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第3話 大地魔法チートと腕力無双
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「魔法は使ってもいいんですか?」
ククルには止められていたけど、こうなったら仕方がないよね。隠し事が通用しそうな相手じゃないし。
「もちろんだ」
グリズリーを倒した実力から鑑みるに、間違いなくこの人は強い。けど、魔法の使用が許されるなら、圧倒的に俺の方が強いだろう。俺だって身体能力には自信あるが、魔法の方はスケールが違う。
まあ、勝ってしまうと、彼女のプライドが傷つくかもしれないので、手加減はした方が良さそうだ。10%ぐらいの力でやれば、ちょうど良い感じに負けることができるかな?
「さて……いくぞ――」
空気が冷たくなった。空気が静かになった。アーモンドアイの瞳が、俺をまっすぐに見つめている。ほのかに笑んでいたテスラの口元が閉じる。
彼女の靴底が、ジリと動いたその時――まるで瞬間移動したかのように間合いを詰められていた。拳による連撃が打ち込まれる。俺は、適当に捌いていく。
「ほう、やはり強いな」
「ぐっ! こっちはッ! 必死ですよ!」
そうでもないけど、そう演じて見せる俺。わずかに距離ができる。
――仕方ない。やるか。
俺が軽く指を動かすと、大地から長方形の岩盤が出現。両者の間合いを遮断する。
ラーズイッド家の属性は『大地』だ。非常に扱いが難しく、コスパも悪い。なぜなら、大地という質量を動かすのに、膨大な魔力を使用するからである。『砂』も大地属性に含まれるのだが、それら粒子を自在に操るのにも『器用さ』が要求される。
炎や雷なら、重さもないゆえに大規模な爆発や落雷も可能。砂を操るぐらいなら、水の方が単一なイメージを描けるので、創造性を発揮できる。要するに、大地は『ハズレ』属性だったりする。
だが、圧倒的な魔力と器用さがあると、途端にスケールの凄まじい魔法となる。先刻の熊如き、砂で包んで圧殺できる。あるいは地割れを起こして飲み込むことができる。それどころか、町のひとつやふたつ、流砂で飲み込んでみせることぐらいできる。規模が違うのだ。
まあ、その規模の魔法を使えば、近隣の土地へのダメージが深刻ゆえに、なるべく小規模な魔法しか使わないけど。訓練だし。
「大地魔法か。珍しいな」
そんなわけで、コスパが悪く扱いづらいゆえ、大地の魔法使いはあまり存在しない。中には、大地魔法の才能があっても、他の属性に鞍替えする奴もいるぐらいだ。生憎と、ラーズイッド家は大地属性一筋だったらしいけど。
テスラが、岩盤に突っ込む。紙を突き破るかのように拳を打ち込み、軽く振り払って砕いてみせる。
「む? 消えたッ?」
壁の向こうにいるはずの俺を見つけられないテスラ。
「下ですよ」
これも大地系魔法使いの戦い方だ。視界から消えたタイミングで、地面に潜っていた。テスラの足首を掴み、大地へと引きずり込む。彼女の下半身が埋まっていく。固定する。
「面白い魔法を使うのだな」
余裕のテスラお嬢様。なら、もうちょっと意地悪してみるか。今度は、周囲の『砂』を操作して矢をつくる。それらを大量に浮遊させ、一斉にテスラへと撃ち放つ。
「これぐらいじゃ死にませんよね?」
俺は、地面に潜って矢から逃れる。
「愚問だな」
凄いの一言だ。1000にも届く矢の嵐を、両の拳だけでガガガガガガと撃ち落としていく。下半身が大地に埋まっているのに、である。
「この程度か、リーク。それとも、まだ手加減しているのか?」
「じゃあ――」
このうちに、俺は崖の上へと移動していた。そして、右腕を大きく掲げると、岩肌がガゴンと派手に毟り取られる。
――ラーズ・メテオ。
攻城兵器も真っ青の大魔法。山の一部を使い、家屋と同じぐらい巨大な岩を相手に叩きつける。シンプルにして強力な一撃だ。ドラゴンだってひとたまりもない。……ひとたまりもないんだけど……なんであの人、笑ってるんだろう。
「要するに、余裕ってことか……マジか」
巨岩を落とす。すると、テスラは「うりゃあ!」と、拳を掲げ――いとも簡単に砕いて見せた。
「ははっ、軽いな!」
その隙を狙って、俺は彼女の懐に潜り込んでいた。ボディがガラ空きだ。強烈な蹴りを食らわせる。テスラは派手に吹っ飛び、崖の岩肌へと、めりこむように突っ込んだ。
――そろそろ終わりにするか。
崖に埋もれたテスラの周囲の岩を胎動させ、圧縮していく。死なない程度に、押しつぶしていく。
「ぬ、ぐ……だあぁるやぁあぁぁぁッ!」
岩肌から、力尽くで脱出するテスラ。ライフル弾のように解き放たれた彼女は、俺の目の前に一瞬で移動。パンチを繰り出す。しかし、それは俺の鼻先で寸止めされる。
「私の勝ちだな」
拳圧で、凄まじい風が駆け抜けた。
「いや、引き分けか……」
テスラは、俺の首をなぎ払う。すると、身体が砂と化して地面へと溶け込んでいく。砂でつくったダミーだ。見破られていたみたいだけど。
「いや、俺の負けですよ。これ以上は、さすがに怖いです」
彼女の背後に小さな砂の竜巻を起こし、その中心から出現する俺。この人はマジで強い。俺も30%ぐらいは本気を出した。これについてこられる人間は、いまのところいない。
「くくっ、これ以上やると、お互い無事に済みそうにないな。いやあ、満足満足。嬉しいぞ。おまえがこれほどまでに強いとはな。」
そう言って、テスラは俺の頭を撫でてくる。子供じゃないんだけど。
「おまえは強い。おそらくこの世界で二番目に強い」
「いちばんはテスラ様ですか」
「無論だ。続けるか?」
「やめておきます」
たいした自信だ。そういうことにしておいてあげよう。悪い人じゃなさそうだし、俺もちょっと気に入っちゃってるし。美人だし。けど、本当に嬉しそうだな、この領主様。
こうして、俺とテスラの対決は、一応引き分けということで幕を閉じる。
「これから、よろしく頼むぞ。リーク」
「こちらこそ、いろいろ学ばせてもらいます」
俺は強い。彼女よりも強い。けど、学ぶことはいっぱいありそうだ。俺は、これからの生活が少し楽しみになった。
ククルには止められていたけど、こうなったら仕方がないよね。隠し事が通用しそうな相手じゃないし。
「もちろんだ」
グリズリーを倒した実力から鑑みるに、間違いなくこの人は強い。けど、魔法の使用が許されるなら、圧倒的に俺の方が強いだろう。俺だって身体能力には自信あるが、魔法の方はスケールが違う。
まあ、勝ってしまうと、彼女のプライドが傷つくかもしれないので、手加減はした方が良さそうだ。10%ぐらいの力でやれば、ちょうど良い感じに負けることができるかな?
「さて……いくぞ――」
空気が冷たくなった。空気が静かになった。アーモンドアイの瞳が、俺をまっすぐに見つめている。ほのかに笑んでいたテスラの口元が閉じる。
彼女の靴底が、ジリと動いたその時――まるで瞬間移動したかのように間合いを詰められていた。拳による連撃が打ち込まれる。俺は、適当に捌いていく。
「ほう、やはり強いな」
「ぐっ! こっちはッ! 必死ですよ!」
そうでもないけど、そう演じて見せる俺。わずかに距離ができる。
――仕方ない。やるか。
俺が軽く指を動かすと、大地から長方形の岩盤が出現。両者の間合いを遮断する。
ラーズイッド家の属性は『大地』だ。非常に扱いが難しく、コスパも悪い。なぜなら、大地という質量を動かすのに、膨大な魔力を使用するからである。『砂』も大地属性に含まれるのだが、それら粒子を自在に操るのにも『器用さ』が要求される。
炎や雷なら、重さもないゆえに大規模な爆発や落雷も可能。砂を操るぐらいなら、水の方が単一なイメージを描けるので、創造性を発揮できる。要するに、大地は『ハズレ』属性だったりする。
だが、圧倒的な魔力と器用さがあると、途端にスケールの凄まじい魔法となる。先刻の熊如き、砂で包んで圧殺できる。あるいは地割れを起こして飲み込むことができる。それどころか、町のひとつやふたつ、流砂で飲み込んでみせることぐらいできる。規模が違うのだ。
まあ、その規模の魔法を使えば、近隣の土地へのダメージが深刻ゆえに、なるべく小規模な魔法しか使わないけど。訓練だし。
「大地魔法か。珍しいな」
そんなわけで、コスパが悪く扱いづらいゆえ、大地の魔法使いはあまり存在しない。中には、大地魔法の才能があっても、他の属性に鞍替えする奴もいるぐらいだ。生憎と、ラーズイッド家は大地属性一筋だったらしいけど。
テスラが、岩盤に突っ込む。紙を突き破るかのように拳を打ち込み、軽く振り払って砕いてみせる。
「む? 消えたッ?」
壁の向こうにいるはずの俺を見つけられないテスラ。
「下ですよ」
これも大地系魔法使いの戦い方だ。視界から消えたタイミングで、地面に潜っていた。テスラの足首を掴み、大地へと引きずり込む。彼女の下半身が埋まっていく。固定する。
「面白い魔法を使うのだな」
余裕のテスラお嬢様。なら、もうちょっと意地悪してみるか。今度は、周囲の『砂』を操作して矢をつくる。それらを大量に浮遊させ、一斉にテスラへと撃ち放つ。
「これぐらいじゃ死にませんよね?」
俺は、地面に潜って矢から逃れる。
「愚問だな」
凄いの一言だ。1000にも届く矢の嵐を、両の拳だけでガガガガガガと撃ち落としていく。下半身が大地に埋まっているのに、である。
「この程度か、リーク。それとも、まだ手加減しているのか?」
「じゃあ――」
このうちに、俺は崖の上へと移動していた。そして、右腕を大きく掲げると、岩肌がガゴンと派手に毟り取られる。
――ラーズ・メテオ。
攻城兵器も真っ青の大魔法。山の一部を使い、家屋と同じぐらい巨大な岩を相手に叩きつける。シンプルにして強力な一撃だ。ドラゴンだってひとたまりもない。……ひとたまりもないんだけど……なんであの人、笑ってるんだろう。
「要するに、余裕ってことか……マジか」
巨岩を落とす。すると、テスラは「うりゃあ!」と、拳を掲げ――いとも簡単に砕いて見せた。
「ははっ、軽いな!」
その隙を狙って、俺は彼女の懐に潜り込んでいた。ボディがガラ空きだ。強烈な蹴りを食らわせる。テスラは派手に吹っ飛び、崖の岩肌へと、めりこむように突っ込んだ。
――そろそろ終わりにするか。
崖に埋もれたテスラの周囲の岩を胎動させ、圧縮していく。死なない程度に、押しつぶしていく。
「ぬ、ぐ……だあぁるやぁあぁぁぁッ!」
岩肌から、力尽くで脱出するテスラ。ライフル弾のように解き放たれた彼女は、俺の目の前に一瞬で移動。パンチを繰り出す。しかし、それは俺の鼻先で寸止めされる。
「私の勝ちだな」
拳圧で、凄まじい風が駆け抜けた。
「いや、引き分けか……」
テスラは、俺の首をなぎ払う。すると、身体が砂と化して地面へと溶け込んでいく。砂でつくったダミーだ。見破られていたみたいだけど。
「いや、俺の負けですよ。これ以上は、さすがに怖いです」
彼女の背後に小さな砂の竜巻を起こし、その中心から出現する俺。この人はマジで強い。俺も30%ぐらいは本気を出した。これについてこられる人間は、いまのところいない。
「くくっ、これ以上やると、お互い無事に済みそうにないな。いやあ、満足満足。嬉しいぞ。おまえがこれほどまでに強いとはな。」
そう言って、テスラは俺の頭を撫でてくる。子供じゃないんだけど。
「おまえは強い。おそらくこの世界で二番目に強い」
「いちばんはテスラ様ですか」
「無論だ。続けるか?」
「やめておきます」
たいした自信だ。そういうことにしておいてあげよう。悪い人じゃなさそうだし、俺もちょっと気に入っちゃってるし。美人だし。けど、本当に嬉しそうだな、この領主様。
こうして、俺とテスラの対決は、一応引き分けということで幕を閉じる。
「これから、よろしく頼むぞ。リーク」
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