37 / 94
第37話 広いと意外な施設もある 2
しおりを挟む
「そういえば、明日はアレもくるな……」
ふと思い出したようにアルフォンス様がそう言った。
「えっ、なんですかアレって?」
何かしら重要そうなものであれば、それにこじ付けてダンスの話はなかったことにしたいなー!! ……なんてね?
「この城には週に一度、街から物資が運び込まれてくる日があるのだが……それが明日なんだ」
「そうなんですねー」
うーん、まぁそれもある意味重要なことではあるけど……。
多いのだか少ないのだか分からない頻度といい、今の私にとっては微妙な話である。
「もしリアの興味があるのであれば、その運搬者と一緒に街まで行けばどうかと思ったのだが……」
「街ですか……」
それって私が最初に行こうとしていた、この辺で一番大きな街だよね。元々この辺りの土地勘はないので、詳しくどういう街かは知らないけどねー。……でもその割に、森へ行く前に地形や河川の情報はわざわざ暗記したので、無駄に詳しいという謎の状況というね……まぁ、そういうこともあるよねー!!
「彼らと一緒にいけば迷う心配もないし、何より安全だろう?」
うーん、別に安全面については全く心配ないし、地形も把握してるから迷う心配だって……あれ?
「……もしかして私一人だと迷うと思われてます?」
「事実、君は迷ってこの城に辿りついたんだろう?」
アルフォンス様から当然のようにサラッとそう言われてしまった ……。
えっ、いやでもアレは…………。
…………。
「…………ソウデスネ」
本当は物凄く反論したいけど、どうにか言葉を飲み込んで我慢することにした。
だって迷ったことは事実だし……。
だけど言い訳させて貰うと、嵐にさえ遭わなければ大丈夫だったと思うよ!! ……たぶん。
あっ、でもよく考えると街にいって時間が無くなればダンスはなしですよね!?
やったー!!
「それじゃあ明日街に行ってみようかと思いますー」
気分が上向いたため軽やかな口調で私は言った。
「そうか、彼らが来るのは早朝だから行って帰ってきても昼過ぎ、遅くとも日暮れ前には戻って来れるはずだ」
そんな私をグッサリ突き刺すようなアルフォンス様の言葉。私の目論見は速攻で打ち砕かれてしまった。
「…………はい」
そうですよね、そうですよね……。
どっちも言い出したのアルフォンス様ですし、そんなことで流れるわけがありませんよね……。
「出来れば私も一緒に行きたいが……」
私が心中で悲しみに暮れていると、アルフォンス様が言いづらそうというか苦しそうな口調で、そんなことを口にした。
「別に来ればいいじゃないですかー」
若干落ち込み気味のため、私は深く考えずにかなりテキトーな返事をしてしまった。
「……君はあまり気にしてないかも知れないが、この容姿で出歩くと騒ぎになることは間違いなくてだな」
「……なら隠せばいいじゃないですか」
「隠すと言っても布やマントでも限度があるだろ!? それにどうにか隠せたとしても、うっかり見られてしまえばどうなるか……」
ここまでいじけて雑な回答をしてしまっていたが、アルフォンス様のあまりに悲痛というか深刻そうな言葉を耳にして、私はハッとした。
あっ、これはちょっとまずいし悪かったかも……。
勝手に機嫌を悪くして雑なことを言ってたけど、アルフォンス様は今までに色々あったみたいだし、一つ一つ考えて接してあげないとダメだよね……。
これは私が悪かった、まず人としてよろしくなかったね。
うん、それじゃあ一旦反省したうえで説明説明っと……。
「えーと、根本的に違います。そうではなくて……私が言ってるのは魔術で隠せばいいという話ですよー」
はーい、反省した私は笑顔も割増で説明をお届けしますよ!!
うん、素晴らしい心遣いっ!! この切り替えの速さ、自分で正直凄いと思うね!!
「魔術で……?」
「はい、魔術ならうっかり弾みで外れる心配もなくて安心ですからねー」
とは言いつつ同格の相手以上なら状況次第で無理矢理ひっぺがされる可能性もあるけどねー。しかしこの辺に私と互角以上の相手なんているわけないし安心安全と言えるのです!! もちろん大精霊様は除いての話しだけど……。
「本当にそんなことが出来るのか……」
アルフォンス様は疑ってるというわけじゃないけど、やや懐疑的な態度を示している。
まぁ魔術のことも、私の実力も知らないのであれば仕方のないことです……。
ふふふ、私の魔術はちょうど先程大精霊様にすら、そこそこ通用すると証明された所なのですよ……!? しかもこの手の魔術なら大得意っ!!
「はい、できますよ。例えばこんな風に……」
私がある扉を示した後でパチンと指を鳴らした。するとさっきまで在ったはずの扉が消えて壁になってしまった。ようにアルフォンス様には見えたはずだ、残念ながら術者である私には術を掛けても見えたままなんだよね……。もちろん術がちゃんと掛かってること自体は、魔力の流れや感覚で把握できているんだけど。
「どういうことだ……!?」
案の定、アルフォンス様は驚いている。
ふふっ、その反応が見たかったのです!!
「魔術で隠したんですよー。扉自体はそのまま元の位置にありますけど、アルフォンス様の目には見えなくなったんです」
「なんと指を鳴らすだけで、そんなことが……」
「いえ、指を鳴らしたのはただの雰囲気出しで実質的には全く関係ありません」
「は……?」
「以前、いきなりポンポン魔術を使うと驚くからどうにかしろって言われて、考えた結果指鳴らしを練習したんですよね。それ以降人前で魔術を使う時は指を鳴らすなり他の動作をつけるなりするようにしていましてねー」
いやー、あの時は本気で怒られたなー。
小規模とはいえ、いきなり爆発を起こした私が悪いんだけどね? しかもちょっぴり驚かそうというイタズラ心もあったし……うん、なんか本当に悪かったね。
「…………」
もう一度指を鳴らす。魔術を解いたため彼には再び扉が見えるようになったはずだ。
「と、とにかく確かにそれがあれば安心なんだな?」
「はい、私が保証するので安心して下さいませ」
自分で言っておいてなんだけど私の保証って安心していいものなのかな……。いや、いいはずだ!! 私は凄い、私は天才、そんな私の言葉には圧倒的安心感があるはず……!!
「そうか……街へ行けるのか……」
そう呟いたアルフォンス様は、どこか信じられないような幸せを噛み締めているように見えた。……私に見えただけなので気のせいの可能性も大いにある。
まぁ嬉しそうなのは確かなので、そこは良かったなー。
「なんだか久しぶりに明日という日が楽しみだと思えるな……」
一つ一つの物言いが随分と大袈裟な気もするけど……十年近くまともに外出も出来なかったことを考えるとそうもなるか……。
あっ、でもこれは外出の方に気を取られてダンスのことは忘れてえる流れでは……? では!?
「何十年振りかに街へ行ける上に、ダンスにまで付き合って貰えるなんて……」
アルフォンス様の感極まったような嬉しそうな声で、私の期待はまた脆くも打ち砕かれたのだった。
仕方ない……こうなったら全力でダンスレッスンの記憶を思い出しつつ、出来れば街の書店でこっそりダンスの教本でも買おう。
表面上ではダンスを快諾してしまった私に、残された道はそれくらいだ……。
ふと思い出したようにアルフォンス様がそう言った。
「えっ、なんですかアレって?」
何かしら重要そうなものであれば、それにこじ付けてダンスの話はなかったことにしたいなー!! ……なんてね?
「この城には週に一度、街から物資が運び込まれてくる日があるのだが……それが明日なんだ」
「そうなんですねー」
うーん、まぁそれもある意味重要なことではあるけど……。
多いのだか少ないのだか分からない頻度といい、今の私にとっては微妙な話である。
「もしリアの興味があるのであれば、その運搬者と一緒に街まで行けばどうかと思ったのだが……」
「街ですか……」
それって私が最初に行こうとしていた、この辺で一番大きな街だよね。元々この辺りの土地勘はないので、詳しくどういう街かは知らないけどねー。……でもその割に、森へ行く前に地形や河川の情報はわざわざ暗記したので、無駄に詳しいという謎の状況というね……まぁ、そういうこともあるよねー!!
「彼らと一緒にいけば迷う心配もないし、何より安全だろう?」
うーん、別に安全面については全く心配ないし、地形も把握してるから迷う心配だって……あれ?
「……もしかして私一人だと迷うと思われてます?」
「事実、君は迷ってこの城に辿りついたんだろう?」
アルフォンス様から当然のようにサラッとそう言われてしまった ……。
えっ、いやでもアレは…………。
…………。
「…………ソウデスネ」
本当は物凄く反論したいけど、どうにか言葉を飲み込んで我慢することにした。
だって迷ったことは事実だし……。
だけど言い訳させて貰うと、嵐にさえ遭わなければ大丈夫だったと思うよ!! ……たぶん。
あっ、でもよく考えると街にいって時間が無くなればダンスはなしですよね!?
やったー!!
「それじゃあ明日街に行ってみようかと思いますー」
気分が上向いたため軽やかな口調で私は言った。
「そうか、彼らが来るのは早朝だから行って帰ってきても昼過ぎ、遅くとも日暮れ前には戻って来れるはずだ」
そんな私をグッサリ突き刺すようなアルフォンス様の言葉。私の目論見は速攻で打ち砕かれてしまった。
「…………はい」
そうですよね、そうですよね……。
どっちも言い出したのアルフォンス様ですし、そんなことで流れるわけがありませんよね……。
「出来れば私も一緒に行きたいが……」
私が心中で悲しみに暮れていると、アルフォンス様が言いづらそうというか苦しそうな口調で、そんなことを口にした。
「別に来ればいいじゃないですかー」
若干落ち込み気味のため、私は深く考えずにかなりテキトーな返事をしてしまった。
「……君はあまり気にしてないかも知れないが、この容姿で出歩くと騒ぎになることは間違いなくてだな」
「……なら隠せばいいじゃないですか」
「隠すと言っても布やマントでも限度があるだろ!? それにどうにか隠せたとしても、うっかり見られてしまえばどうなるか……」
ここまでいじけて雑な回答をしてしまっていたが、アルフォンス様のあまりに悲痛というか深刻そうな言葉を耳にして、私はハッとした。
あっ、これはちょっとまずいし悪かったかも……。
勝手に機嫌を悪くして雑なことを言ってたけど、アルフォンス様は今までに色々あったみたいだし、一つ一つ考えて接してあげないとダメだよね……。
これは私が悪かった、まず人としてよろしくなかったね。
うん、それじゃあ一旦反省したうえで説明説明っと……。
「えーと、根本的に違います。そうではなくて……私が言ってるのは魔術で隠せばいいという話ですよー」
はーい、反省した私は笑顔も割増で説明をお届けしますよ!!
うん、素晴らしい心遣いっ!! この切り替えの速さ、自分で正直凄いと思うね!!
「魔術で……?」
「はい、魔術ならうっかり弾みで外れる心配もなくて安心ですからねー」
とは言いつつ同格の相手以上なら状況次第で無理矢理ひっぺがされる可能性もあるけどねー。しかしこの辺に私と互角以上の相手なんているわけないし安心安全と言えるのです!! もちろん大精霊様は除いての話しだけど……。
「本当にそんなことが出来るのか……」
アルフォンス様は疑ってるというわけじゃないけど、やや懐疑的な態度を示している。
まぁ魔術のことも、私の実力も知らないのであれば仕方のないことです……。
ふふふ、私の魔術はちょうど先程大精霊様にすら、そこそこ通用すると証明された所なのですよ……!? しかもこの手の魔術なら大得意っ!!
「はい、できますよ。例えばこんな風に……」
私がある扉を示した後でパチンと指を鳴らした。するとさっきまで在ったはずの扉が消えて壁になってしまった。ようにアルフォンス様には見えたはずだ、残念ながら術者である私には術を掛けても見えたままなんだよね……。もちろん術がちゃんと掛かってること自体は、魔力の流れや感覚で把握できているんだけど。
「どういうことだ……!?」
案の定、アルフォンス様は驚いている。
ふふっ、その反応が見たかったのです!!
「魔術で隠したんですよー。扉自体はそのまま元の位置にありますけど、アルフォンス様の目には見えなくなったんです」
「なんと指を鳴らすだけで、そんなことが……」
「いえ、指を鳴らしたのはただの雰囲気出しで実質的には全く関係ありません」
「は……?」
「以前、いきなりポンポン魔術を使うと驚くからどうにかしろって言われて、考えた結果指鳴らしを練習したんですよね。それ以降人前で魔術を使う時は指を鳴らすなり他の動作をつけるなりするようにしていましてねー」
いやー、あの時は本気で怒られたなー。
小規模とはいえ、いきなり爆発を起こした私が悪いんだけどね? しかもちょっぴり驚かそうというイタズラ心もあったし……うん、なんか本当に悪かったね。
「…………」
もう一度指を鳴らす。魔術を解いたため彼には再び扉が見えるようになったはずだ。
「と、とにかく確かにそれがあれば安心なんだな?」
「はい、私が保証するので安心して下さいませ」
自分で言っておいてなんだけど私の保証って安心していいものなのかな……。いや、いいはずだ!! 私は凄い、私は天才、そんな私の言葉には圧倒的安心感があるはず……!!
「そうか……街へ行けるのか……」
そう呟いたアルフォンス様は、どこか信じられないような幸せを噛み締めているように見えた。……私に見えただけなので気のせいの可能性も大いにある。
まぁ嬉しそうなのは確かなので、そこは良かったなー。
「なんだか久しぶりに明日という日が楽しみだと思えるな……」
一つ一つの物言いが随分と大袈裟な気もするけど……十年近くまともに外出も出来なかったことを考えるとそうもなるか……。
あっ、でもこれは外出の方に気を取られてダンスのことは忘れてえる流れでは……? では!?
「何十年振りかに街へ行ける上に、ダンスにまで付き合って貰えるなんて……」
アルフォンス様の感極まったような嬉しそうな声で、私の期待はまた脆くも打ち砕かれたのだった。
仕方ない……こうなったら全力でダンスレッスンの記憶を思い出しつつ、出来れば街の書店でこっそりダンスの教本でも買おう。
表面上ではダンスを快諾してしまった私に、残された道はそれくらいだ……。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説

セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

思い付き短編集
神谷 絵馬
ファンタジー
読みやすいように、書き方を変えてみました。
以前のものは、後々編集していきます!
ただただ思い付いたお話しを書き綴っていきます。
順番通りとはいかないかもしれません。
取り敢えず完結したお話しに関しては、更新してから1週間程しましたら、(読み切り短編{完結してるもの})と(中編{完結してるもの})に章を振り分けます。
それ以外のもう少し続けたいお話しなどは、(最近更新。)に残します。
最新のお話しも(最近更新。)に...。
こちらに書いたお話しから、本編を書く可能性もあります。


【完結】聖女が性格良いと誰が決めたの?
仲村 嘉高
ファンタジー
子供の頃から、出来の良い姉と可愛い妹ばかりを優遇していた両親。
そしてそれを当たり前だと、主人公を蔑んでいた姉と妹。
「出来の悪い妹で恥ずかしい」
「姉だと知られたくないから、外では声を掛けないで」
そう言ってましたよね?
ある日、聖王国に神のお告げがあった。
この世界のどこかに聖女が誕生していたと。
「うちの娘のどちらかに違いない」
喜ぶ両親と姉妹。
しかし教会へ行くと、両親や姉妹の予想と違い、聖女だと選ばれたのは「出来損ない」の次女で……。
因果応報なお話(笑)
今回は、一人称です。

エリアスとドラゴンともふもふは、今日も元気に遊んでいます!?
ありぽん
ファンタジー
アルフォート家の3男、エリアス・アルフォート3歳は、毎日楽しく屋敷の広い広い庭を、お友達のぷるちゃん(スライム)とウルちゃん(ホワイトウルフ)と一緒に走り回っておりました。
そして4歳の誕生日の日。この日は庭でエリアスの誕生日パーティーが開かれていました。その時何処からかエリアスの事を呼ぶ声が。その声を前に聞いた事があるエリアスは、声のする庭の奥へ、ぷるちゃんとウルちゃんと3人進んで行きます。そこでエリアス達を待っていたものは?
剣と魔法そしてもふもふの溢れる世界で、繰り広げられるエリアスの大冒険。周りを巻き込みながら、今日もエリアスはやらかします!
*エリアス本人登場は2話からとなります。


追放幼女の領地開拓記~シナリオ開始前に追放された悪役令嬢が民のためにやりたい放題した結果がこちらです~
一色孝太郎
ファンタジー
【小説家になろう日間1位!】
悪役令嬢オリヴィア。それはスマホ向け乙女ゲーム「魔法学園のイケメン王子様」のラスボスにして冥界の神をその身に降臨させ、アンデッドを操って世界を滅ぼそうとした屍(かばね)の女王。そんなオリヴィアに転生したのは生まれついての重い病気でずっと入院生活を送り、必死に生きたものの天国へと旅立った高校生の少女だった。念願の「健康で丈夫な体」に生まれ変わった彼女だったが、黒目黒髪という自分自身ではどうしようもないことで父親に疎まれ、八歳のときに魔の森の中にある見放された開拓村へと追放されてしまう。だが彼女はへこたれず、領民たちのために闇の神聖魔法を駆使してスケルトンを作り、領地を発展させていく。そんな彼女のスケルトンは産業革命とも称されるようになり、その評判は内外に轟いていく。だが、一方で彼女を追放した実家は徐々にその評判を落とし……?
小説家になろう様にて日間ハイファンタジーランキング1位!
※本作品は他サイトでも連載中です。

ダンマス(異端者)
AN@RCHY
ファンタジー
幼女女神に召喚で呼び出されたシュウ。
元の世界に戻れないことを知って自由気ままに過ごすことを決めた。
人の作ったレールなんかのってやらねえぞ!
地球での痕跡をすべて消されて、幼女女神に召喚された風間修。そこで突然、ダンジョンマスターになって他のダンジョンマスターたちと競えと言われた。
戻りたくても戻る事の出来ない現実を受け入れ、異世界へ旅立つ。
始めこそ異世界だとワクワクしていたが、すぐに碇石からズレおかしなことを始めた。
小説になろうで『AN@CHY』名義で投稿している、同タイトルをアルファポリスにも投稿させていただきます。
向こうの小説を多少修正して投稿しています。
修正をかけながらなので更新ペースは不明です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる