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本編
82:一体どこのギルドマスターなんだ
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隣にどかっと誰かが座った音と衝撃で、読書に集中していた意識が引き戻される。隣を見上げるとバラムだった。ということは。
「よっ、トウノ君。今日は誘ってくれてほんと……本当にっ! あ゙り゙がどゔ……っ!」
「あ、ああ……」
シャケ茶漬けが顔を出してきて、普通に挨拶をしたかと思うと、徐々に何かを噛み締めるように打ち震えた様子になってしまった。
「ほっとけ」
「……そう、だな」
「くぅっ!」
バラムに冷ややかにされることにも何か感じ入るものがあるのか、反応を示していた。……確かに一々気にしていてはキリが無さそうだ。
「あっ! トウのん、やっほー! んー、ゲーム内時間的には久しぶり?」
続いてあぬ丸と鍋の蓋も到着したようだった。2人共、以前のような学者系装備から多少戦闘職っぽい装備になっている。
「ピキィー!」
「あっ! ちょっ、アルプ……!」
「ピキキィー! ……ピギュッ!?」
鍋の蓋の影から何かが僕に向かって飛んで来た……と思ったらバラムに鷲掴みにされていた。
「……何だ、お前?」
「ピッ……ピキュ……」
一気に空気が重くピリついたものになる。バラムが威圧を放っているのだろう。多分、かなり手加減していると思うが。そして、バラムに掴まれているものは、鍋の蓋の反応から彼の従魔のアルプ、なのだと思う。
「こいつが誰のものか、もしも手を出したら…………分かるな?」
「ピ、ピ、ピキュキュッ!」
バラムの恫喝に可哀想なくらいに震えたアルプがおそらく頷いている。周囲へ視線を向けると、あぬ丸はあちゃーといったリアクションで、シャケ茶漬けは……「兄貴の威圧……!」と目を輝かせていた。うぅん、混沌としている。
「…………その、そろそろ離してあげてくれ」
その後中々離そうとしないバラムに、アルプが失神寸前だったので流石に可哀想になってきたので離すように言う。……何だか大人気ない気もするし。
「……チッ」
「ピキィーーーー!!!」
バラムの手が緩んだ瞬間、目にも止まらぬ速さでアルプは鍋の蓋の元へと戻って行った。
「だから、トウノさんに飛び込んで行かないように言っただろう……。ごめんなさい、大剣使いさん。よく言っておきますんで……」
「ピキュゥン……」
鍋の蓋もアルプもシュンとしてしまった。何か突然空気が悪くなってしまった。何かこう、空気を変えるものは……。
「あ、そういえば、アルプの見た目が変わっているが、それが進化というやつか?」
「え……あ、ああ、そうなんだ。1段階進化して『ゲイズインプ』という魔物になった」
「へぇ、結構変化するものなんだな」
改めてアルプの見た目を観察すると、まず大きな変化として、目玉から飛膜が生えているだけだったところから頭と体が出来、2頭身のシルエットになっていた。ただ、相変わらず大きな単眼ではあるようで、単眼の小悪魔というのが端的なイメージだろうか。
確かゲイズバットの時は鳴き声などはとくに無かったと思うので、ゲイズインプになったことで発声器官を獲得したようだ。そのことで心情表現がかなり豊かになったと思う。……今はバラムに怯えていることがとても良く分かる。
アルプの進化について言葉を交わしている間にそれぞれ座席に落ち着く。個室とはいえ、巨人族の鍋の蓋や体格の良いバラムが座っても程良いスペースが保てている。この世界は外観と内装の広さが本当に予測出来ない。
「ま、気を取り直してまずはご飯を食べよー! ここ店の名前の割に美味しかったんだぁ」
「ほっ」
「ピキュゥ……」
「あの……本当に大丈夫なのか? ……表にめっちゃ不安になる生物がいたぞ?」
おそらくシャケ茶漬けも僕と同じようにブラウンラットの検閲?に合ったのだろう。どことなく不安げだ。気持ちはすごく分かる。
「ヘッヘッヘ、ご安心を。外回りのものは厨房には入ってこないようにしてやすよ」
「じゃあ、安心ですねー」
「へへへッ! そうですとも」
「えっ、いや、むしろ不安度が上がる単語が聞こえた気がするんだけど……」
外回り……ということは中にいるものもいる……?
「俺も最初は恐る恐るだったけど、本当に美味しいし、その後とくに体調悪くなったりしないから大丈夫だよ」
「そ、そうか」
冷や汗の止まらない僕とシャケ茶漬けに、見かねた鍋の蓋が苦笑いでフォローする。……まぁ、2人がこんなに言うなら信じてこれ以上は心配せずにいよう。
「じゃあ、ご飯が来る前に軽く紹介っていうか、シャケ茶漬けってトウのんのオトモダチのヤベェファン筆頭のあのシャケ茶漬け?」
「おお、そのシャケ茶漬けだな」
「おー、ある意味有名な人だー。何かの縁だしフレンド申請していい?」
「良いぞ。そこのえーと……」
「鍋の蓋って言うんだ。俺もフレンド良いか?」
「おっけー、おっけー」
実にスムーズにあぬ丸達がフレンドになっていった。それにしても。
「ヤベェファン、とは? ……いや、もうなんとなく分かるが」
「え、トウのん知らないでシャケ茶漬けとフレンドになったのー?」
「まぁ……迷惑だったらブロックすれば良いかなと思って」
「土下座して頼んでたってどっかの掲示板で見たんだが」
「土下座は……されたな。無駄な動きの無い見事な土下座だった」
「なるほどぉ、シャケ茶漬けは土下座慣れをしている」
「いやぁ、それほどでも……へへっ」
「そこは照れるところなのか……?」
なんとシャケ茶漬けはバラムの“ヤベェファン”としてプレイヤーの間でそれなりに有名らしい。……まぁ、今までの言動から察せられるものはあるし、本人の性質なのかカラッとした人当たりの良い印象なので、どこか憎めない。以前言っていた通り、バラムに憧れて“兄貴”と仰ぎたい気持ちが強いだけなんだろう。
「ヘッヘッヘ、お待たせしやした」
「おっ、来た来たー! あ~、良い匂い~」
「確かに美味そうな匂いだな!」
「……香辛料の匂いか?」
「そうそう、エスニックな感じなんだ」
ここで頼んだ料理が出て来て、一気に食欲をそそる匂いが個室を満たす。僕はあまり馴染みが無いが、あぬ丸達の話を聞いていると現実でいう東洋系のエスニック料理に近いらしい。
ふぅむ、子供の頃だと味が複雑すぎてともすれば苦手だったかもしれないが、今食べると意外と口に合った。香辛料の効果からか、手足の先からポカポカしてくるようで中々良い。それにカレーっぽい味のものもあって、これはシンプルに美味しい。あと懐かしい。
しばし皆一様に出てきた料理を夢中になって味わっていると、ひと心地ついたシャケ茶漬けがあぬ丸達に話を振る。
「ところで、ここは住民に案内されないと入れない店っぽいけど、あぬ丸達はどうやって入れるようになったんだ?」
「んー? なんかたまたま話かけた住民さんとなんやかんやあってここで愚痴を聞いてたって感じ?」
「あぬ丸、もうちょっと詳しく言わないと分からないと思うぞ……」
「そうかなぁ? えっと、ドゥトワっていたるところによく分からん動物のブロンズ像があるじゃん?」
「あー、あるな。よく分からなさの極みだとダチョウとか」
よく分からない……動物のブロンズ像……何だろう、町にあるものは見たことが無いが、何なのかとてもよく知っている気がするな?
「んで、それを《解析》してみたら魔導ゴーレムって出て、それもよく分からなかったから通りがかりの人に聞いたら『暇を持て余した錬金術士の趣味の産物』って教えてくれてさ。そのまま多分だけどその錬金術士に対する愚痴が始まっちゃったんだよねぇ」
「お、おう。てかあれゴーレムなの?」
「そうみたいだ。聞いてる限りだと、プログラミング通りに動くマシンとかロボットって感じだったな」
「正直、愚痴はダルかったけど、良いお店紹介してくれたからラッキーだったなぁ!」
「…………」
その「暇を持て余した錬金術士」にもの凄く心当たりがある。そして、その愚痴を言っている人、名前も顔も知らないが多分……商業ギルドのサブマスターとか、ギルドマスターの直属の部下だったりするんじゃないだろうか。
チラッとずっと黙って料理を平らげていたバラムを見ると目が合って、僅かに肩を竦めた。バラムも僕と同じような結論に至ったのだろう。
というかギルドマスター業で忙しいはずなのに「暇を持て余した」とは……? その辺りにあぬ丸が出会った住民の愚痴の根源があるのかもしれない、と思いながら良い感じにハーブの効いたスープを口に運んだ。
────────────
鍋の蓋(防衛戦の時にトウノさんの膝で寝てたなんて絶対に言えない…!)
「よっ、トウノ君。今日は誘ってくれてほんと……本当にっ! あ゙り゙がどゔ……っ!」
「あ、ああ……」
シャケ茶漬けが顔を出してきて、普通に挨拶をしたかと思うと、徐々に何かを噛み締めるように打ち震えた様子になってしまった。
「ほっとけ」
「……そう、だな」
「くぅっ!」
バラムに冷ややかにされることにも何か感じ入るものがあるのか、反応を示していた。……確かに一々気にしていてはキリが無さそうだ。
「あっ! トウのん、やっほー! んー、ゲーム内時間的には久しぶり?」
続いてあぬ丸と鍋の蓋も到着したようだった。2人共、以前のような学者系装備から多少戦闘職っぽい装備になっている。
「ピキィー!」
「あっ! ちょっ、アルプ……!」
「ピキキィー! ……ピギュッ!?」
鍋の蓋の影から何かが僕に向かって飛んで来た……と思ったらバラムに鷲掴みにされていた。
「……何だ、お前?」
「ピッ……ピキュ……」
一気に空気が重くピリついたものになる。バラムが威圧を放っているのだろう。多分、かなり手加減していると思うが。そして、バラムに掴まれているものは、鍋の蓋の反応から彼の従魔のアルプ、なのだと思う。
「こいつが誰のものか、もしも手を出したら…………分かるな?」
「ピ、ピ、ピキュキュッ!」
バラムの恫喝に可哀想なくらいに震えたアルプがおそらく頷いている。周囲へ視線を向けると、あぬ丸はあちゃーといったリアクションで、シャケ茶漬けは……「兄貴の威圧……!」と目を輝かせていた。うぅん、混沌としている。
「…………その、そろそろ離してあげてくれ」
その後中々離そうとしないバラムに、アルプが失神寸前だったので流石に可哀想になってきたので離すように言う。……何だか大人気ない気もするし。
「……チッ」
「ピキィーーーー!!!」
バラムの手が緩んだ瞬間、目にも止まらぬ速さでアルプは鍋の蓋の元へと戻って行った。
「だから、トウノさんに飛び込んで行かないように言っただろう……。ごめんなさい、大剣使いさん。よく言っておきますんで……」
「ピキュゥン……」
鍋の蓋もアルプもシュンとしてしまった。何か突然空気が悪くなってしまった。何かこう、空気を変えるものは……。
「あ、そういえば、アルプの見た目が変わっているが、それが進化というやつか?」
「え……あ、ああ、そうなんだ。1段階進化して『ゲイズインプ』という魔物になった」
「へぇ、結構変化するものなんだな」
改めてアルプの見た目を観察すると、まず大きな変化として、目玉から飛膜が生えているだけだったところから頭と体が出来、2頭身のシルエットになっていた。ただ、相変わらず大きな単眼ではあるようで、単眼の小悪魔というのが端的なイメージだろうか。
確かゲイズバットの時は鳴き声などはとくに無かったと思うので、ゲイズインプになったことで発声器官を獲得したようだ。そのことで心情表現がかなり豊かになったと思う。……今はバラムに怯えていることがとても良く分かる。
アルプの進化について言葉を交わしている間にそれぞれ座席に落ち着く。個室とはいえ、巨人族の鍋の蓋や体格の良いバラムが座っても程良いスペースが保てている。この世界は外観と内装の広さが本当に予測出来ない。
「ま、気を取り直してまずはご飯を食べよー! ここ店の名前の割に美味しかったんだぁ」
「ほっ」
「ピキュゥ……」
「あの……本当に大丈夫なのか? ……表にめっちゃ不安になる生物がいたぞ?」
おそらくシャケ茶漬けも僕と同じようにブラウンラットの検閲?に合ったのだろう。どことなく不安げだ。気持ちはすごく分かる。
「ヘッヘッヘ、ご安心を。外回りのものは厨房には入ってこないようにしてやすよ」
「じゃあ、安心ですねー」
「へへへッ! そうですとも」
「えっ、いや、むしろ不安度が上がる単語が聞こえた気がするんだけど……」
外回り……ということは中にいるものもいる……?
「俺も最初は恐る恐るだったけど、本当に美味しいし、その後とくに体調悪くなったりしないから大丈夫だよ」
「そ、そうか」
冷や汗の止まらない僕とシャケ茶漬けに、見かねた鍋の蓋が苦笑いでフォローする。……まぁ、2人がこんなに言うなら信じてこれ以上は心配せずにいよう。
「じゃあ、ご飯が来る前に軽く紹介っていうか、シャケ茶漬けってトウのんのオトモダチのヤベェファン筆頭のあのシャケ茶漬け?」
「おお、そのシャケ茶漬けだな」
「おー、ある意味有名な人だー。何かの縁だしフレンド申請していい?」
「良いぞ。そこのえーと……」
「鍋の蓋って言うんだ。俺もフレンド良いか?」
「おっけー、おっけー」
実にスムーズにあぬ丸達がフレンドになっていった。それにしても。
「ヤベェファン、とは? ……いや、もうなんとなく分かるが」
「え、トウのん知らないでシャケ茶漬けとフレンドになったのー?」
「まぁ……迷惑だったらブロックすれば良いかなと思って」
「土下座して頼んでたってどっかの掲示板で見たんだが」
「土下座は……されたな。無駄な動きの無い見事な土下座だった」
「なるほどぉ、シャケ茶漬けは土下座慣れをしている」
「いやぁ、それほどでも……へへっ」
「そこは照れるところなのか……?」
なんとシャケ茶漬けはバラムの“ヤベェファン”としてプレイヤーの間でそれなりに有名らしい。……まぁ、今までの言動から察せられるものはあるし、本人の性質なのかカラッとした人当たりの良い印象なので、どこか憎めない。以前言っていた通り、バラムに憧れて“兄貴”と仰ぎたい気持ちが強いだけなんだろう。
「ヘッヘッヘ、お待たせしやした」
「おっ、来た来たー! あ~、良い匂い~」
「確かに美味そうな匂いだな!」
「……香辛料の匂いか?」
「そうそう、エスニックな感じなんだ」
ここで頼んだ料理が出て来て、一気に食欲をそそる匂いが個室を満たす。僕はあまり馴染みが無いが、あぬ丸達の話を聞いていると現実でいう東洋系のエスニック料理に近いらしい。
ふぅむ、子供の頃だと味が複雑すぎてともすれば苦手だったかもしれないが、今食べると意外と口に合った。香辛料の効果からか、手足の先からポカポカしてくるようで中々良い。それにカレーっぽい味のものもあって、これはシンプルに美味しい。あと懐かしい。
しばし皆一様に出てきた料理を夢中になって味わっていると、ひと心地ついたシャケ茶漬けがあぬ丸達に話を振る。
「ところで、ここは住民に案内されないと入れない店っぽいけど、あぬ丸達はどうやって入れるようになったんだ?」
「んー? なんかたまたま話かけた住民さんとなんやかんやあってここで愚痴を聞いてたって感じ?」
「あぬ丸、もうちょっと詳しく言わないと分からないと思うぞ……」
「そうかなぁ? えっと、ドゥトワっていたるところによく分からん動物のブロンズ像があるじゃん?」
「あー、あるな。よく分からなさの極みだとダチョウとか」
よく分からない……動物のブロンズ像……何だろう、町にあるものは見たことが無いが、何なのかとてもよく知っている気がするな?
「んで、それを《解析》してみたら魔導ゴーレムって出て、それもよく分からなかったから通りがかりの人に聞いたら『暇を持て余した錬金術士の趣味の産物』って教えてくれてさ。そのまま多分だけどその錬金術士に対する愚痴が始まっちゃったんだよねぇ」
「お、おう。てかあれゴーレムなの?」
「そうみたいだ。聞いてる限りだと、プログラミング通りに動くマシンとかロボットって感じだったな」
「正直、愚痴はダルかったけど、良いお店紹介してくれたからラッキーだったなぁ!」
「…………」
その「暇を持て余した錬金術士」にもの凄く心当たりがある。そして、その愚痴を言っている人、名前も顔も知らないが多分……商業ギルドのサブマスターとか、ギルドマスターの直属の部下だったりするんじゃないだろうか。
チラッとずっと黙って料理を平らげていたバラムを見ると目が合って、僅かに肩を竦めた。バラムも僕と同じような結論に至ったのだろう。
というかギルドマスター業で忙しいはずなのに「暇を持て余した」とは……? その辺りにあぬ丸が出会った住民の愚痴の根源があるのかもしれない、と思いながら良い感じにハーブの効いたスープを口に運んだ。
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鍋の蓋(防衛戦の時にトウノさんの膝で寝てたなんて絶対に言えない…!)
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