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本編
28:おや、大剣使いの様子が…
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「どうだろうか」
「……確かに、聞いた話と似てる部分があるな」
「話してくれた伝承はこの遺跡の時代の話なのかもしれないな」
碑文にある「星は揺籠」というのは「魂の」ということなんだろう。なので、「閨」や「慰め」も魂にかかっていると思うと意味が繋がる気がする。それでも婉曲表現すぎて、本当のところどんな意味があるのかまだ分からないが。
すると、しばらく考え込んでいた大剣使いが口を開いた。
「……惑う魂というのは、狂った魔物のことかもしれん」
「そうなのか?」
「狂った魔物は安らぎを得られず行き場を失った魂から生まれるらしい」
「へぇ、それも聞いた伝承か?」
「いや、皆知ってる話だ。だから良い子にしないと死後安らぎを得られず狂った魔物になるぞ、とな」
「なるほど、訓話か」
もし、そうならば。
「狂った魔物が解き放たれる、となるが……」
「……まさか」
この記述が魔物大襲撃のことだろうか……?
だとすると、ここにかかっていそうな文章は。
「『数多の星が落ちて 後の欠け月』……うーん、やはり星の方は異人のことか?」
「……落ちて来たとか言ってたな」
「ああ、ただ他の異人も同じだったかは分から……すぐ確認しよう」
速やかに攻略サイトを確認する。
確認出来る限りでは、どうやらアバター作成の時の風景や演出は皆同じのようだ。
「この世界に最初に降り立つ場面は皆共通……では、僕達が世界に来始めた日は流星群みたいになっていたのだろうか?」
「流星群?」
「流れ星とか無いのか? 星が落ちるとそうなる、と思うが」
「お前達が突然来た日か……とくにそんなことは起こって無かったな」
「ふぅむ?」
ダイレクトに星=プレイヤーとはならないらしい。もう一捻りいりそうだ。
「……ただ、欠け月の出る日ではあったな」
「ほぅ? ……それらしきものを見た記憶は無いんだが」
「昇るのは大体30日毎だからな」
この世界でおおよそ1ヶ月に1回しか出ないと……何ともキリが良いな。
「こじつけも無くは無いが、一旦まとめると異人出現から約30日後に狂った魔物が解き放たれる、と?」
「…………」
そこそこメタ読みになってしまうが、結果自体は割と合っているのではないだろうか。魔物大襲撃が起こることは確定しているし、ゲーム開始から現実時間で約8日ほどで起こるようになっているのはプレイヤーのモチベーション的にもちょうど良いと言えるだろう。
「これはまた考察メモとして添えてギル達の判断に任せよう。解読結果と……外で出会った狂った魔物のことを報告すれば依頼は達成と見ていいだろうか」
「生きて帰れたらな」
「……まだいるか?」
「いるだろうな」
「うーん……大剣使いに報告書を届けてもらって、僕は助けが来るのをここで待つ、とか……」
僕という足手纏いがいないなら、魔物をかわしながら関所まで辿り着けるかもしれない。お、結構良い案なのでは。
「ダメだ」
「え」
「この辺りから奴らが出てくるのなら、いつここに湧いてもおかしくないだろう」
「まぁ、その時はその時で……なるべく死にたくはないが、僕も異人だし」
「ダメだ」
……何故に。あ、大剣使いが受けた護衛依頼の評価に関わってしまうんだろうか。しかし、ずっとここにいるわけにもいかないしな。
本当に魔物はいるんだろうかと気になって《感知》に意識を向けてみる…………バッチリいる。しかも2体とも。なんなら僕達が入ってきた壁の近くにずっといる。あれから2日くらい経っているというのになんて執念深い。
……そういえば《感知》のマーカーから《分析》をすることが出来たな、と軽い気持ちで《解析》を発動してみると────。
「!?」
なんと《感知》範囲にあるありとあらゆるものの《解析》結果が流れ込んできた。情報が多すぎて視界がチカチカする。……目を瞑っても見える。まぁ、開けているよりは楽か?
「どうした」
「軽い気持ちで《感知》範囲に対して《解析》をしたら際限なく情報が流れ込んで来てしまって……目がチカチカするから今は目を瞑って終わるのを待ってる」
「何してんだ……」
「次はしっかり対象を指定しよう」
と、返事をしている間に体に腕を回された感触があった。なんか、近くに吐息を感じる。
「……なんか、近くないか?」
「そうか?」
「うっ」
唐突に耳元で低く掠れた声が聞こえて、くすぐったくて首筋が震える。……そういうくすぐったさみたいな感覚も久しぶりだな、としみじみとしていると。
「……はぁ、警戒心とか危機意識とかそういうのは無いのか」
「? どういう意味だ」
今この空間に限っては警戒対象は無いと思うのだが。
「……まぁ、いい」
え、本当に何だ。と粘ってみるも、答える気が無いようなので諦めた。大量の文字情報に気を取られていたとも言う。
その後、しばらく流れてくる大量の文字情報を読むでもなく眺めているとようやく情報の波が最後の《解析》結果を残して止まった。
「やっと終わった……あ」
名前:バラム
年齢:24
性別:男
種族:只人族
職業:大剣使い 傭兵ギルドランクB
称号:【鉄銹】【96e98be782cc8c8c91b0】
技能:《大剣術》《渾身》《傭兵の直感》《健啖》《強靭》《夜目》《威圧》《嗅覚感知》《状態異常耐性》《免疫》《騎乗》《魔物知識》《格闘》《動物知識》《植物知識》《投擲》
装備:鋼の大剣、傭兵の鎧シリーズ、ダガーナイフ、投げナイフ
状態:正常
特殊効果:《94e995b68e9a82cc946a95d0》
表示された情報に固まる。
知らない名前だが、その他の情報からこれは目の前の大剣使いの《解析》結果なのだろう。こう、許可なく個人情報を見てしまった感がある。すごく申し訳ない。
それにしても……この読めない文字列は何なのだろうか? 称号はともかく「特殊効果」というのは見たことがない項目だ。
さらに《解析》すれば何か分かるだろうか、と注視した瞬間────。
読めない文字列が蠢きだし、飛び出したかと思うと、僕の方へ突っ込んできた。
「!? うっ……あっ!」
ドクンッ
“入り込まれた”と認識した時には、体に感じたことの無い熱が駆け巡っていた。そのままの体勢でいられずにうずくまる。
「は、……ハッ………はあっ、うぐ」
「! おい、どうした!」
遠くでぼんやり大剣使いの声が聞こえる気がするが、体を苛む熱にその他の全ての感覚が遠ざかる。
ドクンッ ドクンッ ドクンッ
心臓がもう一つ増えたように拍動が激しく大きく響く。
…………どれくらい耐えていたか分からないが、次第にその感覚に少し慣れてきた。
そこで、自分の中に入ってきたものに何か余分なものが混ざっているのが、何故か分かった。
それをひとつひとつ取り除いていく。
全て取り除いた時には、いつの間にか激流のようだった熱は、幾分穏やかなものに変わっていた。キツく目を閉じていた暗闇に、“入ってきたもの”が徐々に意味のある形をとっていく。
────そこに、1匹の大きな犬が現れた。
犬は僕の頬をひと舐めすると、振り返らず走り去って行く。行き先を見ようと目を開くとその先には―――。
目を開けたら犬の姿は無かったが、多分、大剣使いの元に戻ったのだなと思った。きっと飛び出してきた文字列があの犬だったのだろう。
未だ熱の余韻にぼうっとしていると、大きな手に顎を掴まれ、上を向かされる。
「…………お前が、何かしたのか?」
無造作な髪が覆っていて表情が読めない。
「……はぁ、こんなに息がしやすいのは初めてだ」
影が、降りてくる。
「こんな、匂いしてたのか」
────髪の隙間から鈍く光る錆色の瞳が見える、と思った時には、唇を何か熱いものが覆っていた。
「……確かに、聞いた話と似てる部分があるな」
「話してくれた伝承はこの遺跡の時代の話なのかもしれないな」
碑文にある「星は揺籠」というのは「魂の」ということなんだろう。なので、「閨」や「慰め」も魂にかかっていると思うと意味が繋がる気がする。それでも婉曲表現すぎて、本当のところどんな意味があるのかまだ分からないが。
すると、しばらく考え込んでいた大剣使いが口を開いた。
「……惑う魂というのは、狂った魔物のことかもしれん」
「そうなのか?」
「狂った魔物は安らぎを得られず行き場を失った魂から生まれるらしい」
「へぇ、それも聞いた伝承か?」
「いや、皆知ってる話だ。だから良い子にしないと死後安らぎを得られず狂った魔物になるぞ、とな」
「なるほど、訓話か」
もし、そうならば。
「狂った魔物が解き放たれる、となるが……」
「……まさか」
この記述が魔物大襲撃のことだろうか……?
だとすると、ここにかかっていそうな文章は。
「『数多の星が落ちて 後の欠け月』……うーん、やはり星の方は異人のことか?」
「……落ちて来たとか言ってたな」
「ああ、ただ他の異人も同じだったかは分から……すぐ確認しよう」
速やかに攻略サイトを確認する。
確認出来る限りでは、どうやらアバター作成の時の風景や演出は皆同じのようだ。
「この世界に最初に降り立つ場面は皆共通……では、僕達が世界に来始めた日は流星群みたいになっていたのだろうか?」
「流星群?」
「流れ星とか無いのか? 星が落ちるとそうなる、と思うが」
「お前達が突然来た日か……とくにそんなことは起こって無かったな」
「ふぅむ?」
ダイレクトに星=プレイヤーとはならないらしい。もう一捻りいりそうだ。
「……ただ、欠け月の出る日ではあったな」
「ほぅ? ……それらしきものを見た記憶は無いんだが」
「昇るのは大体30日毎だからな」
この世界でおおよそ1ヶ月に1回しか出ないと……何ともキリが良いな。
「こじつけも無くは無いが、一旦まとめると異人出現から約30日後に狂った魔物が解き放たれる、と?」
「…………」
そこそこメタ読みになってしまうが、結果自体は割と合っているのではないだろうか。魔物大襲撃が起こることは確定しているし、ゲーム開始から現実時間で約8日ほどで起こるようになっているのはプレイヤーのモチベーション的にもちょうど良いと言えるだろう。
「これはまた考察メモとして添えてギル達の判断に任せよう。解読結果と……外で出会った狂った魔物のことを報告すれば依頼は達成と見ていいだろうか」
「生きて帰れたらな」
「……まだいるか?」
「いるだろうな」
「うーん……大剣使いに報告書を届けてもらって、僕は助けが来るのをここで待つ、とか……」
僕という足手纏いがいないなら、魔物をかわしながら関所まで辿り着けるかもしれない。お、結構良い案なのでは。
「ダメだ」
「え」
「この辺りから奴らが出てくるのなら、いつここに湧いてもおかしくないだろう」
「まぁ、その時はその時で……なるべく死にたくはないが、僕も異人だし」
「ダメだ」
……何故に。あ、大剣使いが受けた護衛依頼の評価に関わってしまうんだろうか。しかし、ずっとここにいるわけにもいかないしな。
本当に魔物はいるんだろうかと気になって《感知》に意識を向けてみる…………バッチリいる。しかも2体とも。なんなら僕達が入ってきた壁の近くにずっといる。あれから2日くらい経っているというのになんて執念深い。
……そういえば《感知》のマーカーから《分析》をすることが出来たな、と軽い気持ちで《解析》を発動してみると────。
「!?」
なんと《感知》範囲にあるありとあらゆるものの《解析》結果が流れ込んできた。情報が多すぎて視界がチカチカする。……目を瞑っても見える。まぁ、開けているよりは楽か?
「どうした」
「軽い気持ちで《感知》範囲に対して《解析》をしたら際限なく情報が流れ込んで来てしまって……目がチカチカするから今は目を瞑って終わるのを待ってる」
「何してんだ……」
「次はしっかり対象を指定しよう」
と、返事をしている間に体に腕を回された感触があった。なんか、近くに吐息を感じる。
「……なんか、近くないか?」
「そうか?」
「うっ」
唐突に耳元で低く掠れた声が聞こえて、くすぐったくて首筋が震える。……そういうくすぐったさみたいな感覚も久しぶりだな、としみじみとしていると。
「……はぁ、警戒心とか危機意識とかそういうのは無いのか」
「? どういう意味だ」
今この空間に限っては警戒対象は無いと思うのだが。
「……まぁ、いい」
え、本当に何だ。と粘ってみるも、答える気が無いようなので諦めた。大量の文字情報に気を取られていたとも言う。
その後、しばらく流れてくる大量の文字情報を読むでもなく眺めているとようやく情報の波が最後の《解析》結果を残して止まった。
「やっと終わった……あ」
名前:バラム
年齢:24
性別:男
種族:只人族
職業:大剣使い 傭兵ギルドランクB
称号:【鉄銹】【96e98be782cc8c8c91b0】
技能:《大剣術》《渾身》《傭兵の直感》《健啖》《強靭》《夜目》《威圧》《嗅覚感知》《状態異常耐性》《免疫》《騎乗》《魔物知識》《格闘》《動物知識》《植物知識》《投擲》
装備:鋼の大剣、傭兵の鎧シリーズ、ダガーナイフ、投げナイフ
状態:正常
特殊効果:《94e995b68e9a82cc946a95d0》
表示された情報に固まる。
知らない名前だが、その他の情報からこれは目の前の大剣使いの《解析》結果なのだろう。こう、許可なく個人情報を見てしまった感がある。すごく申し訳ない。
それにしても……この読めない文字列は何なのだろうか? 称号はともかく「特殊効果」というのは見たことがない項目だ。
さらに《解析》すれば何か分かるだろうか、と注視した瞬間────。
読めない文字列が蠢きだし、飛び出したかと思うと、僕の方へ突っ込んできた。
「!? うっ……あっ!」
ドクンッ
“入り込まれた”と認識した時には、体に感じたことの無い熱が駆け巡っていた。そのままの体勢でいられずにうずくまる。
「は、……ハッ………はあっ、うぐ」
「! おい、どうした!」
遠くでぼんやり大剣使いの声が聞こえる気がするが、体を苛む熱にその他の全ての感覚が遠ざかる。
ドクンッ ドクンッ ドクンッ
心臓がもう一つ増えたように拍動が激しく大きく響く。
…………どれくらい耐えていたか分からないが、次第にその感覚に少し慣れてきた。
そこで、自分の中に入ってきたものに何か余分なものが混ざっているのが、何故か分かった。
それをひとつひとつ取り除いていく。
全て取り除いた時には、いつの間にか激流のようだった熱は、幾分穏やかなものに変わっていた。キツく目を閉じていた暗闇に、“入ってきたもの”が徐々に意味のある形をとっていく。
────そこに、1匹の大きな犬が現れた。
犬は僕の頬をひと舐めすると、振り返らず走り去って行く。行き先を見ようと目を開くとその先には―――。
目を開けたら犬の姿は無かったが、多分、大剣使いの元に戻ったのだなと思った。きっと飛び出してきた文字列があの犬だったのだろう。
未だ熱の余韻にぼうっとしていると、大きな手に顎を掴まれ、上を向かされる。
「…………お前が、何かしたのか?」
無造作な髪が覆っていて表情が読めない。
「……はぁ、こんなに息がしやすいのは初めてだ」
影が、降りてくる。
「こんな、匂いしてたのか」
────髪の隙間から鈍く光る錆色の瞳が見える、と思った時には、唇を何か熱いものが覆っていた。
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