701 / 1,301
ウルティモ・ドラゴン校長お誕生日おめでとうございます!
しおりを挟む
12月12日はウルティモ・ドラゴン校長のお誕生日
おめでとうございます!!
私が闘龍門メキシコに居た短い間で、校長にお会いしたのは実は数えるほどしかありませんでした。
だって年がら年中試合でアチコチ飛び回っているので…しかもその短い間にかかって来た国際電話が全部違う国だったのを覚えています。
イタリアとアメリカとスペインと日本だったかな…?
今イタリアにいるんだけど、
とか
これからアメリカに行く、
とか、そういう感じ。飛行機で仕事に行くのが当たり前だったようです。
何しろ校長にとってはメキシコも地元みたいなもので、その感覚からして既にカルチャーショックでした。
校長が寮にお見えになった時は二階にあった校長室でお仕事をしていることが多かったです。校長が来たら飲み物をお出しするのも練習生の仕事でした。
当時、寮には高価なエスプレッソマシンがありました。
何故ならある日、校長が
「こないだイタリアで飲んだコーヒーがすげえ美味しかったから寮でも飲みたい」
と言ってドーン!と買って据え付けて
「みんなも好きな時にコーヒー飲みなよ!」
とコーヒー豆のデカい袋もドーン!と買ってくれました。
そしてそれとは別に、校長専用のコーヒー豆の袋もありました。たぶん握りこぶしよりちょっと大きいくらいのサイズだったけど、とんでもない高級品なんだろうなーってのは見ただけでわかりました。
校長はコーヒーがお好きだったようですが、忙しいとすぐに帰っちゃったり、結局ほとんど飲まずに出てしまわれることもあったので、ある日、同期のオタニ君と二人で片づけをしながら
オタニ君「佐野っち(私のこと)飲んでみるっちゃ?」
※オタニ君は九州出身なのだ
佐野っち「世界のウルティモ・ドラゴンってどんなコーヒー飲んでるんだろうな…」
そっから早かった。二人してチビっと飲んでみると
その濃いこと…!どんなけ濃いんだ!ってぐらい濃いコーヒーを飲んでいました。
高級品は濃いもんなんでしょうか。今もって謎ですし、あれより濃いコーヒーは飲んでません。
それ以外にも
「スタバでオレンジジュース飲んだら美味かったから」
と言ってジューサーを買ってきたこともありました。寮でも体づくりのために朝いちばんの100%ジュースを飲もうという事になり、買い出しにキロ単位の果物が加わりました。
オレンジ7キロ、りんご5キロ、レモン2キロといった具合に…
寮のすぐ近所のメルカド(市場)に顔馴染みの八百屋さんがあって、そこで網袋いっぱいの果物を買って帰る。これだけでも結構なトレーニングだったと思います。
そして一度その準備をちゃんとやってなくて間に合わなかったことで私はしっかり先輩からおしかりを受けました。
あれから14年。校長は今も世界的プロレスラーとしてご活躍中。
今でもあの白い校長室の椅子に座った校長の姿や、
「そんな髪型じゃモテないぞ」
とアドバイスを頂いたことを覚えています。
プロレスが好きで好きで海を越え、空を越え戦い続ける姿は男の憧れでもあります。こんな風に生きられたら、と思うような、そんな姿。
これからもお元気で、いつまでもカッコいい校長でありますように
おめでとうございます!!
私が闘龍門メキシコに居た短い間で、校長にお会いしたのは実は数えるほどしかありませんでした。
だって年がら年中試合でアチコチ飛び回っているので…しかもその短い間にかかって来た国際電話が全部違う国だったのを覚えています。
イタリアとアメリカとスペインと日本だったかな…?
今イタリアにいるんだけど、
とか
これからアメリカに行く、
とか、そういう感じ。飛行機で仕事に行くのが当たり前だったようです。
何しろ校長にとってはメキシコも地元みたいなもので、その感覚からして既にカルチャーショックでした。
校長が寮にお見えになった時は二階にあった校長室でお仕事をしていることが多かったです。校長が来たら飲み物をお出しするのも練習生の仕事でした。
当時、寮には高価なエスプレッソマシンがありました。
何故ならある日、校長が
「こないだイタリアで飲んだコーヒーがすげえ美味しかったから寮でも飲みたい」
と言ってドーン!と買って据え付けて
「みんなも好きな時にコーヒー飲みなよ!」
とコーヒー豆のデカい袋もドーン!と買ってくれました。
そしてそれとは別に、校長専用のコーヒー豆の袋もありました。たぶん握りこぶしよりちょっと大きいくらいのサイズだったけど、とんでもない高級品なんだろうなーってのは見ただけでわかりました。
校長はコーヒーがお好きだったようですが、忙しいとすぐに帰っちゃったり、結局ほとんど飲まずに出てしまわれることもあったので、ある日、同期のオタニ君と二人で片づけをしながら
オタニ君「佐野っち(私のこと)飲んでみるっちゃ?」
※オタニ君は九州出身なのだ
佐野っち「世界のウルティモ・ドラゴンってどんなコーヒー飲んでるんだろうな…」
そっから早かった。二人してチビっと飲んでみると
その濃いこと…!どんなけ濃いんだ!ってぐらい濃いコーヒーを飲んでいました。
高級品は濃いもんなんでしょうか。今もって謎ですし、あれより濃いコーヒーは飲んでません。
それ以外にも
「スタバでオレンジジュース飲んだら美味かったから」
と言ってジューサーを買ってきたこともありました。寮でも体づくりのために朝いちばんの100%ジュースを飲もうという事になり、買い出しにキロ単位の果物が加わりました。
オレンジ7キロ、りんご5キロ、レモン2キロといった具合に…
寮のすぐ近所のメルカド(市場)に顔馴染みの八百屋さんがあって、そこで網袋いっぱいの果物を買って帰る。これだけでも結構なトレーニングだったと思います。
そして一度その準備をちゃんとやってなくて間に合わなかったことで私はしっかり先輩からおしかりを受けました。
あれから14年。校長は今も世界的プロレスラーとしてご活躍中。
今でもあの白い校長室の椅子に座った校長の姿や、
「そんな髪型じゃモテないぞ」
とアドバイスを頂いたことを覚えています。
プロレスが好きで好きで海を越え、空を越え戦い続ける姿は男の憧れでもあります。こんな風に生きられたら、と思うような、そんな姿。
これからもお元気で、いつまでもカッコいい校長でありますように
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる