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スポーツの恐怖
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モー子が家にやって来て二週間が過ぎようとしていた。
「ここじゃっ!」
平原で走り回っているモー子は、足でボールを強く蹴り飛ばす。
ミノタウロスの進化種であるモー子の放つ強烈シュートは、俺が即席で用意した四角い枠に張られた網へと吸い込まれていく。
が、
「モッ!」
一頭の小柄なミノタウロスが、両腕でガッチリとボールを受け止める。
「くそっ! 次なのじゃっ!!」
悔しそうな台詞を吐き捨てて、モー子は反対側に設置された枠へと向かって走り出す。
「モッ! モーウ、モウっ!」
ボールを片手で持ち直したミノタウロスは、他の小さなミノタウロスへと腕を振って指示を出していく。
的確な指示に、だが、ボールを受け取ったミノタウロスが、モー子達の陣形が整う前に突き進もうと走っていく。
……さて、今、モー子達は何をして遊んでいるのか。恐らくお分かりだと思う。
モー子達は今。
平原で五対五のサッカーをしている最中だ。
一週間ほど前。
協会にて斡旋された仕事の報酬を受け取りにいった際。
どこが発祥かは知らないが、サッカーのルールブックが協会の脇で販売されていた。なんでも、半年後くらいに大きな試合をする予定だとか。
そこで、モー子は暇潰しのためにサッカーのルールと技術を学ぶべく、眷属のミノタウロスを召喚。体の大きさが、眷属の方が遥かに大きいため、俺が子供サイズになるまで魔力を吸い上げたのだ。
結果として、モー子達がサッカーの特訓をしている合間に、俺が薬草採取などで金を稼ぐ。という流れが出来ている。
「まったく採取できておらんがな」
と、別の仕事を終えたマーアが、俺の隣に並び立つ。
「まったくじゃねぇし……」
十回に一回くらいは、真面目に採取してるし。
「モウっ! モモウ、モウっ!」
「な、なんじゃとっ!?」
どうやら試合に動きが……
ボールをキープしていた一頭のミノタウロスが、そのボールを真上へと蹴り上げる。
さらに続けて、両手で頭の天辺へ向かってこめかみを押し込む。
その結果、耳より少し上の当たりから生えている左右の角で、落ちてきたボールを挟み込む。
その動作をしている間に、他の二頭が後ろから迫る。
走っている速度はかなりある。そのままぶつかれば、骨折をしてしまいそうな速度だ。下手をすれば死人が出る。
が、二頭はボールを持つミノタウロスのすぐ後ろで背中を向け、軸足とは反対の足を伸ばす。
勢いがついた回し蹴りを、棒立ちになっているミノタウロスの尻に喰らわせる。
ただでさえ力の強いミノタウロスが、タックル並みの助走と回転を加えた蹴り。それらが二頭分。
近付くことすら厳しい衝撃波を撒き散らしながら、蹴り出されたミノタウロスは、ボールを突き出してゴールへと……
「奴めっ! 我の考案したロデオスペシャル……こうもアッサリと…………くっ!」
簡易的に作成したゴールの網は、アッサリと突き破られた。
ってか、どんな技を考案してんだよ。どれだけ熱中してんだよ。
膝を着いて悔しがるモー子陣に対して、ゴールを決めた側は大はしゃぎだ。
「くそ……なのじゃ」
本気で悔しがっているな。
「それよりも、貴様の仕事は終えたのか?」
「あぁ」
終わってない。
朝からずっと、モー子達の遊んでいる様子を眺めていたからなぁ。
「……その感じは貴様、まだ仕事をしていないな?」
「…………俺の事より、珍しいな。お前がこっちに来るなんて」
「話を反らすなっ! と言いたいところだが……今日は貴様に用があるのだ」
「用?」
なにかと優秀な狂戦士が、俺に何の用だというのだろうか。
「あぁ。まずはこれに目を通せ」
と、マーアは一枚の紙切れを手渡してくる。
依頼書? どうやら紙の正体は、協会で張り出されている公募の依頼書らしい。
なになに?
「デュラハンと自称している魔女の討伐依頼? なんだそれ?」
デュラハンって、頭と胴体が別々に分かれている騎士の事だ。
モー子と同じく、魔人という扱いになるが……そんな奴を自称するとか、頭がおかしいのか?
「その女なのだが、出来れば無傷で捕らえたい」
「……とうとう人攫いまでするようになったのか」
俺はそっと眼を閉じた。
「ば、バカを言うなっ! だいたいっ! とうとう、とはなんだっ! 私は何の悪事にも手を染めておらんぞっ!?」
「冗談だ……いや、何の悪事にもって、無抵抗な人間を殴り付けただろうが。ちょっとした暴漢だぞ? お前」
「あ、あれは……ちょっと魔が差しただけだっ!」
自称聖女様も、魔が差すことがあるんですね。なんて言おうものなら、背中なハンマーでペシャンコにされかねん。
「うん? てか、捕まえるなら、俺じゃなくても、自分で出来るだろ?」
「あ……まぁ…………そうなのだが」
なにかとハッキリ発言するマーアが、珍しく言いよどむ。
俺に言えない事情があると、手に取るように解ってきた今日この頃だな。
「まぁいい。条件次第で手伝ってやる」
「ほ、本当かっ!」
「条件次第で、だぞ?」
「貴様の出す条件など、大方報酬だろう?」
よく分かってるじゃないですか。
まぁ、それ以外に要求するものはねぇし、なにより、変な要求でもしようものなら……嫌な予感しかしねぇしなぁ。
具体的には、女と信じて、いやらしい要求をすれば、本当はガチムチの男だった。とか。……考えないようにしよう。
第一、俺はマーアは男でないか? と、かれこれ半月近くの付き合いになるが、疑いが晴れない。まったく晴れる気がしない。いつも雨。
「そんじゃ、ここに記載してある二倍で手伝ってやる」
「に……分かった!」
おいおい。いよいよもって胡散臭くなってきたぞ。
依頼書に記載されている金額は三万ゴールド。その二倍なので、六万ゴールドを報酬としてよこせ。と、俺は言っていることになる。
六万ゴールドも報酬で出るような依頼は、とんでもなく高度なものだ。
一番弱い種類のドラゴンーーレッサードラゴンの討伐でも十万だ。
ちなみに、レッサードラゴンの討伐依頼を受けるには、魔物討伐の経験が一定に達していなければならない。
モー子がミノタウロスを率いてきた時は、あくまでも緊急事態だったため、魔物の討伐が未経験の俺でも参加することができた。
今の俺が、ドラゴン退治の依頼を受けようとしても、間違いなく断られる。
にもかかわらず。レッサードラゴンと似たような金額でも、魔女の捕縛に手を貸せという。
これ、絶対になにかあるだろ?
「もしかしてお前、その魔女の知り合いなのか?」
「知り合い……ではないな。うむ。知り合いではない」
知り合いではないが、知っている間柄と。
もっと言えば、知り合いよりも深い関係だと言ってもいいだろう。例えば親戚とか。
「お主ら、何の話をしとるのじゃ?」
俺がマーアを疑っていると、モー子が汗を拭いながら話に混ざってくる。
「服が伸びるから、汗を拭くならタオルを使いなさい。ほら」
「うむ。すまんのじゃ」
悪びれる様子はないようにみえるが?
というか、何度注意しても直す気がないらしい。つい昨日も注意したばかりだというのに。
「……かなり仲良くなっているのだな」
「まぁのぉ……諦めたのじゃ」
時折みせる遠い眼のモー子。空を眺めるのが好きなのだろうか。
「ここじゃっ!」
平原で走り回っているモー子は、足でボールを強く蹴り飛ばす。
ミノタウロスの進化種であるモー子の放つ強烈シュートは、俺が即席で用意した四角い枠に張られた網へと吸い込まれていく。
が、
「モッ!」
一頭の小柄なミノタウロスが、両腕でガッチリとボールを受け止める。
「くそっ! 次なのじゃっ!!」
悔しそうな台詞を吐き捨てて、モー子は反対側に設置された枠へと向かって走り出す。
「モッ! モーウ、モウっ!」
ボールを片手で持ち直したミノタウロスは、他の小さなミノタウロスへと腕を振って指示を出していく。
的確な指示に、だが、ボールを受け取ったミノタウロスが、モー子達の陣形が整う前に突き進もうと走っていく。
……さて、今、モー子達は何をして遊んでいるのか。恐らくお分かりだと思う。
モー子達は今。
平原で五対五のサッカーをしている最中だ。
一週間ほど前。
協会にて斡旋された仕事の報酬を受け取りにいった際。
どこが発祥かは知らないが、サッカーのルールブックが協会の脇で販売されていた。なんでも、半年後くらいに大きな試合をする予定だとか。
そこで、モー子は暇潰しのためにサッカーのルールと技術を学ぶべく、眷属のミノタウロスを召喚。体の大きさが、眷属の方が遥かに大きいため、俺が子供サイズになるまで魔力を吸い上げたのだ。
結果として、モー子達がサッカーの特訓をしている合間に、俺が薬草採取などで金を稼ぐ。という流れが出来ている。
「まったく採取できておらんがな」
と、別の仕事を終えたマーアが、俺の隣に並び立つ。
「まったくじゃねぇし……」
十回に一回くらいは、真面目に採取してるし。
「モウっ! モモウ、モウっ!」
「な、なんじゃとっ!?」
どうやら試合に動きが……
ボールをキープしていた一頭のミノタウロスが、そのボールを真上へと蹴り上げる。
さらに続けて、両手で頭の天辺へ向かってこめかみを押し込む。
その結果、耳より少し上の当たりから生えている左右の角で、落ちてきたボールを挟み込む。
その動作をしている間に、他の二頭が後ろから迫る。
走っている速度はかなりある。そのままぶつかれば、骨折をしてしまいそうな速度だ。下手をすれば死人が出る。
が、二頭はボールを持つミノタウロスのすぐ後ろで背中を向け、軸足とは反対の足を伸ばす。
勢いがついた回し蹴りを、棒立ちになっているミノタウロスの尻に喰らわせる。
ただでさえ力の強いミノタウロスが、タックル並みの助走と回転を加えた蹴り。それらが二頭分。
近付くことすら厳しい衝撃波を撒き散らしながら、蹴り出されたミノタウロスは、ボールを突き出してゴールへと……
「奴めっ! 我の考案したロデオスペシャル……こうもアッサリと…………くっ!」
簡易的に作成したゴールの網は、アッサリと突き破られた。
ってか、どんな技を考案してんだよ。どれだけ熱中してんだよ。
膝を着いて悔しがるモー子陣に対して、ゴールを決めた側は大はしゃぎだ。
「くそ……なのじゃ」
本気で悔しがっているな。
「それよりも、貴様の仕事は終えたのか?」
「あぁ」
終わってない。
朝からずっと、モー子達の遊んでいる様子を眺めていたからなぁ。
「……その感じは貴様、まだ仕事をしていないな?」
「…………俺の事より、珍しいな。お前がこっちに来るなんて」
「話を反らすなっ! と言いたいところだが……今日は貴様に用があるのだ」
「用?」
なにかと優秀な狂戦士が、俺に何の用だというのだろうか。
「あぁ。まずはこれに目を通せ」
と、マーアは一枚の紙切れを手渡してくる。
依頼書? どうやら紙の正体は、協会で張り出されている公募の依頼書らしい。
なになに?
「デュラハンと自称している魔女の討伐依頼? なんだそれ?」
デュラハンって、頭と胴体が別々に分かれている騎士の事だ。
モー子と同じく、魔人という扱いになるが……そんな奴を自称するとか、頭がおかしいのか?
「その女なのだが、出来れば無傷で捕らえたい」
「……とうとう人攫いまでするようになったのか」
俺はそっと眼を閉じた。
「ば、バカを言うなっ! だいたいっ! とうとう、とはなんだっ! 私は何の悪事にも手を染めておらんぞっ!?」
「冗談だ……いや、何の悪事にもって、無抵抗な人間を殴り付けただろうが。ちょっとした暴漢だぞ? お前」
「あ、あれは……ちょっと魔が差しただけだっ!」
自称聖女様も、魔が差すことがあるんですね。なんて言おうものなら、背中なハンマーでペシャンコにされかねん。
「うん? てか、捕まえるなら、俺じゃなくても、自分で出来るだろ?」
「あ……まぁ…………そうなのだが」
なにかとハッキリ発言するマーアが、珍しく言いよどむ。
俺に言えない事情があると、手に取るように解ってきた今日この頃だな。
「まぁいい。条件次第で手伝ってやる」
「ほ、本当かっ!」
「条件次第で、だぞ?」
「貴様の出す条件など、大方報酬だろう?」
よく分かってるじゃないですか。
まぁ、それ以外に要求するものはねぇし、なにより、変な要求でもしようものなら……嫌な予感しかしねぇしなぁ。
具体的には、女と信じて、いやらしい要求をすれば、本当はガチムチの男だった。とか。……考えないようにしよう。
第一、俺はマーアは男でないか? と、かれこれ半月近くの付き合いになるが、疑いが晴れない。まったく晴れる気がしない。いつも雨。
「そんじゃ、ここに記載してある二倍で手伝ってやる」
「に……分かった!」
おいおい。いよいよもって胡散臭くなってきたぞ。
依頼書に記載されている金額は三万ゴールド。その二倍なので、六万ゴールドを報酬としてよこせ。と、俺は言っていることになる。
六万ゴールドも報酬で出るような依頼は、とんでもなく高度なものだ。
一番弱い種類のドラゴンーーレッサードラゴンの討伐でも十万だ。
ちなみに、レッサードラゴンの討伐依頼を受けるには、魔物討伐の経験が一定に達していなければならない。
モー子がミノタウロスを率いてきた時は、あくまでも緊急事態だったため、魔物の討伐が未経験の俺でも参加することができた。
今の俺が、ドラゴン退治の依頼を受けようとしても、間違いなく断られる。
にもかかわらず。レッサードラゴンと似たような金額でも、魔女の捕縛に手を貸せという。
これ、絶対になにかあるだろ?
「もしかしてお前、その魔女の知り合いなのか?」
「知り合い……ではないな。うむ。知り合いではない」
知り合いではないが、知っている間柄と。
もっと言えば、知り合いよりも深い関係だと言ってもいいだろう。例えば親戚とか。
「お主ら、何の話をしとるのじゃ?」
俺がマーアを疑っていると、モー子が汗を拭いながら話に混ざってくる。
「服が伸びるから、汗を拭くならタオルを使いなさい。ほら」
「うむ。すまんのじゃ」
悪びれる様子はないようにみえるが?
というか、何度注意しても直す気がないらしい。つい昨日も注意したばかりだというのに。
「……かなり仲良くなっているのだな」
「まぁのぉ……諦めたのじゃ」
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