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第47話 絶景かな絶景かな
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「ふははははは! 絶景かな、絶景かな! 凄いな、リークは! 底のわからぬ奴だとは思っていたが、まさかこれほどまでとはな!」
「いや……テスラ様の発想も、底が知れないっす……」
眼下に広がるのはラシュフォール大陸。いや世界そのものだった。山脈がうねるように伸びていた。海が台地を浸食するように広がっている。大河がまるで陸を貫いているようだった。
――そう、俺たちは空にいた。
「なるほど。書物にもあったが、世界というのは本当に丸いのだな。良いものを見せてもらった」
テスラの『頼み』とは『隕石』であった。とにかく目一杯おおきくというのがオーダーだったので、魔法を使い、荒野を派手にえぐって山ひとつぶんぐらいの大地を持ち上げた。質量にして何兆トンだろうか。そうやってえぐった大地を浮遊大陸のように漂わせ、魔王城の遙か上空へと持ってきた。
「あれがスピネイルの魔王城か。小さくなったものだな」
「そうですね」
「城が蟻のように見えるということは、民はもっとちいさいのだろうな」
「そうなりますね」
「……これが、我々の視点なのだな。すべてが小さく見える。ちっぽけに見える。そして、いかようにもできる。この巨大な質量を、どこにでも落とす力がある。それは、スピネイルか、それとも民の上か――」
「恐ろしいことを言わないでくださいよ」
「恐ろしいのだよ。力を持つということは。だから、責任がある。ゆえに、私はこの力を民のために使うと決めた。おまえはどうだ?」
「俺……?」
「うむ。リーク・ラーズイッドは誰のために使う?」
俺は……考えていなかった。漫然と生きていたのかもしれない。不確かな人生。それなら、俺の『いまの答え』はこうだ。
「いまの俺は……テスラ様のためですかね」
「なにゆえ?」
「俺にはまだ、領主になるという自覚がありません。民のために働いているという自覚もないです。だから、いまはとりあえずテスラ様のもとで勉強させてもらおうと思っています。そのためにバルティアへとやってきたのが、リーク・ラーズイッドです」
なんだか、わかった気がした。テスラが、魔法を使えるにもかかわらず、ただひたすら己の肉体ばかりを鍛えてきた理由が。
彼女は優しすぎるのだ。戦いを楽しんでいるのではなく、強さを追い求めるためでもなく、すべては人を守るため。ぶっきらぼうな性格なのに、慈愛に満ちている。いや、そのぶっきらぼうで荒々しい性格すらも、民に不安を与えまいという強き意志でつくりあげているのかもしれない。
「うむ、うむうむ! 良い答えだ。リーク・ラーズイッドは偉大である。よし、おまえは私の婿になれ! これは決定だ! おまえの父上も喜ばれよう!」
「な、ななななな、そ、それはその……」
「ははははは! 冗談だ! ――とにかく、いまは、この素晴らしき世界に仇成す魔王に鉄槌を食らわせる」
――うわあ、スピネイルが哀れに思えてくる。
「じゃあ、いいですか?」
「ああ、やるぞ」
テスラが、右腕に魔力を込める。そして「はッ!」と、掌を大地に置いた。浮遊大陸の重さが一気に増大する。俺たちの魔法の組み合わせは、おそらく最高――いや、最悪だ。
この大地が1兆tの重さがあるとすると、十倍の重力で10兆tの重さになる。質量というのは桁が変わると天文学的な威力を発揮する。弓矢の重さが十倍になったところでさほど意味を感じないかもしれないが、投石武器だととんでもないことになるのと同じ。
要するに、なにがヤバいかっていうと、重力魔法は『かけ算』だってこと。んで、あらゆる魔法の中で『重さ』や『質量』が売りなのは大地魔法なのである。『重さ』を『かけ算』で強化すると最悪になる。うん、最高なんだけど最悪。
「さあて、貴様はどの程度で耐えられるかな。リーク」
「お、俺ですか?」
「うむ。重力を上げていくぞ。いつまで浮遊させていられるかな。まずは10倍だ」
ズンと空気が重たくなる。10兆トンぐらいか? いや、もっと負荷がかかってるかな。本人は10倍ぐらいのつもりなんだろうけど、相変わらず制御できてないんだろうな。
「100倍! ふはははは、まだいけるか!」
うん、ありえない重さである。いけるけど。
「ならば1000倍! 3000倍! というか、おまえも凄いな。どんな魔物でも、これぐらい負荷をかけたら普通はミンチになる」
「いや、テスラ様こそ凄いですよね」
範囲が広いゆえに、当然俺たちも負荷を受けている。
「5000――さすがに、これほどの負荷を使うのは初めてだ。よし、さらに上を目指してみるか」
「うぐ……そろそろきついですかね」
ごめん、嘘。まだまだ余裕なんだけど、そろそろヤバい。俺がヤバいのではなくて、たぶん世界がヤバい。俺たちの魔法で世界が滅ぶ。これほど質量を持ったものが5000倍の重さで落下したら、冗談抜きで隕石クラスだ。
余波でクランバルジュどころか大陸が滅ぶ。っていうか、この人も底知れないなあ。重力魔法を極めると、ブラックホールが生まれるって聞いたことがあるけど、彼女が本気であれば普通にあり得るんじゃないか? だから、人々のことを考えて、このぐらいで音を上げるフリをしておこう。
「そうか! ならば仕上げだ! 浮遊を解除しろ! 重力10000倍だッ!」
俺が浮遊を解除した瞬間――10000倍の重力がのしかかる。大地が浮遊から解き放たれる。それは、さながら引き絞られた弓が発射するかのようであった。
凄まじい勢いで、大陸が大地へと引き寄せられる。空気が震えた。というよりも空気がはじけるようであった。落下に巻き込まれないよう、俺とテスラは土の足場で浮遊する。
あり得ない威力で突っ込む大陸。もう、とんでもないことになった。当然、魔王城は完全崩壊する。いや、崩壊なんて壮大な表現はいらない。消えた。なんか消えた。消滅した。蟻にめがけて大砲を撃ち込んだぐらい。
城の屋根になんかいたみたいだけど――たぶんスピネイルだろうけど、それも意に介さなかった。虫ぐらいちいさいそれを意識することなんてできないし。
とにもかくにも、膨大な質量を持った凄まじい大地が、万倍の重力を受けて衝突。隕石にも似た衝撃が大地を襲う。
俺は、とっさに大地へと魔法をかけた。地殻変動すら起こりうる衝撃だ。下手をすれば大地震すら起こりうる。それはマズいゆえに、大地を操作し振動をできるだけ緩和。この荒野一帯の衝撃を抑え込む。
結果、魔王城を中心に、巨大なクレーターが生まれるのだった――。
「いや……テスラ様の発想も、底が知れないっす……」
眼下に広がるのはラシュフォール大陸。いや世界そのものだった。山脈がうねるように伸びていた。海が台地を浸食するように広がっている。大河がまるで陸を貫いているようだった。
――そう、俺たちは空にいた。
「なるほど。書物にもあったが、世界というのは本当に丸いのだな。良いものを見せてもらった」
テスラの『頼み』とは『隕石』であった。とにかく目一杯おおきくというのがオーダーだったので、魔法を使い、荒野を派手にえぐって山ひとつぶんぐらいの大地を持ち上げた。質量にして何兆トンだろうか。そうやってえぐった大地を浮遊大陸のように漂わせ、魔王城の遙か上空へと持ってきた。
「あれがスピネイルの魔王城か。小さくなったものだな」
「そうですね」
「城が蟻のように見えるということは、民はもっとちいさいのだろうな」
「そうなりますね」
「……これが、我々の視点なのだな。すべてが小さく見える。ちっぽけに見える。そして、いかようにもできる。この巨大な質量を、どこにでも落とす力がある。それは、スピネイルか、それとも民の上か――」
「恐ろしいことを言わないでくださいよ」
「恐ろしいのだよ。力を持つということは。だから、責任がある。ゆえに、私はこの力を民のために使うと決めた。おまえはどうだ?」
「俺……?」
「うむ。リーク・ラーズイッドは誰のために使う?」
俺は……考えていなかった。漫然と生きていたのかもしれない。不確かな人生。それなら、俺の『いまの答え』はこうだ。
「いまの俺は……テスラ様のためですかね」
「なにゆえ?」
「俺にはまだ、領主になるという自覚がありません。民のために働いているという自覚もないです。だから、いまはとりあえずテスラ様のもとで勉強させてもらおうと思っています。そのためにバルティアへとやってきたのが、リーク・ラーズイッドです」
なんだか、わかった気がした。テスラが、魔法を使えるにもかかわらず、ただひたすら己の肉体ばかりを鍛えてきた理由が。
彼女は優しすぎるのだ。戦いを楽しんでいるのではなく、強さを追い求めるためでもなく、すべては人を守るため。ぶっきらぼうな性格なのに、慈愛に満ちている。いや、そのぶっきらぼうで荒々しい性格すらも、民に不安を与えまいという強き意志でつくりあげているのかもしれない。
「うむ、うむうむ! 良い答えだ。リーク・ラーズイッドは偉大である。よし、おまえは私の婿になれ! これは決定だ! おまえの父上も喜ばれよう!」
「な、ななななな、そ、それはその……」
「ははははは! 冗談だ! ――とにかく、いまは、この素晴らしき世界に仇成す魔王に鉄槌を食らわせる」
――うわあ、スピネイルが哀れに思えてくる。
「じゃあ、いいですか?」
「ああ、やるぞ」
テスラが、右腕に魔力を込める。そして「はッ!」と、掌を大地に置いた。浮遊大陸の重さが一気に増大する。俺たちの魔法の組み合わせは、おそらく最高――いや、最悪だ。
この大地が1兆tの重さがあるとすると、十倍の重力で10兆tの重さになる。質量というのは桁が変わると天文学的な威力を発揮する。弓矢の重さが十倍になったところでさほど意味を感じないかもしれないが、投石武器だととんでもないことになるのと同じ。
要するに、なにがヤバいかっていうと、重力魔法は『かけ算』だってこと。んで、あらゆる魔法の中で『重さ』や『質量』が売りなのは大地魔法なのである。『重さ』を『かけ算』で強化すると最悪になる。うん、最高なんだけど最悪。
「さあて、貴様はどの程度で耐えられるかな。リーク」
「お、俺ですか?」
「うむ。重力を上げていくぞ。いつまで浮遊させていられるかな。まずは10倍だ」
ズンと空気が重たくなる。10兆トンぐらいか? いや、もっと負荷がかかってるかな。本人は10倍ぐらいのつもりなんだろうけど、相変わらず制御できてないんだろうな。
「100倍! ふはははは、まだいけるか!」
うん、ありえない重さである。いけるけど。
「ならば1000倍! 3000倍! というか、おまえも凄いな。どんな魔物でも、これぐらい負荷をかけたら普通はミンチになる」
「いや、テスラ様こそ凄いですよね」
範囲が広いゆえに、当然俺たちも負荷を受けている。
「5000――さすがに、これほどの負荷を使うのは初めてだ。よし、さらに上を目指してみるか」
「うぐ……そろそろきついですかね」
ごめん、嘘。まだまだ余裕なんだけど、そろそろヤバい。俺がヤバいのではなくて、たぶん世界がヤバい。俺たちの魔法で世界が滅ぶ。これほど質量を持ったものが5000倍の重さで落下したら、冗談抜きで隕石クラスだ。
余波でクランバルジュどころか大陸が滅ぶ。っていうか、この人も底知れないなあ。重力魔法を極めると、ブラックホールが生まれるって聞いたことがあるけど、彼女が本気であれば普通にあり得るんじゃないか? だから、人々のことを考えて、このぐらいで音を上げるフリをしておこう。
「そうか! ならば仕上げだ! 浮遊を解除しろ! 重力10000倍だッ!」
俺が浮遊を解除した瞬間――10000倍の重力がのしかかる。大地が浮遊から解き放たれる。それは、さながら引き絞られた弓が発射するかのようであった。
凄まじい勢いで、大陸が大地へと引き寄せられる。空気が震えた。というよりも空気がはじけるようであった。落下に巻き込まれないよう、俺とテスラは土の足場で浮遊する。
あり得ない威力で突っ込む大陸。もう、とんでもないことになった。当然、魔王城は完全崩壊する。いや、崩壊なんて壮大な表現はいらない。消えた。なんか消えた。消滅した。蟻にめがけて大砲を撃ち込んだぐらい。
城の屋根になんかいたみたいだけど――たぶんスピネイルだろうけど、それも意に介さなかった。虫ぐらいちいさいそれを意識することなんてできないし。
とにもかくにも、膨大な質量を持った凄まじい大地が、万倍の重力を受けて衝突。隕石にも似た衝撃が大地を襲う。
俺は、とっさに大地へと魔法をかけた。地殻変動すら起こりうる衝撃だ。下手をすれば大地震すら起こりうる。それはマズいゆえに、大地を操作し振動をできるだけ緩和。この荒野一帯の衝撃を抑え込む。
結果、魔王城を中心に、巨大なクレーターが生まれるのだった――。
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