俺の番が変態で狂愛過ぎる

moca

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本編

番になった日

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「んっ……」

意識が戻ってきて、目を薄ら開けると、そこには見覚えのない天井が目に入る。

なんだ…このバカ広い天井…。
ていうか…どこだここ…。

ドクンッ

「あ、気が付いた?」

「あんた、さっきの…」

俺の視界に入るだけで、胸がキュッとなる。
心臓が飛び跳ねる。血管の流れが分かるくらいドクッと脈を打つ。
それと同時に、息が荒くなる。

くそ…なんだこれ、こんなの今まで無かったのに…まさか、ヒート…!?

「あんたじゃない。レンだよ。理人…」

「ハァハァ…な、んで…名前……」

後ろからトロトロと蜜が溢れ出て来るのがわかる。

名前呼ばれただけなのに、死ぬほど愛おしいという感情に襲われる。それと同時に触れて欲しいと身体が反応する。

「理人…君は俺の運命の番だ。出会った瞬間理人も感じたでしょ?ずっと会いたかったんだ…俺はね、理人…君が欲しい。」

「あ…んた、αだろ…俺じゃなくても良い奴いっぱい…居んだろ…」

くそ。自分で言いながら自分で傷つく。
他のやつなんて見ないで欲しい。俺だけを見て…俺に触れて欲しい。

出会ったばかりの奴相手にそんな感情抱くなんて信じられねぇ…。
本当にこいつ、運命の番ってやつなのか…。

「理人以外は要らない。」

ドクンッ

こんな一言で俺の全てが反応し悦ぶ。

こんなの俺の身体じゃない…。知らねぇこんな感情…。

「ハハッ…俺自身抑制剤飲んで理性保つのがギリギリなんて…。ホント信じられない…」

そう、蓮と名乗るやつがボソッと呟きながら、突然手錠の様なものを取り出すと、抵抗する間もなく俺の両手は自由を失う。

「なっ…これ、なんだよ。は、ずせ…」

「暴れるほど力が入るようには見えないけど…念の為…?まぁ、ほぼ俺の趣味。」

意味わかんない…。
趣味って、なにそれ…

理解に追いつかない俺を他所に、蓮は俺の服を捲りあげ、身体に手を這わす。

「んんっ…や、やめろ…」

俺の声を無視し、腹部を撫で回してた手が上に移動し乳首を弄りだす。

「んぁッ……/////ダメ…だ、やめて、くれ…アァ」

「フッ…いい反応だ」

指でクリクリ弄り、たまに爪で引っ掻く様に触る。それが死ぬほど気持ちよくて、前からも後ろの穴からも信じられないくらいの愛液を溢れさせる。

「あーあ、ズボンまでびちょびちょにしちゃって、理人ったら…乳首好きなんだな。初めてだから優しくしなきゃって思ったけど…こんなド変態なら、少し位乱暴にしても感じるんだろうな…。むしろそれが好きだったりして?」

「な、に言って…ぅあっ//俺はMじゃねェッ…いッッ…あぁ///」

蓮はどこからか取りだしてきた木製の洗濯バサミを俺の乳首に取り付ける。

嘘…俺……痛いのに…痛くて死ぬほど感じてるなんて…。

「身体は正直だね、理人」

そんな言葉にさえ、ゾクゾクしてしまう俺。

どうしたんだ。俺の身体…変……でも、それより…もっと触って欲しい…。

無意識に腰が浮いてヘコヘコ動いていた。

「何?下触って欲しくて我慢出来ない?」

「…!?ち、ちが…今のは違くて…///」

「ハァ…素直じゃない所も可愛いよ理人」

そう言いながらそいつは、ズボンとパンツを脱がせてきた。
窮屈だった場所から解放されて、それだけで感じてる俺がいた。

もう、意味わかんない。
気持ちいい、イキたい…。
さわって……。

「ンン…///た、のむ…もう、触って…///ちんこ触って…お願い…///」

「俺の理性飛ばす気?ハァ…理人可愛すぎ……ねぇ理人…イきたい?」

その言葉を待ってたかのように反射的に頭を上下に振る。

「ハハッ…ほんと可愛いな…。でもまだダメ。下は触らない。」

な、、んで…?

思わず目が涙で潤む。

嫌だ嫌だ。いきたい。もう、我慢できない。触って欲しい。無理。身体壊れる。

「ぁ…嫌…触って、イかせて。お願…もう……無理だ…!」

「だったら、噛んでください…だよ。番にしてってオネダリ自分からして。そしたらいくらでも触ってあげる。」

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