不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

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OVER DRIVE(完全版)

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この記事は、以前アップしたOVER DRIVEという映画の感想を書いたものに、物語の核心に触れる部分を新たに追加し全体的に書き直したものです。
ネタバレも沢山ありますので、未見の方は是非まず映画本編をご覧くださいませ。
それでも読んでくださる方はもうちょい下のほうへどうぞ。




YouTubeで初めて課金して映画を見てみた。
OVER DRIVEというラリーの映画。
自転車で漕ぎ出す幼い兄弟、ひらひらと舞う蝶が時間軸を超えてラリーレース場に設置されたピットの中へ。
そこには慌ただしく動き回るメカニックたちと、大勢のカメラマン、そして観客でごった返していた。
このシームレスな演出がとても見事で、ひしめく観客とマスコミからは期待感が、ピットからは緊張感が、そして桧山兄弟の会話からは緊迫感がバシっと伝わってくる。
クルマにはからっきし疎い私でも一気にレースに放り込まれ、あとはスリルと砂ぼこりにまみれるばかりの映画が始まった。
ハンドルを握るのは所属チーム、スピカレーシングファクトリーの天才ドライバー檜山直純。
一方、工具の方のドライバーを握るメカニックはその兄、檜山篤洋。
二人はのっけからかなり険悪な雰囲気。
お客さんには笑顔で手を振る直純だけど、兄のアドバイスには仏頂面。
3速は使うな、と言われてもしっかり入れて走る。
いつかひっくり返ってしまうんじゃないか、と思いながら最初の走りを無事に終える。
が、ピットの中でも険悪、直純はピリピリしているが篤洋は冷静に窘めようとする。二つの冷たい炎がひりひり燃える。
社長兼監督のわかりやすいガッハッハ親父ぶりと、そこに放り込まれた新人エージェント遠藤の初々しさがその雰囲気を中和しつつも、不安の残る展開に。
しかし遠藤の無知蒙昧ぶりを叩き台にしてレースのこと、直純の目標なども丁寧に解説されるので、詳しくない人でもそこをよく聞いていればお話は理解できる。

連日テストを繰り返し、真面目で愚直にマシンに向かう兄、篤洋。
そのマシンに乗って攻めなくてはならないレーサー、直純のことをみんな理解しているけれど…兄弟には明らかに軋轢があり、スキャンダルでその溝がさらに浮き彫りに。
パーティーに興じ、美人を相手に大口を叩く直純。
その直純の走りを見て何かを感じるチームメイト。それを告げられる兄・篤洋の回想。この子供のころの記憶が、何かキーになるのだという予感が確信に変わる瞬間。
ぐっと目が離せなくなるのはここからだと思う。


そしてこの富士山でのレースからライバル、シグマレーシングの新海彰が登場する。
シグマレーシングアカデミー出身のエリート、赤と黒がチームカラー。
青と白で爽やかなカラーのスピカとは対照的。ここが敵役としての色付けというやつで、開放的で町工場から勝ち上がってきたスピカと、親会社であり大企業のシグマ工業がバックについて有望な選手は幼少期から徹底的に英才教育を施すシグマ、それぞれの印象付けに一役買っているカラーリングだ。

相変わらずピットで衝突を繰り返す兄弟。完全に場違いな遠藤に、一人優しい若手メカニック。その向こうでは記者からスキャンダルを突かれ逆上する直純。
スポンサーなんか見てねえよ、という彼の写真入りの記事には企業名がバッチリという皮肉。
なるほどコレはメンタルやられるわ。

若手メカニックの立場と遠藤の立場がリンクして、なるほどなと思う。
その話を聞かれてしまい、遠藤と直純との溝は深まるばかり。しかしシリーズは続く。
スタート前にクネクネ走るのも何か意味があるのかな、と思っていると実況アナウンサーが解説してくれる。
本当に何の知識もなく見ても面白いし、人間ドラマ、青春映画として普通に面白いうえにラリーの様子がカッコいい。

シグマの新海が先にスタート、しかしスタートまでで一旦お預けを食ってから直純が同じ動作、同じ場面を繰り返してスタート。
この一連の、スタート前の緊張感から解放され晴天のお台場を一気にぶっ飛ばすシーンはゾクっとするぐらいカッコイイ。スピカの青いマシン「ヤリス」が青い空と海、そして都心のビル群や応援してる団地の皆さん、モノレールをバックに疾走する。
映画じゃなく、実際にもこういうイベントが行われているというのが信じられないくらいだ。
そして直純がトップに立つ。この間に新海の生い立ちも語られることもあり非常に濃厚なシーンとなっている。
ここまでわずか20分少々。とても見どころと魅力の多い映画だ。

ガレージでの遠藤と篤洋。実はこの辺で私は
あっこれ主役は篤洋かな?と思い始めました
てっきりレーサーの直純が主役かと思っていた。
そこで少しずつ距離を縮める遠藤と篤洋。篤洋は開発中のターボチャージャーを手にアレコレと説明をする。しかし遠藤の頭にはデッカイ?マーク。
好きすぎるが故の悪癖というか、つい説明し過ぎちゃう、熱くなって話しちゃうことってあるよな。
幾つか開いたり半開きだったりするシャッターの向こうは降りしきる雨。
実にいいシーンだ。やっぱりこれはマニアやファンだけが見るものではなく、誰が見ても楽しめる青春映画だと感じさせる。
あとこれは、モノづくりとか仕事の映画でもあると思う。
みんながみんなこうじゃなくちゃいけないとは思わないけど、こんな風にひたむきな人がもっと報われて余裕を持った生活を送れる世間であってほしいなと、ふと考えてしまう。
青春はカップルや若者だけのものじゃない、今だっていつだって何かに打ち込むことは出来る。スピカレーシングファクトリーの皆さんがそれを演じることで教えてくれている気がする。

マレーシアでのレース後も乱暴狼藉を繰り返す直純。プールサイドで酔い潰れた直純を解放する遠藤に抱き着き、
「ごめん、約束まもれないかも…」
と寝言をいう。
遠藤の叱責で目を覚ますが悪びれる様子もない。が、ぽつりぽつりと昔話をする。
男でも見惚れてしまうほどの、カットの浮き出た筋肉、背中までしっかり鍛え上げられた見事な肉体が青い夜のプールに浮かぶ。
そして夜景を走るスピカのトラック、そしてまたあの振り返る追憶。
ボロボロのワゴン車、急な坂道。
ガラクタの山、懐かしい陽射し、回り続ける壊れた扇風機。
ひっくり返ったボートに座る白いワンピースの女の子、陽菜。
ラリーとは一味違った緊張感を持つ兄弟の過去に迫るシーン。遠藤はホテルのロビーで端末の画面に指を滑らせる。
ここで手持ちやモバイルの端末が出てくるのが今の映画のいいところ。昔みたいに薄暗い部屋にこもってスクラップをバサバサやらなくても済む。
そしてシアトルに留学した陽菜は、銃乱射事件に巻き込まれ帰らぬ人となったことを知る。
直純は言う。俺が全部ぶっ壊した、と…その言葉の意味は。

常に完璧な結果だけを求めながら、常に過去にこだわって、その過去に追いかけられるように、自らの過去に追いすがる。陽菜ちゃんを目指し、陽菜ちゃんと交わした約束を目指し、無間地獄で孤独なデッドヒートを繰り返す直純。
「勇気がなかった」ゆえに冷静であろうとすることは出来て、でも胸の奥にしっかり抱えている篤洋。
そんな二人を温かく見つめるスピカの都築社長がアイスをどっさり持って遠藤に語る兄弟のこと。そして篤洋が7年前に開発したというサスペンション。今ではスピカのヒット商品で広く普及したものだという。

社長との話を終えた遠藤を篤洋が見つける。遠藤は、自らの境遇をそれとなく話す。
そこで、スピカの倉庫に遠藤を案内する篤洋。
そこには山ほどの失敗作、試作品が眠っていた。
直純のため、チームのため、何度も失敗を繰り返し、それでもパーツを作り続けた篤洋が言う。
開発したばかりの部品を投入したレースで、チャンスをものに出来なかったばかりかサスペンショントラブルでマシンはクラッシュ。その時のドライバーはレーサー生命を絶たれてしまったという。

俺のせいだ、掴みかけたものが全部手のひらから零れ落ちた。
でも、何もなくなったとしても、この手が残っていれば
あとは自分次第なんじゃないかな。

そうだ、そうだよな。
私は会社を辞めようと決めるまで、1年近くそんな風にウジウジと落ち込んでいた時期があった。仕事をやっつけて、下を向いて、会社と家を往復して、お金のためと自分で理由を作ってとにかく仕事を受けて頑張ってたつもりだった。だけどやっぱりつまんなくて、どうしようもなく疲れてしまっていた。
自分は何も掴めなかったし、何も生み出せなかったと思っていた。
その時は私の好きな先輩や、さらに大先輩に励まして頂いて立ち直ることが出来た。
だけど、あのとき先輩方が本当に教えてくれようとしていたのは、そのことだったんじゃないか。生きていれば、その手があれば、足があれば、また新しいことは出来るし掴めるんだ、って。
篤洋の言葉が文章を打つ自分に跳ね返って、スピカの倉庫に眠る失敗作たちとお揃いの、町工場ではお馴染みのタグにスラスラと書かれて自分の左手にきゅっと結ばれた。
ぜんぶ自分次第なんだ、篤洋が胸の中で抱いた答えは、そういうことだったんじゃないかな。
オイルまみれの手にぐっと力をこめて呟いた彼の言葉が私の心もしっかりと打ってくれた気がする。
自分次第で、何度でも戦えるじゃないか。
何度でも挑戦できるじゃないか。
生きて、また前を向かなくちゃいけない。
そんな篤洋を見てエージェントを続けると決心した遠藤さんみたいに。

あと私、この作品でもいい味を出してる知恵者キャラの眼鏡さん好きだな。
こういう人を喋らせるのって楽しいし、見ててもほっとするよね。
チームの頭脳であり知恵袋。落ち着いてて優しいから、緊張と緩和を繰り返す物語には無くてはならない存在だ。

チームに馴染み、ツンデレの直純に馴染み、ラリーに馴染んできた遠藤。
陽菜のことを話すと、クリスマスカードの話を教えてくれる直純。
普段はクールだけど、そのカードを後生大事に残しているのは直純のほうだった。

過酷な群馬でのラウンドで遂に眠れるシグマが牙を剥く。
そこまで地道に実戦で調整を続けてきた新型のバルブシステムが実力を発揮する。
さっきのお台場とは反対にスピカの後をシグマが追う。
路面のコンディションも悪ければ直純の調子も良くない。
そして悪夢の瞬間が訪れる。一瞬の出来事だった。ヤリスがコースアウトしエンジンが破損。懸命にヤリスを押し上げようとする直純の顔に、シグマのマシンが泥水を跳ねて走りだってゆく。
なんとかマシンはサービスまで戻ってきたが、チームは苦渋の決断を下すことになる。
リタイアだ。
実は被害は甚大で、エンジンの破損は直せない。たとえ直したところでレギュレーション違反で失格になってしまう。時間や道具の問題じゃない、直せねえものは直せねえんだよ!
そう絞り出すように話す篤洋。自分が壊したマシンを直してくれなかったこと、約束を守ってもらえず、昔と変わってしまったことを吐き捨ててその場を後にする直純。

その後、直純は失踪する。しかし彼のロッカーに残されたものを手掛かりに、篤洋は心当たりを思い出す。
ボロボロのワゴン車、あの坂道。
陽菜が腰かけてたボートが残ってる海辺。
兄弟の回想は、やがて陽菜の話へ。
「もう、やめにしないか」
と篤洋。
しかし直純は頷かない。そして
オレがぶっ壊した
の答えを打ち明ける。
陽菜にフラれたとき、アニキには他に好きな人がいる、と嘘をついてしまった。そうしたら陽菜は、アニキと一緒に居られないならと留学をしてしまう。
そこであの事件が起こった。俺のせいで陽菜は死んだ、俺が殺したんだ。
だから俺は約束を守る、これ以上陽菜に嘘はつきたくない。
子供のように泣きじゃくって、直純は去ってゆく。

篤洋は決心する。
再び、開発中のパーツを組み込むことを。
ガレージに直純と一緒に走っている助手席の知恵者を呼んで相談を持ち掛ける。
ターボチャージャーは未完成だ、だけど勝つにはこれしかない。
直純の走りのために、これを使いたい。
直純とピットの中で度々衝突していた彼の走り方について、
いつも全力、全開の生き方について
篤洋は誤解がとけたことと、責任を感じていた。
そしてそれを全部わかって飲み込んで、知恵者の含蓄ある一言がガレージにこだまする。
「バカなこと言わないで下さいよ。未完成のパーツを投入して、鍛え上げるのがラリーじゃないですか 」
直純の走りが痛々しいと、見えない何か、と、言っていたのも彼だった。
ココに繋がるんだ。
この映画は曲がりくねっているようで、なんて真っすぐ走り抜ける映画なんだろう。

直純は己の肉体を鍛え上げ、篤洋はじめメカニックはマシンを徹底的に磨き上げる。
デザイナー志望だったの彼のタイヤ裁きも慣れたもの。
「うらやましくて」
という一言に、努力だけではなく環境も彼を変えたのだろうと思わせる。
事実このあとの彼はチームと一緒に一喜一憂し、立派なメカニックの一員となっている。

記者会見では相変わらず野性的でギラギラしている直純。
対照的にどこまでも冷静で、ストイックに勝負に臨む新海。

いよいよ北九州ラウンド、最後の戦いが始まる。
一日目はターボチャージャーも好調で直純も新海も見事な走りを見せた。
そして二日目。レース前、直純は極限のプレッシャーと戦い続けていた。
そして知恵者、いや、直純を助手席で支え続ける片岡怜の過去が明らかになる。
「プレッシャーと戦うのはドライバーの宿命なんですよ。シリーズチャンピオンが懸かった最終戦は特にね」
そして一言だけ、こう付け加えた。
「7年前の僕もそうでした」
そうか、そうだったんだ。さっきのシーンで発した
「未完成のパーツを投入して鍛え上げるのが、ラリーじゃないですか」
という言葉の重みがここでズシっと来る。片岡さんは、篤洋のパーツと直純の走り、そしてチームのみんなを信じている。心からチームのみんなを信じているんだ。

動揺しガードレールにぶつかる新海。破片が散らばり、新海の意識も散ってしまうが助手席からのアドバイスに気を取りなおす。
それとは対照的に好調な走りを見せるスピカだったが…目の前に突然現れたのはアクシデントで停車している前の車。そこに全速力で突っ込んでしまったヤリスはコントロールを失い、湖に沈んでゆく……。固唾をのんで見守るスピカの面々と遠藤。
群馬を上回る最悪の事態が起こってしまった。絶体絶命、さっき明かされた片岡さんのことが頭をよぎる。マシンは完全に沈んだが、片岡と直純は自力で脱出してきた。
結局、この日は続行不可能と判断される。
メディカルセンターの直純のところに駆けつける篤洋。
マシンは完ぺきだった。ここが俺の限界。
……守れなかった。やっぱ俺は嘘つきだ

一方スピカのサービスではオフィシャルがマシンの引き上げについて通達に来ていた。明朝、引き上げることになったが…篤洋が戻ってきて
いや、今からだ!すぐに準備する!
遠藤は直純をサービスまで連れてくる。そして状況を目の当たりにした直純に、
篤洋の渾身の一言。

「すぐ直してやるから」

そして水没したヤリスを引き上げて、バラバラに分解するところから始まる。
幸いエンジンは無事だったので、あとは走れるようにするだけだ。
壊れたパーツは取り換え、ないものは作ってでも間に合わせるんだ!何が何でも明日のスタートゲートにこいつを持っていくぞ!と言い放つ篤洋にメカニックの面々も鬨をあげて答える。
チーム一丸となって夜を徹した作業が続く。
そしてエンジンをかける。ダメか、まだかからない、それでも諦めずにエンジンをかける。
かかった!本当にヤリスが再び蘇った。
そして腕を怪我した直純も言う
「兄貴が直したら、俺は乗るんだよ。昔から決まってんの」

しかし制限時間をオーバーしての整備には5分間のペナルティがつく。それを片岡さんが耳打ちすると直純も
「楽勝でしょ」
と言い返す。事実、直純は5分のペナルティどころか着々とシグマとの差を縮めてゆく。ピットインした直純と篤洋が言葉を交わす。
相変わらず、篤洋の設定に不満を漏らす直純だったが…篤洋は最後に一言付け加えた
「全開で行け」
そして新海のタイムを上回ってのフライングフィニッシュ!
見事スピカがシリーズチャンピオンの座に就いた。奇跡の大逆転、大復活だった。


この映画をおススメしてくれたのはTwitterのフォロワーさんでした。
見たら自分でその分のレンタル代を払ってもいい!
と言っていました。
とんでもない、この映画をタダで見たらバチが当たる。
汗の一滴、産毛の一本一本、顔のわずかな動き、視線に至るまでとことん人間を見つめた映画でもあり、自動車にかける愛にあふれた映画でした。
YouTubeで映画を見るのもいいもんだ。
自分も新しい道を走りださなくっちゃ。
映画の感想だけじゃなく、自分のこれからを前向きに考えるきっかけにもなってくれた。そんな作品に出会うことが出来ました。あやらさん、ありがとう。

この映画はラリーを題材にしていますが、本当は
「壊れてしまったものを直す」ということについての映画
だったと思います。
冒頭から繰り返す回想、変わってしまったことへの寂しさと苛立ち、兄弟の軋轢のはざまには一人の帰らぬ少女。
一度壊れてしまったものは、もう完全に元通りにはならない。
中にはもう手に入らない部品もある。
もう、戻ってくることはない人もいる。
だけど、形を変えてまた直して、走り出すことは出来る。
過去にとらわれず、過去を切り捨てず。完璧なものなんてない、でも、今を全開で生きることは出来る。兄・篤洋は兄弟の関係性を修復し、弟・直純はそれに答えた。結局は気持ちの問題だけれど、気持ちだけじゃどうにもならない部分だってある。そこを直純は乗り越えて見せたし、篤洋は自らの「勇気のなさ」を反省し、乗り越えた。
レースに勝つこと、直純を全開で走らせること。
最後に足りなかった篤洋の勇気とは
「直純のことまで失う恐怖」
に、打ち勝つためのものだったんじゃないかな。そんな風に思います。
本当に車も、映画も、何の予備知識もなく見始めてこんなに面白いと思ったのは久しぶりです。
ありがとうございました。
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