不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

文字の大きさ
上 下
1,180 / 1,301

伊集院光と深夜のラジオとキッドと

しおりを挟む
いま(2022年6月21日22時ちょい過ぎ)急に、去年の今頃に呟いたラジオ系のツイートに知らない人からいいねが付いてた。で、やっぱり私は伊集院光 深夜の馬鹿力 が好きで、
結局いろいろ聞いたけどここに戻ってきてしまった。

私は多分、この人と一緒にラジオを聴くことになるんだろう。
いっちばん面白いけど、いっちばんどうしようもない。
オードリーとナインティナインも面白いし、山里亮太さんも好きだ。特にあの大喜利甲子園にR藤本さんが来るとワクワクするね。藤本さんはベジータでお馴染みだけどジャムおじさんが絶品なのだ。

ファーストサマーウイカさんのANN0が終わっちゃったのが寂しいけど、あんだけ売れてる人だからむしろよく続いたと思う…祖父江さんって人のイケ好かなさもウイカさんを通すと聞けるから不思議だ。

クリーピーナッツもいい。全っ然知らない世界の話題だから、余計なこと考えずに、ヒップホップに詳しい人に「なんか面白い話、オススメの曲(アーティスト)ある?」って聞いて話してもらってるみたいな。
R指定さんは心斎橋で飲んでたらそのうち隣に居そうな人だよね。

オードリーは時々、疲れてるときに「若林さんが春日さんを執拗に詰めるやつ」が始まるとしんどくて耳が遠のいた。でもあれはメール全然読まないし、来て(わざとらしく募ったうえで)読んでソッコー丸めたり破り捨てたりするアレが痛快で好き。コーナーもメールも少なく、とにかくずっと喋ってるというのもいい。
若林さんの話す映画や昔の話も好きだし、春日さんが泡食ってるのも楽しめる。けど、ずっと上達しないってのも凄いよな……わざとならもっとすごい。

マヂカルラブリーのAAN0は、いまニッポン放送でやってる番組なら一番好きかも知れない。これもメールさばきが軽妙で痛快なのと、やっぱり話のトーンと温度が合うのだろう。
村上さんが同郷(しかも旧鳳来町だから近所)で野田さんは同い年なので、それもあって応援している。正月休みをみんなに探られてるのとか良かったね。

ナイナイのANNはガキの頃に聞いてて、馬鹿力を聞き始めてしばらくたってまた聞くようになってた。でも送られて来るメールやネタが合わないのと、まんまと送らせるような話を延々とモタモタしているのでやめてしまった。
ネタも面白いの多いけど、いつも同じ人ばかりだし、どうにかあの
トラキッチン
世田谷のやせ型
心の折れたエンジェル
あたりの壁に発破かけて風穴開けてやりたかったけど…読まれるのが目的になると疲れるし、それじゃバカみたいだからソッチも辞めてしまった。
馬鹿力でも強いイエロー軍曹さんがここでも活躍してて、相変わらず面白い。一体どういう生活と脳の回路をしているのだろうか。

空気階段の踊り場も面白いけど、やっぱりかたまりさんが詰められてるのがきつい時あって。岡野さんと二人掛かりの時あるじゃん。もぐらさんとサシでならネタとかじゃれあいで済むけど、2:1は洒落にならんのよたまに。
あのワガママっぷりというか、友達の言う「まともそうに見えてダメ」なのが、かたまりさんの魅力でもあるんだけれど。あれはダメさを露呈しているというよりダメになっちゃってるように聞こえて…。

ラジオ聞いてて向こうがお金貰ってやってることを、こっちが金払って聞いて疲れちゃうほど馬鹿なことないので、結局はいちばん耳の座りのいいところに落ち着いた。
あれもこれも聞いてると楽しいけど、考え事する時間が全然なくって、そっちに支障もきたしてしまってた。

深夜の馬鹿力だけは、逆に聞いてて突然、突拍子もないお話を思いついたり、ナニカヨクワカラナイ情景がアタマに広がったりするし、長崎の五島列島や自転車で益子焼を買いに行く話なんかは、その日の空気の匂いまで浮かぶし、脳が心地よく動かされてるんだと思う。
伊集院さんの話を聞いて以来、まだ脳の何処かにずーっと居るもん。
デカいヤギの化け物
とか
クレイジーグランマ
とか……。

でも曲はやっぱ踊り場、クリーピーナッツ、マヂラブのがいいんだよな。
ウイカさんのもいい曲かかってた。
CMはどっこいだけど、中外製薬学園が「あまり悪口を言わないで欲しい」と言っていたので、代わりにコールミーノットの悪口を言います。
あんな共感出来ねえ主人公の、イケ好かない作品を作れるものなら作ってみたいくらいだ。
あのCMが流れると音量を絞っています。

私たぶんラジオが好きとか、ラジオ聞いてるテメエのことが好きでもなく。
自分の好きな人が好きな話をしてくれてるから聞いてるだけ
なんだろうなあー。だから別に、ラジオを盛り上げよう!とか、そう言うんじゃないしなあ。

普通にCBCの土曜天国SUPERとか、松村邦洋の本気汁(マジる、と読む)とか好きな番組がずっとあって。運よく馬鹿力に辿り着いて、時々こっぴどいこと思いついて送りつけたら読んでもらえて。こんないいことない。

あんな酷いことばかり言ってるのに笑ってもらえて景品まで貰えるんだから。

それがどこのどの番組とパーソナリティでも通ると思うほうが間違っている。
私は馬鹿力の、強烈きわまりないネタのあとにスっと
こんなんもあるよ
って読んでもらってるのが、天龍源一郎さんいうところの「生涯の番付」ってやつなのだ。

天龍源一郎さんに世話になった話、というのも、いつ急にポっと話し出すかわからないので、それが聞き逃せないのもある。
他の番組は結局そのまま聞かなくなったり、間が空いても平気だったり、あと私スペシャルウィークにゲスト呼んでいつもの話しなくなるのも別にいらないので、そこも聞かなかったりするし……良くも悪くも孤立しているあの番組が心地よいのだ。

ラジオっ聞きのなかでも結局あぶれて土手ダンボールになるような奴等の、憩いの時間になっているという謳い文句は伊達じゃない。私がそうだもん。
ラジオから入って、本も買ってるしソラリスも読んだ。話し方、ココに書く文章もかなり影響を受けた。椎名誠さん以来の大影響を受けたのが伊集院さんだった。

なんか急に、言った本人も忘れてるようなツイートに反応があったので、思ったことを書いて見たよ。

しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...