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本編
監禁生活二日目⑦ 蓮side
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食事も済ませ現在、食器を片してる最中。
理人があんなに嬉しそうに食べてくれ安心したし、正直嬉しかった。
だから浮かれ過ぎてたのかもしれない。あんな、害虫の存在に気付かなかったなんて。
粗方片付けを終え、理人の待つお部屋に戻ると「んー?」と何やら考えてる様子の理人。
「どうしたの?」
と声をかけると、「ヒートが終わったかも」と、答える理人。
あのやぶ医者め……「5日は持つよきっと~!」とか言ってたはずなのにたった2日しか効果無いじゃないか…。
なんて考えてると、理人の口から考えてもいなかった言葉が出てくる。
「あのさ、蓮。俺家にそろそろ帰ろうかなって…」
「なんで?」
思わずなんで?と聞いてしまった。
やっと俺の中に閉じ込めておけると思ったのに…。でも、理人からしたら自分の生活もあるし、仕事のことだって…きっと理人は責任感が強いから、急に休んだことを悪いと思っていての発言かもしれない。
渋々、分かったと承諾をして、荷物を取りに行く。
理人の番号は調べてあるし…住所も把握済み。後は、荷物返す前にGPS付けとかなきゃ。……てか、一緒に住めばいいんじゃないの?
なんて色々考えてると、理人が会った時に持ってた鞄の中からかすかに聞こえてきたバイブ音。
「……誰?」
嫌な予感がした。
勝手に見るのは悪いと思い、荷物は没収してたけど自分から理人のスマホを確認しようとはしなかった。それが間違いだったことに画面を確認して気が付いた。
「は?……なんだ、こいつ……」
もちろん理人の周りは調べつくしていたので見覚えのある名前だった。ただ、理人とはただの同僚で、親しい面もありはしたが恋愛に発展するとかそういう風な感じではないと思ってた為、理人とも仲が良かったみたいだし無闇に消すことはしてなかった。それなのに……。
理人は俺から離れたいの?そいつの事を理人も好きって言ったらどうしよう。だめだ。理人は俺のなのに……。
嫌な感情がグルグルと渦巻き、冷静さを失わせる。
理人の荷物を元の場所に置き、代わりに調教部屋に行き、そこにあった荷物を持ち理人の居る部屋へと向かう。
ダメだ。理人……。やっと手に入れたんだ。俺から離れるなんて許さないよ…?
部屋に入ると何やら俺の雰囲気で察したのかおどおどしてる理人。それを見て可愛いなって思う反面、俺から逃げようとしてるの?って感情に左右される。
「理人。俺、理人を帰したくないんだけど…」
そう言い放ち、理人を逃がさないための道具を用意していく。
こんなことしたら余計嫌われるって分かってる…。でも、理人を他のやつに奪われる位なら嫌われても俺の中に閉じ込めておきたい。
俺の姿を見てさらに焦った理人は、帰りたい理由をずらずら述べていく。
「…~。ほら、急に休んじゃってさ、同僚のやつにも連絡しないとだし…」
同僚。その言葉に、俺の繋ぎ止めてた理性がどんどん切れかける。
「帰りたいって…その同僚って言ってるやつに会うため?」
そう言い放ち、先程持ってきたスマホを理人の前に突きつけた。
それを見た理人は、本当にびっくりしてる様子。
「なっ……。蓮!違う!和哉は……」
は???????
何…?なんで他のやつの名前を平然と俺の前で呼んでるの?しかも…下の名前で呼び捨て…。相当仲良いんだろうな。
思わず口枷を理人の喋り続けようとする口に思いっきり突っ込み装着した。
これ以上、理人の言葉を聞く余裕がない。もしかしたら本当に酷いことしてしまいそうで…。
抵抗されないよう理人を拘束した。そして、スタンガンを手に取った。
「俺の理性が落ち着くまで…お休み」
必死に首を横に振り抵抗してる、理人。こんなにも可愛くて愛おしい。
そのままスタンガンをあてる。そのまま気を失った理人。
そんな状態の理人を抱きしてた。
「可愛い。理人…。ごめんね。ごめん……」
暫くそのままの体勢から動けず、どれくらいの時間このままの状態だったか把握出来てない。
でも、離したら理人が居なくなるんじゃないか。そんな不安が付き纏う。
折角、ここまで我慢したんだ。理人を迎い入れる為頑張ったんだよ俺…。
お願いだから離れて行かないで。
未だ目を覚まさない理人に口付けをし、拘束具を外しお姫様抱っこをして、部屋を出た。
そして、向かった先は調教部屋。
ここは、理人の為に作った部屋。いっぱい可愛がるため…そして、悪い子したら身体にちゃんと教え込むために作ったお部屋。
そこの一角に置いてある、産婦人科でよく見る診察台。ただの診察台ではなく、オーダーメイドで特注して作らせた、理人専用の拘束診察台。
そこに理人を降ろす。ズボンとパンツだけ身にまとった理人の衣類を脱がせ、産まれたままの姿にすると、拘束具を取り付けた。
俺の前で他のやつの名前を呼んだお仕置しなきゃ。そして、俺の所から逃げ出そうと考えてるなら…それもダメってこと、教えこまないとね。
そして、俺は準備に取り掛かった。
理人があんなに嬉しそうに食べてくれ安心したし、正直嬉しかった。
だから浮かれ過ぎてたのかもしれない。あんな、害虫の存在に気付かなかったなんて。
粗方片付けを終え、理人の待つお部屋に戻ると「んー?」と何やら考えてる様子の理人。
「どうしたの?」
と声をかけると、「ヒートが終わったかも」と、答える理人。
あのやぶ医者め……「5日は持つよきっと~!」とか言ってたはずなのにたった2日しか効果無いじゃないか…。
なんて考えてると、理人の口から考えてもいなかった言葉が出てくる。
「あのさ、蓮。俺家にそろそろ帰ろうかなって…」
「なんで?」
思わずなんで?と聞いてしまった。
やっと俺の中に閉じ込めておけると思ったのに…。でも、理人からしたら自分の生活もあるし、仕事のことだって…きっと理人は責任感が強いから、急に休んだことを悪いと思っていての発言かもしれない。
渋々、分かったと承諾をして、荷物を取りに行く。
理人の番号は調べてあるし…住所も把握済み。後は、荷物返す前にGPS付けとかなきゃ。……てか、一緒に住めばいいんじゃないの?
なんて色々考えてると、理人が会った時に持ってた鞄の中からかすかに聞こえてきたバイブ音。
「……誰?」
嫌な予感がした。
勝手に見るのは悪いと思い、荷物は没収してたけど自分から理人のスマホを確認しようとはしなかった。それが間違いだったことに画面を確認して気が付いた。
「は?……なんだ、こいつ……」
もちろん理人の周りは調べつくしていたので見覚えのある名前だった。ただ、理人とはただの同僚で、親しい面もありはしたが恋愛に発展するとかそういう風な感じではないと思ってた為、理人とも仲が良かったみたいだし無闇に消すことはしてなかった。それなのに……。
理人は俺から離れたいの?そいつの事を理人も好きって言ったらどうしよう。だめだ。理人は俺のなのに……。
嫌な感情がグルグルと渦巻き、冷静さを失わせる。
理人の荷物を元の場所に置き、代わりに調教部屋に行き、そこにあった荷物を持ち理人の居る部屋へと向かう。
ダメだ。理人……。やっと手に入れたんだ。俺から離れるなんて許さないよ…?
部屋に入ると何やら俺の雰囲気で察したのかおどおどしてる理人。それを見て可愛いなって思う反面、俺から逃げようとしてるの?って感情に左右される。
「理人。俺、理人を帰したくないんだけど…」
そう言い放ち、理人を逃がさないための道具を用意していく。
こんなことしたら余計嫌われるって分かってる…。でも、理人を他のやつに奪われる位なら嫌われても俺の中に閉じ込めておきたい。
俺の姿を見てさらに焦った理人は、帰りたい理由をずらずら述べていく。
「…~。ほら、急に休んじゃってさ、同僚のやつにも連絡しないとだし…」
同僚。その言葉に、俺の繋ぎ止めてた理性がどんどん切れかける。
「帰りたいって…その同僚って言ってるやつに会うため?」
そう言い放ち、先程持ってきたスマホを理人の前に突きつけた。
それを見た理人は、本当にびっくりしてる様子。
「なっ……。蓮!違う!和哉は……」
は???????
何…?なんで他のやつの名前を平然と俺の前で呼んでるの?しかも…下の名前で呼び捨て…。相当仲良いんだろうな。
思わず口枷を理人の喋り続けようとする口に思いっきり突っ込み装着した。
これ以上、理人の言葉を聞く余裕がない。もしかしたら本当に酷いことしてしまいそうで…。
抵抗されないよう理人を拘束した。そして、スタンガンを手に取った。
「俺の理性が落ち着くまで…お休み」
必死に首を横に振り抵抗してる、理人。こんなにも可愛くて愛おしい。
そのままスタンガンをあてる。そのまま気を失った理人。
そんな状態の理人を抱きしてた。
「可愛い。理人…。ごめんね。ごめん……」
暫くそのままの体勢から動けず、どれくらいの時間このままの状態だったか把握出来てない。
でも、離したら理人が居なくなるんじゃないか。そんな不安が付き纏う。
折角、ここまで我慢したんだ。理人を迎い入れる為頑張ったんだよ俺…。
お願いだから離れて行かないで。
未だ目を覚まさない理人に口付けをし、拘束具を外しお姫様抱っこをして、部屋を出た。
そして、向かった先は調教部屋。
ここは、理人の為に作った部屋。いっぱい可愛がるため…そして、悪い子したら身体にちゃんと教え込むために作ったお部屋。
そこの一角に置いてある、産婦人科でよく見る診察台。ただの診察台ではなく、オーダーメイドで特注して作らせた、理人専用の拘束診察台。
そこに理人を降ろす。ズボンとパンツだけ身にまとった理人の衣類を脱がせ、産まれたままの姿にすると、拘束具を取り付けた。
俺の前で他のやつの名前を呼んだお仕置しなきゃ。そして、俺の所から逃げ出そうと考えてるなら…それもダメってこと、教えこまないとね。
そして、俺は準備に取り掛かった。
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