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第二十八話〜二度目の夜②〜※
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「……このまま泊まって行けば?」
何故そこでバックハグ?
人の頭上で顎をガクガクさせるのはやめい。
何だか雲行きが怪しくなって来たぞ。
「ダメだよ。帰らなきゃ」
「ねぇ……この間の朝、俺は絃ちゃんにヤリ捨てされたの?」
「ちがっ!」
「俺とのセックス善くなかった?」
胸とお腹の間、際どいところに回された腕の力が強くなり、耳元に吹きかかる、甘く切ない吐息に背中がゾクゾクと震える。
でも、そんな単語をダイレクトに発するのは、今の年齢になっても顔から火が出るほど恥ずかしいからやめてもらいたい。
「い、言ったでしょ。よく寝てたから起こしたら悪いと思ってって……」
「起きたら、絃ちゃんいなくて寂しかった」
何でここで急に子犬みたいな雰囲気を出す!?
やめてよ。
キュンとする事を吹き込みながら、耳朶を食むのやめて。
恋人みたいな甘ったるい触れ合いなんて、寂しい女はすぐ勘違いするからしないで。
そんな風に言われたら、どうやっても抗えなくなるじゃない。
片方の指先が丸みを帯びた膨らみに触れ、もう片方の手はお臍を滑り落ちて更に下へ。
温かいものがショーツの隙間からじんわりと内腿を濡らし、与えられる淫らな快感に震える膝では、シンクに掴まらないと自分の脚で立つ事さえ難しい。
「ま、まって……たってられない……」
「もうこんなに濡らしてる。ベッド行く?」
「あッ……そこ、あんっ……ダメぇ……!」
下から前後に揺さぶられ、ヌチャヌチャと、粘り気のある水音が脳裏まで響く。
私を乗せたほっしーが、円を描くように腰を揺らすと鳴る音。
私達がドロドロに溶けて、一つに混ざり合った音。
この前感じたのと同じ、つま先までビリビリになる痺れが、すぐ目の前にまで迫ってきている。
「何がダメ? じゃあどうして欲しい?」
そうやって光悦の表情で見上げられるのが、恥ずかしくもあり嬉しくもある。
変な顔になってないかな。
声とか、変じゃないかな。
緊張感が余計に快楽を後押しする。
「だって……またへんなの、きちゃ……」
「変になっていいんだよ?」
「あっ! やぁっ……ん、ん……」
「ダメって言いながら俺にいやらしく絡みついて、全然離してくれないね……」
下から突き上げられれば、腰と一緒に胸がぷるんぷるんと上下に跳ねる。
それを見上げるほっしーは嬉しそうに目を細めて、胸の先端をそれぞれ捏ねるような手つきで摘む。
クスリと微笑んだ彼に、より一層激しく突き上げられ、深いところまで犯されるような痺れに腰がガクガクと震え出す。
まだ完全には知らない、未知の痺れのその先を求めて、必死にしがみつきながら腰をくねらせた。
「ぁ、あ、あっ、あぁ……!」
「ハッ……絃ちゃん、俺も、イク……」
何故そこでバックハグ?
人の頭上で顎をガクガクさせるのはやめい。
何だか雲行きが怪しくなって来たぞ。
「ダメだよ。帰らなきゃ」
「ねぇ……この間の朝、俺は絃ちゃんにヤリ捨てされたの?」
「ちがっ!」
「俺とのセックス善くなかった?」
胸とお腹の間、際どいところに回された腕の力が強くなり、耳元に吹きかかる、甘く切ない吐息に背中がゾクゾクと震える。
でも、そんな単語をダイレクトに発するのは、今の年齢になっても顔から火が出るほど恥ずかしいからやめてもらいたい。
「い、言ったでしょ。よく寝てたから起こしたら悪いと思ってって……」
「起きたら、絃ちゃんいなくて寂しかった」
何でここで急に子犬みたいな雰囲気を出す!?
やめてよ。
キュンとする事を吹き込みながら、耳朶を食むのやめて。
恋人みたいな甘ったるい触れ合いなんて、寂しい女はすぐ勘違いするからしないで。
そんな風に言われたら、どうやっても抗えなくなるじゃない。
片方の指先が丸みを帯びた膨らみに触れ、もう片方の手はお臍を滑り落ちて更に下へ。
温かいものがショーツの隙間からじんわりと内腿を濡らし、与えられる淫らな快感に震える膝では、シンクに掴まらないと自分の脚で立つ事さえ難しい。
「ま、まって……たってられない……」
「もうこんなに濡らしてる。ベッド行く?」
「あッ……そこ、あんっ……ダメぇ……!」
下から前後に揺さぶられ、ヌチャヌチャと、粘り気のある水音が脳裏まで響く。
私を乗せたほっしーが、円を描くように腰を揺らすと鳴る音。
私達がドロドロに溶けて、一つに混ざり合った音。
この前感じたのと同じ、つま先までビリビリになる痺れが、すぐ目の前にまで迫ってきている。
「何がダメ? じゃあどうして欲しい?」
そうやって光悦の表情で見上げられるのが、恥ずかしくもあり嬉しくもある。
変な顔になってないかな。
声とか、変じゃないかな。
緊張感が余計に快楽を後押しする。
「だって……またへんなの、きちゃ……」
「変になっていいんだよ?」
「あっ! やぁっ……ん、ん……」
「ダメって言いながら俺にいやらしく絡みついて、全然離してくれないね……」
下から突き上げられれば、腰と一緒に胸がぷるんぷるんと上下に跳ねる。
それを見上げるほっしーは嬉しそうに目を細めて、胸の先端をそれぞれ捏ねるような手つきで摘む。
クスリと微笑んだ彼に、より一層激しく突き上げられ、深いところまで犯されるような痺れに腰がガクガクと震え出す。
まだ完全には知らない、未知の痺れのその先を求めて、必死にしがみつきながら腰をくねらせた。
「ぁ、あ、あっ、あぁ……!」
「ハッ……絃ちゃん、俺も、イク……」
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