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第7話 迷宮(ダンジョン)攻防戦①
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——エリィとペアを組んで数日後。
僕たちは魔法学園の授業の一環で、迷宮に潜ることとなった。
迷宮は各地にいくつか存在しているが、内部がかなり複雑に入り組んでいるため、攻略自体はされていないらしい。
また、奥に進むに連れ強力な魔物が潜んでいると噂されており、比較的弱い敵しか出現しない入り口付近でのみ魔法の実戦訓練を行う場所として利用されていた。
「——と言うわけですので、迷宮の奥にある扉は開かずに『探索』をしてください。万が一にも扉の奥に進めば規則違反で罰則ですからね」
先生の説明に出てきた『探索』と言うのは、内部に存在する魔物を一体でも倒して、体内に存在する[ 魔石 ]を持って帰ってくる……という内容だった。
「ペアになってから初めての実戦訓練だし、頑張ろうね……アルト!」
エリィは魔法杖を手に、やる気満々の様子だった。
「あぁ、頑張ろう! ……そういえば、エリィは魔導書使わないの?」
魔法杖しか手にしていないエリィの姿を見て、僕は疑問に思ったので聞いてみた。
「魔導書はあくまでも、魔法を行使するために必要な呪文が書かれてるだけなの。ちゃんと覚えてるから私には必要ないもん!」
ほほう。やはり、王女なだけあってエリィは優秀らしい。
まずは、僕とエリィを含む三組のペアが、時間差で潜り込むことになり、僕たちは迷宮に足を踏み入れた。
***
迷宮内部は、漫画などでよく描かれているのと同じで薄気味悪く、歩く度に足音が反響し不気味に感じた。
また、湿っぽさとカビ臭い匂いが鼻腔を刺激し、あまり長時間過ごしたいとは思えない環境だった。
「——光よ。私の元に集いて辺りを照らせ。——『光球』」
エリィが魔法を使い、光の球体を浮かべてくれているおかげで、心なしか温かく感じた。
「ササッと片付けて、他のペアよりも先に戻るわよ!」
張り切るエリィに先導され、迷宮を突き進んでいると、微かに羽音のようなものが聞こえた。
気になったので、僕は少しばかり力を込めて目を凝らしてみる。
すると、何やら黒い生き物が羽をバタバタと動かしているのが視界に入った。
(……ん? あれはコウモリか?)
「エリィ、前方にコウモリみたいなのがいるよ」
「コウモリって何っ? ……私には何も見えないんだけど?!」
どうやら "コウモリ" という言葉は、この世界では理解されないらしい。
「コウモリって言うのは……まあいいや。とりあえず奥の方に敵が見えてるし、羽音みたいなのもしっかりと聞こえるよ?」
エリィはじぃーっと目を細めて凝視していたが、見えている様子はなかった。
「もしかして、アルトが今使ってるのって『魔帝眼』なの?」
「え、何それ……まさかまた御伽噺の?」
「やっぱり! 分かってるんじゃない。——遠くいる対象の微細な動きまで読み取って、先を見通すことができる……言わば "未来を見る眼" とも呼ばれる【魔帝】様が使う起源魔法の一つよ!」
もちろん、そんな魔法は使えるはずがない。目を凝らしただけである。
だが、悲しいことにどれだけ魔法ではないと否定しても、起源魔法だと言い張られてしまうので、僕は否定するのをやめることにした。
ただ自分でも、この世界に来てから明確に違和感を覚えていた。
(女神様には『神々と同じ丈夫な身体(健康的な意味で)』と願っただけなのに……何故なんだろう)
「——アルト……アルトってば!」
エリィに名前を呼ばれ、考え事をしていた僕はハッと我に返った。
「ご、ごめん。ちょっと考え事してた……」
「もぉ! さっきコウモリ? ……って呼んでたの、私にも見えたわ。あれは〈 ブラッドバッド 〉よ」
エリィによると〈 ブラッドバッド 〉は、単体ではそこまで強くないが、普段は群れで行動し人間の血を主食としている危険種らしい。
ただ、今回現れたのは何故か一体だけだった。
「一体だけなら大丈夫。ここは、私に任せて!」
エリィはそう言うと、魔法杖を構えて詠唱を始めた。
「——ざわめく風よ。大気よ。数多に切り裂く刃となりて万物を細断せよ。——『風刃』!」
迷宮内の空気が "ゴォォォォォォッッ" と大きな音を立てて圧縮されていき、エリィの魔法杖に一極集中する。
そして圧縮された空気が、風の刃となり〈 ブラッドバッド 〉へと飛ばされた。
「おぉ……結構すごい威力だな」
『風刃』は〈 ブラッドバッド 〉の体を八つ裂きにするどころか、見事なほど粉々に切り刻んでしまったのである。
〈 ブラッドバッド 〉の緑色の体液が、壁や床に飛び散り、小さな[ 魔石 ]がコツッと音を立てて床に転がり落ちた。
「私の魔法も中々でしょ?」
得意げに笑みを浮かべるエリィは、床から[ 魔石 ]を拾い上げながらそう話した。
「めちゃくちゃすごかったけど、もう終わりか……。案外あっさりと——」
———イヤァァァァァァァァァァァァァ!!!
僕たちが[ 魔石 ]を無事手に入れたことに安堵する中、話を遮るかのように迷宮内につんざくような悲鳴が響き渡った。
「ちょ、ちょっと……今の何?!」
エリィは耳を押さえ、反射的に片目を閉じながらそう答える。
「この声は……僕たちとは別のペアの? ……エリィこっちだ!」
僕はエリィの手を引いて、悲鳴の上がった方向へと急いだ。
***
「ねぇ……やっぱり扉の奥に来たのはまずいよ。どんな危険があるか分からないし、先生が言ってたように規則違反になっちゃうよ……」
"奥にある扉には絶対に開いてはいけない"
先生からそう忠告されていたはずなのに、悲鳴はまさかの開かれた扉の奥から聞こえてきていたのだった。
「確かに危険かもしれない。だからエリィは先に外に出てても——」
「それはダメ! 私たちはペアだもん。アルトが行くなら私も行くわ!」
本音を言えば安全なところに退避していて欲しかったが、僕と一緒に行くと言ってくれた言葉は素直に嬉しかった。
悲鳴が鳴り止まず響き渡る中、急ぎ足で進んできた通路もやがて終わりを迎えた頃、僕たちは大きな広場のような場所に出た。
「あ、あれって?! 同じクラスの男爵家ロン君とマリアさんのペアだわ」
エリィが話したように、僕の視界にもロンとマリアの姿が映った。
ただ、二人の周囲には多数の醜い存在があった。実際に見るのは初めてだが、僕はそれを漫画やアニメで見たことがあった。
——間違いない。あれは、ゴブリンだ。
しかもザッと二十体は存在しており、全員が武装していた。
そんな集団の中で彼らが無事な訳はなく、ロンは歯こぼれしているボロボロの剣を、腕や脚……そして背中にいくつも突き立てられ、血で出来た湖の上に横たわっていた。
マリアに関しては先程まで泣き叫んでいたはずだったが、頭から血を流し気絶されられていた。
制服をビリビリに破られたマリアは、下着を露わにさせた状態で、複数のゴブリンたちによって肢体をまさぐられ、舌を這わされていた。
「ニンゲン……オンナ、スキ。オカス! オトコ、イラナイ。コロス!」
ゴブリンたちはそう呟き続け、僕たちの方へ振り向いた。
「さ、最低っ! マリアさんから離れなさい!」
エリィは憤りながら魔法杖を構えた。
「グッフッフッフ……。ココニモオンナダ、イイオンナダ。オマエモ、オカシテヤル!」
ゴブリンたちもエリィに反応するように、剣を構えジリジリと近づいてくる。
僕は反射的に、エリィの前に立つと護るように左腕を横に伸ばしゴブリンたちと向き合った。
「エリィはロン君の傷を治癒して欲しい。僕には出来ないから……」
「分かったわ……。でも、アルトは……どうするの?」
「僕は……あいつらを何とかしてみるよ」
冷や汗を拭いながらも、不安を払うように余裕ぶってそう答え、再びゴブリンたちと対峙した。
この時エリィは気付いていないようだったが、僕には肌で感じるかのような恐怖を感じていた。
それはゴブリンたちにではなく——奴らの後方からビシビシと殺気を放つ存在に対してだった。
僕たちは魔法学園の授業の一環で、迷宮に潜ることとなった。
迷宮は各地にいくつか存在しているが、内部がかなり複雑に入り組んでいるため、攻略自体はされていないらしい。
また、奥に進むに連れ強力な魔物が潜んでいると噂されており、比較的弱い敵しか出現しない入り口付近でのみ魔法の実戦訓練を行う場所として利用されていた。
「——と言うわけですので、迷宮の奥にある扉は開かずに『探索』をしてください。万が一にも扉の奥に進めば規則違反で罰則ですからね」
先生の説明に出てきた『探索』と言うのは、内部に存在する魔物を一体でも倒して、体内に存在する[ 魔石 ]を持って帰ってくる……という内容だった。
「ペアになってから初めての実戦訓練だし、頑張ろうね……アルト!」
エリィは魔法杖を手に、やる気満々の様子だった。
「あぁ、頑張ろう! ……そういえば、エリィは魔導書使わないの?」
魔法杖しか手にしていないエリィの姿を見て、僕は疑問に思ったので聞いてみた。
「魔導書はあくまでも、魔法を行使するために必要な呪文が書かれてるだけなの。ちゃんと覚えてるから私には必要ないもん!」
ほほう。やはり、王女なだけあってエリィは優秀らしい。
まずは、僕とエリィを含む三組のペアが、時間差で潜り込むことになり、僕たちは迷宮に足を踏み入れた。
***
迷宮内部は、漫画などでよく描かれているのと同じで薄気味悪く、歩く度に足音が反響し不気味に感じた。
また、湿っぽさとカビ臭い匂いが鼻腔を刺激し、あまり長時間過ごしたいとは思えない環境だった。
「——光よ。私の元に集いて辺りを照らせ。——『光球』」
エリィが魔法を使い、光の球体を浮かべてくれているおかげで、心なしか温かく感じた。
「ササッと片付けて、他のペアよりも先に戻るわよ!」
張り切るエリィに先導され、迷宮を突き進んでいると、微かに羽音のようなものが聞こえた。
気になったので、僕は少しばかり力を込めて目を凝らしてみる。
すると、何やら黒い生き物が羽をバタバタと動かしているのが視界に入った。
(……ん? あれはコウモリか?)
「エリィ、前方にコウモリみたいなのがいるよ」
「コウモリって何っ? ……私には何も見えないんだけど?!」
どうやら "コウモリ" という言葉は、この世界では理解されないらしい。
「コウモリって言うのは……まあいいや。とりあえず奥の方に敵が見えてるし、羽音みたいなのもしっかりと聞こえるよ?」
エリィはじぃーっと目を細めて凝視していたが、見えている様子はなかった。
「もしかして、アルトが今使ってるのって『魔帝眼』なの?」
「え、何それ……まさかまた御伽噺の?」
「やっぱり! 分かってるんじゃない。——遠くいる対象の微細な動きまで読み取って、先を見通すことができる……言わば "未来を見る眼" とも呼ばれる【魔帝】様が使う起源魔法の一つよ!」
もちろん、そんな魔法は使えるはずがない。目を凝らしただけである。
だが、悲しいことにどれだけ魔法ではないと否定しても、起源魔法だと言い張られてしまうので、僕は否定するのをやめることにした。
ただ自分でも、この世界に来てから明確に違和感を覚えていた。
(女神様には『神々と同じ丈夫な身体(健康的な意味で)』と願っただけなのに……何故なんだろう)
「——アルト……アルトってば!」
エリィに名前を呼ばれ、考え事をしていた僕はハッと我に返った。
「ご、ごめん。ちょっと考え事してた……」
「もぉ! さっきコウモリ? ……って呼んでたの、私にも見えたわ。あれは〈 ブラッドバッド 〉よ」
エリィによると〈 ブラッドバッド 〉は、単体ではそこまで強くないが、普段は群れで行動し人間の血を主食としている危険種らしい。
ただ、今回現れたのは何故か一体だけだった。
「一体だけなら大丈夫。ここは、私に任せて!」
エリィはそう言うと、魔法杖を構えて詠唱を始めた。
「——ざわめく風よ。大気よ。数多に切り裂く刃となりて万物を細断せよ。——『風刃』!」
迷宮内の空気が "ゴォォォォォォッッ" と大きな音を立てて圧縮されていき、エリィの魔法杖に一極集中する。
そして圧縮された空気が、風の刃となり〈 ブラッドバッド 〉へと飛ばされた。
「おぉ……結構すごい威力だな」
『風刃』は〈 ブラッドバッド 〉の体を八つ裂きにするどころか、見事なほど粉々に切り刻んでしまったのである。
〈 ブラッドバッド 〉の緑色の体液が、壁や床に飛び散り、小さな[ 魔石 ]がコツッと音を立てて床に転がり落ちた。
「私の魔法も中々でしょ?」
得意げに笑みを浮かべるエリィは、床から[ 魔石 ]を拾い上げながらそう話した。
「めちゃくちゃすごかったけど、もう終わりか……。案外あっさりと——」
———イヤァァァァァァァァァァァァァ!!!
僕たちが[ 魔石 ]を無事手に入れたことに安堵する中、話を遮るかのように迷宮内につんざくような悲鳴が響き渡った。
「ちょ、ちょっと……今の何?!」
エリィは耳を押さえ、反射的に片目を閉じながらそう答える。
「この声は……僕たちとは別のペアの? ……エリィこっちだ!」
僕はエリィの手を引いて、悲鳴の上がった方向へと急いだ。
***
「ねぇ……やっぱり扉の奥に来たのはまずいよ。どんな危険があるか分からないし、先生が言ってたように規則違反になっちゃうよ……」
"奥にある扉には絶対に開いてはいけない"
先生からそう忠告されていたはずなのに、悲鳴はまさかの開かれた扉の奥から聞こえてきていたのだった。
「確かに危険かもしれない。だからエリィは先に外に出てても——」
「それはダメ! 私たちはペアだもん。アルトが行くなら私も行くわ!」
本音を言えば安全なところに退避していて欲しかったが、僕と一緒に行くと言ってくれた言葉は素直に嬉しかった。
悲鳴が鳴り止まず響き渡る中、急ぎ足で進んできた通路もやがて終わりを迎えた頃、僕たちは大きな広場のような場所に出た。
「あ、あれって?! 同じクラスの男爵家ロン君とマリアさんのペアだわ」
エリィが話したように、僕の視界にもロンとマリアの姿が映った。
ただ、二人の周囲には多数の醜い存在があった。実際に見るのは初めてだが、僕はそれを漫画やアニメで見たことがあった。
——間違いない。あれは、ゴブリンだ。
しかもザッと二十体は存在しており、全員が武装していた。
そんな集団の中で彼らが無事な訳はなく、ロンは歯こぼれしているボロボロの剣を、腕や脚……そして背中にいくつも突き立てられ、血で出来た湖の上に横たわっていた。
マリアに関しては先程まで泣き叫んでいたはずだったが、頭から血を流し気絶されられていた。
制服をビリビリに破られたマリアは、下着を露わにさせた状態で、複数のゴブリンたちによって肢体をまさぐられ、舌を這わされていた。
「ニンゲン……オンナ、スキ。オカス! オトコ、イラナイ。コロス!」
ゴブリンたちはそう呟き続け、僕たちの方へ振り向いた。
「さ、最低っ! マリアさんから離れなさい!」
エリィは憤りながら魔法杖を構えた。
「グッフッフッフ……。ココニモオンナダ、イイオンナダ。オマエモ、オカシテヤル!」
ゴブリンたちもエリィに反応するように、剣を構えジリジリと近づいてくる。
僕は反射的に、エリィの前に立つと護るように左腕を横に伸ばしゴブリンたちと向き合った。
「エリィはロン君の傷を治癒して欲しい。僕には出来ないから……」
「分かったわ……。でも、アルトは……どうするの?」
「僕は……あいつらを何とかしてみるよ」
冷や汗を拭いながらも、不安を払うように余裕ぶってそう答え、再びゴブリンたちと対峙した。
この時エリィは気付いていないようだったが、僕には肌で感じるかのような恐怖を感じていた。
それはゴブリンたちにではなく——奴らの後方からビシビシと殺気を放つ存在に対してだった。
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