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本編
19:同じ宿の飯は食べた
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隣の大剣使い=鎧の男という事実にフリーズしている僕を尻目に、ギルが悪戯成功とでも言いたげに続ける。
「いやぁ、異人達から『住民の傭兵がここの奥で働いていた異人を路地裏に連れ去っていったんだが、大丈夫なのか』と聞いた時は何事かと思ったけどね。よく状況を聞いたら、トウノ君を助けてあげただけみたいで安心したよ」
「通るのに邪魔だっただけだ」
「鉄銹の。私は『連れ去り』の方がまだ真実味があると思ったくらいだったぞ」
「…………チッ」
段々とフリーズから立ち直ってきて目の前のやり取りを聞いていると、何だかんだ気安そうな雰囲気だ。サーリハなんかは表情を変えることなく大剣使いをいじっている。
チラッと横に視線を向けてみると、すぐさま睨まれた。目が「余計なことを言うな」と言っている。
と言っても僕達の間に大したエピソードは無くないか? ……まぁ、沈黙は金ということで。
「さて、揶揄うのはこれくらいにして。一応トウノ君の紹介もしとこうか。彼が終わりの見えない作業から私を解放し、今回魔物襲撃の可能性をかなり早く察知してくれた異人だ。職業はまだ〈下級〉と〈見習い〉が取れてないけど優秀な編纂士になると期待しているよ」
「それなりに長くギルドで務めてるが、編纂士ってなぁ初めてお目にかかるなぁ」
「私もだ」
「えー……よろしく頼む」
コノルとサーリハが興味深そうにこちらを見てくる。
正直、技能的には学者系統なら誰かがなっていてもおかしくないと思うんだが、何故今はいないんだろう? そういう職業があること自体を知らないからなりようがないとかだろうか。
「それじゃあ、一通り紹介が済んだところで本題に入ろうか。まず、ユヌのギルド連盟は件の魔物襲撃に際してより詳細な時期、襲撃規模の追加調査の必要性があると結論づけた」
「襲撃規模が分からないと傭兵の十分な投入と配置が出来ないからな」
「こっちも必要な補給と素材調達の算段がつけられん」
それはそうだなと思ったので頷く。
「そこで異人達にクエストを出して各方面の調査を依頼しようと思っていてね」
「今やユヌに滞在している冒険者や傭兵の数は異人の方が圧倒的に多いからな。今だからこそ出来る人海戦術だ」
「ついでに素材調達や物資の生産もな!」
むしろそれらが無いとプレイヤー達からブーイングの嵐になるだろうなと思いながら頷く。
「ところで、調査をすれば非常に重要な手がかりが得られそうなエリアが存在するが、不特定多数の者達が踏み入ることが不都合な困った場所があるんだ。まとめてくれた君なら何処か見当がつくだろう?」
「……南西の遺跡群か」
「その通り」
確かに、過去の襲撃の記録と襲撃前の異変、現在表れている異変を見ても南西の遺跡群が非常に怪しい。その異変というのは、遺跡群含む南西フィールド周辺で魔物との遭遇が激減するというものだ。
そして、襲撃時には町の南側での戦闘が最も苛烈だったという記録から、南西に魔物大量発生の要因があるのかもしれないと追加のメモのような考察にまとめていた。
「あそこは野盗や魔物の根城になってしまわないように、連盟が連携して調査と保全活動をしているんだけど、保全が精一杯で調査に関しては全然進んでいなくてね……」
……おや? この流れは……。
「これまでの実績と信頼、異人の性質からトウノ君に南西の遺跡群の調査を依頼したいんだ」
やっぱり……!
「あの、僕は戦闘はからっきしというか、この世界に降り立ってから町を出たことすらないんだが……」
目的地にすら辿り着かずに死に戻りする自信しかない。いつかは外に出ようと思っていたが、こんな重要な依頼で、ではないはずだ。
「そのあたりは勿論把握しているよ。そこで! そこのラスティ君を案内兼護衛としてつけようってことで彼もここに呼んだんだ」
「な、なるほど……?」
「ラスティ君は実力は申し分ないし、最近異人と依頼を多くこなしていたようだから、異人の事情を理解してバックアップするのに適任だろうと思ってね。それに君たちは同じ釜の飯を食べた知り合いのようだしね」
「知り合いじゃない」
そうだな、知り合いかどうかは疑問だが確かに同じ宿の飯は食べているな。
「鉄銹はこんな態度だが既に護衛依頼の内容も報酬も了承している。あとは君が調査依頼を受けるかどうかだ」
うーん、この。外堀を完全に埋められてる感。まぁ、戦闘面では完全に役立たずと分かっての采配なら依頼を受けるのは吝(やぶさ)かではない。あと、さっきの失われた言語関連のことも進展があるかもしれないし。
ということで。
「分かった。調査依頼を受ける」
「良かった! 早速で悪いが、準備が出来次第向かってもらいたい。外に出るのに必要なものはラスティ君に聞くといい」
「分かった」
【WQ:ギルド連盟指名クエスト】
魔物大規模襲撃のさらなる情報を得る為に南西の遺跡群を調査しよう
依頼者:始まりの町『ユヌ』のギルド連盟
期限:残り7日
報酬:30000G、ユヌの防衛力上昇(小)、ギルド連盟からの信頼度上昇(微)、???(成果に応じて変動)
クエスト受注通知も来たが、先ほどまとまった内容なのでツッコミ所はとくにない。……とても安心出来る。
「私からの話は以上だけど、他に何かある者はいるかい?」
「あっ、そうだ。異人が入れる町のエリアについてなんだが……」
「うん?」
ギルに僕が他の異人では入れないとされているエリアに入れていることから注目を浴びており、町の住民の許可を得るなり案内されれば入れるようになることを広めても問題ないかを相談した。
そのことにより一部の住民にかかるだろう負担などの懸念点も伝える。
「ふぅむ、確かに『そういう仕掛け』になっているが、そんなことになっていたのか……。これは個人に任せるのではなく連盟で段階的に開放したり、開放する場所を管理した方がいいかなぁ」
「ああ、異人には手順と条件が明確になっている方が分かりやすい。大多数は普通に従ってくれるだろうと思う」
その方がゲームっぽいだろう。……ゲームなんだが。というか今サラッと『そういう仕掛け』って……まぁ、いいか。きっとファンタジーでマジカルな奴だ。
「ふふふ、そんなにギルド内に入りたいならいっぱい仕事があるよぉ……。《分析》を持ってる人にはこれからとくにねぇ……。《記録》の技能書を奮発してもいい……」
あっ、馬車馬(ギル)から漆黒のオーラが……。
《分析》の経験値が美味しいし《記録》も覚えられる上に報酬も貰えるぞ。やったな、学者見習いの諸兄姉方!
「それでは『そのうちギルド連盟が条件を整備してくれるから発表を待つように』と異人に広めておく」
「ああ、よろしく頼んだよ」
攻略スレと始まりの町スレ、あとはNPCスレあたりに投稿しておけば十分だろう。
と、考えていると。
「そんな簡単に広められるのか」
意外なことに大剣使いからツッコミが入った。
……「お前にそんな人脈ないだろ」ってことか? まぁ、無いが。
プレイヤーが使っている掲示板を何て言えば……いや、普通に掲示板でいいのか。
「ああ、異人同士でだけ利用出来る掲示板があるんだ。そこで広める」
「ほーぅ、そんなもんがあんのか。やけに異人同士で情報が広がるのが早いと思ったがそういうことか」
僕の答えには、コノルが興味深そうな反応を示した。大剣使いの方はもう興味が無さそうである。
うーん、依頼の間だけでも上手くやっていけるだろうか。
と、手を顎に持っていったらいつもは無い感触が。
それは人差し指にはまっている古ぼけた指輪だった。
そういえば、強制的に持ち出すことになってしまったコレの相談もあるんだったな……。
「いやぁ、異人達から『住民の傭兵がここの奥で働いていた異人を路地裏に連れ去っていったんだが、大丈夫なのか』と聞いた時は何事かと思ったけどね。よく状況を聞いたら、トウノ君を助けてあげただけみたいで安心したよ」
「通るのに邪魔だっただけだ」
「鉄銹の。私は『連れ去り』の方がまだ真実味があると思ったくらいだったぞ」
「…………チッ」
段々とフリーズから立ち直ってきて目の前のやり取りを聞いていると、何だかんだ気安そうな雰囲気だ。サーリハなんかは表情を変えることなく大剣使いをいじっている。
チラッと横に視線を向けてみると、すぐさま睨まれた。目が「余計なことを言うな」と言っている。
と言っても僕達の間に大したエピソードは無くないか? ……まぁ、沈黙は金ということで。
「さて、揶揄うのはこれくらいにして。一応トウノ君の紹介もしとこうか。彼が終わりの見えない作業から私を解放し、今回魔物襲撃の可能性をかなり早く察知してくれた異人だ。職業はまだ〈下級〉と〈見習い〉が取れてないけど優秀な編纂士になると期待しているよ」
「それなりに長くギルドで務めてるが、編纂士ってなぁ初めてお目にかかるなぁ」
「私もだ」
「えー……よろしく頼む」
コノルとサーリハが興味深そうにこちらを見てくる。
正直、技能的には学者系統なら誰かがなっていてもおかしくないと思うんだが、何故今はいないんだろう? そういう職業があること自体を知らないからなりようがないとかだろうか。
「それじゃあ、一通り紹介が済んだところで本題に入ろうか。まず、ユヌのギルド連盟は件の魔物襲撃に際してより詳細な時期、襲撃規模の追加調査の必要性があると結論づけた」
「襲撃規模が分からないと傭兵の十分な投入と配置が出来ないからな」
「こっちも必要な補給と素材調達の算段がつけられん」
それはそうだなと思ったので頷く。
「そこで異人達にクエストを出して各方面の調査を依頼しようと思っていてね」
「今やユヌに滞在している冒険者や傭兵の数は異人の方が圧倒的に多いからな。今だからこそ出来る人海戦術だ」
「ついでに素材調達や物資の生産もな!」
むしろそれらが無いとプレイヤー達からブーイングの嵐になるだろうなと思いながら頷く。
「ところで、調査をすれば非常に重要な手がかりが得られそうなエリアが存在するが、不特定多数の者達が踏み入ることが不都合な困った場所があるんだ。まとめてくれた君なら何処か見当がつくだろう?」
「……南西の遺跡群か」
「その通り」
確かに、過去の襲撃の記録と襲撃前の異変、現在表れている異変を見ても南西の遺跡群が非常に怪しい。その異変というのは、遺跡群含む南西フィールド周辺で魔物との遭遇が激減するというものだ。
そして、襲撃時には町の南側での戦闘が最も苛烈だったという記録から、南西に魔物大量発生の要因があるのかもしれないと追加のメモのような考察にまとめていた。
「あそこは野盗や魔物の根城になってしまわないように、連盟が連携して調査と保全活動をしているんだけど、保全が精一杯で調査に関しては全然進んでいなくてね……」
……おや? この流れは……。
「これまでの実績と信頼、異人の性質からトウノ君に南西の遺跡群の調査を依頼したいんだ」
やっぱり……!
「あの、僕は戦闘はからっきしというか、この世界に降り立ってから町を出たことすらないんだが……」
目的地にすら辿り着かずに死に戻りする自信しかない。いつかは外に出ようと思っていたが、こんな重要な依頼で、ではないはずだ。
「そのあたりは勿論把握しているよ。そこで! そこのラスティ君を案内兼護衛としてつけようってことで彼もここに呼んだんだ」
「な、なるほど……?」
「ラスティ君は実力は申し分ないし、最近異人と依頼を多くこなしていたようだから、異人の事情を理解してバックアップするのに適任だろうと思ってね。それに君たちは同じ釜の飯を食べた知り合いのようだしね」
「知り合いじゃない」
そうだな、知り合いかどうかは疑問だが確かに同じ宿の飯は食べているな。
「鉄銹はこんな態度だが既に護衛依頼の内容も報酬も了承している。あとは君が調査依頼を受けるかどうかだ」
うーん、この。外堀を完全に埋められてる感。まぁ、戦闘面では完全に役立たずと分かっての采配なら依頼を受けるのは吝(やぶさ)かではない。あと、さっきの失われた言語関連のことも進展があるかもしれないし。
ということで。
「分かった。調査依頼を受ける」
「良かった! 早速で悪いが、準備が出来次第向かってもらいたい。外に出るのに必要なものはラスティ君に聞くといい」
「分かった」
【WQ:ギルド連盟指名クエスト】
魔物大規模襲撃のさらなる情報を得る為に南西の遺跡群を調査しよう
依頼者:始まりの町『ユヌ』のギルド連盟
期限:残り7日
報酬:30000G、ユヌの防衛力上昇(小)、ギルド連盟からの信頼度上昇(微)、???(成果に応じて変動)
クエスト受注通知も来たが、先ほどまとまった内容なのでツッコミ所はとくにない。……とても安心出来る。
「私からの話は以上だけど、他に何かある者はいるかい?」
「あっ、そうだ。異人が入れる町のエリアについてなんだが……」
「うん?」
ギルに僕が他の異人では入れないとされているエリアに入れていることから注目を浴びており、町の住民の許可を得るなり案内されれば入れるようになることを広めても問題ないかを相談した。
そのことにより一部の住民にかかるだろう負担などの懸念点も伝える。
「ふぅむ、確かに『そういう仕掛け』になっているが、そんなことになっていたのか……。これは個人に任せるのではなく連盟で段階的に開放したり、開放する場所を管理した方がいいかなぁ」
「ああ、異人には手順と条件が明確になっている方が分かりやすい。大多数は普通に従ってくれるだろうと思う」
その方がゲームっぽいだろう。……ゲームなんだが。というか今サラッと『そういう仕掛け』って……まぁ、いいか。きっとファンタジーでマジカルな奴だ。
「ふふふ、そんなにギルド内に入りたいならいっぱい仕事があるよぉ……。《分析》を持ってる人にはこれからとくにねぇ……。《記録》の技能書を奮発してもいい……」
あっ、馬車馬(ギル)から漆黒のオーラが……。
《分析》の経験値が美味しいし《記録》も覚えられる上に報酬も貰えるぞ。やったな、学者見習いの諸兄姉方!
「それでは『そのうちギルド連盟が条件を整備してくれるから発表を待つように』と異人に広めておく」
「ああ、よろしく頼んだよ」
攻略スレと始まりの町スレ、あとはNPCスレあたりに投稿しておけば十分だろう。
と、考えていると。
「そんな簡単に広められるのか」
意外なことに大剣使いからツッコミが入った。
……「お前にそんな人脈ないだろ」ってことか? まぁ、無いが。
プレイヤーが使っている掲示板を何て言えば……いや、普通に掲示板でいいのか。
「ああ、異人同士でだけ利用出来る掲示板があるんだ。そこで広める」
「ほーぅ、そんなもんがあんのか。やけに異人同士で情報が広がるのが早いと思ったがそういうことか」
僕の答えには、コノルが興味深そうな反応を示した。大剣使いの方はもう興味が無さそうである。
うーん、依頼の間だけでも上手くやっていけるだろうか。
と、手を顎に持っていったらいつもは無い感触が。
それは人差し指にはまっている古ぼけた指輪だった。
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