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第805回。ウルトラセブンとあそぼうよ
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意外と例えや引用で用いることは多いけどちゃんと書いてなかった気がするウルトラセブン。
私も大好きなウルトラセブン。
なんたって昭和の特撮ドラマの最高峰ウルトラセブン。
人によって好みがあるから、フェイバリットがどれという話ではなく。
やっぱり技術やストーリー、怪獣や宇宙人の個性、何よりウルトラセブンとモロボシ・ダンのキャラクターがズバ抜けていると思うのだ。
アンヌ隊員やキリヤマ隊長たちウルトラ警備隊、宇宙ステーションV3のクラタ隊長らわき役も個性的。
正直言えば私のいちばん好きなウルトラマンはレオだし、レオに出てくる怪獣や宇宙人も大好きだ。
アストラたんは可愛いし。
だってお前、ウルトラ戦士唯一のオカッパだぞ?しかも美少年の。
いやまあ美少年かどうかはだいぶこっちの想像が膨らんでいるけれども。
あとウルトラマンSTORY 0のアストラがかなり影響してるけれども。
まあそれはさておき、ウルトラシリーズで言えば私ならレオ。
きっと他のファイヤーマンとか宇宙猿人ゴリとか仮面ライダーシリーズが好きな人でも。
こっちから味として受け入れに行っているものって多いと思うんだ。
もともとのポテンシャルと、こっちからのお迎え指数の差みたいなものが出たとして。
私としては、ウルトラセブンはその数値が限りなく低い気がする。
こっちから「そうだよな、これがいいんだよ!」っていう見方をあまりしないでもいいっていうか。
ストレートな味が割と今も愛されている。クセの強さも味の濃さもちょうどいい、のかもしれない。
放送当時はわからないけど、今も愛されているのはそういうところではないかな、と。
ただまあ宇宙人の仕掛けてくることはえげつないし、セブンも何度も窮地に立たされたし、キリヤマ隊長はキリヤマ隊長でノンマルトとの戦いに勝利して高笑いするしで結構ハードだ。
ものの本によれば初代ウルトラマンでは衣装や背景、小道具などで画面をカラフルにしていたのを、セブンでは意図的に抑えていたという。そういえば基地の壁とかウルトラ警備隊の制服とか暗い色してるもんな。その方がアンヌ隊員のおっぱいが強調さrゲフンゲフン
やっぱりウルトラマンで示した正義の味方と、悪の怪獣・宇宙人という図式から一歩進んだところを描き出したところが大人になっても面白いというか、
うわ、よく考えたらコレってえげつないな…
って思っちゃうのがいいんだろうな。普通に見ても面白いけど、より深く考える余地があるというか。
そういう意味ではお迎え指数ももうちょい上がってくるかも。
でもまあ、そのメッセージがそこまで押しつけがましかったり説教くさいこともないと思うので、受け取りやすい形にはされていると思う。
宇宙竜ナースを使って地球人の若い命を奪おうとしたワイルド星人や、空き家に異次元との空間転移装置を作ってたイカルス星人(見た目や動きはちょっと可愛いけど、カルト宗教の教祖みたいにも見える…)とか、タバコに幻覚を見せる宇宙ケシの実を仕込んで地球人同士を殺し合わせようとしたメトロン星人とか。
やってることが陰険極まりない。
また観測衛星を侵略行為だと思いブチ切れた挙句に宇宙ロボットを率いて地球に攻め込んできたペダン星人(当初はキングジョーという名前はついてなかったそうな)や自分の星が荒廃してしまったので地球に乗り込んできたうえステーションホークやウルトラホークとも戦ったり、人質を取って燃料を寄越せと脅迫してきたアイロス星人など血の気の多い連中もいる。
そうかと思えば、リッガーやダンカンなど
あれは何だったんだ…?
と思うような話もある。不思議で不可思議な奴らがウヨウヨしているのもまた宇宙のリアルだと思えばこれもまたいい。私はむしろ、ウルトラシリーズで急に入るこの手の話が好きだ。
また日常的な風景の中に宇宙人やウルトラセブンが溶け込んでいるのも魅力の一つだ。
小田急ロマンスカーの中でワイアール星人が出現して大立ち回りとか、有名なウルトラセブンとメトロン星人が場末のアパートでちゃぶ台を囲んだシーン、ペロリンガ星人と青年のシーンなども印象的だ。というかよくロマンスカーでロケなんか出来たな…今だったら若い頃の安室奈美恵さんが珍妙な着ぐるみを着て銭湯や通勤列車で鈴木蘭々さんと踊ってたようなもんで絶対あり得ないだろうなー。
他にもペガ星人やプロテ星人など地球人の心の隙間に付け込んでくる宇宙人もいた。
ライバル意識、自分を認めてほしいという思い、そういうところを宇宙人は見逃さないのだ。
セブンも地球人も等しく成長して行ける、過ちを繰り返しながらも、それでも今日も生きている。
ウルトラセブンに脈々と流れているのはそうした生きることへの強烈な渇望と、その反対の絶望や深い悲しみ、生きることの難しさ、なのではないだろうか。
だから最後、セブンは命がけで戦って地球を去っていった。我々地球人ですら迷いながら、間違いながら生きているこの星を、彼は自らの命と引き換えにしてでも守ってくれようとしたのだ。
やっぱりウルトラセブンはいいなあ…。ありがとうセブン。
ちなみに私がおススメするウルトラセブンの鑑賞法は、なるべく全部見ること、これだけである。
お金と時間のある人はやってみるといい。
最終回の感動の重さが全然違うから。
今まで登校拒否(スクールエスケイプ)とか無職だったころに2度ばかりやっている私が言うんだからホントだぞ。
私も大好きなウルトラセブン。
なんたって昭和の特撮ドラマの最高峰ウルトラセブン。
人によって好みがあるから、フェイバリットがどれという話ではなく。
やっぱり技術やストーリー、怪獣や宇宙人の個性、何よりウルトラセブンとモロボシ・ダンのキャラクターがズバ抜けていると思うのだ。
アンヌ隊員やキリヤマ隊長たちウルトラ警備隊、宇宙ステーションV3のクラタ隊長らわき役も個性的。
正直言えば私のいちばん好きなウルトラマンはレオだし、レオに出てくる怪獣や宇宙人も大好きだ。
アストラたんは可愛いし。
だってお前、ウルトラ戦士唯一のオカッパだぞ?しかも美少年の。
いやまあ美少年かどうかはだいぶこっちの想像が膨らんでいるけれども。
あとウルトラマンSTORY 0のアストラがかなり影響してるけれども。
まあそれはさておき、ウルトラシリーズで言えば私ならレオ。
きっと他のファイヤーマンとか宇宙猿人ゴリとか仮面ライダーシリーズが好きな人でも。
こっちから味として受け入れに行っているものって多いと思うんだ。
もともとのポテンシャルと、こっちからのお迎え指数の差みたいなものが出たとして。
私としては、ウルトラセブンはその数値が限りなく低い気がする。
こっちから「そうだよな、これがいいんだよ!」っていう見方をあまりしないでもいいっていうか。
ストレートな味が割と今も愛されている。クセの強さも味の濃さもちょうどいい、のかもしれない。
放送当時はわからないけど、今も愛されているのはそういうところではないかな、と。
ただまあ宇宙人の仕掛けてくることはえげつないし、セブンも何度も窮地に立たされたし、キリヤマ隊長はキリヤマ隊長でノンマルトとの戦いに勝利して高笑いするしで結構ハードだ。
ものの本によれば初代ウルトラマンでは衣装や背景、小道具などで画面をカラフルにしていたのを、セブンでは意図的に抑えていたという。そういえば基地の壁とかウルトラ警備隊の制服とか暗い色してるもんな。その方がアンヌ隊員のおっぱいが強調さrゲフンゲフン
やっぱりウルトラマンで示した正義の味方と、悪の怪獣・宇宙人という図式から一歩進んだところを描き出したところが大人になっても面白いというか、
うわ、よく考えたらコレってえげつないな…
って思っちゃうのがいいんだろうな。普通に見ても面白いけど、より深く考える余地があるというか。
そういう意味ではお迎え指数ももうちょい上がってくるかも。
でもまあ、そのメッセージがそこまで押しつけがましかったり説教くさいこともないと思うので、受け取りやすい形にはされていると思う。
宇宙竜ナースを使って地球人の若い命を奪おうとしたワイルド星人や、空き家に異次元との空間転移装置を作ってたイカルス星人(見た目や動きはちょっと可愛いけど、カルト宗教の教祖みたいにも見える…)とか、タバコに幻覚を見せる宇宙ケシの実を仕込んで地球人同士を殺し合わせようとしたメトロン星人とか。
やってることが陰険極まりない。
また観測衛星を侵略行為だと思いブチ切れた挙句に宇宙ロボットを率いて地球に攻め込んできたペダン星人(当初はキングジョーという名前はついてなかったそうな)や自分の星が荒廃してしまったので地球に乗り込んできたうえステーションホークやウルトラホークとも戦ったり、人質を取って燃料を寄越せと脅迫してきたアイロス星人など血の気の多い連中もいる。
そうかと思えば、リッガーやダンカンなど
あれは何だったんだ…?
と思うような話もある。不思議で不可思議な奴らがウヨウヨしているのもまた宇宙のリアルだと思えばこれもまたいい。私はむしろ、ウルトラシリーズで急に入るこの手の話が好きだ。
また日常的な風景の中に宇宙人やウルトラセブンが溶け込んでいるのも魅力の一つだ。
小田急ロマンスカーの中でワイアール星人が出現して大立ち回りとか、有名なウルトラセブンとメトロン星人が場末のアパートでちゃぶ台を囲んだシーン、ペロリンガ星人と青年のシーンなども印象的だ。というかよくロマンスカーでロケなんか出来たな…今だったら若い頃の安室奈美恵さんが珍妙な着ぐるみを着て銭湯や通勤列車で鈴木蘭々さんと踊ってたようなもんで絶対あり得ないだろうなー。
他にもペガ星人やプロテ星人など地球人の心の隙間に付け込んでくる宇宙人もいた。
ライバル意識、自分を認めてほしいという思い、そういうところを宇宙人は見逃さないのだ。
セブンも地球人も等しく成長して行ける、過ちを繰り返しながらも、それでも今日も生きている。
ウルトラセブンに脈々と流れているのはそうした生きることへの強烈な渇望と、その反対の絶望や深い悲しみ、生きることの難しさ、なのではないだろうか。
だから最後、セブンは命がけで戦って地球を去っていった。我々地球人ですら迷いながら、間違いながら生きているこの星を、彼は自らの命と引き換えにしてでも守ってくれようとしたのだ。
やっぱりウルトラセブンはいいなあ…。ありがとうセブン。
ちなみに私がおススメするウルトラセブンの鑑賞法は、なるべく全部見ること、これだけである。
お金と時間のある人はやってみるといい。
最終回の感動の重さが全然違うから。
今まで登校拒否(スクールエスケイプ)とか無職だったころに2度ばかりやっている私が言うんだからホントだぞ。
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