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74話 楓とエルちゃんの水鉄砲
しおりを挟む◆楓視点
うふふ♡ 観覧車の中でエルちゃん成分を補給出来て3年分くらい若返った気がします♪ まだまだ23歳なので私はピッチピチですけどね!
「エルちゃん、アイスクリーム美味しい?」
「んみゅ! おいち!」
「あらあらぁ♡」
私はベビーカーにエルちゃんを乗せながら、葵ちゃんと私の3人でメルフールから帰路に着きました。観覧車から降りた後、エルちゃんが拗ねてしまいそれはもう大変でした。葵ちゃんと2人で調子に乗って意地悪しすぎましたね。でも、メルフールにあったソフトクリーム屋さんで、チョコソフトを買ってあげたらエルちゃんは目をキラキラと輝かせながら喜んでいました♪ 相変わらずチョロいです♪
「エルちゃん、みくるちゃんのグッズや洋服とか買えなくて残念だったね......また今度近場で買おうね」
「葵ちゃんしょうがないよ......あんだけ目立てばまともに買い物は出来ないよ~」
事の発端は、エルちゃんが勝手に舞台に上がってしまったのが原因ですが私達にも非はあります。エルちゃんの事をしっかりと抱いておけばこんな事にはなっていませんでした。
「でも、観客の人達優しい人ばかりだったね♪」
「うん、でもエルちゃんを愛でるのは私だよ! 誰にも渡さないわよ!」
「全く、お姉ちゃんはブレないなぁ」
時間はまだ少し早いですが、今日はおうちに帰ってゆっくりしましょう。エルちゃんも楽しそうにしていたので行って良かったです♪ 見た事ない場所、新しい物を見るのもそれもまた勉強なのです!
☆一ノ瀬家自宅☆
「ただいまぁー」
「ただいま♪」
「――――――!!」
自宅に帰って来ると奥の部屋から白猫のタマちゃんが、トコトコとやって来て私達を出迎えてくれました♪
「にゃ~ん♪」
「タマちゃんただいま♪ お留守番ありがとね♪ よしよし♡」
タマちゃんも人懐っこい猫ちゃんです。私が身体を撫で撫でしてあげると、タマちゃんも気持ち良さそうに目を細めてお腹を仰向けにゴロンと寝転がります。エルちゃんそっくりです♡
「にゃふ?」
「――――――!」
「あらあら、エルちゃん? タマちゃんにうめぇ棒あげたら駄目ですよ?」
「んにゅ?」
「猫ちゃんは食べたら駄目な食べ物なの♪ ほら、お部屋に行きますよ~」
「――――――!!」
あぁ、尊いわ......エルちゃんがタマちゃんを抱いて、リビングの方へとトコトコと歩いて行きます。フラフラと危なっかしいですが見てて微笑ましくもあります。
「お姉ちゃん、晩御飯の支度するからその間エルちゃんの面倒でも見てて」
「うん♪ おっけ!」
エルちゃんの面倒をしっかりと見てあげないと、また何をしでかすか分かりませんからね♪
「ふぅ~疲れた。何だかんだ結構歩いたなぁ」
私はソファに寝そべりながらテレビを付けました。エルちゃんはまだまだ元気一杯と言った様子で、タマちゃんと何やら遊ぼうとしています。
「――――――!」
「にゃ?」
「――――――?」
「にゃふ?」
本当にエルちゃんは見てて飽きません。おもちゃの杖を振り回しながらタマちゃんに何かを伝えようとしています。あれは恐らく自慢をしていますね。顔を見れば何となく分かります♡
「――――――!! ふぇ?」
「にゃ~ん♪」
なっ!? タマちゃんがエルちゃんの身体にスリスリとしています! エルちゃんもタマちゃんにデレデレです♪
「かえでねーたん!」
「にゃ~ん♪」
「ん? エルちゃんもタマちゃんもどうしたの?」
「にゃふ♪」
なっ!? 珍しくタマちゃんが私の膝の上に乗ってスリスリと甘えて来ました! 猫ちゃんも可愛いですね♡ よしよし、沢山愛でて上げましょう♪
「かえでねーたん......」
「あらあら♡ こっちにも甘えん坊さんが居ましたね♡」
「んみゅ!」
白猫のタマちゃんを膝の上に乗せて撫でているとエルちゃんがこちらにトコトコとやって来ました。エルちゃん可愛い♡
「タマちゃん良い子でちゅね~よしよし♡」
「にゃ~ん♪」
「――――――!? ぐぬぬ......」
嫉妬しているのかな? エルちゃんが私の身体にピトッとくっ付いて来ました。タマちゃんを愛でれば愛でる程にエルちゃんの反応が面白いです♪
「――――――!!」
「もう~しょうがない子でちゅね~♡」
エルちゃんが私とタマちゃんの間に無理矢理入って来ました♪ そんなに私に甘えたかったのかな? エルちゃんはまだまだお姉ちゃんの人肌が恋しいお年頃ですね♪
「お姉ちゃんの事好きでちゅかぁ?」
「だいちゅき!」
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛お姉ちゃんもエルちゃんの事大好きでちゅよ♡ ぺろぺろしたいくらいに大好き♡」
「お姉ちゃん!? いきなり叫んでどうしたの!?」
「あ、いや......大丈夫。エルちゃん見てちょっと発狂しちゃっただけよ」
「あぁ、何だいつものあれね」
葵ちゃんがエプロン姿で呆れた顔をしています。葵ちゃんの視線が......最近お姉ちゃんとしての威厳が徐々に無くなって来ているような気がします。だってしょうがない事なのです! これは生理現象と同じなのです! 抗う事は出来ません!
「お姉ちゃん、あれなら先にお風呂入って来てよ。エルちゃんと一緒に」
「おっけ! エルちゃん~お姉ちゃんとお風呂入りまちゅよ~♡ ディフフ♡」
早速エルちゃんを抱いてお風呂場へレッツゴーです! 今日はお風呂場でエルちゃんと何して遊ぶか楽しみです♪
◆一ノ瀬家 脱衣所◆
「ねえ、エルちゃん? 何でお姉ちゃんから逃げるの?」
「――――――!? ――――――!!」
「いつも一緒に入ってるでしょ? 今更恥ずかしがる事無いんだよ? ほら、エルちゃんの大好きなお姉ちゃんのパイパイでちゅよ~揉み揉みしないの?」
私が服を脱いだ瞬間、エルちゃんは慌てた様子で出入口の方へと逃げようとしていました。扉の方はしっかりと鍵も掛けているので私から逃げる事は不可能ですけどね♪ 二重に鍵を掛けて居るので誰も私の邪魔は出来ません♪
「エルちゃん、はい♡ 脱ぎ脱ぎしましょうねぇ~」
「――――――!!」
「そんな反応しちゃって♡ お姉ちゃんの事を誘ってるのでちゅか? うっかり襲っちゃうよ?」
この後沢山イチャイチャ......愛でてあげますけどね♪ 妹とのお風呂イベントは外す事の出来ない必須のイベントです! エルちゃんのお世話をするのが、今では私の趣味であり生き甲斐となっております♡
「こらこら暴れたら危ないでちゅよ? 大人しくしないとこちょこちょの刑にしますよ?」
「わぷっ!?」
「うふふ♡」
エルちゃんの小さなお顔に私の胸を押し付けて、強制的に黙らせてしまいました♪ こうすればエルちゃんはしばらく大人しくなるのです♪
「エルちゃん、心配しなくてもちゃんとシャンプーハットは用意してあるよ~それに今日はおもちゃも用意したの♪」
「――――――?」
「じゃあ湯船に浸かる前にきれいきれいにしましょうね~」
「――――――!?」
「お姉ちゃんから逃げる事は出来ませんよぉ? お姉ちゃんに沢山甘えてくれないと今日の晩御飯は無しですよ?」
あら? 気の所為でしょうか? エルちゃんがピタッと借りて来た猫のように大人しくなりました。これはチャンス到来です!
「エルちゃん、シャワーの蛇口を捻って見て♪」
「んぅ?」
「キャッ......!? 冷たい!!」
「――――――!?」
エルちゃん......レバー回す方向逆だよ。そっちは水が出ちゃうの......うふふ......お姉ちゃんに水を浴びさせるとは、これはチュッチュして再教育してあげる必要がありますね♡
「かえでねーたん? よちよち♪」
「............」
無意識のうちにエルちゃんを抱きしめてしまいました。エルちゃんは無自覚の天然たらしです! そうやっていつも私を弄んで......これはちゃんと責任を取って貰わないと行けませんね。
「エルちゃん、お姉ちゃんの膝の上においで♡」
「んみゅ!」
「良い子でちゅね~♡ じゃあお湯出しますよ~」
エルちゃんったら♡ そんな無防備な姿で私の膝の上に座るとは......うふふ......ディフフ♡ エルちゃんは不思議と良い匂いがします。ほんのりとシトラスのような大自然の中に居るかのようなリラックス出来る匂いです。
「かえでねーたん?」
「何でも無いですよぉ~じゃあお湯出すね」
お湯を掛けて上げるとエルちゃんは気持ち良さそうに私に身体を預けます。どうしよう......最近エルちゃんに少しだけ意地悪したいと思う気持ちや独占欲等が芽生え始めており、エルちゃんを見ているとドキドキしたりもするのです。この感情は一体何なの?
「――――――♪ んぅ?」
「はぁ......はぁ......」
綺麗な欲望をそそるうなじ......きめ細かい美しい素肌......庇護欲を激しく掻き立てるエルちゃんの愛らしさ。お風呂に葵ちゃんとも一緒に入る事もありますが、その時は葵ちゃんとただキスしたりイチャイチャ抱き合ったりしたいと言う姉妹のごくありふれた欲望が発現するだけだけど、エルちゃんを見てると............
「かえでねーたん! あわあわしゃん!」
「うんうん♪ これがシャンプーでこっちはボディーソープ♪ 頭を洗う時はシャンプーとこっちのリンスを使うんだよ♪」
「チャンプー!」
「うふふ♡ シャンプーね♪」
エルちゃんが成長して大きくなったら、どんな美人さんになるのかな? エルちゃんの身体を見ると今は小さいですが、恐らく私や葵ちゃんに匹敵するほどの巨乳になりそうな予感がします。これは世の中の男性が振り向いてしまう程の美少女になりそうです。エルちゃんに付き纏うような羽虫さんは、私が目が黒いうちは一匹たりとも近付けさせはしません。やはり幼稚園、小学校、中学校、高校は男子が1人も居ないエレベーター式の女学院に通わせようかしら。
「エルちゃん~お姉ちゃんも髪の毛洗うから身体洗って待っててね♪ 洗う時はこれをこう使うんだよ♪」
「――――――!!」
「おお! 上手でちゅね~♡ え? お姉ちゃんの身体もゴシゴシしてくれるの?」
はぅ♡ これが幸せと言う甘美なものですか。せっかくならエルちゃんに私の身体をゴシゴシと洗ってもらおうかな♪
「あれれ? エルちゃん、まだ私の胸や下半身が終わって無いよ? お姉ちゃんのおっぱいやあそこも綺麗にして欲しいなぁ♪」
「んにゅ............」
「うふふ♡」
何故かエルちゃんは私の胸や下半身を洗うのだけは避けています。別に女の子同士身体は大なり小なり同じなのにね♪ 遠慮する事は何一つありません♪
「あらあら♡ そんなにお顔真っ赤にしちゃって、エルちゃん照れてるのでちゅかぁ? んん?」
「かえでねーたん......」
「エルちゃん、お姉ちゃんのここ見てご覧。エルちゃんと同じ穴があるでしょう? ここは女の子の秘密の花園なんだよ♪」
「――――――!? ――――――!!」
私がM字開脚をしながら、自分のあそこを指で広げるとエルちゃんが恥ずかしそうに自分の目を両手で隠して視線を逸らしました♡ まるで見たら行けない物を見た時のような反応ですね。この初心なエルちゃんの反応が堪らないわ!
「エルちゃんがもう少し大きくなったら、お姉ちゃんが百合エッチのやり方を手取り足取り教えてあげるからね♡」
「あ、あぅ......」
「うふふ♡ エルちゃんには刺激が強かったかな?」
今日の所はこの辺でおふざけは終わりにしておきましょうか♪ 体や頭を綺麗に洗ったら次は浴槽の湯船に浸かって、用意したおもちゃで遊びましょうか♪ 喋るアヒルさんのおもちゃと水鉄砲を用意してあります♪
―――――――――
「エルちゃん、湯加減はどうかな?」
「んにゅ~♡」
「うふふ♡」
エルちゃんは気持ち良さそうに湯船に浸かっています。
「あ! エルちゃん、アヒルさんが浮いてるよ!」
「んぅ? ―――――――――?」
「これはアヒルさんのおもちゃだよ♪」
「アヒルたん?」
エルちゃんは指先でアヒルのおもちゃをツンツンとしております。そしてもう1つ秘密兵器を用意してあるのです!
「えい! ピュッピュ攻撃だよ♪」
「――――――!?」
「びっくりした? これは水鉄砲と言うおもちゃなの。ここのトリガーを引くと中に入ってるお湯が出るの!」
何だかアヒルさんのおもちゃを見た時よりも驚いていますね。エルちゃんに水鉄砲を渡すとキャッキャと騒いでおり可愛いです♡
「キャッ......!? エルちゃん、お姉ちゃんのお顔に掛けるとは良い度胸でちゅね? よろしい、ならば戦争です!」
「――――――♪ ――――――!?」
「私の持ってる水鉄砲は火力が違うのよ♪ 大きなサイズのマシンガンタイプよ!」
まあ流石に大人気ないとは思うので、エルちゃんに大きなマシンガンタイプの水鉄砲を渡しました。エルちゃんは目をキラキラと輝かせています。
「――――――!」
「ちょっ!? エルちゃん、そこはらめぇ! あん♡」
エルちゃんが意図して狙ったのかは分かりませんが、私の乳房の敏感な所に攻撃をして来たのです! 控えめに言って気持ち良かったです♡
◆エルちゃん視点◆
「はわわ!?」
「――――――♡」
かえでねーたんと一緒にお風呂に入るのは毎日の日課です。でも、僕はかえでねーたんやあおいねーたんと入る時、必ず女性の見ては行けない所をなるべく見ないように努力して来ました。僕は身体は女の子だけど、中身は立派な男です。僕は毎日己の欲望と戦っています。
「か、かえでねーたん! 身体ゴシゴシ終わりましたよ!」
「――――――♡」
かえでねーたんは意地悪です! かえでねーたんの背中を洗う時でも、かえでねーたんのうなじや綺麗な肌を見て僕の心臓がバクバクと激しく鼓動しているのに、今度はかえでねーたんが指を指しながら胸とあそこを洗ってと言うのです!
「そ、そんな悲しそうな顔をしても駄目ですからね!」
「............」
「なっ......!? か、かえでねーたん!?」
僕はついに間近で見てしまった。かえでねーたんが突然自分のアソコを思い切り指先で広げたのです! 僕は咄嗟に目を両手で隠しましたが、がっつりと見てしまいました。かえでねーたんのピンク色の綺麗な秘密の花園............かえでねーたんがこちらを見ながらニヤニヤとしています。
「――――――♪」
「かえでねーたんはもう少し恥じらいと言う言葉を覚えて下さい!」
「――――――♡」
「わぷっ......!?」
く、苦しい......! かえでねーたんのお胸は本当にデカすぎます! ベッドで寝る時とか左右に胸が大きいかえでねーたんやあおいねーたんが僕を抱きながらいつも寝るため、僕はいつか窒息死するのでは無いかと不安に思う時があります。
「―――♡」
「あれ? いつの間に洗い終えたんだ?」
僕が呆然としている間に、かえでねーたんは手際良く僕の身体を洗ってくれました。そして抱っこされながら、かえでねーたんと一緒に湯船に浸かります。
「かえでねーたん、こんなにお湯を沢山使ってお金は大丈夫なのですか?」
「――――――♡」
ここでの暮らしには慣れては来ましたけど、毎日暖かい綺麗な水やお湯を僕達は沢山使っています。僕はかえでねーたん達がいつか破産しないか時折不安になります。
「んぅ? なんですかそれは?」
「―――ア―――ヒル―――たん」
「アヒルたん?」
ふむふむ、何かのおもちゃでしょうか? 指さしでツンツンとしても反応はありませんし。
「――――――!!」
「ふぇ? 何それ!? かっこいい!」
かえでねーたんはまたもや秘密兵器を用意してたのです! 引き金を引くとピュッピュと暖かいお湯が出ます。楽しそうです!
「僕にくれるのですか!?」
「――――――♡」
「後で精霊猫のブライアンに見せびらかして自慢しよ♪」
しゅごい! 試しにかえでねーたんに撃ってみよう。
「えい!」
「あん♡」
「ふぁ!? ごめんなさい! そこは狙うつもりは......」
「――――――♡」
かえでねーたんのお顔やお胸にお湯をドピュドピュッと掛けてしまった。しかもかえでねーたんの敏感な所にジャストヒットしました。ピンク色の綺麗なかえでねーたんの乳房は、ビンビンに勃っています。
「な!? そんな大きいのも用意してたのですか!?」
「――――――♪」
「強そう」
ふふ、さっきかえでねーたんに沢山意地悪されたのでここでお返ししてあげます♪ かえでねーたんの乳房を的にしてドピュドピュ撃ちまくるぞ!
「えい!」
「ひゃあん♡」
かえでねーたんの喘ぎ声が物凄くえっちです! 調子に乗って撃ちまくって居たら、最後はかえでねーたんに抱きしめられながら地獄のこちょこちょ攻撃を喰らってしまい僕は灰のように燃え尽きてしまいました。
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