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第8話 闘争の狼煙
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15分都市の監視網が激しく動き始めたのは、菅野が自己犠牲を実行して、江川たちがデータを外部のメディアとSNSへ送り出してからわずか数日後のことだった。真実が広まり始め、市民たちの間にはざわめきと動揺が広がっていた。都市の「安心安全の理想的な生活」が全体主義的な監視社会のもとに成り立っていると知った住民たちは、その現実に戸惑い、誰に信頼を寄せればよいのか考える思考力が麻痺し始めていた。
「ここまで来る道のりはかなり長かったな。菅野さん。これもあんたのおかげさ。」
抵抗組織のアジトで仲間たちと共にネットニュースをスマートフォンで見つめていた江川は、外部からの報道が次々と15分都市の内情を暴露している様子に感情を昂らせた。
菅野が命を賭して守ろうとした真実が、確かに世界に届き始めている。近くに藤方もいたが、彼の表情は相変わらず引き締まっており、まだこれからの戦いについて試行錯誤しているところだった。
「今回の作戦が成功した事で一歩踏み出すことはできた。だが油断はするな。今や都市の管理者、政府の奴らたちは我々の存在に完全に気づいている。そしてメンツを潰された以上、奴らも黙ってはいないだろう。」
藤方の言葉に、抵抗組織のメンバーたちは息を呑んだ。
今、彼らの活動は明確に政府に敵視され、徹底的に「テロリスト」の刻印を押されシラミ潰しにされるリスクが高まっていた。
しかし、江川の心には迷いがなかった。都市全体に広まる監視社会の全てを、その手で暴いたからだ。その事実に勇気を見い出しながら、さらなる活動への心構えを強めた。
しばらく経って抵抗組織の諜報員からの情報によると15分都市の内部では再び不穏な動き確認されたとのことだった。
市民の疑念が広まる一方で、政府と都市の管理者たちは対策に乗り出し、今までより厳正な監視と情報統制を敷き始めた。都会の公共の場に設置された大画面には「システムの一時的な不具合」とのメッセージが繰り返し表示され、人々の不安を解消するための啓発映像が流されていた。しかし、その映像の裏には冷徹な視線感じ取れる。市民たちが真実を知ることを阻もうとする強烈な意図が画面の裏に隠されていた。
江川は、これまで一度も感じたことのない恐怖心と先の見えない不安に包まれながら街を歩いていた。彼がデータの情報を世間に向けて発信以降、都市のあらゆる監視態勢が反体制組織の動きを察知しようと迅速な対応をしようとしていることが肌で感じられた。もう、些細なミスや不手際、活動における落ち度が抵抗組織全員の命を脅かす可能性があった。
しかし、江川は引き下がることもできないと分かっていた。心の中から菅野と共に修羅場を乗り越えてきた記憶が何度も蘇り、その度に自分の覚悟を自分に言い聞かせてきた。自由のため、菅野が命を犠牲にしてでも貫いたその信念を、自分が受け継いでいかなければならない。
その夜、抵抗組織のアジトへ戻った江川と仲間たちは、次の行動と作戦について話し合っていた。政府や都市の管理者たちなどの支配者層は15分都市の機能をキープするためにあらゆる手段を尽くしてきたが、彼らもシステムの内部にある抜け目、すなわち「弱点」については少なからず理解しているはず。つまり、今後の行動は都市全体を揺るがすほど飛躍した大規模な出し物を用意しないといけない。
「今日まで幾たびの困難を乗り越える度に多くの仲間を犠牲にしてきた。だが、今ここで手を引くことはできない。ここで引き下がったら彼らに合わせる顔がない。」
藤方は冷静に話して仲間たちの注目を集めた。
正直、終わりの見えない戦いに疲弊しているが彼なりのブレない決意が宿っていた。
彼らの目標は、街に残された住民全員に真実を知ってもらうこと。そして、誰もが自分の意思と主体性を持ち、自らの生きる道を選択できる日常を取り戻すことにあった。
「次の標的は、中央システム管理本部だ。」
藤方がそう宣言すると、抵抗組織のメンバー全員が緊張のあまり息を呑みながらうなずいた。
「中央システム管理本部」は15分都市を人体で例えると心臓を示す部分であり、都市全体の運営を統括する役割を担っている。中央システム管理本部そのものを破壊、あるいは内部の情報を暴露することができれば、統括に必要な管理体制に致命的なダメージを与えることができる可能性があった。しかし、それは同時に彼ら全員にとって命懸けの賭け狂い同然の作戦でもあった。
決行の当日、江川たちはそれぞれの役割を何度も確認し合い、無言のまま思い残すことなくアジトを後にした。彼らの胸の中には、菅野の遺志が力強く残っており、その思いが抵抗組織に勇気を与えていた。この作戦に参加する抵抗組織は今、15分都市の未来を、そして人々の今後の幸せへと続く道路を描いた未来予想図を心の中に背負っていた。
中央システム管理本部の施設はレベルの高い警備に守られ、通常の市民が近づくことは許されていなかった。だが、江川たちは用意周到に準備を重ねており、無駄な動きをせず慎重に接近を図った。全員、黒い服で目出し帽も被り、闇夜に紛れて監視カメラの死角を見極め、一歩ずつ前進していった。
上手くいっていると実感した矢先、計画は突然の裏切りによって崩壊した。ユキたちが施設の中に入り込んだ瞬間、いきなり警報が鳴り響いて施設内の電気が一斉に点灯したのだ。内部のセキュリティシステムが作動し、抵抗組織の侵入を感知したのだった。
「何が起こった?なぜ俺らの動きがバレた?」
江川は驚愕して動揺している。
そして他の仲間もあたふたしながらパニックになっていた。
どこからともなく聞こえてくるブーツやトレッキングシューズの走る足音が迫っていた。すぐに藤方が指示を出し、参加した仲間たちはそれぞれ逃走経路を確保するために迅速に行動を計った。しかし、既に敵は藤方と江川、参加した仲間たち位置を正確に把握して逃走先も先読みしたようで、どの出口にも装甲服のような完全フル装備を身にまとった屈強な武装警備員が2人ほど待ち構えていた。
江川は想定外のトラブルで息が詰まるのを感じながら、必死に脳裏に浮かぶすべての逃走ルートを探り、考え続けたが、いずれも完全武装した警備員に包囲された状況を打破するには至らなかった。室内に激しく響く銃声と断末魔の叫び声が混ざり合い、仲間たちが次々と捕らえられていく様子が目に入った。
藤方もまた、江川に逃げるよう促した。彼はいつもの冷静さを失わずにいた。
「生きている限り、人は何かしら義務を果たすべき道を歩いている。お前の義務はこの都市を良い方向へ導くことだ。生きてこの地獄を脱出して人々が幸せになれる道と居場所を開拓してくれ。」
藤方はそう言って隠し持っていた自動拳銃P220を取り出して警備員が銃撃してきた場所へ向かった。
江川は藤方の漢を貫く器量の高さと勇ましさに涙を仲間しながらも、自分の果たすべき義務を背負い再び立ち上がった。監視カメラの動きやサブマシンガンを装備した警備員の位置を冷静に見極めながら、少しずつ出口へと近づいた。
そして最終的に施設の裏手にある非常扉から、江川は一人脱出することができた。仲間たちの犠牲を心に刻みながら、これからも続くであろう戦いに向けてさらなる一歩を踏み出した。江川の脳裏の中に、そして心の中で菅野や藤方、散っていった抵抗組織の仲間たちの魂が生き続けており、それが自分自身を支える柱となった。
数日後、江川は新しい別のアジトで15分都市の情報や情勢、警察や警備の動きを把握して再び分析を始める。彼は決して諦めることなく、自由のための戦いを続ける決意を新たにした。今や彼の目標は、中央システム管理本部を再度狙うだけでなく、15分都市そのものを根底から揺るがす新たな方法を何が何でも見つけることだった。
「必ず任務を遂行する。そして散っていった仲間の無念を、そして名誉を証明してみせる!」
江川の心の中には犠牲になった仲間の存在意義を無駄にしないという固い決意が込められていた。
その決意が、彼女を15分都市という巨大な敵との戦いへと導いていくのだった。
「ここまで来る道のりはかなり長かったな。菅野さん。これもあんたのおかげさ。」
抵抗組織のアジトで仲間たちと共にネットニュースをスマートフォンで見つめていた江川は、外部からの報道が次々と15分都市の内情を暴露している様子に感情を昂らせた。
菅野が命を賭して守ろうとした真実が、確かに世界に届き始めている。近くに藤方もいたが、彼の表情は相変わらず引き締まっており、まだこれからの戦いについて試行錯誤しているところだった。
「今回の作戦が成功した事で一歩踏み出すことはできた。だが油断はするな。今や都市の管理者、政府の奴らたちは我々の存在に完全に気づいている。そしてメンツを潰された以上、奴らも黙ってはいないだろう。」
藤方の言葉に、抵抗組織のメンバーたちは息を呑んだ。
今、彼らの活動は明確に政府に敵視され、徹底的に「テロリスト」の刻印を押されシラミ潰しにされるリスクが高まっていた。
しかし、江川の心には迷いがなかった。都市全体に広まる監視社会の全てを、その手で暴いたからだ。その事実に勇気を見い出しながら、さらなる活動への心構えを強めた。
しばらく経って抵抗組織の諜報員からの情報によると15分都市の内部では再び不穏な動き確認されたとのことだった。
市民の疑念が広まる一方で、政府と都市の管理者たちは対策に乗り出し、今までより厳正な監視と情報統制を敷き始めた。都会の公共の場に設置された大画面には「システムの一時的な不具合」とのメッセージが繰り返し表示され、人々の不安を解消するための啓発映像が流されていた。しかし、その映像の裏には冷徹な視線感じ取れる。市民たちが真実を知ることを阻もうとする強烈な意図が画面の裏に隠されていた。
江川は、これまで一度も感じたことのない恐怖心と先の見えない不安に包まれながら街を歩いていた。彼がデータの情報を世間に向けて発信以降、都市のあらゆる監視態勢が反体制組織の動きを察知しようと迅速な対応をしようとしていることが肌で感じられた。もう、些細なミスや不手際、活動における落ち度が抵抗組織全員の命を脅かす可能性があった。
しかし、江川は引き下がることもできないと分かっていた。心の中から菅野と共に修羅場を乗り越えてきた記憶が何度も蘇り、その度に自分の覚悟を自分に言い聞かせてきた。自由のため、菅野が命を犠牲にしてでも貫いたその信念を、自分が受け継いでいかなければならない。
その夜、抵抗組織のアジトへ戻った江川と仲間たちは、次の行動と作戦について話し合っていた。政府や都市の管理者たちなどの支配者層は15分都市の機能をキープするためにあらゆる手段を尽くしてきたが、彼らもシステムの内部にある抜け目、すなわち「弱点」については少なからず理解しているはず。つまり、今後の行動は都市全体を揺るがすほど飛躍した大規模な出し物を用意しないといけない。
「今日まで幾たびの困難を乗り越える度に多くの仲間を犠牲にしてきた。だが、今ここで手を引くことはできない。ここで引き下がったら彼らに合わせる顔がない。」
藤方は冷静に話して仲間たちの注目を集めた。
正直、終わりの見えない戦いに疲弊しているが彼なりのブレない決意が宿っていた。
彼らの目標は、街に残された住民全員に真実を知ってもらうこと。そして、誰もが自分の意思と主体性を持ち、自らの生きる道を選択できる日常を取り戻すことにあった。
「次の標的は、中央システム管理本部だ。」
藤方がそう宣言すると、抵抗組織のメンバー全員が緊張のあまり息を呑みながらうなずいた。
「中央システム管理本部」は15分都市を人体で例えると心臓を示す部分であり、都市全体の運営を統括する役割を担っている。中央システム管理本部そのものを破壊、あるいは内部の情報を暴露することができれば、統括に必要な管理体制に致命的なダメージを与えることができる可能性があった。しかし、それは同時に彼ら全員にとって命懸けの賭け狂い同然の作戦でもあった。
決行の当日、江川たちはそれぞれの役割を何度も確認し合い、無言のまま思い残すことなくアジトを後にした。彼らの胸の中には、菅野の遺志が力強く残っており、その思いが抵抗組織に勇気を与えていた。この作戦に参加する抵抗組織は今、15分都市の未来を、そして人々の今後の幸せへと続く道路を描いた未来予想図を心の中に背負っていた。
中央システム管理本部の施設はレベルの高い警備に守られ、通常の市民が近づくことは許されていなかった。だが、江川たちは用意周到に準備を重ねており、無駄な動きをせず慎重に接近を図った。全員、黒い服で目出し帽も被り、闇夜に紛れて監視カメラの死角を見極め、一歩ずつ前進していった。
上手くいっていると実感した矢先、計画は突然の裏切りによって崩壊した。ユキたちが施設の中に入り込んだ瞬間、いきなり警報が鳴り響いて施設内の電気が一斉に点灯したのだ。内部のセキュリティシステムが作動し、抵抗組織の侵入を感知したのだった。
「何が起こった?なぜ俺らの動きがバレた?」
江川は驚愕して動揺している。
そして他の仲間もあたふたしながらパニックになっていた。
どこからともなく聞こえてくるブーツやトレッキングシューズの走る足音が迫っていた。すぐに藤方が指示を出し、参加した仲間たちはそれぞれ逃走経路を確保するために迅速に行動を計った。しかし、既に敵は藤方と江川、参加した仲間たち位置を正確に把握して逃走先も先読みしたようで、どの出口にも装甲服のような完全フル装備を身にまとった屈強な武装警備員が2人ほど待ち構えていた。
江川は想定外のトラブルで息が詰まるのを感じながら、必死に脳裏に浮かぶすべての逃走ルートを探り、考え続けたが、いずれも完全武装した警備員に包囲された状況を打破するには至らなかった。室内に激しく響く銃声と断末魔の叫び声が混ざり合い、仲間たちが次々と捕らえられていく様子が目に入った。
藤方もまた、江川に逃げるよう促した。彼はいつもの冷静さを失わずにいた。
「生きている限り、人は何かしら義務を果たすべき道を歩いている。お前の義務はこの都市を良い方向へ導くことだ。生きてこの地獄を脱出して人々が幸せになれる道と居場所を開拓してくれ。」
藤方はそう言って隠し持っていた自動拳銃P220を取り出して警備員が銃撃してきた場所へ向かった。
江川は藤方の漢を貫く器量の高さと勇ましさに涙を仲間しながらも、自分の果たすべき義務を背負い再び立ち上がった。監視カメラの動きやサブマシンガンを装備した警備員の位置を冷静に見極めながら、少しずつ出口へと近づいた。
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