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第43話 お目見え城郭都市1
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森を抜けて見通しのいい街道まで出た所で、一緒に歩いていた運搬者の彼らからワーと歓声が上がった。
「本当に全く襲われなかったぞ凄いなー!」
「こちらに気付かずに獣が横を素通りしていってたぞー!?」
「お役に立てたのであれば何よりです」
興奮気味の彼らに私はサラッとそう言う。
「こんなに早く森を抜けられるなんて今日はツイてるなー!!」
「魔術師様々だぜ!!」
「いえいえ、それほどでもー」
それでも興奮冷めやらない様子の皆さんが口々に褒めてくれるものだから、私もついつい気分が良くなってしまう。
いやー、こんなに褒められちゃうなんて困っちゃうなー!!
私の魔術的な才能が凄いばっかりにまいったなー!!
そんな感じで散々褒めちぎってもらったところで、一緒に歩いてきた彼らのうちの一人が「街が見えてきた」と指し示して教えてくれた。
街……? いや、あれはまるで……。
ううん、今は一旦いいとしてそれよりも……。
「すみませんー。もう街も見えてきて迷う心配も無さそうなので、私達はもう少しゆっくりと歩いて街まで行きたいと思います」
「ゆっくり歩いてくって……もしかして疲れたのか?」
「ええ、歩き慣れていないもので少し……ですが私達に合わせて早さを落とすのはご迷惑でしょうし、皆さんは先に行って下さいませ」
「せっかくなら最後まで付き合いたいが……」
「そのお気持ちだけ頂戴いたしますね」
「分かった、ありがとうなリオン。機会があれば今回の礼もするからなー」
私の仕事名である『リオン』と私を呼んだ彼は、義理堅い性格なのかそんなことを言い残していった。
「私が勝手にしたことなので、お気になさらなくて結構ですよー。こちらこそありがとうございましたー」
そうして私は歩き去る皆さんを見送りつつ、十分距離もあいて声も届かなくなったと判断したところでアルフォンス様を振り返った。
「と、いうことでここからは二人でゆっくり歩いて行きましょうか?」
「……なぜわざわざここで彼らと別れたんだ?」
さも不思議そうに彼は私に問う。
「それはもちろん、その方がアルフォンス様にとってもいいと思いまして」
「っ!? もしかして気付いて……!!」
「もちろん、複数人がいる状況は苦手なのではないかと途中で気付いたため気を回したんですよー」
「あっああ、そうか……」
アルフォンス様は頷きながら顔を背け、すーっと遠くを見るような目をした。
……えー、それは一体どういう感情なのでしょうか?
やった……? 私が何かやらかしました?
こ、ここはとりあえず無かったことにしよう……!!
「まぁ、それで……っ!?」
私がテキトーに話題を変えようと考えながら口を開いたところ、突如背中にぞぞっと悪寒が走った。
そう、それはよく知っている感覚……例のあの人に気取られた時のっ!!
「っっっ!?」
まっ、まさか近くに!?
慌てて四方八方辺りを見回し、魔力的な気配も探るが何も特に無い……。
そこには今まで見てきたのと同じ、なんの変哲もない平野に森に道があるだけ。
確かにあの人なら姿を消し完全に気配を遮断することも出来るだろうけど、いつもなら最初の悪寒から時間を置かずに攻撃されてるはず……。
そうそう、いつもなら今頃はボッコボコ……。
………………。
気のせいだったのかな……?
うん、よく考えるとそもそもこんな所にあの人がいるはず無いよね……!! 無いないっ!!
いやー、警戒して損した……。
「リア、なんでそう妙な動きをしてるんだ?」
無我夢中だったせいで気付かなかったけど、いつの間にかアルフォンス様が不審そうな目付きでこちらを見ていた。
うん、思い返すまでもなく私の一連の行動は客観的にどう見ても不自然だったねっ!! 分かりますよ!!
「いえ、なんでもありませんよー。さっ、行きましょ?」
しかし事情を正直に話すわけにもいかないので私はテキトーに誤魔化す。
「……ああ」
彼はなんでもないわけないだろうみたいな顔はしていたものの、実際にそれを口に出すことはしなかった。
有り難い、とても有り難い……。
そうして私は僅かに残る不安を振り払うように、アルフォンス様と街へ向かって歩き出したのだった。
「…………見つけた」
―――――――――――――――――――――――――――……
「実は知らなかったのですが、ここの街ってとても立派な城壁に囲まれていたんですねー」
そう、さきほど街が見えてきたと教えてもらった時にまず驚いたのが、それが街というよりも巨大な壁にしか見えなかったからだ。
すぐにそれが街を取り囲む城壁だと思い当たったわけだけど……私の持ってる地図は簡易なものだから地名と大まかな場所しかなくて全然見当もつかなかったんだよねー。
そう、この街はいわゆる城郭都市というやつだ。
しかもその城壁は遠目からでもかなりしっかりとした高く堅牢なものだと分かる造りで……失礼な考えだけど、それはただの地方都市には似つかわしく無いようにも感じた。
「ああ、確か1000年前の大戦の際に作られたものらしいが……」
「ええ!? そうなんですかー!」
何気ない口調でそう言ったアルフォンス様に、私はグッと距離を詰めた。
だって、1000年前の遺物をそのまま使ってるって凄くありません!?
物凄い気になっちゃうじゃないですか!!
「そ、そうだ……元々古城と合わせて防衛の拠点として作られたもので……」
「えっ!? あの古城もそうだったんですか!!」
興奮した私は更にグッとアルフォンス様の方に踏み込んだ。
くっ全然気付かなかった!! なんたる見落とし……!!
「ち、近い!! そんなに前のめりにならなくてもいいだろう……!?」
「あ、申し訳ありません」
無我夢中で近付いて前のめりになってしまっていた私は、アルフォンス様の言葉を受けてスッと距離を取った。
いや、テンションが上がるとついねー?
「……だからと言って、別にそこまで離れなくても」
何かぼそっと言ったアルフォンス様だったが、私がそれを聞こうとする前に彼は再び口を開いた。
「本当に全く襲われなかったぞ凄いなー!」
「こちらに気付かずに獣が横を素通りしていってたぞー!?」
「お役に立てたのであれば何よりです」
興奮気味の彼らに私はサラッとそう言う。
「こんなに早く森を抜けられるなんて今日はツイてるなー!!」
「魔術師様々だぜ!!」
「いえいえ、それほどでもー」
それでも興奮冷めやらない様子の皆さんが口々に褒めてくれるものだから、私もついつい気分が良くなってしまう。
いやー、こんなに褒められちゃうなんて困っちゃうなー!!
私の魔術的な才能が凄いばっかりにまいったなー!!
そんな感じで散々褒めちぎってもらったところで、一緒に歩いてきた彼らのうちの一人が「街が見えてきた」と指し示して教えてくれた。
街……? いや、あれはまるで……。
ううん、今は一旦いいとしてそれよりも……。
「すみませんー。もう街も見えてきて迷う心配も無さそうなので、私達はもう少しゆっくりと歩いて街まで行きたいと思います」
「ゆっくり歩いてくって……もしかして疲れたのか?」
「ええ、歩き慣れていないもので少し……ですが私達に合わせて早さを落とすのはご迷惑でしょうし、皆さんは先に行って下さいませ」
「せっかくなら最後まで付き合いたいが……」
「そのお気持ちだけ頂戴いたしますね」
「分かった、ありがとうなリオン。機会があれば今回の礼もするからなー」
私の仕事名である『リオン』と私を呼んだ彼は、義理堅い性格なのかそんなことを言い残していった。
「私が勝手にしたことなので、お気になさらなくて結構ですよー。こちらこそありがとうございましたー」
そうして私は歩き去る皆さんを見送りつつ、十分距離もあいて声も届かなくなったと判断したところでアルフォンス様を振り返った。
「と、いうことでここからは二人でゆっくり歩いて行きましょうか?」
「……なぜわざわざここで彼らと別れたんだ?」
さも不思議そうに彼は私に問う。
「それはもちろん、その方がアルフォンス様にとってもいいと思いまして」
「っ!? もしかして気付いて……!!」
「もちろん、複数人がいる状況は苦手なのではないかと途中で気付いたため気を回したんですよー」
「あっああ、そうか……」
アルフォンス様は頷きながら顔を背け、すーっと遠くを見るような目をした。
……えー、それは一体どういう感情なのでしょうか?
やった……? 私が何かやらかしました?
こ、ここはとりあえず無かったことにしよう……!!
「まぁ、それで……っ!?」
私がテキトーに話題を変えようと考えながら口を開いたところ、突如背中にぞぞっと悪寒が走った。
そう、それはよく知っている感覚……例のあの人に気取られた時のっ!!
「っっっ!?」
まっ、まさか近くに!?
慌てて四方八方辺りを見回し、魔力的な気配も探るが何も特に無い……。
そこには今まで見てきたのと同じ、なんの変哲もない平野に森に道があるだけ。
確かにあの人なら姿を消し完全に気配を遮断することも出来るだろうけど、いつもなら最初の悪寒から時間を置かずに攻撃されてるはず……。
そうそう、いつもなら今頃はボッコボコ……。
………………。
気のせいだったのかな……?
うん、よく考えるとそもそもこんな所にあの人がいるはず無いよね……!! 無いないっ!!
いやー、警戒して損した……。
「リア、なんでそう妙な動きをしてるんだ?」
無我夢中だったせいで気付かなかったけど、いつの間にかアルフォンス様が不審そうな目付きでこちらを見ていた。
うん、思い返すまでもなく私の一連の行動は客観的にどう見ても不自然だったねっ!! 分かりますよ!!
「いえ、なんでもありませんよー。さっ、行きましょ?」
しかし事情を正直に話すわけにもいかないので私はテキトーに誤魔化す。
「……ああ」
彼はなんでもないわけないだろうみたいな顔はしていたものの、実際にそれを口に出すことはしなかった。
有り難い、とても有り難い……。
そうして私は僅かに残る不安を振り払うように、アルフォンス様と街へ向かって歩き出したのだった。
「…………見つけた」
―――――――――――――――――――――――――――……
「実は知らなかったのですが、ここの街ってとても立派な城壁に囲まれていたんですねー」
そう、さきほど街が見えてきたと教えてもらった時にまず驚いたのが、それが街というよりも巨大な壁にしか見えなかったからだ。
すぐにそれが街を取り囲む城壁だと思い当たったわけだけど……私の持ってる地図は簡易なものだから地名と大まかな場所しかなくて全然見当もつかなかったんだよねー。
そう、この街はいわゆる城郭都市というやつだ。
しかもその城壁は遠目からでもかなりしっかりとした高く堅牢なものだと分かる造りで……失礼な考えだけど、それはただの地方都市には似つかわしく無いようにも感じた。
「ああ、確か1000年前の大戦の際に作られたものらしいが……」
「ええ!? そうなんですかー!」
何気ない口調でそう言ったアルフォンス様に、私はグッと距離を詰めた。
だって、1000年前の遺物をそのまま使ってるって凄くありません!?
物凄い気になっちゃうじゃないですか!!
「そ、そうだ……元々古城と合わせて防衛の拠点として作られたもので……」
「えっ!? あの古城もそうだったんですか!!」
興奮した私は更にグッとアルフォンス様の方に踏み込んだ。
くっ全然気付かなかった!! なんたる見落とし……!!
「ち、近い!! そんなに前のめりにならなくてもいいだろう……!?」
「あ、申し訳ありません」
無我夢中で近付いて前のめりになってしまっていた私は、アルフォンス様の言葉を受けてスッと距離を取った。
いや、テンションが上がるとついねー?
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何かぼそっと言ったアルフォンス様だったが、私がそれを聞こうとする前に彼は再び口を開いた。
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