660 / 1,301
第658回。愛・地球博のおもひで
しおりを挟む
ゲームのおもひで、にちっとも敵わないんでせめてタイトルをパクってみた。
皆さんこんばんは!!
ダイナマイト・キッドです。
愛知県在住。
愛・地球博のときは高校3年でした。ちょうどメキシコにわたる直前ぐらいに行ってきました。
当時お付き合いしていた女性と。
というか、その当時の彼女が行きたいというので一緒に行きました。
私個人としては…まあ、そんな興味もなく。
何しろ昔から大混雑が大嫌いで人が多くてトラブったりイライラするのわかりきってるならこっちから近づかなければいいだけの話。よっぽどのこと(プロレスとか)じゃなきゃあんな人の多いところ行かない行かない。
であの頃は、付き合っていた彼女の希望という「よっぽどのこと」があったので行ってきたんだけど…まず名古屋駅に着いて電車を乗り換える前に宝くじ売り場の行列に並ぶという。あの当時の私は宝くじも好きじゃなくて。というのも豪傑・豪快・健啖でお馴染みのウチのバアさんことノリコさんが、いつも近所の小さな宝くじブースでいいだけ買ってはハズしてて、そんならそのぶん私にくれよ!と思ってたせいなんだけどね。まあそれで彼女が家族に頼まれて、その名古屋駅のよく当たるという売り場で買ってくるんだっていうのが気に食わなくってブツクサ言っていた。大混雑で、いつまで経っても列が進まない。
こちとら不貞腐れているので余計に遅く感じる。しまいには私だけどこぞの喫茶店に入ってココアフロートなんぞをすすっていた。
そのうちに戻ってきて、さあ地下鉄だったか何かに乗って(ここでもう名古屋名物すし詰めの民度水面下ぎゅうぎゅう状態)次がリニモ…私の唯一の楽しみリニモ。
リニアモーターカーである。鉄道ファンとして、また小さいころにリニアモーターカーの子供向けのドキュメンタリーだか教育番組だかをおじいちゃんが録画してくれて、それを延々見ていた私としては夢のような話。リニアモーターカー。
んが!
このリニモ。
豊橋市の路面電車の方がよっぽど快適で、揺れないし速いし大したことねえや、と混みあう車内で思っていた。
会場に着いてチケットを出して、さてどこを見ようか…と思ったもののどこも大混雑。
なので、空いてる知らない国のブースを見て回った。
大企業とか人気のある国とかのは全然見ていない。
そのうちに疲れたんで観覧車に乗った。
この遊園地だかどっかで無断でアダルトビデオ撮って捕まった人がいるんだってね。
でこの観覧車に乗ってちゅーしようとして、今日実は生理中だって言われたのを未だに覚えている。なぜだろう。別にショックとか腹立ったとか全然ないんだよ。私別に全然ヘーキだし。
ちゅーはした。
お昼ご飯も、どこも混みまくっててもう何でもいいからとりあえず座って食べよう…と思って行列に並んだスパゲッティ屋のミートソーススパゲティのくったりしててべったりしてて不味いのなんの。あんなまずいスパゲティは後にも先にもあれぐらいのもんだ。しかも店員の若い男が超無愛想。これも未だに覚えている。ホントに並びまくって、わざわざ万博で食ったスパゲティが不味いって、もうどーしよーもないことばかり覚えてるな私。
結局そのぐらいで嫌になって疲れちゃって帰ってきた。リニモも地下鉄も名鉄も混むと嫌だったし…。今でも名古屋に行って遊ぶのは良いけど、帰るなら早めが良いと思うぐらい名古屋の電車は混む。マナーは悪い。だって名古屋だもん。巨大な田舎、建物がデカくて派手で人口が多いだけの田舎。
それが名古屋。その名古屋からさらに東へ、もっと普通でもっとつまらない、ただの田舎へ帰るのだ。
帰りはもちろん名鉄特急パノラマスーパーの展望席だ。
この赤と白の毒キノコみてえな特急列車は1号車と2号車が指定席になっており、さらに1号車は展望席と言って二階建てになっていて運転席が下にある。んで乗客が上に乗る。でっかい窓で迫力があるし、車窓からの眺めを存分に楽しめるので私のお気に入りなのだ。子供のころから名鉄特急パノラマスーパーは展望席の最前列と決めている。座れないと機嫌が悪い。
最近では金山駅なんぞに行きますてえとコンコースで色んなお弁当やパン、お菓子、お土産物を売っている。ここで買った押し寿司が美味しくってねえ。どこのなんてお店だったか忘れちゃったけど、こいつを最前列で左京山なんかを眺めつつパクついてると、電車に乗ってる!って気がするのだ。
駅弁どころか食事ももってのほか!なんて過激派のマニアもいるかもしれないけど、鉄道と駅弁はプロレスとヘビメタぐらい切っても切れない関係性があるのだ。
あの川島令三さんだって川島令三の全国特急案内で駅弁紹介コーナーを設けて、高知県かどっかのカツオのお弁当を日本一だ!と絶賛してたんだから、やっぱり特急に乗って駅弁を食べるのは格別だと私も思うのだ。
今更だけどこのエッセイは往年のプロレスラーからロックバンドに続いて鉄道業界の有名人まで知らないとついていけないんだなあ。まあいいか。
それでも読んでくださる皆さんのために書くのだ。
愛・地球博の思い出、と銘打ったものの思いのほか在庫が乏しかったので苦し紛れに名古屋をディスったり名鉄特急パノラマスーパーを持ち上げたりしてみた。
皆さんこんばんは!!
ダイナマイト・キッドです。
愛知県在住。
愛・地球博のときは高校3年でした。ちょうどメキシコにわたる直前ぐらいに行ってきました。
当時お付き合いしていた女性と。
というか、その当時の彼女が行きたいというので一緒に行きました。
私個人としては…まあ、そんな興味もなく。
何しろ昔から大混雑が大嫌いで人が多くてトラブったりイライラするのわかりきってるならこっちから近づかなければいいだけの話。よっぽどのこと(プロレスとか)じゃなきゃあんな人の多いところ行かない行かない。
であの頃は、付き合っていた彼女の希望という「よっぽどのこと」があったので行ってきたんだけど…まず名古屋駅に着いて電車を乗り換える前に宝くじ売り場の行列に並ぶという。あの当時の私は宝くじも好きじゃなくて。というのも豪傑・豪快・健啖でお馴染みのウチのバアさんことノリコさんが、いつも近所の小さな宝くじブースでいいだけ買ってはハズしてて、そんならそのぶん私にくれよ!と思ってたせいなんだけどね。まあそれで彼女が家族に頼まれて、その名古屋駅のよく当たるという売り場で買ってくるんだっていうのが気に食わなくってブツクサ言っていた。大混雑で、いつまで経っても列が進まない。
こちとら不貞腐れているので余計に遅く感じる。しまいには私だけどこぞの喫茶店に入ってココアフロートなんぞをすすっていた。
そのうちに戻ってきて、さあ地下鉄だったか何かに乗って(ここでもう名古屋名物すし詰めの民度水面下ぎゅうぎゅう状態)次がリニモ…私の唯一の楽しみリニモ。
リニアモーターカーである。鉄道ファンとして、また小さいころにリニアモーターカーの子供向けのドキュメンタリーだか教育番組だかをおじいちゃんが録画してくれて、それを延々見ていた私としては夢のような話。リニアモーターカー。
んが!
このリニモ。
豊橋市の路面電車の方がよっぽど快適で、揺れないし速いし大したことねえや、と混みあう車内で思っていた。
会場に着いてチケットを出して、さてどこを見ようか…と思ったもののどこも大混雑。
なので、空いてる知らない国のブースを見て回った。
大企業とか人気のある国とかのは全然見ていない。
そのうちに疲れたんで観覧車に乗った。
この遊園地だかどっかで無断でアダルトビデオ撮って捕まった人がいるんだってね。
でこの観覧車に乗ってちゅーしようとして、今日実は生理中だって言われたのを未だに覚えている。なぜだろう。別にショックとか腹立ったとか全然ないんだよ。私別に全然ヘーキだし。
ちゅーはした。
お昼ご飯も、どこも混みまくっててもう何でもいいからとりあえず座って食べよう…と思って行列に並んだスパゲッティ屋のミートソーススパゲティのくったりしててべったりしてて不味いのなんの。あんなまずいスパゲティは後にも先にもあれぐらいのもんだ。しかも店員の若い男が超無愛想。これも未だに覚えている。ホントに並びまくって、わざわざ万博で食ったスパゲティが不味いって、もうどーしよーもないことばかり覚えてるな私。
結局そのぐらいで嫌になって疲れちゃって帰ってきた。リニモも地下鉄も名鉄も混むと嫌だったし…。今でも名古屋に行って遊ぶのは良いけど、帰るなら早めが良いと思うぐらい名古屋の電車は混む。マナーは悪い。だって名古屋だもん。巨大な田舎、建物がデカくて派手で人口が多いだけの田舎。
それが名古屋。その名古屋からさらに東へ、もっと普通でもっとつまらない、ただの田舎へ帰るのだ。
帰りはもちろん名鉄特急パノラマスーパーの展望席だ。
この赤と白の毒キノコみてえな特急列車は1号車と2号車が指定席になっており、さらに1号車は展望席と言って二階建てになっていて運転席が下にある。んで乗客が上に乗る。でっかい窓で迫力があるし、車窓からの眺めを存分に楽しめるので私のお気に入りなのだ。子供のころから名鉄特急パノラマスーパーは展望席の最前列と決めている。座れないと機嫌が悪い。
最近では金山駅なんぞに行きますてえとコンコースで色んなお弁当やパン、お菓子、お土産物を売っている。ここで買った押し寿司が美味しくってねえ。どこのなんてお店だったか忘れちゃったけど、こいつを最前列で左京山なんかを眺めつつパクついてると、電車に乗ってる!って気がするのだ。
駅弁どころか食事ももってのほか!なんて過激派のマニアもいるかもしれないけど、鉄道と駅弁はプロレスとヘビメタぐらい切っても切れない関係性があるのだ。
あの川島令三さんだって川島令三の全国特急案内で駅弁紹介コーナーを設けて、高知県かどっかのカツオのお弁当を日本一だ!と絶賛してたんだから、やっぱり特急に乗って駅弁を食べるのは格別だと私も思うのだ。
今更だけどこのエッセイは往年のプロレスラーからロックバンドに続いて鉄道業界の有名人まで知らないとついていけないんだなあ。まあいいか。
それでも読んでくださる皆さんのために書くのだ。
愛・地球博の思い出、と銘打ったものの思いのほか在庫が乏しかったので苦し紛れに名古屋をディスったり名鉄特急パノラマスーパーを持ち上げたりしてみた。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる