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第十八話〜初めての夜⑦〜※
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唇に落とされたキスは、首筋、鎖骨と下降していき、とうとう胸の先端に辿り着いた。
先端の周りを舌先でクルクル円を描くように舐り、そのうち中心にチュッと強く吸い付く。
「ん、ん……」
ビクッと揺れる身体と共に、甘ったるい吐息が漏れる。
「絃ちゃん可愛い」
大きな掌が柔肉の形が変わるほど揉みしだき、先端にまたかぶりつかれる。
触れるか触れないか、焦らすように艶かしく動く舌先、痛みと快感の狭間で先端を甘噛みされ、媚びるような嬌声が止まらない。
「肌も綺麗、しっとり絡みついてくる」
「んっ、だから……そ、ゆう事は実況せんでいいっ」
前も思ったけど、彼は最中に実況しないと興奮しない癖の持ち主なんだろうか。
それともお喋りしながらしたい人?
元カレはほとんど喋らずに淡々としてたから、こういう時どう反応したら良いんだろう。
「なんか……さっきから絃ちゃん余裕?」
顔を上げたほっしーの、不満げな声が響く。
「え、そんな事ないよ?」
「なんか悔しいな。誰かと比べたりしてないよね?」
ドキッとした。
そんなつもりはなかったけど、一瞬でも元カレの事を思い浮かべた事を見透かされたような気がして。
「ちがっ……あっ! 待って……!」
男の人特有の骨張った手がショーツの中に侵入し、その感触でビクッと腰が跳ねる。
「へぇ。もうこんなに濡れてる」
嬉しそうに目を細めたほっしーは、ショーツの中で上下に優しく指先を動かし始めた。
当然、じんわり訪れる焦らすような快感に息が乱れる。
「なんか、絃ちゃんこんなに濡らしてるから、綺麗にしてあげないとダメだよね」
「な、に? やだ、まって……なに? なにする、の?」
ほっしーは私の問いには答えず、無言のまま内腿とショーツの間にある際どい部分にチュッとキスを落とす。
嫌な予感。
これはダメだよ。
これは私がしてもらう事じゃない。
そういう事はお互いが好き同士じゃないと絶対ダメなやつ。
「そこはダメ!」
身を捩り抵抗しようとしても、官能的な甘さとくすぐったさの狭間で身体がどうしてもビクッと跳ねる。
「ダメ……あっ……」
「本当にダメなの? さっきから腰が動いてるけど?」
彼の言う通りなのがすごく悔しい。
背中は勝手に仰け反るし、つま先は丸まるほどに力が入る。
ダメと言いながら、唇からこぼれるのは強請るような甘い声。
ベースを弾く彼の硬い指先が、慣れた手つきでショーツを下ろしていく。
顕になった茂みに形の良い鼻先が埋められると、縦の線を舌先が上下になぞり始めた。
「だめ、まって! ほんとに……そこは、やめ……て……」
「何で? 何がそんなに嫌なの? 絃ちゃんのここは喜んでるよ?」
「そんなところ汚い……それに……やだ、言わせないでよ……」
いくらシャワー浴びたからって、どうしても匂いとか気になるもの。
ほっしーに色々と良くない事を思われたら、この先どうやったって生きていけない。
大袈裟じゃなくて本当に。
「汚くないよ。それにシャンプーの匂いしかしないよ?」
「そんな、こと……あっ……ない……あぁ!!」
柔らかく湿った舌が蜜口の輪郭をなぞり、甘い痺れが身体中を駆け巡る。
私の反応を愉しむかのように、ほっしーは深いところに舌を捩じ込ませ容赦なくその先へと突き進んだ。
ダメだよ、そんなところダメなのに……自分でもよく知らないところまで彼の舌に支配されてると思うと、それだけで頭が真っ白になるほどの快感に襲われる。
どんどん昂る感情に何度も何度も腰が跳ね、自分から茂みを押し付けるように彼のふわふわの髪に触れた。
「絃ちゃんのお尻本当にムチムチだね。柔らかくてずっと触っていたい」
「あ、まって、それダメまって……んぁぁっ!!」
艶かしい指先がお尻をさすり、一番敏感な部分は舌先で抉る。
絶え間なく訪れる快感に、息も絶え絶えだ。
久々に与えられる愉悦……ううん、違う。
これは私の知らない未知の刺激に、心まで揺さぶられてる証拠。
か細い悲鳴のような声が部屋に絶え間なく響く。
「ぁ、ゃっ……ぁぁん……だめ、だめぇ」
とうとう爪先が痺れてビクビクと震え出した。
ジワジワと押し寄せる絶頂の波に、思わず枕をギュッと掴む。
先端の周りを舌先でクルクル円を描くように舐り、そのうち中心にチュッと強く吸い付く。
「ん、ん……」
ビクッと揺れる身体と共に、甘ったるい吐息が漏れる。
「絃ちゃん可愛い」
大きな掌が柔肉の形が変わるほど揉みしだき、先端にまたかぶりつかれる。
触れるか触れないか、焦らすように艶かしく動く舌先、痛みと快感の狭間で先端を甘噛みされ、媚びるような嬌声が止まらない。
「肌も綺麗、しっとり絡みついてくる」
「んっ、だから……そ、ゆう事は実況せんでいいっ」
前も思ったけど、彼は最中に実況しないと興奮しない癖の持ち主なんだろうか。
それともお喋りしながらしたい人?
元カレはほとんど喋らずに淡々としてたから、こういう時どう反応したら良いんだろう。
「なんか……さっきから絃ちゃん余裕?」
顔を上げたほっしーの、不満げな声が響く。
「え、そんな事ないよ?」
「なんか悔しいな。誰かと比べたりしてないよね?」
ドキッとした。
そんなつもりはなかったけど、一瞬でも元カレの事を思い浮かべた事を見透かされたような気がして。
「ちがっ……あっ! 待って……!」
男の人特有の骨張った手がショーツの中に侵入し、その感触でビクッと腰が跳ねる。
「へぇ。もうこんなに濡れてる」
嬉しそうに目を細めたほっしーは、ショーツの中で上下に優しく指先を動かし始めた。
当然、じんわり訪れる焦らすような快感に息が乱れる。
「なんか、絃ちゃんこんなに濡らしてるから、綺麗にしてあげないとダメだよね」
「な、に? やだ、まって……なに? なにする、の?」
ほっしーは私の問いには答えず、無言のまま内腿とショーツの間にある際どい部分にチュッとキスを落とす。
嫌な予感。
これはダメだよ。
これは私がしてもらう事じゃない。
そういう事はお互いが好き同士じゃないと絶対ダメなやつ。
「そこはダメ!」
身を捩り抵抗しようとしても、官能的な甘さとくすぐったさの狭間で身体がどうしてもビクッと跳ねる。
「ダメ……あっ……」
「本当にダメなの? さっきから腰が動いてるけど?」
彼の言う通りなのがすごく悔しい。
背中は勝手に仰け反るし、つま先は丸まるほどに力が入る。
ダメと言いながら、唇からこぼれるのは強請るような甘い声。
ベースを弾く彼の硬い指先が、慣れた手つきでショーツを下ろしていく。
顕になった茂みに形の良い鼻先が埋められると、縦の線を舌先が上下になぞり始めた。
「だめ、まって! ほんとに……そこは、やめ……て……」
「何で? 何がそんなに嫌なの? 絃ちゃんのここは喜んでるよ?」
「そんなところ汚い……それに……やだ、言わせないでよ……」
いくらシャワー浴びたからって、どうしても匂いとか気になるもの。
ほっしーに色々と良くない事を思われたら、この先どうやったって生きていけない。
大袈裟じゃなくて本当に。
「汚くないよ。それにシャンプーの匂いしかしないよ?」
「そんな、こと……あっ……ない……あぁ!!」
柔らかく湿った舌が蜜口の輪郭をなぞり、甘い痺れが身体中を駆け巡る。
私の反応を愉しむかのように、ほっしーは深いところに舌を捩じ込ませ容赦なくその先へと突き進んだ。
ダメだよ、そんなところダメなのに……自分でもよく知らないところまで彼の舌に支配されてると思うと、それだけで頭が真っ白になるほどの快感に襲われる。
どんどん昂る感情に何度も何度も腰が跳ね、自分から茂みを押し付けるように彼のふわふわの髪に触れた。
「絃ちゃんのお尻本当にムチムチだね。柔らかくてずっと触っていたい」
「あ、まって、それダメまって……んぁぁっ!!」
艶かしい指先がお尻をさすり、一番敏感な部分は舌先で抉る。
絶え間なく訪れる快感に、息も絶え絶えだ。
久々に与えられる愉悦……ううん、違う。
これは私の知らない未知の刺激に、心まで揺さぶられてる証拠。
か細い悲鳴のような声が部屋に絶え間なく響く。
「ぁ、ゃっ……ぁぁん……だめ、だめぇ」
とうとう爪先が痺れてビクビクと震え出した。
ジワジワと押し寄せる絶頂の波に、思わず枕をギュッと掴む。
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