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「世界一可愛い君も寝起きの吐息は苦いもの」
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毎秒、僕の世界一可愛いを更新し続けて生きてる君が目を覚ます
おはよう、の一言が今日も可愛くて
隣で目を覚ますことの喜びを朝陽のように浴びて噛み締める。 光合成と深呼吸良いとこどりを果たした君の吐息が今朝も元気に苦い
生きてる、愛してる、って気がするね
海のそばの綺麗なラブホテル
最近になってリニューアル
リフレッシュ、グランドオープン
昭和の名残の爛れた遺産がお洒落な愛の巣にただいま変身
そこは遥かなるWater Gate
愛するか恋で終わるか重なるだけか
三つに一つの分水嶺
お願いだから明日もこのまま
僕の世界で一番可愛い君でいてくれないか
眼鏡を外して体を開いて
お尻を突き出した君が
脳裏に焼き付いて離れない
君の白くてやらかいカラダに
僕はしがみ付いて離さない
君の長くて黒い髪の毛が
指先に絡みついて離れない
お願いだから神様このまま
僕の世界一可愛いあの子の胸の中で
今すぐ殺してくれないか
愛のWater Gate
生きるか死ぬか愛するか
三つに一つの分水嶺
傷だらけの心を愛して
傷だらけの体を愛して
傷だらけの命を愛して
傷だらけの僕を愛して
世界で一番可愛い君が
眼鏡を外して横たわる
君のお尻に目がいって
切ない顔をしていたね
君の顔を覚えているよ
傷だらけの君を愛して
傷だらけの君が大好き
世界で一番可愛い、を
今朝も更新ありがとう
いつだって不純な動機で生きてきた。モテなければ死んでいるのと同じだし、誰かに必要としてもらえるか、さもなきゃ許してほしくて生きている
骨の髄まで染みついた気弱者の卑屈な心根を見透かしたように、君は苦い吐息で微笑んだ
そして僕を抱きしめて
「君のこと割と好きよ」
と言った
それだけで生きていけた、これほど僕にジャストフィットする温度の言葉がかつてこの地上に存在しただろうか。これをニホンゴとかいう美しい言語の手柄にするのは口惜しい。ニホンジンの美しい君の手柄だ。君の銅像を駅前に建てて毎日跪きたいくらいだ。もちろん裸婦像だし寸分たがわぬ乳房と毛並みを再現してやる
「ウッケる」
と言った。そして笑った
丸く大きなレンズの向こうで、微笑む眼差しが死ぬほど底意地悪そうに
僕のイケ好かない男と腕を組んでもたれかかるように、痩せて焼きそばのような髪型の、理屈っぽくてめんどくさい偏屈な眼鏡のバンドマン
その首筋を愛おしそうに撫でながら
君が僕の居ない世界を謳歌しているあいだ
僕は君の居ない世界を彷徨っていたのに
君は僕のイケ好かないアイツの話を、いつまでもアプリケーションの向こう側で続けていたというのに
アイツが悪いんじゃない。アイツは微塵も悪くない。どうせ
アイツを悪しざまに思う僕が悪い
アイツをイケ好かないと思う僕なんかがイケ好かれるわけがない
君は僕を負債にした
僕は君の事を遺産に思った
これで終わりかなと思ったら
殺そう、誰も彼も
出来ない、それはいつも
最期の理性と歯止めとやらが、頼みもしないのにブレーキをきつく踏む
どこに行ってたの
何をしていたの
どうせ僕には教えない癖に
いつも自分の話ばかり、と
捨て台詞
君の事を知ろうとしても
アイツの事ばかり話すくせに
もう戻らない。互いに開き重ね合って心も体も、今は髪の毛一つ残らないで消えてしまったみたいな生活
意外と寂しさや悲しさは早めに過ぎ去って、諦めと納得がやってきた
時刻表通りホームに滑り込む特急列車のように、途中の停車駅を間違えたり乗り過ごしたりして進んでいくだけのこと
見知らぬ街でふと降りて、その駅で食べた駅弁の記憶
そのくらいものだったのだろう
君の苦い吐息が恋しいときは、いつも決まって夜の中
見知らぬ街でふと降りた、その夜い浴びた吐息の記憶
生きてる
超、生きてる
どんなに可愛い子でも寝起きの吐息は、くさい
だけどそれすらも愛おしくて初めてホンモノだと
君が教えてくれた朝
それは苦い記憶が明ける朝
甘い記憶のなかの朝
君の居た朝
海のそばの綺麗なラブホテル
最近になってリニューアル
リフレッシュ、グランドオープン
昭和の名残の爛れた遺産がお洒落な愛の巣にただいま変身
そこは遥かなるWater Gate
おはよう、の一言が今日も可愛くて
隣で目を覚ますことの喜びを朝陽のように浴びて噛み締める。 光合成と深呼吸良いとこどりを果たした君の吐息が今朝も元気に苦い
生きてる、愛してる、って気がするね
海のそばの綺麗なラブホテル
最近になってリニューアル
リフレッシュ、グランドオープン
昭和の名残の爛れた遺産がお洒落な愛の巣にただいま変身
そこは遥かなるWater Gate
愛するか恋で終わるか重なるだけか
三つに一つの分水嶺
お願いだから明日もこのまま
僕の世界で一番可愛い君でいてくれないか
眼鏡を外して体を開いて
お尻を突き出した君が
脳裏に焼き付いて離れない
君の白くてやらかいカラダに
僕はしがみ付いて離さない
君の長くて黒い髪の毛が
指先に絡みついて離れない
お願いだから神様このまま
僕の世界一可愛いあの子の胸の中で
今すぐ殺してくれないか
愛のWater Gate
生きるか死ぬか愛するか
三つに一つの分水嶺
傷だらけの心を愛して
傷だらけの体を愛して
傷だらけの命を愛して
傷だらけの僕を愛して
世界で一番可愛い君が
眼鏡を外して横たわる
君のお尻に目がいって
切ない顔をしていたね
君の顔を覚えているよ
傷だらけの君を愛して
傷だらけの君が大好き
世界で一番可愛い、を
今朝も更新ありがとう
いつだって不純な動機で生きてきた。モテなければ死んでいるのと同じだし、誰かに必要としてもらえるか、さもなきゃ許してほしくて生きている
骨の髄まで染みついた気弱者の卑屈な心根を見透かしたように、君は苦い吐息で微笑んだ
そして僕を抱きしめて
「君のこと割と好きよ」
と言った
それだけで生きていけた、これほど僕にジャストフィットする温度の言葉がかつてこの地上に存在しただろうか。これをニホンゴとかいう美しい言語の手柄にするのは口惜しい。ニホンジンの美しい君の手柄だ。君の銅像を駅前に建てて毎日跪きたいくらいだ。もちろん裸婦像だし寸分たがわぬ乳房と毛並みを再現してやる
「ウッケる」
と言った。そして笑った
丸く大きなレンズの向こうで、微笑む眼差しが死ぬほど底意地悪そうに
僕のイケ好かない男と腕を組んでもたれかかるように、痩せて焼きそばのような髪型の、理屈っぽくてめんどくさい偏屈な眼鏡のバンドマン
その首筋を愛おしそうに撫でながら
君が僕の居ない世界を謳歌しているあいだ
僕は君の居ない世界を彷徨っていたのに
君は僕のイケ好かないアイツの話を、いつまでもアプリケーションの向こう側で続けていたというのに
アイツが悪いんじゃない。アイツは微塵も悪くない。どうせ
アイツを悪しざまに思う僕が悪い
アイツをイケ好かないと思う僕なんかがイケ好かれるわけがない
君は僕を負債にした
僕は君の事を遺産に思った
これで終わりかなと思ったら
殺そう、誰も彼も
出来ない、それはいつも
最期の理性と歯止めとやらが、頼みもしないのにブレーキをきつく踏む
どこに行ってたの
何をしていたの
どうせ僕には教えない癖に
いつも自分の話ばかり、と
捨て台詞
君の事を知ろうとしても
アイツの事ばかり話すくせに
もう戻らない。互いに開き重ね合って心も体も、今は髪の毛一つ残らないで消えてしまったみたいな生活
意外と寂しさや悲しさは早めに過ぎ去って、諦めと納得がやってきた
時刻表通りホームに滑り込む特急列車のように、途中の停車駅を間違えたり乗り過ごしたりして進んでいくだけのこと
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そのくらいものだったのだろう
君の苦い吐息が恋しいときは、いつも決まって夜の中
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生きてる
超、生きてる
どんなに可愛い子でも寝起きの吐息は、くさい
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