不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

第５８９回。ファッションビ●チ明乃ちゃん！

このところリイドカフェさんのマンガにどハマりしているキッドさん。

今回は（色んな意味で）「どストレート」なツイート、クリオネ乳首でお馴染み鈴木倫先生の
ファッションビ●チ明乃ちゃん！
である。

タイトルは伏字になっているけど、作中では普通に言ってます。

めでたく電子書籍で単行本化され、キッドさんのAmazonのマンガ本棚で異彩を放っておりました。

内容はビッチになりたい処女の明乃ちゃんと、その親友でホントにビッチな梨乃ちゃんの二人が主人公。で、明乃ちゃんが性欲を空回りさせて巻き起こす騒動が４コマでチ、いやテンポよく描かれております。
ちょっとした言葉遊びのようなギャグから、オトコからはちょっと想像つかないけど女の子のあいだではリアルだったりあるあるだったりするのかな？といったフレーズまで、決して長くもないし多くもないページ数とコマのなかに凝縮されていてとても面白い。矢継ぎ早なギャグ、それも明乃ちゃんのオッサンみたいな下ネタも、あの可愛いタッチで描かれると妙に愛おしいし微笑ましい。
誇張されているとは思うけど、男が女の子に会いたくてイソイソしてるときに、女の子の方ではこんな会話もあるのかな…こわいなーこわいなー。

この単行本、ファッションビ●チ明乃ちゃん！の初期作品とカキ、いや描き下ろしマンガの二本柱なのですが、この描き下ろしの
りのちゃんはマジビッチ
が、下手なエロ漫画よりずっとエロい！
女性が描く女性目線のライトなエロなのですが、流石は明乃ちゃんの師匠・りのちゃん。漢字では梨乃と書く。
筋金入りのビッチです。毎日お寿司屋お菓子をもらっても痩せちゃうぐらいの。
ちなみに明乃ちゃんが最初に惚れた●ン毛君も繋がってるのが確認できます。

今日はいつになく伏字が多いなあ…正直このエッセイで中々ご紹介出来なかったのは、ホントどこまで書いて大丈夫なのかわかんなかったから…！でまあ１５禁にもしたことだし、マンを持してご登場！
どっかで見たことあるなあと思ったけど、この手合いの言葉遊びはアレだな、地下セクシーアイドル・バブルの申し子、ベッド・インのお二人にも通じるものがあるな。
美人でおっぱい大きくて、画面やメディアからは絶対出てこないビッチ（風味）の女性二人組ってことでも似てるし。明乃ちゃんだけガチ処女だけど…でも、ちゃんまいがホントはピュアっピュアの純情おまん、いやロマンチストガールじゃないとは誰も決めつけられないだろ！
そうだと言ってくれ！
言え！！！！！！！！

閑話休題。
ずっと書きたかったし更新されるのを楽しみにしているマンガの初期作品をまとめ読みできるのは有難くって、それも紙の本よりずっとお買い得に読めるんだからいい時代になったもので。
でも、この作品のみならず、今後、鈴木先生の作品が単行本化されたら、私は威風堂々とレジに進み、書店に泣ければ大きな声で取り置き注文をお願いしようと思っております！！

序盤は普通に？明乃ちゃんがビッチになろうと合コンにクラブに街コンにと奮闘する様子が描かれ、まあ結果は見てのお楽しみなんですがファッションビッチとしての明乃ちゃんの物語が始まる。
そして明かされるマジビッチ梨乃ちゃんの誕生秘話…というか、同じ穴のムジナだったのが方や突き抜けて一人前に。方やそれをさらに上回る素質と空回る性欲によって今現在絶賛暴走中。
男二人、こっちも好対照で一癖も二癖もある天野と山辺も出揃ってのいわゆるリア充っぽいイベントも、恋愛マンガでよくあるシチュエーションも、明乃ちゃんにかかれば全部モノの見事にぶっ壊し、しかもそれが芸術点満点！鮮やかなお手並みを毎回拝見出来ます。さらにそれがテンポよく繰り出されるのであっという間に読めちゃう。
エロくて下品でギリギリアウトぐらいのラインを攻めてるようで、実は言葉選びや表情、扉絵なんかが凄く上手で、両方のバランスが凄くいいんだと思います。タコパと手紙の絵が好き…！
絵の技術とか心得の事は私は正直わからないけど、お話を組み立てたり会話のキャッチボールを紡いでゆく方もセンスあふれる作品です。

あと、鈴木先生の描く女の子の体のラインはまあるくて柔らかそう。
ただ男が
柔らかそうだよなー
可愛いよなー
ってセリフを言うだけじゃなく、その言葉に説得力を持たせてこぼれちゃいそうなぐらい。
揉まれたりてるだけのことはあるおっぱいです…皆さんも是非…！

私自身、こういうマンガに出会ったことがあまりなくて、どうお伝えしたらいいものか。
お話はゆるく明るく続くので（途中で急に危ない匂いがしたり血生臭くもなるけど）今からリイドカフェさんでフツーに読んでも楽しめると思うし、サクサクっと読んだらもう次が気になっちゃうと思う。
明るく楽しいギャグマンガだけど、明乃ちゃん梨乃ちゃんのエロさ・天野の妄想がガチ！っていう。

ちょうど作者の鈴木倫先生が凄くお綺麗で可愛らしい女性なのに鍛え抜かれたガチの筋肉をお持ちなように。
読んでいて気付いたけど、私がこの作品に出会ってから、もう結構経ってるんだなあ。
ずっと楽しませて頂いているので、これからも是非応援したいです。

ちなみに他の作品のタイトルも
『アゲぽよエージェントぽよ子！』
そして
『パッチワークま〇こよりぴchan!（原作:上川依子）』 
と中々のパワーを誇っている。というか、このタイトル考えたのどっちなんだろう…。

リアルな話、私なんか梨乃ちゃんには絶対相手されないだろうし、明乃ちゃんは持て余すだろうなあ…。
そうか、可愛いしおっぱい大きいしスケベなのにこんなにフラットな気持ちでいられるのは、絶対自分とは（色んな意味で）交わらない世界線の人だからか。そういうのって寂しいもんだとばかり思ってたし、今まで何度もそういう思いをしてきたけど、マンガにして読むとこんな面白いんだな。
なんか納得しちゃった。