不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

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第422回。めひこちゃんと遊ぼう!マザー2編その6

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登場キャラクター
キッド(主人公。オフェンス高めディフェンス低め)
いつキ(ヒロイン。超可愛いけど誘拐されちゃって今回出番なし)
オタコン(かしこい友達。持ち物いっぱいのペンシルロケットとボムで歩く火薬庫と化す)

デパートから脱出すると、次はフォーサイドの裏側へ。
まさしく街の裏側にひっそりと佇むボルヘスの酒場。
大金持ちで街の権力者として君臨するモノトリーが、この場末の酒場に出入りしているという噂があった。

まあ人間どんなに偉くなったって器ってもんがあるから、場末のBARでくたびれた昔美人だったんだろうなって感じのおねーさまに入れ込んで、一回だけやらせてもらってそっから入れ込んじゃう、なんてなこともあり得るわな。

そんなわけで場末の酒場で聞き込みを開始。
モノトリーに会社も家も取られた人、何の意味も無いけどそこで飲んだくれてる人、BARのママとマスター。
ママに話しかけてみると、店の外が騒がしい。

なんと店の外の路地に倒れているのは、ツーソンのヌスット広場を牛耳っていたトンチキさんだった!
野次馬をかき分けて話を聞いてみると、なんとあのハッピーハッピー村にあった黄金像を手に入れてモノトリーに売りつけたのはいいが、秘密を知っているトンチキさんが邪魔になったために手を下されたという。

あの黄金像は、もとはと言えばオネットの裏山に住むトレジャーハンターことライヤー・ホーランド(ウソつきのホラふき、とはあんまりなネーミングだ)が発掘したものがハッピーハッピー村に渡った。
トンチキさんはホーランドが黄金像を掘り当てたことを知っていた。
つまり、あの黄金像が何であるかを知っていたのだ。

底抜けに明るくて優しくてちょっとヘンなこのゲームが急に顔色を変えだした。
トンチキさんはすべてを語り終えると、よろよろとどこかへ消えてしまった。
あとでホテルに泊まって新聞を読むと
「とかいの こどくな し
サングラスにちょうはつ アロハシャツのだんせい」
という三文記事が出ている。たったそれだけだ。
それが大泥棒にして大親分、トンチキさんの最期だった。

トンチキさんの遺言によれば、酒場のカウンターの裏側を調べろ!とのこと。
さっそく潜り込んでみると…

???

気が付くとそこは建物や内装のフチがネオンで輝く暗黒の街。
人々も地形も敵キャラもどっかおかしい。
半分溶けた時計、謎の絵画、消火栓、給油メーター…と色んなものが襲い掛かってくる。
街の人に話しかけても、
はい が いいえ

いいえ が はい
という法則を知らないと話がかみ合わない。
知ってても会話が成立しない。

ひたすら数を減らす男。
予言めいたことを口走る女
全くなんの意味も無いことを喚き散らす者多数。

ハロー、そしてグッドバイ!
の一言で街のあちらこちらに飛ばされる。
しかし、どうやらこのマップの強制チェンジを上手く使って進んでいくらしい。
途中に落ちている闇のペンダントは敵からのPKフラッシュ系の攻撃を無効化する貴重なアイテム。
即死もあり得るフラッシュ系の攻撃から身を守れるのは大きい。キッド君の装備とする。

そうこうしているうちに、眉毛が繋がっていて金歯の男を見つける。
部屋の中に居るのだがシルエットしか見えない。
出口のない部屋からどうやって出るのか。
気が付くと病院に居る。そして、眉毛が繋がっていて金歯の男が二人についてくる。
が、その時にはもう姿は見えない。

これわけわかんないでしょ?でも、ホントにゲームの中で起こってることだからね。
それも超メジャーハードで発売された立派なゲームの中で。

でこの繋がり眉毛の金歯さんを連れて行くと、黄金像の前をふさいでいる船乗り風の男をどかすことが出来る。
その先には黄金像。
マニマニのあくま、が置かれている。
正面に居るモノトリーらしき男に話しかけると戦闘開始。

不気味に輝くマニマニのあくま。
放っておくと大変厄介なので、ペンシルロケットをぶっ放して破壊する。

目が覚めると酒場の倉庫。
マニマニのあくまは幻影マシーンだった。キッドとオタコンは幻影を見ながら倉庫の中を彷徨っていたのだ。
モノトリーやハッピーハッピー教の教祖カーペインターにも幻影を見せて、心の隙間に付け込み操っていたのだろう。

ふと装備品には、幻影世界の暗黒都市で拾ってきた闇のペンダントが。

ボルヘスの酒場を出ると店の前にサルが待っている。
なんでも、砂漠に地下洞窟を作ってその最奥に鎮座する
タライ・ジャブさま
なる高僧がキッドたちに会いたがっているという。是非来てくれ、と言われてサルが帰って行ったと思ったら、今度はアップルキッドから電話。
なんでも美味しい豆腐を作る
グルメとうふマシン
なるメカが出来上がったという。使い道はわからないがとりあえず送ったから受け取って欲しいという。

で、その電話が切れると同時にアップルキッドが荷物を預けたエスカルゴ運送のウッカリ特急便の男がやってくる。
砂漠の、サルの多い洞窟に、アップルキッドからの預かりものを落っことしてきたが、俺は拾いに行かないからお前が行け、なぜならそれはお前のものだから!と叫んで去っていった。
後ろからとっ捕まえてボコボコにブン殴るか、ツイッターに一部始終を載せてエスカルゴ運送(株)の公式アカウントを炎上させてホームページのサーバーをダウンさせたかったが、その会話が終わった直後に今度はメイドさんが来る。
大切なお客様のために、いちごとうふ、を探しているという。
なんだそりゃ。でも、グルメな豆腐を作るマシンならいちごとうふも作れるかもしれない!

というわけで砂漠に行くことになったのだが…このタライ・ジャブのサル穴、心底めんどくさい!
アイテムがやたら落ちてるが、これは殆ど、通路をふさいでるサルをどけるためのもの。
自分で使えるのはドラゴンパウダーと、オタコンに直してもらうためのガラクタくらいのもの。
しかも最初の2匹に渡すアイテムはこっちで買ってこないといけない(砂漠の売店に売ってる)のだが、見事に記憶違いですっきりハーブなんかここのサルども欲しがりゃしねえ。

やっと奥までたどり着いた!と思ったら、あの銀色のタコ。
そう、タコ消しマシンが居る。

ため息に怒りといら立ちをにじませて、またエスカルゴ運送に電話をかけに戻るのだった。

この穴のサルにテレポーテーションを教わって、一応今まで立ち寄った街には戻れるようになった。
ウィンタースの売店で高価なアイテムを買ったり、オネットやツーソンのホテルに泊まって新聞を読んだりすると楽しい。特に、もう行かなくなった(少なくとも用事はなくなった)街なのに新聞の内容が時折変わっているのが楽しい。
ひとしきり遊んだらモノトリーのビルに向かうと、入り口にメイドさんが居る。

グルメとうふマシンを譲った、というか強奪され(公式表現)、ついでにモノトリービルの最上階に侵入することも出来るようになる。
このメイドさんに出会ってなかったら、どうやってモノトリーのもとへたどり着いてたんだろう。
いつもながら強引なようでスマートな糸井イズムには感服するばかりだ。

さあ、いつキちゃんを助けに行くぞ!!!
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