推しが国家侮辱罪で追放されるようなので、悪役令嬢の私が全力で阻止してみせますわ!!!

久遠りも

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『マッド』の活用…。

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あれから数日後…3人の手元には『マッド』があった。

「おぉ~!!これがマッドという物なんですね?」
(あっちのスマホとあまり変わらないわね…)
「あぁ。カルロス、お前も自由に使うと良い。」
「こんな貴重な物、身分の低い僕が使っていいものか…」
「気にするな。俺たちは、レイを救うために集まった。ただそれだけのことだ。
身分などは気にするな。」
(うっわ、ライモンド様イケメン…!!推し変する訳はないけど!!)
メリッサは変な所で意地を張った。
「まず、マッドの中にアプリ?を入れるところがあるみたいなんだが、どこか分かるか?」
「あ、多分ここだと思いますわ!」
「本当だ。できました。」
「ふふん!このような物の扱いは慣れておりますの!」
メリッサは誇らしげに言った。
「では、マッド内でトーク?が出来るアプリがあるらしい…確かrainだからしいのだが…」
(もろ某SNSアプリじゃないですの!?)
「あった。お勧めに出てきましたよ。」
「そして、これをインストールして…っと!」
「おぉ、手慣れているな。触ったことがあるのか?」
「いえ…、昔おもちゃでこのような物がありましたの…(嘘)」
「ほう。なんていう奴なのだ?」
(ヤバい、この話題は避けた方がいいですわね…。)
「あ!開けるようになりましたわね!!使ってみましょう!!」
「お?そうか。」
「…これ、どうやって3人で会話するんですか?見たところ2人でしかできなさそうですが…」
「いや、多分ですけど…
まず、ライモンド様と私で交換して…」
「え、僕、仲間外れですか!?うぇーん!!」
カルロスがわざとらしく泣き真似をした
「ちがいますわよ!?!?後でちゃんと招待しますわ…まったくっ」
「そしてカルロスと私で…交換すれば…」
「あ、招待が来ました!」
「おぉ、すごいなこのアプリ」
ライモンドが感心していると、
<××× が入室しました。>
「え?これは誰ですの…?」
「僕は招待してませんよ?」
「俺も、というか招待の仕方知らないし。」
3人が困惑している間にも
「あ、メッセージが」
××× 「レイの件について、これ以上詮索するな」
「え?僕たちが、何故今レイの件について調べていることを知っている?
「いや、調べていることは知っていても、今マッドを起動して、グループを作ったことまでは絶対に知らないはずですわ!」
「となると、こいつは誰なんだ?」
(…ここには俺たち以外に誰もいない。
しかもここは教室から離れている端の空き教室だから、誰かが来ることも珍しいはず…)
カルロスが、
「もしかして、監視カメラ、とかがあるということですか?」
「確かに、その可能性はあり得ますわ。
でもまずは、この ××× という人を追い出しましょう。」
メリッサが早い手つきで追い出したが…
「これでは、いつ見られているかもわからない状態だな。」

「あ~!!もう、どうすれば良いんですの~~~~!!!!」
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