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第701回。ドクターペッパー
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気の迷いでドクターペッパーを買ってみた。久しぶりに飲むけどやっぱキンキンに冷えたひと口目だけで良いなコレは…。前に近所にあるお酒の量販店で色んな炭酸ジュース買うのに凝ったことがあって。
最初はクレイジーケンバンドの歌詞にもよく出てくるコアップガラナを買ってたんだけどそれが売ってたり売ってなかったりで供給が不安定だったんで他の物を試してみることにしたんだ。
チェリーコークとかルートビアとか。インカコーラなんてな名前のもあった。金色のコーラでホントにインカ文明のあったペルーで作ってるもの。
あと南米系だとガラナアンタルチカも好きだったな。今でもたまにコンビニで見かけるなあ。ガラナアンタルチカ。ブラジルのジュースなんかねこれは。
ただやっぱあの小さいビンに入ったコアップガラナには勝てないなー。
あれがもっとコンビニとかスーパーに出回ってくれればいいのに。むかーし近所の喫茶店に置いてあって、そこがまたお店が外の階段を上って二階にあって、なんとも昭和な大変カッコイイお店だったのもあってコアップガラナが良く似合ってた。今はすぐ隣にお洒落な新店舗を作っちゃったけど、コアップガラナは置いてあるんだろうか…。
子供のころ、アトピーで刺激物が良くないっていうんであまり炭酸飲料も飲ませてもらえなかった。外食のカレーも甘口じゃないとダメで、それは医者に言われたわけじゃないけどそうさせられていた。んな事するぐらいならタバコやめろよ、と思ってたぐらい効果なんかなかったけどね。炭酸飲料も刺激ってより糖分が多いのがダメって話だったし。
だもんだからか、自分で小遣い使って買えるようになるとまあ炭酸飲料が好きで。
こないだ書いた中学生の時の部活の仲間と、帰り道の自販機でよくジュースを買って飲んだものだ。特に酒屋さんの前にあるサントリーの自販機は500mlのペプシコーラが100円だったんでお世話になった。真夏にガンガン練習したあとなんか最高だったな。夏休みで練習は昼で終わって、ギラギラの陽射しが照り付けるなかトボトボ歩いて帰って来る。その途中で買って飲みながら歩くんだけど、まあこれの美味いのなんの。すっかりペプシコーラ派になりました。
3年生になって1年生の新入部員のなかに、この近所に住んでるアシザワ君と言う子がいた。彼が言うには、この自販機のある通りから一本裏手に入ったところに駄菓子屋さんがあるという。さっそくそっちに行ってみると、そこには昔懐かしい四角い冷蔵庫に入った色とりどりのチェリオが。
これが70円。持って帰るとビン代が80円。冷蔵庫の取ってのところに栓抜きがついてて、そいつでスコポンと開けてその場で飲んじゃうのがイイ。それからは専らこっちになって、しばらくチェリオ派になってた。色は何でもよかった。今もって不思議だけどホントに色と香りづけだけで味も変わって感じるんだからすごいよな。誰が最初に考え付いて試した結果なんだろう。
メロンソーダとかコーラ味とか、駄菓子屋さんの粉ジュースとか棒状のビニールに入ったジュースとか。
アレなんて呼んでた?棒状のビニールに入ったジュース。私らは棒ジュー(ぼーじゅー)ってそのまま略してたけど。
味なんかわかんなくても青色したブルーハワイ味とかあったし、まあどうでも良かったんだろうな。飲めれば。子供って青、好きだし。
高校生になってまたペプシコーラに戻って、よく友人の参謀長官と徹夜でゲームしながら飲んでいた。彼もペプシコーラ派だったので手土産や備蓄としてゲーム用に確保していたものだ。この頃からあんまりペプシコーラって売ってなくなったんだよ。ツイストとかネックスとか、あと変な味のペプシコーラが出るとそういうのは置くけど、フツーのペプシコーラってコンビニとかあんま見なくない?
この頃が人生で一番太っていく時期で、しまいには120キロぐらいになった。流石にヤバかったんだろう、何を食っても飲んでも味覚が過剰に反応するだけで全然美味しくなかった。でも、この時期にコンビニで不意に買ってみたただの炭酸水が非常に美味しくて、結果いまではジュース類をほぼやめて炭酸水にしている。飲みごたえはあるけど砂糖とか入ってないから安心。
他の友人諸氏には散々馬鹿にされたが、昨今のこのスパークリング流行りを見るに私の見る目と舌?は正しかったと言えるだろう。
ただ、まだサークルKがあった頃売ってたやつとか、今でもセブンイレブンとかで売ってるその店のブランドの炭酸水が悉く腑抜けで飲めたもんじゃないのには閉口する。結局、ウィルキンソン炭酸がいちばんだ。あとペリエ。
ゲロルシュタイナーは名前をどうにかしろ、フランケンシュタイナーしながらゲロぶちまけてる奴みたいだぞ。
最近は強炭酸を謳う商品も増えたけど、全部フツーにウィルキンソン飲んだ方がよっぽど炭酸も強烈だし、砂糖とか余計なものも入ってないんで全然いい。
ウィルキンソン炭酸のペットボトルのなかの泡がプクプクしてるところなんかをボケーっと見ているのも好きだし、私がよく
あぶく
を使うのも、この辺から来ているのかもしれないなあ。
最初はクレイジーケンバンドの歌詞にもよく出てくるコアップガラナを買ってたんだけどそれが売ってたり売ってなかったりで供給が不安定だったんで他の物を試してみることにしたんだ。
チェリーコークとかルートビアとか。インカコーラなんてな名前のもあった。金色のコーラでホントにインカ文明のあったペルーで作ってるもの。
あと南米系だとガラナアンタルチカも好きだったな。今でもたまにコンビニで見かけるなあ。ガラナアンタルチカ。ブラジルのジュースなんかねこれは。
ただやっぱあの小さいビンに入ったコアップガラナには勝てないなー。
あれがもっとコンビニとかスーパーに出回ってくれればいいのに。むかーし近所の喫茶店に置いてあって、そこがまたお店が外の階段を上って二階にあって、なんとも昭和な大変カッコイイお店だったのもあってコアップガラナが良く似合ってた。今はすぐ隣にお洒落な新店舗を作っちゃったけど、コアップガラナは置いてあるんだろうか…。
子供のころ、アトピーで刺激物が良くないっていうんであまり炭酸飲料も飲ませてもらえなかった。外食のカレーも甘口じゃないとダメで、それは医者に言われたわけじゃないけどそうさせられていた。んな事するぐらいならタバコやめろよ、と思ってたぐらい効果なんかなかったけどね。炭酸飲料も刺激ってより糖分が多いのがダメって話だったし。
だもんだからか、自分で小遣い使って買えるようになるとまあ炭酸飲料が好きで。
こないだ書いた中学生の時の部活の仲間と、帰り道の自販機でよくジュースを買って飲んだものだ。特に酒屋さんの前にあるサントリーの自販機は500mlのペプシコーラが100円だったんでお世話になった。真夏にガンガン練習したあとなんか最高だったな。夏休みで練習は昼で終わって、ギラギラの陽射しが照り付けるなかトボトボ歩いて帰って来る。その途中で買って飲みながら歩くんだけど、まあこれの美味いのなんの。すっかりペプシコーラ派になりました。
3年生になって1年生の新入部員のなかに、この近所に住んでるアシザワ君と言う子がいた。彼が言うには、この自販機のある通りから一本裏手に入ったところに駄菓子屋さんがあるという。さっそくそっちに行ってみると、そこには昔懐かしい四角い冷蔵庫に入った色とりどりのチェリオが。
これが70円。持って帰るとビン代が80円。冷蔵庫の取ってのところに栓抜きがついてて、そいつでスコポンと開けてその場で飲んじゃうのがイイ。それからは専らこっちになって、しばらくチェリオ派になってた。色は何でもよかった。今もって不思議だけどホントに色と香りづけだけで味も変わって感じるんだからすごいよな。誰が最初に考え付いて試した結果なんだろう。
メロンソーダとかコーラ味とか、駄菓子屋さんの粉ジュースとか棒状のビニールに入ったジュースとか。
アレなんて呼んでた?棒状のビニールに入ったジュース。私らは棒ジュー(ぼーじゅー)ってそのまま略してたけど。
味なんかわかんなくても青色したブルーハワイ味とかあったし、まあどうでも良かったんだろうな。飲めれば。子供って青、好きだし。
高校生になってまたペプシコーラに戻って、よく友人の参謀長官と徹夜でゲームしながら飲んでいた。彼もペプシコーラ派だったので手土産や備蓄としてゲーム用に確保していたものだ。この頃からあんまりペプシコーラって売ってなくなったんだよ。ツイストとかネックスとか、あと変な味のペプシコーラが出るとそういうのは置くけど、フツーのペプシコーラってコンビニとかあんま見なくない?
この頃が人生で一番太っていく時期で、しまいには120キロぐらいになった。流石にヤバかったんだろう、何を食っても飲んでも味覚が過剰に反応するだけで全然美味しくなかった。でも、この時期にコンビニで不意に買ってみたただの炭酸水が非常に美味しくて、結果いまではジュース類をほぼやめて炭酸水にしている。飲みごたえはあるけど砂糖とか入ってないから安心。
他の友人諸氏には散々馬鹿にされたが、昨今のこのスパークリング流行りを見るに私の見る目と舌?は正しかったと言えるだろう。
ただ、まだサークルKがあった頃売ってたやつとか、今でもセブンイレブンとかで売ってるその店のブランドの炭酸水が悉く腑抜けで飲めたもんじゃないのには閉口する。結局、ウィルキンソン炭酸がいちばんだ。あとペリエ。
ゲロルシュタイナーは名前をどうにかしろ、フランケンシュタイナーしながらゲロぶちまけてる奴みたいだぞ。
最近は強炭酸を謳う商品も増えたけど、全部フツーにウィルキンソン飲んだ方がよっぽど炭酸も強烈だし、砂糖とか余計なものも入ってないんで全然いい。
ウィルキンソン炭酸のペットボトルのなかの泡がプクプクしてるところなんかをボケーっと見ているのも好きだし、私がよく
あぶく
を使うのも、この辺から来ているのかもしれないなあ。
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