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第642回。#松山座 観戦記「地獄の教育ママ」編
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皆さんこんばんは!!
ダイナマイト・キッドです。
いつになく沢山のアクセス、ありがとうございます。
お楽しみ頂けておりますでしょうか。
11.4西成区民センター
松山流女子祭典~巻之七~
第三幕「豪鞭対仕鋭麗仙」
(ごうべんついし えいれいせん)
と言うことで当初は
タッグマッチ30分1本勝負
ミス・モンゴル選手
バンビ選手
vs
進垣リナ選手
ジュリア選手
となっておりました。久しぶりにバンビ選手のムチさばきが見られるかと思っておりましたらウィルス性胃腸炎とのこと…そんな凶器は流石にNGということで残念ながら欠場。
代わりにこの公演のちょっと前に、ミス・モンゴル選手を相手にプロレスデビューを果たした花園桃香選手が大抜擢も大抜擢。デビュー二戦目が女子祭典とは物凄い。しかもパートナーにはまたしてもミス・モンゴル選手。なんとも奇妙な縁である。これに伴って試合順も変更。実はこちらのカードが第二幕に。
昨日ご紹介したカードは第三幕になっていました。訂正します。ごめんなさい。
さてこのカード。
進垣リナ選手は柔術の使い手。鍛え上げられた肉体に長い手足、まさに格闘家といった体型でシャープに仕上がっております。
パートナーのジュリア選手はイタリアとのハーフで元ピザ職人、元キャバ嬢とのことでかなりの美人ファイター。
本来の対戦相手がミス・モンゴル選手とバンビ選手というグラマラスな大人の女性、もといデンジャラスなお母さんタッグだったことを考えるとなんとも対照的なタッグ。
しかしバンビ選手が無念の欠場、対戦相手に新人レスラーがいるとなると話は別。どちらが獲物を仕留めるか、ということがよりクローズアップされてきます。モンゴル選手に暴れさせず、如何に的を絞っ攻撃をするのか。チームワークを駆使するか、個々の持ち味を発揮するか。色々と想像させられます。
一方の初々しい花園選手に、大ベテランで悪党一筋の堂々たる佇まいのモンゴル選手。
最近ママになったモンゴル選手、なんと凶器として粉ミルクの缶を持参。
アジャ・コング様が一斗缶を持って来るように。
ライオネス飛鳥さんが机や椅子を持って来るように。
当たり前のように粉ミルクの缶を持って来て自軍のコーナーに置いてある。なんともシュールな絵面だが本人は至って真面目。そしてこれがのちの惨劇の引き金となる。
試合の印象は、まるで地獄の教育ママが新人レスラーに身をもって帝王学を叩き込もうとするような光景で、どうしても強敵ジュリア選手&進垣リナ選手に長時間捕まってしまう花園選手の奮闘が目立った。モンゴル選手はあの手この手で手助けをしたり声を張り上げたりするものの、やはり自分で頑張らなくちゃいけないんだよ、ということを教え込んでいるよう。
勝負の世界は非情の世界、デビューしたてだろうと急な抜擢だろうと容赦なく締め上げる進垣リナ選手。面白いように関節技が決まる。ジュリア選手は猛烈に気が強く、ラテンの熱い血が騒ぐのかどんどん前に出てガンガン打って来る。もちろんその分やり返されても、まったく憶するところがない。
そして二人がかりでの猛攻を耐えきった花園選手が、漸くモンゴル選手にタッチ!
さあ危険な肝っ玉母ちゃんの出番だ!自慢の鞭が唸りを上げて進垣選手、ジュリア選手に向かって飛んで行く。ひとしきり引っぱたいた次に取り出したのがお客様お待ちかねの粉ミルクの缶。
コイツで頭をコツン!
もひとつ頭をコツン!
場内はちょっとほのぼのしつつも
痛そう…!
と暖かいムード…ん?
よく見ると選手の体やマットに何かついている。
血だ。
誰だろう?
ジュリア選手が大流血していた。
どうもあのコツン!で額が切れてしまったのか割れてしまったのか、どちらにせよ自慢の美貌とブロンドヘアーが血に染まり、往年のリック・フレアーのようになっていた。
ジュリア選手のツイッターによれば5針も縫ったとのこと。
しかしそれでも怯むどころか、なお一層ギラギラした目をして立ち向かうジュリア選手のすさまじさ。
やはり美人なだけじゃない、このタフネスこそがプロレスラー!素晴らしいガッツを見せてくれました。
試合は花園選手が取られてしまったものの、思いがけないアクシデントに見舞われ続けたぶんを取り戻して余りある一戦でした。
こうして並ぶとミス・モンゴル選手の巨大さ、偉大さがよくわかります。
分厚い背中で受け身を取り続けた凄みと言いますか。
私にはわからない世界だけれど、見ているだけでもちょっと世界が違うなという気がします。
ジュリア選手や進垣リナ選手がこの先どんな選手になっていくのか。
そしてまた花園桃花選手も、どのように育っていくのか。
これからが楽しみです。
花園桃花選手は顔も可愛らしくて、誰からも愛される本当に花のような女の子、といった感じでした。
しかしプロレスラーとしてデビューし、先輩選手の猛攻に耐え続けた精神力・体力が備わっているのだから、これからもっともっと色んな選手・試合にチャレンジしてほしいと思います。
そして残念ながら欠場となったバンビ選手の復活と、またのご登場が楽しみです。
おそらく私は、相当前にちょっとだけ試合を見た…気がします。
見どころ満載の第二幕でした。
ダイナマイト・キッドです。
いつになく沢山のアクセス、ありがとうございます。
お楽しみ頂けておりますでしょうか。
11.4西成区民センター
松山流女子祭典~巻之七~
第三幕「豪鞭対仕鋭麗仙」
(ごうべんついし えいれいせん)
と言うことで当初は
タッグマッチ30分1本勝負
ミス・モンゴル選手
バンビ選手
vs
進垣リナ選手
ジュリア選手
となっておりました。久しぶりにバンビ選手のムチさばきが見られるかと思っておりましたらウィルス性胃腸炎とのこと…そんな凶器は流石にNGということで残念ながら欠場。
代わりにこの公演のちょっと前に、ミス・モンゴル選手を相手にプロレスデビューを果たした花園桃香選手が大抜擢も大抜擢。デビュー二戦目が女子祭典とは物凄い。しかもパートナーにはまたしてもミス・モンゴル選手。なんとも奇妙な縁である。これに伴って試合順も変更。実はこちらのカードが第二幕に。
昨日ご紹介したカードは第三幕になっていました。訂正します。ごめんなさい。
さてこのカード。
進垣リナ選手は柔術の使い手。鍛え上げられた肉体に長い手足、まさに格闘家といった体型でシャープに仕上がっております。
パートナーのジュリア選手はイタリアとのハーフで元ピザ職人、元キャバ嬢とのことでかなりの美人ファイター。
本来の対戦相手がミス・モンゴル選手とバンビ選手というグラマラスな大人の女性、もといデンジャラスなお母さんタッグだったことを考えるとなんとも対照的なタッグ。
しかしバンビ選手が無念の欠場、対戦相手に新人レスラーがいるとなると話は別。どちらが獲物を仕留めるか、ということがよりクローズアップされてきます。モンゴル選手に暴れさせず、如何に的を絞っ攻撃をするのか。チームワークを駆使するか、個々の持ち味を発揮するか。色々と想像させられます。
一方の初々しい花園選手に、大ベテランで悪党一筋の堂々たる佇まいのモンゴル選手。
最近ママになったモンゴル選手、なんと凶器として粉ミルクの缶を持参。
アジャ・コング様が一斗缶を持って来るように。
ライオネス飛鳥さんが机や椅子を持って来るように。
当たり前のように粉ミルクの缶を持って来て自軍のコーナーに置いてある。なんともシュールな絵面だが本人は至って真面目。そしてこれがのちの惨劇の引き金となる。
試合の印象は、まるで地獄の教育ママが新人レスラーに身をもって帝王学を叩き込もうとするような光景で、どうしても強敵ジュリア選手&進垣リナ選手に長時間捕まってしまう花園選手の奮闘が目立った。モンゴル選手はあの手この手で手助けをしたり声を張り上げたりするものの、やはり自分で頑張らなくちゃいけないんだよ、ということを教え込んでいるよう。
勝負の世界は非情の世界、デビューしたてだろうと急な抜擢だろうと容赦なく締め上げる進垣リナ選手。面白いように関節技が決まる。ジュリア選手は猛烈に気が強く、ラテンの熱い血が騒ぐのかどんどん前に出てガンガン打って来る。もちろんその分やり返されても、まったく憶するところがない。
そして二人がかりでの猛攻を耐えきった花園選手が、漸くモンゴル選手にタッチ!
さあ危険な肝っ玉母ちゃんの出番だ!自慢の鞭が唸りを上げて進垣選手、ジュリア選手に向かって飛んで行く。ひとしきり引っぱたいた次に取り出したのがお客様お待ちかねの粉ミルクの缶。
コイツで頭をコツン!
もひとつ頭をコツン!
場内はちょっとほのぼのしつつも
痛そう…!
と暖かいムード…ん?
よく見ると選手の体やマットに何かついている。
血だ。
誰だろう?
ジュリア選手が大流血していた。
どうもあのコツン!で額が切れてしまったのか割れてしまったのか、どちらにせよ自慢の美貌とブロンドヘアーが血に染まり、往年のリック・フレアーのようになっていた。
ジュリア選手のツイッターによれば5針も縫ったとのこと。
しかしそれでも怯むどころか、なお一層ギラギラした目をして立ち向かうジュリア選手のすさまじさ。
やはり美人なだけじゃない、このタフネスこそがプロレスラー!素晴らしいガッツを見せてくれました。
試合は花園選手が取られてしまったものの、思いがけないアクシデントに見舞われ続けたぶんを取り戻して余りある一戦でした。
こうして並ぶとミス・モンゴル選手の巨大さ、偉大さがよくわかります。
分厚い背中で受け身を取り続けた凄みと言いますか。
私にはわからない世界だけれど、見ているだけでもちょっと世界が違うなという気がします。
ジュリア選手や進垣リナ選手がこの先どんな選手になっていくのか。
そしてまた花園桃花選手も、どのように育っていくのか。
これからが楽しみです。
花園桃花選手は顔も可愛らしくて、誰からも愛される本当に花のような女の子、といった感じでした。
しかしプロレスラーとしてデビューし、先輩選手の猛攻に耐え続けた精神力・体力が備わっているのだから、これからもっともっと色んな選手・試合にチャレンジしてほしいと思います。
そして残念ながら欠場となったバンビ選手の復活と、またのご登場が楽しみです。
おそらく私は、相当前にちょっとだけ試合を見た…気がします。
見どころ満載の第二幕でした。
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