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第619回。キッドさんはマザー2が好き。

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皆さんこんばんは!
おとなもこどもも、おねーさんも。
ダイナマイト・キッドです。
特におねーさん!こんばんは!!このあとお茶でもどうですか!?
三ツ寺に良いお店があるんで飲みませんか?

大阪でナンパしてるんだこのデブ。

今日はね、マザー2のお話をね。しようと思うんでごじますよ。
このエッセイを始めて割とすぐに書いたし、その後も折に触れて書いているのでいつもご覧下さっている皆様(ありがとう御座います)には重複することも多々あるかと思いますが、よろしくお付き合い願います。
今日初めてココ読みに来たよ!という皆様にもお楽しみいただければ幸いです。よろしくお付き合いくださいませ。特におねーさん!お付き合いしてください!!
そう、そこのおねーさん!あなたです!!
髪の毛がピンクのおかっぱでレイバンのサングラスに身長2メートル23センチで全身に蛇やらバラやら十字架のタトゥーがビッチリ入ってて目玉が三つあるそこのあなた!
誰だーーーーッ!!!

えー謎のアンドレ・ザ・ジャイアン子さんに追いかけ回されている途中では御座いますが話の続きを進めたいと思います。
マザー2。
私が小学校2年生の時に発売された…気がする。初代マザーは私が幼稚園児のころ母が買ってきたものが家にあった。
86年生まれで4歳か5歳の頃の記憶だから発売からは少し遅れて買ったのかも知れないし、何度も遊んでいたのかも知れない。ウチの母はRPGを選ぶ基準が独特というか、ドラクエやファイナルファンタジーをなんでか買わなかった。その代わり、新・桃太郎伝説とかマザーとか、そっちが好きだったみたいだ。その影響で、私もマザー2で遊び始めた。小学3年で手を付けたが全く歯が立たず、ドコドコ砂漠の5匹のモグラが倒せなかった。
それから小学校高学年で学校に行かなくなり、私の友達は画面の中の主人公たちになった。
その頃になるとどうにかクリアは出来るようになっていて、あとはアイテムを集めたり街の人に話しかけて回ったりした。黒ゴマ白ゴマとかコンタクトレンズとか砂漠をくまなく歩きまわったり、洞窟もアイテムを探して彷徨った。
何しろ時間だけは腐るほどある。
近所の祖父母がいる古い団地にスーファミとカセットを持ち込んで、おじいちゃんに学校へ電話してもらって休み、そのままカチコチ遊んでいた。
ゲームの中で主人公(もうすでにキッドと名付けていた)が警察署だか図書館にいるおじさんに
「今日は学校はどうしたんだ」
なんて小言を言われるところがあったりして、ちょっと身につまされる。

このゲームをやっていると、私が何故ドラクエやファイナルファンタジーにハマれなかったか、がよくわかる。
見るからに男前で線が細い洒落た名前の世界がイケ好かないってのもあるけど、単純にそういう世界は結局のところクラスの人気者のための世界になっている。ブタみたいなやつらはみんな敵だし、そういう奴等はとことん醜悪に描かれている。それでいいし、そういうもんだ。
マザー3だって敵は豚だし。
あと、みんなから勇者だ勇者だと持てはやされるのもキツかったのだと思う。
それで偶然フツーの少年が未来を救うために、人知れずしれーっと街から街へ歩きまわり、戦い、しまいには魔境を超えて地下にもぐって時空まで越えてしまうというストーリーのほうに夢を感じたしシンパシーも抱きやすかった。
別にドラクエやファイナルファンタジーが悪いとも思わないけど、私の居場所はあそこにはなかった。
ドラクエは6だけやった。普通に面白かったけど、これならマザーとか新・桃太郎伝説でいいなと思った。桃太郎っていう在りもので絶対的な存在があることで、そっちはすんなり馴染んでいた。鬼の名前とかカッコいいし。

如何にもファンタジーなエーテルとかポーションとかいう横文字もあまり馴染まなかった。
未だにプロパティとかコンプライアンスとかブレーンストーミングとかよくわからないぐらいだ。
ブロディとコブラツイストとブレーンバスターならよく知ってるんだけどな。
回復はライフアップ、魔法じゃなく超能力、食い物はハンバーガーにサンドイッチとわかりやすかったし乗り物もバスだったりバンドのツアーバスに乗せてもらったり、発明家の友達が色々と乗り物や武器を拵えてくれたりと飽きさせない。
可愛い絵柄に明るい音楽にわかりやすいネーミング。
ここまでポップに仕立てておいて急にダークな一面を見せて来たり、不思議な生き物を登場させたり、しまいには心の闇をぐっさりえぐってくるのがマザーシリーズの恐ろしいところ。
初代マザーの忘れられた男、マザー3はタネヒネリ島、マザー2ではムーンサイドにマジカント。
私は何気に、あの地底大陸が怖かった。なんだか途方もなくて、開放感が逆に恐怖に変わってしまったというべきか。
そして最終決戦は他のどのゲームにも似ていない、未だにあれ以上の戦闘?はお目にかかっていないほど独特な戦いになる。
正直あと何千文字でも書きたいだけ書いてしまいたいけど、キリがないので一旦ここまで。

ちなみにあんまり遊びたくなったんでホントに実際にプレイした日記がもうちょっと前の方の記事にあるので、よろしければそちらもご覧くださいませ。
それでは、またあした。
ガチャン。ツーツーツー
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