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第三十四話〜思いがけない告白③〜※
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「本当に嫌ならもっと本気で抵抗したら? そんなんじゃ、全然嫌がってるように見えないよ?」
……だって嫌じゃないもの。
色々それらしい事を並べ立てたって、彼に抱かれるのを、結局心の奥底では望んでるから。
私が抵抗しない事を悟ったのか拘束された手首はあっさり解放され、ワンピースを裾から捲り上げた彼は、総レースのショーツに鼻先を埋めた。
ショーツ越しに伝わる温かい吐息に、頭に血が昇るほどの羞恥に襲われる。
「えっちな匂いする。……ねぇ舐めていい?」
「やっ! シャワーしてないから絶対にいや! それだけはダメ!! そんな事するなら、もう二度と会わない!」
脚をジタバタさせ必死に抵抗する私にようやく理解を示したのか、スッと通った鼻筋はショーツから離れた。
その時、小さく舌打ちが聞こえたような気がしないでもないけど。
子供みたいにスネる彼の機嫌を取るように「怒らないで」と媚びるような態度を見せれば、一気に柔和な笑みを浮かべた彼が「じゃあ、もう挿れていいよね?」とすかさず問う。
返事をする間も無く下着を下ろされ、入口に熱い屹立をあてがわれた。
少し周りを擦っただけで、すぐに彼を受け入れるほどの蜜で滴る。
流されてるのは充分過ぎるほど分かってる。
それなのに、あの濁りのない綺麗な瞳に見つめられると、どうしても抗えなくなってしまう。
これほどの激しい感情をぶつけられて、嬉しいと思ってしまう自分がいるから。
結局、私は彼に求められたら拒めない。
「ん……ほっしー、ほっしぃ。きもちいい……そこきもちいいのぉ……」
「千輝って呼んでよ」
揺さぶられながら、脳裏まで犯すような甘い声で可愛いおねだりをされる。
私が甲高い声を漏らす度、彼は苦しそうに眉を顰め甘い吐息を吐いた。
「ち、あき……ちあき、あ、あぁっ! ちあき、す……」
悶えるような快感に飲み込まれながらも、すんでのところでハッと我に返る。
私、今何を言おうとしてた?
これは違う。
求められて肌を合わせる悦びに、つい勘違いしただけ。
ただそれだけ。
「本気で好きだから。俺の事ちゃんと見て?」
「ぁっ! またきそう……イク、イっちゃ……」
最奥を抉られるように何度も貫かれて、元カレとは最後まで知り得なかった快楽に身も心も委ねる。
愛しさを滲ませた柔らかい瞳に見つめられ、唇と一番深いところを同時に塞がれたまま、彼と共に何度目かの絶頂を迎えた。
……だって嫌じゃないもの。
色々それらしい事を並べ立てたって、彼に抱かれるのを、結局心の奥底では望んでるから。
私が抵抗しない事を悟ったのか拘束された手首はあっさり解放され、ワンピースを裾から捲り上げた彼は、総レースのショーツに鼻先を埋めた。
ショーツ越しに伝わる温かい吐息に、頭に血が昇るほどの羞恥に襲われる。
「えっちな匂いする。……ねぇ舐めていい?」
「やっ! シャワーしてないから絶対にいや! それだけはダメ!! そんな事するなら、もう二度と会わない!」
脚をジタバタさせ必死に抵抗する私にようやく理解を示したのか、スッと通った鼻筋はショーツから離れた。
その時、小さく舌打ちが聞こえたような気がしないでもないけど。
子供みたいにスネる彼の機嫌を取るように「怒らないで」と媚びるような態度を見せれば、一気に柔和な笑みを浮かべた彼が「じゃあ、もう挿れていいよね?」とすかさず問う。
返事をする間も無く下着を下ろされ、入口に熱い屹立をあてがわれた。
少し周りを擦っただけで、すぐに彼を受け入れるほどの蜜で滴る。
流されてるのは充分過ぎるほど分かってる。
それなのに、あの濁りのない綺麗な瞳に見つめられると、どうしても抗えなくなってしまう。
これほどの激しい感情をぶつけられて、嬉しいと思ってしまう自分がいるから。
結局、私は彼に求められたら拒めない。
「ん……ほっしー、ほっしぃ。きもちいい……そこきもちいいのぉ……」
「千輝って呼んでよ」
揺さぶられながら、脳裏まで犯すような甘い声で可愛いおねだりをされる。
私が甲高い声を漏らす度、彼は苦しそうに眉を顰め甘い吐息を吐いた。
「ち、あき……ちあき、あ、あぁっ! ちあき、す……」
悶えるような快感に飲み込まれながらも、すんでのところでハッと我に返る。
私、今何を言おうとしてた?
これは違う。
求められて肌を合わせる悦びに、つい勘違いしただけ。
ただそれだけ。
「本気で好きだから。俺の事ちゃんと見て?」
「ぁっ! またきそう……イク、イっちゃ……」
最奥を抉られるように何度も貫かれて、元カレとは最後まで知り得なかった快楽に身も心も委ねる。
愛しさを滲ませた柔らかい瞳に見つめられ、唇と一番深いところを同時に塞がれたまま、彼と共に何度目かの絶頂を迎えた。
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