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本編
79:こっちの方が能力が高い
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さて、次の日のログイン。
備えつけの家具以外は何も置いていない生活感の無い部屋を出る。《勘破》によると、少なくともこの家と敷地内にバラムはいない。
事前に聞いていた通り、まだ外で活動しているのだろう。
1階に降りると、ダイニングテーブルにメモがあった。
“ペリカンに飯を入れといた”
「……はい?」
短い文章にも関わらず、意味が分からなさすぎて一瞬混乱したが、少しの間を置いてアイテム転送ゴーレムの“ペリカンくん”のことだと思い至る。
ペリカンくんを見てみると、僅かに喉袋が膨らんでいた。中に何かは入っているようだ。
「ペリカンくん、〈返す〉」
ペッ
「……」
昨日も思ったが〈返す〉の時の動作がリアルすぎて吐き出すようにしか見えないのは何とかならないものか……。鎮め札ならまだしも、食品でそれをやられると中々微妙な気分になる。
ペリカンくんから返却された物を見てみると、2食分の弁当と携帯食料がそれなりの量だった。これならバラムが戻るまで《空腹》がつくことは無いだろう。
……それにしても、早速ペリカンくんを収納代わりに使っているとは……プレイヤー機能のことといい、バラムは意外と使えるものはガンガン使うタイプだよなと思って少しおかしくなった。
「ふふっ」
とりあえず、弁当1食分は今からありがたくいただくとしよう。
「ごちそうさまでした。うーん……これも美味しいんだが……何か物足りない……」
味は美味しいんだが、何か物足りなさを感じてしまう。早速ローザ達の食事が恋しくなってしまったんだろうか? ハイモへの依頼のこともあるし、イベントが落ち着いたら、一度ユヌに戻ってみても良いかもしれない。
食後はリビングでまったり読書をした。何の本かと言われればとくに変わったところは無い、ドゥトワ近郊やそれ以降のフィールドで目にすることが出来るらしい、植物の情報が詳細に記された本だ。
僕が図書館で最初に手をつけた棚がそうだったのか、図書館で読んでいた本もほとんど植物関連のものだった。おかげで最近停滞していた《植物知識》のレベルが中々のペースで上がってきている。
「ん、借りていたものは読み終わってしまったな」
昨日のログアウト前から少しずつ読み進めていた為、少し集中したら借りていた分は全て読み終わってしまった。
「バラムは……まだ帰ってくる気配が無いし……図書館に行くか」
これも盟友効果なのか、なんとなく、本当になんとなくバラムがこの町にいるのかいないのかくらいは意識を向けると分かるようになっていた。
ということで、借りていた本の返却と新たに本を借りる為に早速図書館に行こう。
「ふぅむ、せっかくだし図書館まで変化して飛行練習でもしてみるか」
そうでもしないと練習する時間を僕が作れるか怪しい。
早速庭に出て、変化のアンクレットを使用する。
いつものコミカルなボフンッという効果音と白い煙の後、視界がすごく低くなる。
「視界は……相変わらず視力が良過ぎる以外は夜とそんなに変わらないな」
むしろ、昼夜で視界の良さが変わらないのは、流石の《梟の視覚》というところか。まぁ、フクロウは鳥類の視力の良さにさらに夜も視力を落とさず活動出来るようなので、昼間も眩しくて目が眩む……なんてことは無さそうだった。なお、視覚情報を僕が処理しきれるかの問題を置いておくこととする。
「ホー……」
まぁ、ここから図書館まで低空飛行で真っ直ぐ飛ぶくらいなら何とかなるだろう、多分。
ということで早速、静かに離陸する。フクロウの羽は構造上、飛行の際にほとんど音が出ない。
……むむ、変に低空飛行するより、もう少し高度があった方が羽ばたきを少なめに出来て楽だな。しかし、あまり高度を上げ過ぎても図書館までの道にかかってる特殊な効果でたどり着けなくなりそうな気配がある。
高くも低くもなり過ぎないような絶妙な高度を探っている内に、大した距離も無いのであっという間に図書館の前へと到着した。
扉の前で変化を解いて、元の僕の体に戻る。
「慣れたら移動はフクロウの方が楽そうだな」
これが少し飛んでみた感想だ。だが、ここ以外での飛行となると僕の視覚・聴覚情報処理の問題もあるし、スコップオウルよりも大きい猛禽類や飛行型の魔物と遭遇する危険や遠距離攻撃手段を持っているプレイヤーにいたずらに撃ち落とされたりなど色々と問題がある。
「一番安全そうなのは、変化してどこかに隠れるとか、バラムの懐にいることだろうか?」
まぁ、その辺りは出来そうな時に色々試そう。そもそも僕はフィールドに出たり戦闘行為の発生するような場所に積極的に出る気は無いんだし。
と、このことは一旦置いておいて、一歩踏み出すとまた自動で扉が開いた。……やはり、自動ドア的なものなのだろうか?
「これはこれはトウノ様、早速またお越しくださり嬉しゅうございます。返却でございますか?」
「ああ、あとはまた本をいくつか借りたい」
「かしこまりました。本日はこちらでお読みになっていかれないので?」
「ああ」
「ホホホ、それは残念です。ではこちらへ」
前回来た時と同じく老女に迎えられ、本のある部屋へと案内される。
「まずは、返却される本をお預かりしましょう」
「ああ」
インベントリから借りた本を出して老女に渡す。
「確かに。では、借りていかれる本をお選びくださいませ。そうですねぇ、5冊まで借りることが出来るでしょう」
「分かった」
ふぅむ、前回は3冊までだったが、今回は5冊まで借りられるらしい。基準は相変わらずよく分からないが、老女の言うことに従う。
さて、どれを借りようか。読めればジャンルにそこまで拘りは無いので、前回手をつけ始めた棚へと移動するが……。
前回は気づかなかったが、この部屋の本棚を眺めていると、ところどころ白く半透明になっている本があり、触ろうとしてみてもすり抜けて触れることが出来なかった。
「ホホホ、それはまだトウノ様がお読みになるには早いと判断されたのでしょう」
触れない本に首を傾げていると、いつの間にか背後にいた老女が伝えてくる。
「読めるようになるにはどうしたら良いのだろうか?」
「トウノ様が成長されたり、必要な時が来たら自ずと読めるようになりましょう」
「なるほど、そういうものか」
「ホホホ、そういうものです」
僕のステータスや色んな状況に応じて読める本が増えるようだ。ということは、ここに通うだけでは全ての本は読めないということになる。やはり、たまにはここ以外にゲームとしての冒険をして来いということだろうか。
となると近い内にあるイベント中に図書館にも何か変化が起こるのだろうか?
今のところ僕以外の利用者は見かけないことだし、やはりイベント中も僕はこの図書館に集中してみよう。
「分かった。じゃあ今日のところはこれらを借りたい」
「かしこまりました。では図書カードを」
「ああ」
まぁ、触れることも出来ない本はそれなりにあるが、実体化されていてまだ手をつけていない本も山のようにある。読めるものが無くなったらその時考えればいいだろうと、適当に5冊手に取って貸出手続きを行ってもらう。
「それでは、またのご来館お待ちしておりますわ」
「ああ、また近い内に訪れよう」
「ホホホ、楽しみにしております」
そう言って館を出ると、再び自動で扉が閉まった。……まぁ、もうそういうものなのだろう。
来た時と同じように飛行練習も兼ねてフクロウに変化して家へと戻っていく。
「ホ?」
庭が見えて来たところで、庭に見慣れた人影があった。人影が手を差し出して来たので、意図を察してその手に留まる。
『戻っていたのか』
「ああ。……ちゃんと長居はしなかったようだな」
その人影はもちろん、バラムだった。
────────────
次話更新は9月7日(土)予定です。
備えつけの家具以外は何も置いていない生活感の無い部屋を出る。《勘破》によると、少なくともこの家と敷地内にバラムはいない。
事前に聞いていた通り、まだ外で活動しているのだろう。
1階に降りると、ダイニングテーブルにメモがあった。
“ペリカンに飯を入れといた”
「……はい?」
短い文章にも関わらず、意味が分からなさすぎて一瞬混乱したが、少しの間を置いてアイテム転送ゴーレムの“ペリカンくん”のことだと思い至る。
ペリカンくんを見てみると、僅かに喉袋が膨らんでいた。中に何かは入っているようだ。
「ペリカンくん、〈返す〉」
ペッ
「……」
昨日も思ったが〈返す〉の時の動作がリアルすぎて吐き出すようにしか見えないのは何とかならないものか……。鎮め札ならまだしも、食品でそれをやられると中々微妙な気分になる。
ペリカンくんから返却された物を見てみると、2食分の弁当と携帯食料がそれなりの量だった。これならバラムが戻るまで《空腹》がつくことは無いだろう。
……それにしても、早速ペリカンくんを収納代わりに使っているとは……プレイヤー機能のことといい、バラムは意外と使えるものはガンガン使うタイプだよなと思って少しおかしくなった。
「ふふっ」
とりあえず、弁当1食分は今からありがたくいただくとしよう。
「ごちそうさまでした。うーん……これも美味しいんだが……何か物足りない……」
味は美味しいんだが、何か物足りなさを感じてしまう。早速ローザ達の食事が恋しくなってしまったんだろうか? ハイモへの依頼のこともあるし、イベントが落ち着いたら、一度ユヌに戻ってみても良いかもしれない。
食後はリビングでまったり読書をした。何の本かと言われればとくに変わったところは無い、ドゥトワ近郊やそれ以降のフィールドで目にすることが出来るらしい、植物の情報が詳細に記された本だ。
僕が図書館で最初に手をつけた棚がそうだったのか、図書館で読んでいた本もほとんど植物関連のものだった。おかげで最近停滞していた《植物知識》のレベルが中々のペースで上がってきている。
「ん、借りていたものは読み終わってしまったな」
昨日のログアウト前から少しずつ読み進めていた為、少し集中したら借りていた分は全て読み終わってしまった。
「バラムは……まだ帰ってくる気配が無いし……図書館に行くか」
これも盟友効果なのか、なんとなく、本当になんとなくバラムがこの町にいるのかいないのかくらいは意識を向けると分かるようになっていた。
ということで、借りていた本の返却と新たに本を借りる為に早速図書館に行こう。
「ふぅむ、せっかくだし図書館まで変化して飛行練習でもしてみるか」
そうでもしないと練習する時間を僕が作れるか怪しい。
早速庭に出て、変化のアンクレットを使用する。
いつものコミカルなボフンッという効果音と白い煙の後、視界がすごく低くなる。
「視界は……相変わらず視力が良過ぎる以外は夜とそんなに変わらないな」
むしろ、昼夜で視界の良さが変わらないのは、流石の《梟の視覚》というところか。まぁ、フクロウは鳥類の視力の良さにさらに夜も視力を落とさず活動出来るようなので、昼間も眩しくて目が眩む……なんてことは無さそうだった。なお、視覚情報を僕が処理しきれるかの問題を置いておくこととする。
「ホー……」
まぁ、ここから図書館まで低空飛行で真っ直ぐ飛ぶくらいなら何とかなるだろう、多分。
ということで早速、静かに離陸する。フクロウの羽は構造上、飛行の際にほとんど音が出ない。
……むむ、変に低空飛行するより、もう少し高度があった方が羽ばたきを少なめに出来て楽だな。しかし、あまり高度を上げ過ぎても図書館までの道にかかってる特殊な効果でたどり着けなくなりそうな気配がある。
高くも低くもなり過ぎないような絶妙な高度を探っている内に、大した距離も無いのであっという間に図書館の前へと到着した。
扉の前で変化を解いて、元の僕の体に戻る。
「慣れたら移動はフクロウの方が楽そうだな」
これが少し飛んでみた感想だ。だが、ここ以外での飛行となると僕の視覚・聴覚情報処理の問題もあるし、スコップオウルよりも大きい猛禽類や飛行型の魔物と遭遇する危険や遠距離攻撃手段を持っているプレイヤーにいたずらに撃ち落とされたりなど色々と問題がある。
「一番安全そうなのは、変化してどこかに隠れるとか、バラムの懐にいることだろうか?」
まぁ、その辺りは出来そうな時に色々試そう。そもそも僕はフィールドに出たり戦闘行為の発生するような場所に積極的に出る気は無いんだし。
と、このことは一旦置いておいて、一歩踏み出すとまた自動で扉が開いた。……やはり、自動ドア的なものなのだろうか?
「これはこれはトウノ様、早速またお越しくださり嬉しゅうございます。返却でございますか?」
「ああ、あとはまた本をいくつか借りたい」
「かしこまりました。本日はこちらでお読みになっていかれないので?」
「ああ」
「ホホホ、それは残念です。ではこちらへ」
前回来た時と同じく老女に迎えられ、本のある部屋へと案内される。
「まずは、返却される本をお預かりしましょう」
「ああ」
インベントリから借りた本を出して老女に渡す。
「確かに。では、借りていかれる本をお選びくださいませ。そうですねぇ、5冊まで借りることが出来るでしょう」
「分かった」
ふぅむ、前回は3冊までだったが、今回は5冊まで借りられるらしい。基準は相変わらずよく分からないが、老女の言うことに従う。
さて、どれを借りようか。読めればジャンルにそこまで拘りは無いので、前回手をつけ始めた棚へと移動するが……。
前回は気づかなかったが、この部屋の本棚を眺めていると、ところどころ白く半透明になっている本があり、触ろうとしてみてもすり抜けて触れることが出来なかった。
「ホホホ、それはまだトウノ様がお読みになるには早いと判断されたのでしょう」
触れない本に首を傾げていると、いつの間にか背後にいた老女が伝えてくる。
「読めるようになるにはどうしたら良いのだろうか?」
「トウノ様が成長されたり、必要な時が来たら自ずと読めるようになりましょう」
「なるほど、そういうものか」
「ホホホ、そういうものです」
僕のステータスや色んな状況に応じて読める本が増えるようだ。ということは、ここに通うだけでは全ての本は読めないということになる。やはり、たまにはここ以外にゲームとしての冒険をして来いということだろうか。
となると近い内にあるイベント中に図書館にも何か変化が起こるのだろうか?
今のところ僕以外の利用者は見かけないことだし、やはりイベント中も僕はこの図書館に集中してみよう。
「分かった。じゃあ今日のところはこれらを借りたい」
「かしこまりました。では図書カードを」
「ああ」
まぁ、触れることも出来ない本はそれなりにあるが、実体化されていてまだ手をつけていない本も山のようにある。読めるものが無くなったらその時考えればいいだろうと、適当に5冊手に取って貸出手続きを行ってもらう。
「それでは、またのご来館お待ちしておりますわ」
「ああ、また近い内に訪れよう」
「ホホホ、楽しみにしております」
そう言って館を出ると、再び自動で扉が閉まった。……まぁ、もうそういうものなのだろう。
来た時と同じように飛行練習も兼ねてフクロウに変化して家へと戻っていく。
「ホ?」
庭が見えて来たところで、庭に見慣れた人影があった。人影が手を差し出して来たので、意図を察してその手に留まる。
『戻っていたのか』
「ああ。……ちゃんと長居はしなかったようだな」
その人影はもちろん、バラムだった。
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次話更新は9月7日(土)予定です。
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