太陽と龍の追憶

右往左往大往生

誰かを嫌いになるより
好きでいる方が 簡単だなんて
平気で言う人は 今まで何人
心で何人 殺してあなたに 成ったのだろう

僕はいつも 追われている気がする
何処へ行っても 右折左折大渋滞
好きでいればいるほど 僕を嫌いになる人が
増えるだけじゃないの

疑わずに済むのなら
どんな嘘でも 構わないなんて
可愛がっていられるなら 男でも女の子でも
構いやしないし 抱かれるだけなら 一瞬だろう

僕はいつも 置いてかれてる
何処を向いても 右往左往立ち往生
どんなに好きだと証しても 脱がせてしまえば
終わるだけじゃないの

満たされた美化だけが
何時までたっても 洗いざらい丸裸
悩んでなんかいない 僕を好きになる人を
探してるだけなんだ

僕はいつも 嫌われる最期は
誰を愛しても 右往左往大往生
恋して愛して焦がれても 行き着く先は
一人の部屋じゃないの