51 / 149
本編
50:報酬との噛み合わなさ
しおりを挟む
防衛戦から現実世界で1日経過、特殊な時間加速もいつもの倍率に戻り、ワールドクエスト報酬を確認したプレイヤーはそれぞれの冒険へと戻っていった。
僕はというと、やっと旧倉庫の全ての本に目を通すことが出来た。
旧倉庫の本は《古ルートムンド語》で書かれているとはいえ、数が少ないからすぐ読めるだろう。……と、たかを括っていたのだが、まだ技能レベルが低い為か中々読み進めるのに苦戦した。
しかし、単純に新しい本を読むのは楽しかったし、今までネックになっていた、《古ルートムンド語》を文章にする際の独特な言い回しの参考になるものが色々とあった。
とくに『いたずら者ども』という当時の人にとっては“意味も無いのにちょっかいを出してくる困った奴ら”の多少……いや大分、恨みのこもった備忘録のようなものが記されている本は、書かれている通りならファンタジー生物の見本市のようで読んでいてとても面白かった。
現実にこのような本があったならただの創作もいいところだが、このファンタジーなアルスト世界では存在しない可能性の方が低いだろう。
その他にも、この時代の薬の調合法や錬金法と思われるものが記された本や、武術指南のようなことが書かれているものなどもあったので、この旧倉庫では各職業向けの古代の知識を得ることが出来るのかもしれない。
そして、そんな旧倉庫の本達もついに読み終わってしまった。
「いや、まだ1冊だけ確認していない本があったな」
僕は本が密集して収められている棚とは別の棚に向かうと、そこに1冊だけある本に手を伸ばす。
このゲームのオープニング『世界を希う調べ』の曲名と譜面が記された楽譜だ。軽く払っただけでは剥がれない埃を慎重に取り払って、表紙に記されたタイトルを読む。
────『星屑の物語』。
なんともシンプルなタイトルだった。
ただ、そのままの意味なのかは判断出来ないが。今までのこの言語の特徴からすると、文字通りの意味以外にも含みを持たせていそうではある。
ふむ……『物語』か。そして、最初のページはこのゲームのオープニング……。
「もしかして『星屑の物語』は『Arca Storia』を指している、とか?」
『Storia』は“歴史”だけではなく、“物語”の意味もあるらしいし……『Arca』、検索したところ“箱舟”を意味するようだ。それが星屑にどう繋がるかだが………。
「全く分からないな」
おそらく“星”関係、遺跡の石碑に記されていた単語関連は他の言葉以上に色々な意味が含まれていそうなので、どこまでも仮定しか出来ない。
こういうのは考察をするのが好きな人に任せるべきだろう。僕も嫌いなわけではないが、どちらかと言えば考察を読みたい派だ。
一応、今まで判明した世界観に関わりそうな単語や引っかかりを、最近めっきり出番が無くなってしまった手帳に書き込む。
これでこの件は一旦置いておいて、中身の確認に入ろう。この前見た時は1ページ目の譜面しか記載が無かったが、マジカルな何かで増えたりしているだろうか。
…………とくに増えてないな。少しガッカリしたような、ホッとしたような。
もしかして、まだオープニングしか発表されていないから、この先が無いだけだったりしてな。ちょっとしたファンサービス要素というか。
うん、それが1番しっくり来る気がする……と考えそうになったが、この曲を歌うと理解に苦しむ現象が数々起きたのを思い出す。
「うぅん…………増えてなくて良かった、と思っておこう」
そしてもう、そっとしておこう。
これでここにある読み物は全部確認してしまった。
あとは最後に、盗みを働いているようで少し気が引けるが、ここにある本を《解析》してログに残しておく。一応、楽譜も。
…………すごい経験値が入ったな……まぁ全部《古ルートムンド語》だし、当然というべきか。
さて、ここへの用は無くなってしまったし、ギルに鍵を返しに行こうかと考えていると、視界の端にフレンドからのメッセージ受信を告げるアイコンが出現しているのに気づいた。
確認してみると、受信時間は結構前だったようだ。今まであまり意識してこなかったが、僕は集中すると他のことが疎かになりやすいらしい。気をつけよう。
メッセージの発信者はあぬ丸だった。内容は……。
――――――――――――
トウのん、やっほー!
ワークエの総合&調査貢献度1位おめでとー!
報酬受け取り可能期間、結構短いから気をつけてねー
なんとなく、トウのんスルーしてそうだなーと思ったからメッセしてみた!
じゃ、またー!
オトモダチにもよろしく!
――――――――――――
…………あぬ丸の指摘通り、すっかり頭から抜けていた。旧倉庫の本を読むことで頭がいっぱい過ぎて。
あぬ丸にお礼のメッセージを送信する。持つべきものは勘のいいフレンドだな。
さて、そもそもワールドクエストの総合貢献度と調査貢献度が1位だったことすら初耳なんだが……って、最終結果通知がメールで来ていた。どれだけ何も目に入ってなかったんだ……。
1位になっていた項目の他にも、生産貢献度でも50位以内に入っていたようだ。
また忘れない内にさっさと報酬を受け取ってしまおう。
――――――――――――
ユニーク称号【ユヌの救世主】
白紙の技能書 ×3
武器交換チケット(ゴールド)×3
防具交換チケット(ゴールド)×3
ギルド依頼チケット(ゴールド)×1
ギルド依頼チケット(シルバー)×3
ギルド依頼チケット(カッパー)×10
生の結晶 ×1
魔の結晶 ×1
技の結晶 ×1
ライフハイポーション ×10
スタミナハイポーション ×5
マジックポーション ×20
︙
――――――――――――
その他は現状でも手に入りやすそうな消耗品がかなりの数あったので割愛する。
ユニーク称号は……救世主よりは森碧の方がまだ受け入れられるので、控えに回しておこう。
[白紙の技能書]は、一覧の中から好きな技能を選んで習得出来るようだ。今のところとくに欲しい技能は無いので保留にしておく。
[武器交換チケット]は一応両手杖の項目を見てみると、豪華な装飾になったハープ型などはあったがヴァイオリン型は無かった。
魔導書を見た時は瞬間的に選びそうになったが、最後の理性で攻略サイトを確認したところ、覚えた魔法しか文字として現れないらしい……残念だ。[武器交換チケット]も[防具交換チケット]もこれまた使用は保留にする。
[ギルド依頼チケット]は、高ランクの傭兵や冒険者、生産者などに費用をかけずに依頼が出来るチケットのようだ。『ゴールド』はAランクまで斡旋してくれるらしい。
[~の結晶]は『生』がLP、『魔』がMP、『技』がAPのそれぞれに対応したステータス上限を10ポイント上げてくれるらしい。使うとしたらAPが上がる[技の結晶]だが、今はAPを使い切ることもほとんど無くなってしまったので、やや微妙。LPとMPは元が低過ぎて10ポイント上げても焼け石に水感が否めない。
ハイポーション系もそれに関連して、“ハイ”じゃない回復量で十分だ。
…………こう、普通はプレイヤー垂涎の報酬なのだろうが、僕のプレイスタイルとの噛み合わなさがすごい。誰も悪くないが、不幸なすれ違いが起きてしまっている。
いっそ、防衛戦の功労者であろうバラムに全部渡してしまった方が有用かもしれない。ユニーク称号も渡せるものなら渡したいほどだ。
「ん? これは何だ?」
報酬を一通り確認し終わり、インベントリを整理していると、見覚えの無いアイテムがあるのに気づいた。……遺跡でもあったなこんなこと。人のインベントリに勝手に物を入れないで欲しい。
取り出してみると、それは手のひらサイズの木彫りの像だった。……この造形、何処かで見たことがあるような気が……。
[木彫りの像/狂った魔物・獣腕のトロル型]
対象の造形を簡略化した木彫りの像。
狂った魔物・獣腕のトロル型の返礼。
耐久力:-
品質:-
分類:置物
効果:-
素材:ホオの木
製作技能:-
製作者:-
あの防衛戦最終日の狂った魔物を模った物らしい。
そして“-”が多い。……もう隠蔽した時にこの表記になるってことを知ってるんだぞ……。
というか、いつインベントリに紛れ込んだんだ、と色々調べてみたところ、ちょうどこの魔物が倒されたあたりの通知に『特殊条件を満たした為、報酬が送られます』とあった。
…………その『特殊条件』って、もしかしなくても僕が最後にやってしまった“アレ”が原因だろうか。
ため息をつきながら手の中のミニチュア魔物を眺める。……大分デフォルメされているので、少し可愛いかもしれない。
一応、スクショを撮っておいた。
『置物』とあるし、宿の部屋にでも飾ってみようか?
僕はというと、やっと旧倉庫の全ての本に目を通すことが出来た。
旧倉庫の本は《古ルートムンド語》で書かれているとはいえ、数が少ないからすぐ読めるだろう。……と、たかを括っていたのだが、まだ技能レベルが低い為か中々読み進めるのに苦戦した。
しかし、単純に新しい本を読むのは楽しかったし、今までネックになっていた、《古ルートムンド語》を文章にする際の独特な言い回しの参考になるものが色々とあった。
とくに『いたずら者ども』という当時の人にとっては“意味も無いのにちょっかいを出してくる困った奴ら”の多少……いや大分、恨みのこもった備忘録のようなものが記されている本は、書かれている通りならファンタジー生物の見本市のようで読んでいてとても面白かった。
現実にこのような本があったならただの創作もいいところだが、このファンタジーなアルスト世界では存在しない可能性の方が低いだろう。
その他にも、この時代の薬の調合法や錬金法と思われるものが記された本や、武術指南のようなことが書かれているものなどもあったので、この旧倉庫では各職業向けの古代の知識を得ることが出来るのかもしれない。
そして、そんな旧倉庫の本達もついに読み終わってしまった。
「いや、まだ1冊だけ確認していない本があったな」
僕は本が密集して収められている棚とは別の棚に向かうと、そこに1冊だけある本に手を伸ばす。
このゲームのオープニング『世界を希う調べ』の曲名と譜面が記された楽譜だ。軽く払っただけでは剥がれない埃を慎重に取り払って、表紙に記されたタイトルを読む。
────『星屑の物語』。
なんともシンプルなタイトルだった。
ただ、そのままの意味なのかは判断出来ないが。今までのこの言語の特徴からすると、文字通りの意味以外にも含みを持たせていそうではある。
ふむ……『物語』か。そして、最初のページはこのゲームのオープニング……。
「もしかして『星屑の物語』は『Arca Storia』を指している、とか?」
『Storia』は“歴史”だけではなく、“物語”の意味もあるらしいし……『Arca』、検索したところ“箱舟”を意味するようだ。それが星屑にどう繋がるかだが………。
「全く分からないな」
おそらく“星”関係、遺跡の石碑に記されていた単語関連は他の言葉以上に色々な意味が含まれていそうなので、どこまでも仮定しか出来ない。
こういうのは考察をするのが好きな人に任せるべきだろう。僕も嫌いなわけではないが、どちらかと言えば考察を読みたい派だ。
一応、今まで判明した世界観に関わりそうな単語や引っかかりを、最近めっきり出番が無くなってしまった手帳に書き込む。
これでこの件は一旦置いておいて、中身の確認に入ろう。この前見た時は1ページ目の譜面しか記載が無かったが、マジカルな何かで増えたりしているだろうか。
…………とくに増えてないな。少しガッカリしたような、ホッとしたような。
もしかして、まだオープニングしか発表されていないから、この先が無いだけだったりしてな。ちょっとしたファンサービス要素というか。
うん、それが1番しっくり来る気がする……と考えそうになったが、この曲を歌うと理解に苦しむ現象が数々起きたのを思い出す。
「うぅん…………増えてなくて良かった、と思っておこう」
そしてもう、そっとしておこう。
これでここにある読み物は全部確認してしまった。
あとは最後に、盗みを働いているようで少し気が引けるが、ここにある本を《解析》してログに残しておく。一応、楽譜も。
…………すごい経験値が入ったな……まぁ全部《古ルートムンド語》だし、当然というべきか。
さて、ここへの用は無くなってしまったし、ギルに鍵を返しに行こうかと考えていると、視界の端にフレンドからのメッセージ受信を告げるアイコンが出現しているのに気づいた。
確認してみると、受信時間は結構前だったようだ。今まであまり意識してこなかったが、僕は集中すると他のことが疎かになりやすいらしい。気をつけよう。
メッセージの発信者はあぬ丸だった。内容は……。
――――――――――――
トウのん、やっほー!
ワークエの総合&調査貢献度1位おめでとー!
報酬受け取り可能期間、結構短いから気をつけてねー
なんとなく、トウのんスルーしてそうだなーと思ったからメッセしてみた!
じゃ、またー!
オトモダチにもよろしく!
――――――――――――
…………あぬ丸の指摘通り、すっかり頭から抜けていた。旧倉庫の本を読むことで頭がいっぱい過ぎて。
あぬ丸にお礼のメッセージを送信する。持つべきものは勘のいいフレンドだな。
さて、そもそもワールドクエストの総合貢献度と調査貢献度が1位だったことすら初耳なんだが……って、最終結果通知がメールで来ていた。どれだけ何も目に入ってなかったんだ……。
1位になっていた項目の他にも、生産貢献度でも50位以内に入っていたようだ。
また忘れない内にさっさと報酬を受け取ってしまおう。
――――――――――――
ユニーク称号【ユヌの救世主】
白紙の技能書 ×3
武器交換チケット(ゴールド)×3
防具交換チケット(ゴールド)×3
ギルド依頼チケット(ゴールド)×1
ギルド依頼チケット(シルバー)×3
ギルド依頼チケット(カッパー)×10
生の結晶 ×1
魔の結晶 ×1
技の結晶 ×1
ライフハイポーション ×10
スタミナハイポーション ×5
マジックポーション ×20
︙
――――――――――――
その他は現状でも手に入りやすそうな消耗品がかなりの数あったので割愛する。
ユニーク称号は……救世主よりは森碧の方がまだ受け入れられるので、控えに回しておこう。
[白紙の技能書]は、一覧の中から好きな技能を選んで習得出来るようだ。今のところとくに欲しい技能は無いので保留にしておく。
[武器交換チケット]は一応両手杖の項目を見てみると、豪華な装飾になったハープ型などはあったがヴァイオリン型は無かった。
魔導書を見た時は瞬間的に選びそうになったが、最後の理性で攻略サイトを確認したところ、覚えた魔法しか文字として現れないらしい……残念だ。[武器交換チケット]も[防具交換チケット]もこれまた使用は保留にする。
[ギルド依頼チケット]は、高ランクの傭兵や冒険者、生産者などに費用をかけずに依頼が出来るチケットのようだ。『ゴールド』はAランクまで斡旋してくれるらしい。
[~の結晶]は『生』がLP、『魔』がMP、『技』がAPのそれぞれに対応したステータス上限を10ポイント上げてくれるらしい。使うとしたらAPが上がる[技の結晶]だが、今はAPを使い切ることもほとんど無くなってしまったので、やや微妙。LPとMPは元が低過ぎて10ポイント上げても焼け石に水感が否めない。
ハイポーション系もそれに関連して、“ハイ”じゃない回復量で十分だ。
…………こう、普通はプレイヤー垂涎の報酬なのだろうが、僕のプレイスタイルとの噛み合わなさがすごい。誰も悪くないが、不幸なすれ違いが起きてしまっている。
いっそ、防衛戦の功労者であろうバラムに全部渡してしまった方が有用かもしれない。ユニーク称号も渡せるものなら渡したいほどだ。
「ん? これは何だ?」
報酬を一通り確認し終わり、インベントリを整理していると、見覚えの無いアイテムがあるのに気づいた。……遺跡でもあったなこんなこと。人のインベントリに勝手に物を入れないで欲しい。
取り出してみると、それは手のひらサイズの木彫りの像だった。……この造形、何処かで見たことがあるような気が……。
[木彫りの像/狂った魔物・獣腕のトロル型]
対象の造形を簡略化した木彫りの像。
狂った魔物・獣腕のトロル型の返礼。
耐久力:-
品質:-
分類:置物
効果:-
素材:ホオの木
製作技能:-
製作者:-
あの防衛戦最終日の狂った魔物を模った物らしい。
そして“-”が多い。……もう隠蔽した時にこの表記になるってことを知ってるんだぞ……。
というか、いつインベントリに紛れ込んだんだ、と色々調べてみたところ、ちょうどこの魔物が倒されたあたりの通知に『特殊条件を満たした為、報酬が送られます』とあった。
…………その『特殊条件』って、もしかしなくても僕が最後にやってしまった“アレ”が原因だろうか。
ため息をつきながら手の中のミニチュア魔物を眺める。……大分デフォルメされているので、少し可愛いかもしれない。
一応、スクショを撮っておいた。
『置物』とあるし、宿の部屋にでも飾ってみようか?
1,218
お気に入りに追加
2,403
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ネトゲ世界転生の隠遁生活 〜俺はのんびり暮らしたい〜
瀬間諒
BL
15年続いたMMORPG『アヴァロン・オンライン』がサービス終了を迎えた日。
その日、俺の命も病室で終了した。
だが、気がつくと俺は『アヴァロン・オンライン』で自分が使用していたキャラクターのスルジェとしてゲーム世界に転生しヒッキーな隠遁生活を500年していた。
そこで俺は脱ヒッキーを目指しつつ、そのまま隠遁生活を満喫することに決めたのだが…。
※よくありがちな設定です。
※のんびり系なので、バトルシーンは基本的ありません。
※いずれR18になります。
※大好きなのはおっさんでもヒマワリの種でもありません。
※感想歓迎です。(誹謗・中傷はご遠慮します)
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします。……やっぱり狙われちゃう感じ?
み馬
BL
※ 完結しました。お読みくださった方々、誠にありがとうございました!
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、とある加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 独自設定、造語、下ネタあり。出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
食事届いたけど配達員のほうを食べました
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
なぜ自転車に乗る人はピチピチのエロい服を着ているのか?
そう思っていたところに、食事を届けにきたデリバリー配達員の男子大学生がピチピチのサイクルウェアを着ていた。イケメンな上に筋肉質でエロかったので、追加料金を払って、メシではなく彼を食べることにした。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜飯作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺若葉
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる