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チョココロネを昔尻で潰したときの絶望感はそれはもう……

事情説明

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視点が何回か変わります

~〇~〇~〇~〇~

「ス…ズ……!ス…様…!」

……この声は…キョンシーさん?

「スズ…様……すみま…」

また謝った、もう私よりも謝ってるんじゃないかな?それはないか

──・──・──

「んー、腰が痛い」

起きたは良いけどここどこだろう?作りは宿屋に似てるけど…

ベッドから下りると少しよろめく。急いで近くの椅子に捕まる
危なかった…とりあえず窓の外を見よう

「…もしかして、ギルド?」

うん、多分ギルドだ
見たことある店があるし何よりあの宿屋が見える

えっと、私何してたっけ?確かキョンシーさんに馬鹿馬鹿言ってた気が…その後意識が落ちて…
じゃあキョンシーさんが私をここまで運んでくれたのかな?

だとしたら、お礼を言わなきゃ

──・──・──

「……スズ様!?」

扉が開く音と共にキョンシーさんの驚いた声がして振り向く

「あ!キョンシーさん!良いところに!」

こう言うのは、はやめに言ったほうが後から言いそびれないから今言っちゃお!

「キョンシーさんがここに運んでくれたんだよね?ありがと…」

「貴女は…」

「キョンシーさん?」

ぎゅっとキョンシーさんは私を抱き締めると

「いつも私を混乱させる…」

「………」

「…私にはこの感情は制御出来ないんです」

「キョンシー、さん?」

この感情?
顔を上げてキョンシーさんを見るとあっちも私を見つめている
………何だろう?この緊張感は
と思ったらフッとキョンシーさんが笑う

「だから、もう無茶な事はしないで下さい。分かりましたか?」

「ええと…うん」

ごめんキョンシーさん、多分半分も分かっていないと思う

「…分かってない様ですね」

ギクッ

「い、いや?ただちょっと…何て言うか…」

言い訳が思い付かない!

「…まぁ、良いです。(罰ゲームしますから)これからもよろしくお願いします、スズ様」

そう言うとキョンシーさんはお札を少し持ち上げて私の額にキスをした(これが罰ゲーム)

「っ!?」

思わず両手で前髪を押さえてキョンシーさんを見上げる

「無防備過ぎます、スズ様」

「……」

…私今の自分がどんな顔してるか凄い分かる
酸欠の金魚見たいに口パクパクして何か言おうとしてるんだけど声が出ない
はたから見たら変人

「では、私はラン様達を呼んできます。スズ様はその赤い顔を冷まして下さい(他の男に見せたくないので)」

「っ~~~」

キョンシーさんが出ていくと体の力が抜けて床に座り込む

「赤くしたのは、キョンシーさんじゃん」

誰も居なくなった部屋でポツリと呟いた

──・──・──

キョンシーside

「ラン様、マスターが目を覚ましました」

「本当かい!?分かった、ちょっと待ってね」

私の報告を受けるとラン様は急いで部屋を飛び出した
多分、ルミ様達を呼びに行ったのだろう

数分して戻って来ると真剣な顔で

「…それで、君はスズちゃんに打ち明けるのかい?」

「はい」

本当は秘密にした方が良い…が今回の事は完全に私のつめが甘かった
このまま本当の事を話さないでいると絶対スズ様は自分を責める、私はそんな姿は見たくない

「…そっか、じゃああの四人が来る前にスズちゃんに伝えに行こうか」

「はい」

──・──・──

スズside

そう言えば学園どうなったんだろう?
初日から欠席って形なんだろうけど…何か嫌だなぁ

ボーッとしていると扉が開きランさんとキョンシーさんが入ってきた

「スズちゃん、大丈夫?」

「はい、大丈夫です。あの…ランさん、色々ありがとうございます」

「あー、いや…うんどういたしまして(僕の情報が足りなかったせいでもあるからなぁ…)」

どうしてランさんは複雑な顔をしてるんだろ?
あ、もしかして私が座ったままお礼を言ったから不機嫌になったとか!?
だとしたら!

「ちょっと、待って下さいランさん…」

「え?」

さっきは転びそうになったけど今回はしっかりと立てた、何だこつをつかめば簡単だ
そして、呆然としているランさんに向き直ると深々と頭を下げる

「すいません、ランさん。座ったままお礼を言うなんて失礼でした
改めて、ありがとうございまs!?」

「スズちゃん!?」

あぁ、調子にのった罰だ
深々と頭を下げた時、両手は足の膝小僧に置いて体を支えてたんだけど
こう…汗でね?ツルッと滑ってもう目の前には床……
目を閉じて落ちる瞬間の痛みに備える

…………あれ?痛みがない…

「マスター、大丈夫ですか?」

「キ、キョンシーさん」

目を開けるとキョンシーさんが片手で私を抱き止めている

あ、危なかった…

「ありがとう、キョンシーさん」

「いえ」

キョンシーさんは私をベッドの縁に座らせるとランさんが慌てたように近付く

「スズちゃん、あんまり無理はしなくて良いから
それに僕はギルドマスターだから存分に頼って貰って大丈夫」

「あ、ありがとうございます…」

うぅ、完全に裏目に出た…しょうがない、仕事を頑張って恩返ししよう

──・──・──

「でも、本当に良かった…丸1日ずっと寝てたんだよスズちゃん」

「え!?丸1日!?」

だから腰が痛かったんだ…
でも、何でそんなに寝てたんだろう?寝不足だったかな?

「どうして私そんなに寝てたんですか?」

「それが僕にも分からなくてね…医者も原因が分からないそうだ」

「……多分、私のせいです」

「キョンシーさん?」

キョンシーさんのせいって…どういう事だろう?

「…昔、噂で聞いたのですが私達死隷は体が死んだ身…だから光魔法で回復の呪文を使っても無意味何です
主人が死隷に使う以外は…」

初耳だけど…
でもそれと私が丸1日寝ていた事に何の関係があるんだろう?

「…私達死隷は体が死んでいます
だから死んだ体を治そうとしても魔力だけでは足りなく直ぐに腐っていきます、でもそこに命を注げば…」 

「…つまり、寿?」

寿命…

「…確かではありませんが、マスターが丸1日寝ていた原因はそれしかありません」

「……」

「……」

「……」

「…え?終わり?」

「「は?」」

うわ、息ぴったり

「マスター聞いてましたか?寿命ですよ?」

「スズちゃん…もしかして知ってたの?」

二人が訝しげに私を問い詰める

「ちゃんと聞いてたよ!それに私も今の話は初めて聞いたし…」

ついでに主人しか使えない事も

「でももう使った後だし原因も分かったし…」

寿命って言われても正直あんまりピンとこない
まぁ、死ぬのは誰だって嫌だけど「今、貴方の寿命が減りました!」って言われても普通信じないでしょ?
原因が分かったなら次に寿命が減らないようにすればいいしね

「それに、今度からはキョンシーさんが絶対に傷を負わなければ良いんだよね?」

「っ…」

でもそれ無理ゲーだよね…あ!そうだ良いこと考えた!

「ちょっと待ってねキョンシーさん」

「?」

「えーと…『創造魔法を展開する 真造』…良し、出来た!はい!キョンシーさん」

「…これは…」

私が創造魔法で作ったのはピアス…まぁ耳飾りの方が合ってるかな?
複数の布で出来た紅色の小さな長方形を金色の留め具で纏めた物
本当は石とか宝石が良かったんだけど何か違うなぁと思ったからこの耳飾りにした

「ピアス、と言うよりは耳飾り何だけど…これを付けてたらとりあえず大体からは身を守れるよ」

「……は?」

「ちょっと待って!スズちゃん…もしかしてその耳飾りに何か細工をしたの?」

「え?細工って言うか…いくつかの能力を付与しただけですが…」

「………」

「え?ど、どうしてそんな事聞くんですか?」

唖然としたように固まるランさん

も、もしかして物に能力を付与するのって法律で禁止されてたり!?

「…多分マスターが考えてる事と逆の事でラン様は驚いています」

「え?そうなの?私法律で禁止されてるのかと思ったんだけど…」

キョンシーさんは困った様に私に視線を向ける

「………スズちゃん、絶対にその力は人に…誰にも教えちゃ駄目だからね?」

どういう事だろう?転生者は皆全属性だからこの創造魔法も使えるはず…
……まさか属性じゃなくて

「物に能力を付与するのってヤバかったりして…」

「するねぇ…」

………うそん

「な、何でですか!?転生者は皆全属性で…」

「これは属性じゃなくて体質の問題何だよ
スズちゃん、確かに転生者は全属性持ちだけど物に能力を付与する事が出来る転生者はある時を境に全く来なくなったんだ」

ある時を境に?それってどういう事?

「…魔族と人族が戦争を始めたとき転生者は現れて勇者となり自分の仲間に能力を付与した武器や防具を上げたんだ
その結果、無事に魔王は倒せたけど勇者は直後に殺されたんだ…自分の仲間の手によって」

「え…?」

仲間の手によって…殺された?

「驚いた事にその事を知ってるのは一部の王族のみ
国民には勇者は魔王と相討ちになったと聞かされてる」

「何でそんな事…それに勇者を殺す理由だって…」

「理由は分からない、だけど不思議な事にその事があってからどんなに強くてもどんなに性格が良くてもやって来る転生者は
皆、物に能力を付与する事が出来なかった
…だけど、スズちゃんがそれを出来てしまった」

「………」

「…だからスズちゃん、絶対に人前で使ってはいけない
僕とスズちゃんとキョンシー君、この3人の秘密だ」

真剣な顔でランさんは言うと私達が頷いたのちクルリと背を向けて扉に手をかける

「ランさん?」

「辛気くさい感じになっちゃったね、ごめんねスズちゃん
もうすぐ、ルミ達が来るだろうから外で僕は待ってるよ」

そう言うとランさんは静かに出ていった

──・──・──

キョンシーside

ラン様が出ていくと私はスズ様に向き直る

「…それでスズ様、その耳飾りは私が貰ってもよろしいですか?」

「………え?」

ポカンとした顔で私を見上げるスズ様

「もしかして、私ではなくラン様のために作った物ですか?」

だとしたら結構へこみます

「い、いや!!違うけど…でも…」

「?」

「さっきの話を聞いて怖くないの…?」

あぁ、スズ様はそんな事を気にしていたんですね

「怖くありません、と言うか私が今一番怖いのはスズ様がさっきの話を聞いて
自棄になり自殺しないかが一番怖いです」

「いや、確かに動揺はしたけど自棄になる程ではないよ…じゃあ、はい」

ホッとした顔で私を見上げるとスズ様は耳飾りを片方だけ差し出す

「?、片方だけで良いんですか?」

「うん。もう片方は私が付けるの」

お揃いだね、と少し恥ずかしそうに笑うとスズ様は自分の右耳に付けた
私も習い左耳に付けると微かにスズ様の魔力を感じる

「ありがとうございます、スズ様」

「ううん」

──・──・──

「この耳飾りには何の能力を付与したんですか?」

「えっと…まず物理攻撃、魔法攻撃無効と状態異常無効化、自己修復、念話、転移…ぐらい?」

もはや、何処から突っ込めば良いんでしょうか

まず、物理攻撃と魔法攻撃無効は分かる。状態異常無効化も

だが……

「自己修復とは何ですか?」

「名前の通り破損したり汚れたりしたら魔力を使って自動で直せるって意味だよ?」

「では、念話と転移は?」

「片方の耳飾りを付けている人と遠くに居ても話せたり逆にそっちに飛べたりするんだけど…」

「……」

なるほど、ラン様の話を聞いて少し疑っていたが確かにこれは隠した方が良いですね

それに、私はスズ様に話さなければいけないことがある

「…スズ様、私からお話があります」

「な、何?」

ビクッとするスズ様を疑問に思いながらもしゃがんでお礼越しではあるが目を合わせる

「最初に謝らせて下さい、スズ様
私は貴女を守ろうとしたのに自分のつめが甘かったせいで結果的にスズ様を傷付けてしまった…」

「………え?」

「そもそも、私はスズ様との約束を破ってしまいました…朝まで一緒に寝る、という約束を」

「………………」

呆然とするスズ様を見て心臓が何かに締め付けられたかのように痛む
でも言わなければいけない

「私はスズ様に内緒でラン様に…」

──・──・──

10分…ゆっくりと私は話した
もしかしたらもうスズ様と話せるのはこれが最後かもしれない
そう思うとこの1秒1秒がとても大切になる

私はやはりスズ様に捨てられるのだろうか?

「……キョンシー、さっ…私…私のせいで…ごめん、なさっ」

「スズ様!?」

と思ったら突然、スズ様は泣き出した

困った…今まで泣いている女性をことは合ったがスズ様にはあんな事をしたくない…

「…失礼します」

ソッとスズ様の横に座ると抱き締める
そのまま泣き止むまで待つと抱き締めていた腕を離す

「キョンシーさん…」

「はい、何でしょうか?」

「こんな不甲斐なくてごめん」

「……」

あぁ、やっぱり…スズ様は自分のせいにしてしまう

「…スズ様、前に私は言いましたよね?貴女をお慕い申し上げます、と」

「え?う、うん…」

不思議そうな顔をするスズ様の頭を撫でる
丸1日寝ていたはずなのにサラサラなのが私にとっては不思議だ

「あの時には、主人として私は慕っていると言う意味でした」

あの時は…ね

「でも、今は違います」

立ち上がりスズ様の前に膝まずくとあの時の様に手を取り甲にキスをする

「『私は貴女をお慕い申し上げます』…今は貴女を、スズ様自身を慕っています」

「………」

凄い真っ赤だ、対する私も緊張しているが
スズ様の目を見ると戸惑いと不安と…自惚れでなければ嬉しさが見える

「……スズ様、一応これでも告白したつもり何ですが…」

だが、流石にこの状態を維持するのは私には難しい

「こ、告白…ちょっと待って!」

深く数回、深呼吸を繰り返すとスズ様は真っ赤…を通り越して顔から湯気が出ている気がする

──・──・──

スズside

し、心臓がバクバクうるさい…キョンシーさんに握られてる手も震えてるし…
…深呼吸…
私は本当にキョンシーさんの事が好き?

ソッと自分に問い掛ける

……好き…いつからか分からないけど…好き、大好き

そう思うと心が甘く暖かくなる

…しっかりと自分の気持ちを確認したらもっと緊張してきた…

お、お落ち着こう!私!
もう一度深呼吸、深呼吸…

…よし

「……キョンシーさん、わ、わわ私も…す、き…です」

か、噛んだぁぁ!!でも言えた…

「…本当、ですか…?」

「っ、うん…」

「……私は、他の人間に比べると束縛心が強くもしかしたらスズ様を監禁するかもしれませんよ?」

何それ初耳
でも…

「…良いよ、しても」

「っ…」

それがキョンシーさんの愛し方なら…私は構わない
…ちょっと恥ずかしいけど

「でも、私だって嫉妬心強いからね!」

私が自信満々に言うとキョンシーさんは面食らう

「…それは気を付けなければいけませんね、私がスズ様に監禁されるかも…」

クスクスとキョンシーさんは笑うと私の横に座る

…何だかまだ夢見心地な気分

「…スズ様」

「ん?…」チュッ

ふと、キョンシーさんに呼ばれて横を向くと同時に唇に冷たくて柔らかいものが当たる…
私が呆然としているとおもむろにキョンシーさんは立ち上がり

「…残念ながら二人の時間はここまでの様です、スズ様」

え?と私がキョンシーさんを見上げるのと扉が開くのはほぼ同時だった…


~〇~〇~〇~〇~


今回書くのが一番大変でした
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              
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