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第335回。パタリロ!!!!!!!!!
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マライヒ最高。
キッドさんの性癖の4割ぐらいはこの漫画で決まった気がする。
バンコランに憧れて、少佐って肩書にやたらときめいたりね。
明け方にアニメやってたんだよ再放送の。
その日いちにちのテレビの放送開始直前、4時か5時ぐらいの数分間。
なんか不思議な映像が流れてたの見たことある?
日立のコマーシャルで、なんか不思議な形の人形が光るメリーゴーランドに乗っかってグルグル回ってたり、がーまるちょばみたいなお兄さん二人組が音楽に合わせててひたすら街中で踊ってたり。
そうこうしてるうちに放送が始まって、んでパタリロ!の再放送やってて。
アニメのパタリロは単行本で言うとかなり初期の方なんだよな。
ちゃんと覚えてるわけじゃないけど、ファントムの回とかあったし。
マライヒ最高。
あんな綺麗な男の子がいると思ったら、この世はでっかい宝島だよな。
あの当時はボーイズラブもオトコの娘(こ)もわからないし、そんな言葉も無いから、マライヒも普通にハスキーボイスの女の子だと思ってた。
けど、ある日気が付くんだよね。
あっ!
マライヒおっぱいない!!!
そっから、なんか、ポイントが切り替わった気がする。
スターフォックス64で言うところの、ベンジャミンを撃墜せずにポイントを切り替えて燃料庫に突っ込んで巨大な火柱を上げるように、どーーーーーん!って。
可
愛
け
れ
ば
関
係
な
い
!
ってキノコ雲に書いてあってさ。
そんなエポックメイキングでベッドメイキングな作品でありました。
近所の接骨院に中途半端に幾つか置いてあって、漫画版を読んだのはそっちが最初だった。
アニメが先か、漫画が先かわからないけど、そっちも面白かったな。
落語ありSFあり推理ありギャグ満載ときて、同年代の友達は全然読んでなかった(まあ少女漫画だったし)けど男の子が読んでもじゅうぶん面白いし、性癖は捻じ曲がること請け合い。
最近は絵柄も作風もずいぶん丸くなったしページ数も減っているのでお話も簡潔だけど、そのぶん西遊記とか源氏物語とかしっかり書いてくれてる作品もあるので、そっちでも楽しめると思う。
私としてはアスタロトの本編もなんとか完結してほしいんだけどなあ…。
本編、外伝、ファーイーストときて止まっちゃってるし、パタリロ一族との関わりも絡んでいるし、なんだったら源氏物語にもベールゼブブが出てるんだし、パタリロの最終回は魔界の最終戦争と絡めてもいいんじゃないかなあ。
この漫画の影響と伊集院光さんのラジオで落語が好きになったし、脳みそが溶けそうな背景もすごく好きだし、キャラは可愛いし、たまにある心霊ホラーとか長編SFとかは少女漫画どころかあの丸っこい絵柄と明るい作風からは想像もつかないぐらいハードで、だけど随所にギャグが散りばめられていて。
その緩急の付け方とか、名人芸のプロレスみたいなんだよな。
ダスティ・ローデスとかディック・マードックとかの。
人魚が出てきた日、とか、散るバラ咲くバラ、とか良かったなあ。
一連のバンコランとキーンの話とか、プラズマ一家とかシリーズになってるのもあって。
アスタロトとパタリロのご先祖の話も好きだった。
最近はウェブに移行したんだっけ。
単行本は全部持ってたし(相当処分しちゃったけど)西遊記も源氏物語も家政婦からのシリーズも持ってるけど、そういえば最近読んでないや。
ツイッター経由で知る作品に面白いのが凄く多いんだけど、花とゆめ なんて大メジャーだし、その中でも古参だけど主流じゃないところにあるパタリロ!が好きでいるこの感じ。とてもいいね。
でも、あるのが当たり前って感じになっちゃってることに書いてて気が付くね。
もう何年連載してるんだろう。
私が生まれるずっと前から続いてて、絵柄も変わり続けてて、媒体も変わってるのに、形を変え続けて存在してるのってすげえよな。
魔夜峰央先生の懐の深さというか、いい意味での自由でこだわりのない感じっていいなあ。
昔出してた選り抜きパタリロ傑作選、か何かにインタビューが載ってて、本当にいい意味でこだわりがなかったり肩の力を抜いてたりで、長く続くには人それぞれ色んなコツがあるんだなと思ったなあ。
アニメにもなったしこんだけ続けてるマンガの土台や地盤には、膨大な知識や技術や作業も含まれているんだけど、それをぜーんぜん表に出さない飄々としたところもカッコいいよね。
キャラで言うとマライヒとかバンコランには由来があるというけど、他はどうなんだろうね。
タマネギ部隊とかプラズマ一家とかヒューイットとか魅力的なキャラがいっぱい出てくるから、そっちも気になるよね。アスタロトとか悪魔系のキャラは大元の設定は昔からあったりするので魔夜先生なりの解釈なんだろうけど。
ヒューイットはご時世的に出しにくいよね。逆にバンコランとマライヒは早かった、先取りしてたよね。
というか魔夜先生がデビューしたころはポーの一族とか耽美的な少年愛のマンガが流行ってたんだよね。だから時代が一周したのかも。
少女漫画も私が子供のころは「りぼん」とか「なかよし」とか、小学生から高校生ぐらいの女の子が男の子と恋愛する作品が流行ってて(こどものおもちゃ、とかね)、今もそういうのは人気なんだろうけど、前よりはBLとか腐女子とかっていう言葉が明るく使われるようになって。
バンコランとマライヒも、少しは肩身が広くなったかな?
あと、ちょっとマライヒ、あの、いい匂いしそうだよな…(ハッキリ言えないチキンぶり)
キッドさんの性癖の4割ぐらいはこの漫画で決まった気がする。
バンコランに憧れて、少佐って肩書にやたらときめいたりね。
明け方にアニメやってたんだよ再放送の。
その日いちにちのテレビの放送開始直前、4時か5時ぐらいの数分間。
なんか不思議な映像が流れてたの見たことある?
日立のコマーシャルで、なんか不思議な形の人形が光るメリーゴーランドに乗っかってグルグル回ってたり、がーまるちょばみたいなお兄さん二人組が音楽に合わせててひたすら街中で踊ってたり。
そうこうしてるうちに放送が始まって、んでパタリロ!の再放送やってて。
アニメのパタリロは単行本で言うとかなり初期の方なんだよな。
ちゃんと覚えてるわけじゃないけど、ファントムの回とかあったし。
マライヒ最高。
あんな綺麗な男の子がいると思ったら、この世はでっかい宝島だよな。
あの当時はボーイズラブもオトコの娘(こ)もわからないし、そんな言葉も無いから、マライヒも普通にハスキーボイスの女の子だと思ってた。
けど、ある日気が付くんだよね。
あっ!
マライヒおっぱいない!!!
そっから、なんか、ポイントが切り替わった気がする。
スターフォックス64で言うところの、ベンジャミンを撃墜せずにポイントを切り替えて燃料庫に突っ込んで巨大な火柱を上げるように、どーーーーーん!って。
可
愛
け
れ
ば
関
係
な
い
!
ってキノコ雲に書いてあってさ。
そんなエポックメイキングでベッドメイキングな作品でありました。
近所の接骨院に中途半端に幾つか置いてあって、漫画版を読んだのはそっちが最初だった。
アニメが先か、漫画が先かわからないけど、そっちも面白かったな。
落語ありSFあり推理ありギャグ満載ときて、同年代の友達は全然読んでなかった(まあ少女漫画だったし)けど男の子が読んでもじゅうぶん面白いし、性癖は捻じ曲がること請け合い。
最近は絵柄も作風もずいぶん丸くなったしページ数も減っているのでお話も簡潔だけど、そのぶん西遊記とか源氏物語とかしっかり書いてくれてる作品もあるので、そっちでも楽しめると思う。
私としてはアスタロトの本編もなんとか完結してほしいんだけどなあ…。
本編、外伝、ファーイーストときて止まっちゃってるし、パタリロ一族との関わりも絡んでいるし、なんだったら源氏物語にもベールゼブブが出てるんだし、パタリロの最終回は魔界の最終戦争と絡めてもいいんじゃないかなあ。
この漫画の影響と伊集院光さんのラジオで落語が好きになったし、脳みそが溶けそうな背景もすごく好きだし、キャラは可愛いし、たまにある心霊ホラーとか長編SFとかは少女漫画どころかあの丸っこい絵柄と明るい作風からは想像もつかないぐらいハードで、だけど随所にギャグが散りばめられていて。
その緩急の付け方とか、名人芸のプロレスみたいなんだよな。
ダスティ・ローデスとかディック・マードックとかの。
人魚が出てきた日、とか、散るバラ咲くバラ、とか良かったなあ。
一連のバンコランとキーンの話とか、プラズマ一家とかシリーズになってるのもあって。
アスタロトとパタリロのご先祖の話も好きだった。
最近はウェブに移行したんだっけ。
単行本は全部持ってたし(相当処分しちゃったけど)西遊記も源氏物語も家政婦からのシリーズも持ってるけど、そういえば最近読んでないや。
ツイッター経由で知る作品に面白いのが凄く多いんだけど、花とゆめ なんて大メジャーだし、その中でも古参だけど主流じゃないところにあるパタリロ!が好きでいるこの感じ。とてもいいね。
でも、あるのが当たり前って感じになっちゃってることに書いてて気が付くね。
もう何年連載してるんだろう。
私が生まれるずっと前から続いてて、絵柄も変わり続けてて、媒体も変わってるのに、形を変え続けて存在してるのってすげえよな。
魔夜峰央先生の懐の深さというか、いい意味での自由でこだわりのない感じっていいなあ。
昔出してた選り抜きパタリロ傑作選、か何かにインタビューが載ってて、本当にいい意味でこだわりがなかったり肩の力を抜いてたりで、長く続くには人それぞれ色んなコツがあるんだなと思ったなあ。
アニメにもなったしこんだけ続けてるマンガの土台や地盤には、膨大な知識や技術や作業も含まれているんだけど、それをぜーんぜん表に出さない飄々としたところもカッコいいよね。
キャラで言うとマライヒとかバンコランには由来があるというけど、他はどうなんだろうね。
タマネギ部隊とかプラズマ一家とかヒューイットとか魅力的なキャラがいっぱい出てくるから、そっちも気になるよね。アスタロトとか悪魔系のキャラは大元の設定は昔からあったりするので魔夜先生なりの解釈なんだろうけど。
ヒューイットはご時世的に出しにくいよね。逆にバンコランとマライヒは早かった、先取りしてたよね。
というか魔夜先生がデビューしたころはポーの一族とか耽美的な少年愛のマンガが流行ってたんだよね。だから時代が一周したのかも。
少女漫画も私が子供のころは「りぼん」とか「なかよし」とか、小学生から高校生ぐらいの女の子が男の子と恋愛する作品が流行ってて(こどものおもちゃ、とかね)、今もそういうのは人気なんだろうけど、前よりはBLとか腐女子とかっていう言葉が明るく使われるようになって。
バンコランとマライヒも、少しは肩身が広くなったかな?
あと、ちょっとマライヒ、あの、いい匂いしそうだよな…(ハッキリ言えないチキンぶり)
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