8 / 12
ちょっと暗い話
四十九日以内に片をつけてやる
しおりを挟む
僕と写っている写真を手に泣く彼の背に、手を添える。けれどもまた、彼に触れられないことを思い知らされるばかりだった。
「環っ……」
「――は?」
閉め切った部屋に不自然な強風が吹き荒れ、写真が舞う。
ザシュッ!
彼の頬から赤が散る。床を滑る過去の彼と僕と片割れだけが、場違いに笑いあっていた。
「環っ……」
「――は?」
閉め切った部屋に不自然な強風が吹き荒れ、写真が舞う。
ザシュッ!
彼の頬から赤が散る。床を滑る過去の彼と僕と片割れだけが、場違いに笑いあっていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる