推しが国家侮辱罪で追放されるようなので、悪役令嬢の私が全力で阻止してみせますわ！！！

これから溺愛されるって！？どういうことですの～！？

ねぇ、メリッサ（エピローグ）

（夢を、見た。
私がまだ転生する前の、事。
乙女ゲームの世界で出てきたレイは、最初は何て生意気なんだって思ってたけど、貴方はそのためにたくさん努力してたんだね。
たくさん、この世界に転生して知ることが出来た。転生させてくれたどっかの神様、ありがとう。）
「ねぇ～～！！起きて～～！！！
もう朝だよ～！！？太陽さんだよ～！！？」
レイがうるさくはしゃいでいる
「もう、レイ…うるさい…、。」
メリッサとレイが目を合わすと、お互いに昨日の事を思い出してしまって、顔が熱くなる。
（お、落ち着くのよ私！別にハグしただけですし？）
などとメリッサが考えていると、レイが恐る恐る、
「…メリッサ、昨日のこと、覚えてる？」
「え、えぇ。覚えてますわ…」
「あれは…、両想いって事でいいの…かな？」
「…そうですね。」
とメリッサが恥ずかしさで顔を俯かせながら言うと、
「可愛い。」
レイが言うと、余計にメリッサは恥ずかしさで顔を俯かせてしまった。
「ねぇ、メリッサ。
僕は、今とっても幸せだけど、メリッサが何も言ってくれないのは、つまんない。
だから、ちゃんと言ってよ、？」
「うぅ…分かりました。
レイ、好きです。」
メリッサがそう言うと、レイがまだ子犬のように言葉を待っていた。
「…貴方を愛しています。」
「よくできました！」
「よくできました！？
なんか違う気がしますけど…まぁいいです。」
「メリッサ、僕言っておくけど、めちゃくちゃ独占欲ってやつ？強いから。宜しくね？
今までメリッサに近づく男、排除してやりたかった。
ライモンドとか…、、、」
「ちょ、ちょっと！？排除は言い過ぎですわ！？
しかも何でライモンド様が出てくるんですの！？」
「え、だってメリッサがあいつに恋する可能性もある訳じゃない。」
（ライモンド様可哀想…）
「せめて！これからはこの私、メリッサはレイだけを見てるので！！！」
「…可愛い。」
後日、レイとメリッサは、無事婚約したらしい。

～ライモンド家～
「お、レイ、メリッサ。
もう婚約の話は聞いたぞ～？
なぁ、メリッサ、実はな。メリッサがレイの初めて恋した人だったって。聞いてるか？」
とんでもない事実が出てきてメリッサは思わず驚いた。
「…え？
レイ、恋すらも初めてだったんですの…？それにしては、随分手慣れてるみたいだったですけど…」
ライモンドが、ショックを受けたように、
「え…、お前ら何処までやった、の…？」
レイは誤解を解くように、
「あ～、違う違う！メリッサ、誤解を招くような発言はしないでよ～～！？」
「え…？」
レイが呆れながら、
「あ、これ自覚してないな～？」
この後、二人はめちゃくちゃ愛し合ったという。



～作者より～
無事完結しました！！ふぅ～大変だった…。
出来ればもう少しお話を深く出来たらよかったのですが、私にはこれが限界です…！
最後までお話を読んでくださった皆さん、ありがとうございました！！