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第697回。ワールドヒーローズ漫画化おめでとうございます
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12月29日発売の月刊ヒーローズで、私が大好きだった格闘ゲーム
ワールドヒーローズ
の漫画が連載開始となりました。
漫画を書いているのは、発売当時ADK(アルファ電子)このゲームを企画・開発していたという横尾公敏さん。長い年月を超えて新たなメディアで再び「企画・開発」されるというドラマつき。
このエッセイを初めてすぐにワールドヒーローズのことについて書いていたぐらい、もっと言えばずーっと前から、ミクシィやアメーバブログやってたころから私は
ワールドヒーローズが好きだ!
と、緑のデッカイ仮面をブンブン振り回したり、黄色いでっかい手のひらをバンバン叩いたりしながら書き続けてきた。
思えば小学生の頃、ちょうどスーファミで格闘ゲームが大流行していた。ストリートファイターも餓狼伝説もサムライスピリッツも龍虎の拳もファイターズヒストリーも色々あったなかで私がいっちばんハマってた大のお気に入りゲームがワールドヒーローズだった。
正直、クラスの連中は殆ど知らなかった。
コンビニの前の筐体や家庭用にも移植されていたけど、やっぱり強いのはストリートファイター2と餓狼伝説、その次にサムライスピリッツだった。
私もストリートファイター2は散々やった。
スーパーとかZEROになってからも欲しかったけどソフトが買ってもらえなかった。
餓狼伝説やサムライスピリッツもそうだった。
龍虎の拳は、なぜか持ってた。
今思えばマッドマンが出てたんでワールドヒーローズ2だったんだよな。
近所のコンビニの前に置かれていた筐体で遊んだのが最初だった。あの当時はココストアの店先に必ずといっていいほどゲームの筐体がぽつんと置かれていて、1ゲーム50円で100円を入れるとそのままクレジットがひとつついた。
青い庇のついた筐体に食いつくようにしてレバーを握りしめ、画面の中の英雄(ヒーロー)たちを操った。元々そんなに器用なタイプでもなく格闘ゲームも強くなかったので、私は中々勝てなかった。
今回の漫画版は伊賀忍者のハンゾウから物語が始まる。
強くなりたい、と願う彼の戦いが続くのか。それとも、他のキャラクターのお話になるのか。来月が非常に楽しみです。
早速これまたお気に入りのキャラクターであるところのフウマも登場したのも嬉しかった。
私は散々負けたジャンヌ以外はわりとみんな好きなので(ああいうお綺麗で強いキャラはただでさえ取っつきにくいところに、私の大好きなマッスルパワーがすぐ膾にされちゃった苦い思い出も相まって…)次に誰が出てくるのかワクワクしています。漫画雑誌を買って続きが楽しみでワクワクしちゃうなんて久しぶりのこと。
2018年は劇画狼さんによってもたらされた色々なマンガ作品に触れることで、単行本や電子書籍で作品を買うことはあったけど、月刊誌を買い始めるのは本当に久しぶり。下手したらコロコロコミック以来か…?
新しく未知の漫画作品を買って読むということから、継続的に漫画を読もうとする段階に差し掛かった。そういえば最近そういう習慣からはすっかり遠ざかっていた。いい楽しみが出来た。
ゲームで遊んだだけでは掴みきれない、ワールドヒーローズという物語の奥深くに触れられることを期待しています。
マッドマン、キャプテン・キッド、マッスルパワーにラスプーチン。みんなみんな私の愛すべき英雄たちだった。おばあちゃんからもらったお小遣いを握りしめてココストアに行ってはレバーを握った。
何しろこの先の格闘ゲームはどんどんお洒落で線の細い、カッコいいお兄さんお姉さんが増えて行ってしまった。ストリートファイターZEROとかヴァンパイアハンターとかKOFとか。
なんかそうなると、それは正直オタクが好きなオタクによるオタクのための二枚目像、美人のキャラクターって感じがしてそれはそれでちょっと受け付けなかった。
今の萌えっぽい、あのタッチのイラストに対しても私には取っつきにくいのと似ている。自分がお客さんじゃないのがわかっちゃう寂しさ、というのかな…。
ワールドヒーローズが私にとってドンズバだったのはその点で、とにかくキャラが濃い。
ストリートファイター2もブランカやザンギエフ、エドモンド本田にバイソン、サガットなど濃い口のキャラがいるし、餓狼伝説にしてもサムライスピリッツにしても当時はまだまだ濃い目の味付けが主流だったことも差し引いても…ワールドヒーローズの濃さはアタマ一つ抜けていたと思う。
数々のタイトルがオリジナリティを競い、斬新な機軸を打ち出そうとしているなか、ワールドヒーローズはデスマッチを導入。地雷、電流、トゲトゲ、ステージの床を爆走してくる回転ノコギリ…さらに試合に負けると女性だろうとサイボーグだろうと容赦なく髪の毛を切られるカベジェラ・コントラ・カベジェラまである。ODC005ことドイツが開発したサイボーグ戦士ブロッケンは負けると機械の部分がむき出しになっちゃうという芸の細かさ。
コッテリがゆえに好みも分かれたのだろうけど、私は大好きだった。JETまでは遊んでいたけど、その後は街中の筐体もなくなり、ゲーセンにも寄り付かなくなってしまったのであまり遊ばなくなってしまっていた。
さっきコロコロコミック以来と書いて思い出したけど、サイファーを描いてた漫画家さんがコロコロコミックでワールドヒーローズの漫画も描いてたはずだ。あの頃もワールドヒーローズの漫画を毎月楽しみにしていたんだなあ私。
タイムマシーンによって集められた英雄たちに交じって、私も昔に戻って彼らを応援しようと思います。
あの日、夏休みの昼前。コンビニの店先で太ったガキがかじりついている筐体の画面の中から緑色のデッカイ仮面が微笑んでいる。
ワールドヒーローズ
の漫画が連載開始となりました。
漫画を書いているのは、発売当時ADK(アルファ電子)このゲームを企画・開発していたという横尾公敏さん。長い年月を超えて新たなメディアで再び「企画・開発」されるというドラマつき。
このエッセイを初めてすぐにワールドヒーローズのことについて書いていたぐらい、もっと言えばずーっと前から、ミクシィやアメーバブログやってたころから私は
ワールドヒーローズが好きだ!
と、緑のデッカイ仮面をブンブン振り回したり、黄色いでっかい手のひらをバンバン叩いたりしながら書き続けてきた。
思えば小学生の頃、ちょうどスーファミで格闘ゲームが大流行していた。ストリートファイターも餓狼伝説もサムライスピリッツも龍虎の拳もファイターズヒストリーも色々あったなかで私がいっちばんハマってた大のお気に入りゲームがワールドヒーローズだった。
正直、クラスの連中は殆ど知らなかった。
コンビニの前の筐体や家庭用にも移植されていたけど、やっぱり強いのはストリートファイター2と餓狼伝説、その次にサムライスピリッツだった。
私もストリートファイター2は散々やった。
スーパーとかZEROになってからも欲しかったけどソフトが買ってもらえなかった。
餓狼伝説やサムライスピリッツもそうだった。
龍虎の拳は、なぜか持ってた。
今思えばマッドマンが出てたんでワールドヒーローズ2だったんだよな。
近所のコンビニの前に置かれていた筐体で遊んだのが最初だった。あの当時はココストアの店先に必ずといっていいほどゲームの筐体がぽつんと置かれていて、1ゲーム50円で100円を入れるとそのままクレジットがひとつついた。
青い庇のついた筐体に食いつくようにしてレバーを握りしめ、画面の中の英雄(ヒーロー)たちを操った。元々そんなに器用なタイプでもなく格闘ゲームも強くなかったので、私は中々勝てなかった。
今回の漫画版は伊賀忍者のハンゾウから物語が始まる。
強くなりたい、と願う彼の戦いが続くのか。それとも、他のキャラクターのお話になるのか。来月が非常に楽しみです。
早速これまたお気に入りのキャラクターであるところのフウマも登場したのも嬉しかった。
私は散々負けたジャンヌ以外はわりとみんな好きなので(ああいうお綺麗で強いキャラはただでさえ取っつきにくいところに、私の大好きなマッスルパワーがすぐ膾にされちゃった苦い思い出も相まって…)次に誰が出てくるのかワクワクしています。漫画雑誌を買って続きが楽しみでワクワクしちゃうなんて久しぶりのこと。
2018年は劇画狼さんによってもたらされた色々なマンガ作品に触れることで、単行本や電子書籍で作品を買うことはあったけど、月刊誌を買い始めるのは本当に久しぶり。下手したらコロコロコミック以来か…?
新しく未知の漫画作品を買って読むということから、継続的に漫画を読もうとする段階に差し掛かった。そういえば最近そういう習慣からはすっかり遠ざかっていた。いい楽しみが出来た。
ゲームで遊んだだけでは掴みきれない、ワールドヒーローズという物語の奥深くに触れられることを期待しています。
マッドマン、キャプテン・キッド、マッスルパワーにラスプーチン。みんなみんな私の愛すべき英雄たちだった。おばあちゃんからもらったお小遣いを握りしめてココストアに行ってはレバーを握った。
何しろこの先の格闘ゲームはどんどんお洒落で線の細い、カッコいいお兄さんお姉さんが増えて行ってしまった。ストリートファイターZEROとかヴァンパイアハンターとかKOFとか。
なんかそうなると、それは正直オタクが好きなオタクによるオタクのための二枚目像、美人のキャラクターって感じがしてそれはそれでちょっと受け付けなかった。
今の萌えっぽい、あのタッチのイラストに対しても私には取っつきにくいのと似ている。自分がお客さんじゃないのがわかっちゃう寂しさ、というのかな…。
ワールドヒーローズが私にとってドンズバだったのはその点で、とにかくキャラが濃い。
ストリートファイター2もブランカやザンギエフ、エドモンド本田にバイソン、サガットなど濃い口のキャラがいるし、餓狼伝説にしてもサムライスピリッツにしても当時はまだまだ濃い目の味付けが主流だったことも差し引いても…ワールドヒーローズの濃さはアタマ一つ抜けていたと思う。
数々のタイトルがオリジナリティを競い、斬新な機軸を打ち出そうとしているなか、ワールドヒーローズはデスマッチを導入。地雷、電流、トゲトゲ、ステージの床を爆走してくる回転ノコギリ…さらに試合に負けると女性だろうとサイボーグだろうと容赦なく髪の毛を切られるカベジェラ・コントラ・カベジェラまである。ODC005ことドイツが開発したサイボーグ戦士ブロッケンは負けると機械の部分がむき出しになっちゃうという芸の細かさ。
コッテリがゆえに好みも分かれたのだろうけど、私は大好きだった。JETまでは遊んでいたけど、その後は街中の筐体もなくなり、ゲーセンにも寄り付かなくなってしまったのであまり遊ばなくなってしまっていた。
さっきコロコロコミック以来と書いて思い出したけど、サイファーを描いてた漫画家さんがコロコロコミックでワールドヒーローズの漫画も描いてたはずだ。あの頃もワールドヒーローズの漫画を毎月楽しみにしていたんだなあ私。
タイムマシーンによって集められた英雄たちに交じって、私も昔に戻って彼らを応援しようと思います。
あの日、夏休みの昼前。コンビニの店先で太ったガキがかじりついている筐体の画面の中から緑色のデッカイ仮面が微笑んでいる。
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