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#夢日記 小さなお寿司屋さんが広がった

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前の日(2021年5月29日)に、結構早い時間から寝落ちしていた。窓を開けたまま布団もかぶらずひっくり返ってしまってた。で、夜更けに冷えたんで寝ぼけながら長袖長ズボンの寝間着に着替えて布団に潜り込んだ。夢うつつだったけど起きたらちゃんと着替えて布団に入ってた。

見た夢も結構なボリュームだったが、覚えているのは、その中の一部で、それも中々のインパクトだった

白い塗装の、古いコンクリートのマンション。薄暗いエントランスにテナントが入ってて、螺旋階段があって、敷地の前が駐車場で裏手に公園と川がある。
…よくある感じの風景だけど、何処って言われたら何処でもなさそうな景色。

そのエントランスのテナントが、もう随分と昔に閉店したらしい喫茶店(夜はスナックだったらしい)と、カウンターだけの小さなお寿司屋さんだった。
外からガラス窓越しに店内がうっすら透けて見える。喫茶店みたいに壁が全部ガラスになっているけど、エントランスが暗いのと薄いカーテンみたいのがかかってるみたいで暗くぼんやりしか見えない。カウンターにはお客さんが3人。等間隔で幅を開けて座っている。みんな1人客なのだろう。
私がお寿司屋さんに入ると、お店の入り口にレジがあって、向かって右にカウンターがあって厨房があって板前さんが居て、左はガラス窓のはずだった。

でもそこに広がっていたのはテーブルや座敷席が所狭しと並ぶ大混雑の食堂だった。
昔のドライブインとかサービスエリアに近い。テーブルについているのも家族連れや老人会?やトラック運転手や背広の人たち、学生と幅広い。
そしてテーブルの上には、それぞれラーメンやカレー、パン、デザートなど色んな料理の写真が付いた立て札があった。勿論お寿司の札もある。

ラーメンが食べたい人は、ラーメンのテーブルにつけ、ということだった。
そしてどのテーブルも満員で、私は座敷席の上を靴下で歩きながらすっかり困っていた。
お寿司が食べたいのに…と憤懣やるかたないといった気持ちで、まあ何とか座った席に立て札が無い。
メニューはメニューでジャンルは多いがメニューは少ない。
カレーもラーメンも量とちょっとしたトッピングが変わるくらいだ。
あとなんか読めない字で書かれたセットメニューもあった。

中年の角刈りで少々太り気味のおじさんが注文を取りに来たが、ちっとも決まらないで焦っていた。何を見ても、なんか
これにしよう
って思わなくて、でもメニューは少ないし…と思っていると、手に持っていた薄っぺらいメニューが急に増えた。ページがバララっと増えて、今度はお盆に乗った定食がある。
すると中年男性が
「こちらの定食の、四角いお盆は燃えないプラスチックになってますので」
と言った。なんだそりゃ、と思っていたらスーーっと意識が引っ張られて行って目が覚めた。
午前4時前。
夜明けの寸前の、ギリギリ真っ暗な夜空、月がちょうど私の部屋の窓の真ん中に浮かんでて、それがハエトリソウとモウセンゴケの入ったプラスチック容器の水面に浮かんでて綺麗だなと思った。

音の少ない街、四六時中交通量が多い近所の国道も、その混み合う国道の抜け道になってる我が家の前もほとんど車が走ってない。あの道路が空いてるのはホントに夜中の2時から明け方5時くらいまでだ。
たまに遠くで貨物列車か何かが通る音がする。
朝刊を配るカブの小刻みな音が通り過ぎていく。
いま見た夢を反芻して、顔を洗って、またボンヤリうつらうつらしていたらうっすら夜が明け始めた。気が付くと、また寝てて、起きたら7時前。もうすっかり明るい。

でもあのお寿司屋さんのくだりだけは覚えてたので書き出しておく。
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