗚咽が漏れ、サラの心も泣いていた。
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言葉では訴えられないが、サラの体の強張りを感じてか、殿下は暫く動かなかったが、やがて、ゆるゆると腰を動かして慣らすと、ゆっくりと抽送を始めた。
ようやく濡れ始めた愛液と肉棒のぬめり破瓜の血を潤滑剤として、ダルトンの動きが早くなる。
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ダルトンの浮つく声が囁くのは、グレースへの言葉だけだ。
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ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
ぐちゅ、グチュ、くちゅ、ちゅく
殿下が腰を打ちつける度に、水音が響く
最早サラはこの苦行が少しでも早く終わる事を願っていたが、性交に慣れはじめた体は、快感を拾い始めた。
ダルトンの下半身の動きが早くなり、胎内に感じる殿下の肉棒が、大きくなったかと思うと、これまでより強く、深く、子宮を穿ち、最奥を抉り、与えられる快感で、頭が蕩けそうになった頃、亀頭から胎内に勢いよく子種が放出され、更なる絶頂がサラを襲った。
初めて知る絶頂の後の快感が甘い痺れと共に細波のように全身に拡がっていく。
まだ余韻に浸るサラの体は、対位をかえられ再び、剛直で貫かれた。
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ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
ぐちゅ、ぬちゅ、グチュ、くちゅ
ダルトンは自分の欲望を満たしているだけだが、対位が変わった事により、動く度に確実にソコを刺激され、サラは快感で意識が飛びそうになる。
もう痛みはなく、何度も与えられる快感で目の前にチカチカと星が飛び、背中や尻や太腿は震えて力が入らない。
「愛してる、愛してる、僕の最愛、あぁ
君だけだ!、愛してる!、永遠に」
そう叫びながら、ダルトンが満足する頃には、サラの下半身はベットに崩れ落ちていた。
連続して絶頂を味わい、イキすぎたサラの意識は朦朧としていて、動けなかったその間にダルトンがサラの腕を解放し、涎でグチャグチャになった下着を口から取り出し、シーツで顔を拭いた。
その後強引に何かの液体を飲まされた。
飲まされた液体が本当に避妊薬なのか分からないが、暗に、他の男の子種を仕込んで王子の庶子だと訴え、金をせびろうとしても無駄だぞ、と言われたのだ。
初めてで手酷く抱かれた後に、人格までも侮蔑され、キラキラ王子の裏側の歪みを知ったサラは、王子を恐れ、自分を憐れんだ。
キラキラした物が大好きだったサラはもういない。
彼女はこの後直ぐに、仕事を辞めた。
◇◆◇◆◇◆
数年後、サラは縁あって歳上の裕福な商人の後妻となった。
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