不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

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第539回。創作のモチベーションの上げ方

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たまには創作アカウントらしいこと書いてみようか。
創作のモチベーションの上げ方について。実はちょっと前に
キッドさんはどうしてますか?
と聞かれたもので、お答えした時の事を書きますね。
誰に頼まれたわけでもないのに続きが書けなくなって活動報告でお詫び申し上げたり設定や進捗ばっかりワーワーいうのが世の中で二番目にキライな私ですが(勿論いちばん嫌いなのは戦争です)これでも自分なりの方法は多少あったりします。

といっても基本的に、書けないだのなんだの言うのは黙ってやることであって。
家庭や職場や政治の愚痴なんかを大っぴらな場所に書いてもロクなことになりません。
創作の、勝手に書いてる作品のことなんか相手にもされません。
しんどいときは黙るに限ります。こぼすならそっと誰かに。
誰彼構わず振りまいたって、そのくせ答えてきた人に(お前じゃねえんだよ)ってなってそっちには答えもせずに空リプするのがせいぜいです。
よって私もモチベーションアップは黙ってやっております。
文字通り黙ります。
それは呼吸を整えるから。
キッドさんのモチベーションアップは呼吸法から。

小2から高3まで少林寺拳法を、その他にも趣味で色んな武術や格闘技をやってみたりかじったりしていましたが、その中で特に興味深いのが呼吸法でした。
少林寺でも丹田呼吸法というのを基礎の基礎で習うのですが、これにも色んなやり方があって面白いです。
大阪に遊びに行った時に格闘技に詳しいHさんに教えていただいたサンチンというのがあって。これは中国拳法や琉球唐手の呼吸法にもあるそうですが、今私がやってるのはこのサンチンを自分なりに簡単にしたものになりまして。

具体的に説明しますと…。
まず肩幅に足を開いて、息を軽く吐きます。
そうしたら深く吸い込んで、頭の後ろの辺りに赤い風船をイメージします。
別に色はお好きな色で大丈夫です。
でその風船を吸い込んだ息、すなわち呼気で膨らませます。
そう言うイメージで吸い込みます。
肺にたまったであろう息を、風船の中に詰まった呼気としてとらえるわけですね。

この風船を、今度は呼吸を止めて圧縮します。
なかの呼気を抜かず、体積はそのままで面積を減らす…っていうと理系に弱いのがバレるな。
中身の量は減らさずに風船だけを縮ませるのです。呼気が漏れないように。
でどこに押し込むかというと、おへそのすぐ下。
そこが丹田というあたりです。下腹部、とも言うかな?
ちんちんのちょっと上、おへそのちょっと下ぐらい。

そこにぐーっと力を込めて、後頭部から背中のあたりに膨らんだ呼気を押し込んでいきます。
その時に丹田の辺りに力が入って、お腹の内側が膨らんでくる感覚があると思います。
お腹の皮膚と筋肉のさらに内側に膜のようなものがあって、それがこわばる感じというか。
その膜のなかでさっき吸い込んだ呼気がたまって、さらに膨らもうとするところを、ぐーーーーーっと押し込みます。
この辺りで苦しくなってきたら、ゆっっっっっくり息を吐きます。
可能な限りゆっくりと。
そのときにも、丹田に意識を集中し、膨らんで強張った膜が縮む感触を探ります。

あとはこれの繰り返し。
呼気を入れ替えて、血の巡りが良くなって、後頭部の辺りからすーーっと楽になる。
実際に体がちょっと軽くなって、背が伸びたような感覚になる。
背筋も伸びるからだと思う。
この呼吸法をするときに、顎を引き、頭のてっぺんのやや後ろ。
背骨の延長線上、頭蓋骨で標高が一番高いところを背骨の一番上だと思って伸ばす。
そこに糸やワイヤーをつけて引っ張られるような。
肩や首が凝っている人は少し突っ張る感じがして痛いかもしれないので、無理はしないように。

これとストレッチ、軽い筋トレなどを並行して行うと頭もバッチリ働いて、書くのも考えるのも大変にエンジョイできるというわけですね。

とまあ、ここまで一気にまくしたてて気が付くと聞いてきてくれた人が明らかに唖然としているのが電話越しに伝わって来ました。
いつもなら創作トークなんか
お金もらって書いてるんじゃないんだから勝手にすればいいじゃん!
と思って、自分もまた書かせてもらえるように必死になっているだけなのが、今日に限って大演説。
しかも呼気がどうした、丹田に気をためろ、背骨の一番上だと思って引っ張れ!ときた。
引っ張れヒッパレって、お前は知念里奈か!
THE夜もヒッパレを何人が覚えてるんだか。
どんな曲も桑名正博やサーカスやモト冬樹・グッチ裕三ペアがやるんで基本シャバダバね。

あのー、合気打法の神様、榎本喜八さんって現役晩年こんな感じか。
もっと多分、具体的に
ボクはね、そんなときはリラックスしてお気に入りのミュージックとオーガニックコーヒーをお気に入りのソファでね…
ぬあんてな昼間のFMラジオみてえな答えをお求めだったのかも知れないけれど、おあいにく様なことにこのエッセイは基本的にAMの深夜をイメージして書いているもので。

それにしちゃ真面目に、それも割とマジの普段からやってる簡単な呼吸法なんぞをご紹介してしまったな。
皆さんもいつものやり方じゃどうにも頭がさえない、気持ちが切り替わらない!
お気に入りのソファには見たこともない生き物がいる!八本足でヌルヌルの赤と緑の斑点模様が動いてる!!!

気持ち悪りいな!
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