不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

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運転者適性診断を受けてきた

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名古屋のど真ん中、地下鉄伏見駅のすぐ近くにある高層ビルヂングの一室でそれは行われていた。
トラックとかタクシー、バス運転手ひとりひとりの性格、運転の特製を科学的に分析してまとめることで伸ばすところと気を付けた方がいいところを詳らかにして今後の交通安全に活かそう、というわけで。
会社が申し込んでくれたので(費用に関しては助成金が降りるらしい)名古屋まで行ってフツーに進めて行って1時間半ぐらいで終わった。
ビデオを見せられるとかそういうのもなく、集まったお部屋から別室に移って、そこには一人一台パソコンが。
で、その画面から目が逸らせないように顔面も瞼も固定されたまま…
なに仕掛けのオレンジだよそれは!
実際はそこにデスクトップパソコン、ハンドル型の端末、バーコードリーダーがあって(アクセル型の端末もある)それで色々と診断するらしい。
やけにハンドルが小せえな、と思ったらハンドルんとこに
GT
って書いてある。クレイジーケンバンドの曲じゃなきゃグランツーリスモだろう。プレステか何かのコントローラーを流用したものだったのだ。

診断内容は様々で、反射速度や危険に関する感受性をはかるものから運転時の注意、視野を測定するものまで。質問が矢継ぎ早に出てくるのをひたすら答える、というのもあった。
タイミングを測るテストでは、パソコンにグランツーリスモのコントローラーを付けているにもかかわらず画面の右からファミコンみたいなドット絵の赤い自動車が
ぺーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
って走ってきて、壁に入ってから出てくるであろう時間を測る
というのがあった。
ホントにファミコンのソフトで遊んでた頃のレースゲームみたで、単音の
ぺーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
にドット絵の四駆の自動車というのがシュールで。
それを、なんか周りにいる如何にも運送屋のアンちゃん!オッちゃん!といった風体の人たちから、恐らく還暦を超えたことで受けに来たであろうおじさんたちが、みんなして名古屋のど真ん中にある超近代的なビルヂングの一室で
ぺーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
のタイミングをはかってるってもう面白くってさ。
だって結構イカつい、もみあげが長くてヒョロ長い兄貴分とその弟分みたいな人とか、ブルーノ・マーズと長渕剛を足して割ったようなお兄様まで、みんなして古いパソコンにプレステのハンドルコントローラー握ってヘッドホンして測定中ってんだもん。コレで面白くないわけがない。

まあそんな中にあって、しっかり測ってもらって帰ってきました。
帰りは自費でパノラマスーパーのミューチケットを買いました。
すると私の隣の席にスマホの落とし物があったので、車掌さんが来た時に渡しておきました。12月5日午後15時ごろ、豊橋行きの特急の展望席1Aにスマホをお忘れになられた方、無事に届いていますか?

この結果で採用が取り消しになるとかどうこうじゃなく、傾向と対策のための診断だそうです。
なんせこの先、私は安全運転が何より大事になるので…
ちなみに結構当たってるよ。会社の人と面談しながら読み返して、色々とアドバイスも頂きました。
これを今後に活かしつつ、安全運転で頑張りまーす
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