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5月5日大衆プロレス松山座観戦記 第6試合
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第6試合せみふぁいなる
「新潟vs島根、最終決戦!」
男子タッグマッチ1/30
シマ重野選手
ビッグ・THE・良寛選手
vs
MIKAMI選手
ALLマイティ井上選手
今やご当地プロレスはごく身近なものになりました
プロレスという文化がお茶の間に、そして日常に浸透し、出来レースの猿芝居みてえな悪い意味で使われちゃうこともあるけどそれだけやっぱりプロレスという言葉が当たり前になったわけで
日本全国津々浦々に誕生したご当地プロレス団体とレスラーたち
特産品や民話、偉人、人気の観光スポットなどをモチーフにした選手から、正統派の地元のヒーロー、そしてご当地マットを荒らす悪党ども。この選手と団体を見てまた新しいファンが生まれ、明日のスターを育て、その土地にプロレスという文化が根付いて育ってゆく
なんとも壮大なロマンととっても身近なお楽しみの組み合わさったお得なセット
そんなご当地モノにつきものなのが地域紛争。お餅は四角か丸か、ウドンかソバか、ダシは濃いめか薄めか、なんてな食文化に始まり歴史上の軋轢まで幅広い。そしてそれはプロレスも例外ではなく、今回は新潟VS島根の最終決戦がマット界の中立地帯どころかマクー空間ともいうべき松山座で実現
まあ食文化で言えばウドンのダシ汁の濃いの薄いので揉めてるのを横目に味噌で煮込んだりカレーうどんにしたりしている味覚と文化の飛び道具・愛知県民の私からしたら
美味けりゃいいじゃん(三河弁)
の一点張りで(そういう事にざっくばらんでこだわらないのが三河人のいいところ)あるために、今回のセミファイナルも面白ければシチュエーションは問わないつもりで見ておりました
というか面白くないわけがない
MIKAMI選手とシマ重野選手、ビッグ・THE・良寛選手とALLマイティ井上選手のそれぞれのぶつかり合いはもちろん、シャッフルしても面白い
一昔前ならば、ご当地団体は正直言ってインディープロレスの一枚下に見られていたと思う。だけど、今やそのインディーどころかメジャー経験者や海外で試合をしてきた選手までもがご当地団体に参戦したり指導を行っている時代。最早そこはボーダーレスといっていい。直接の影響は受けてなくても、憧れていた選手や参戦した際に見た選手の薫陶を受けていたりもするし
そういう意味で新潟プロレスさんには、何と言ってもモノホンの生きる伝説グレート小鹿会長が参戦しているし、物凄く恵まれているうえに団体としてもしっかりしているということだろう
島根出身のお二人は方やインディーマットのスター選手。方や社会人プロレスの選手という組み合わせ。しかしインディーやご当地プロレスの何がいいって、こういったとんでもない選手がフツーに存在していることだ
ALLマイティ井上選手を初めて見たら驚くぜ。私も驚いたもん
パンチパーマにコワモテの表情まではともかく、あの巨大な体格は中々ない。天龍源一郎さんの影響を受けているけれど体つきは故 冬木弘道ボスに近い。もしくはアブドーラ・ザ・ブッチャー
対照的に筋骨隆々のビッグ・THE・良寛選手とのパワー対決は迫力満点。生野区民センターにこだまするチョップの応酬がすさまじい
シマ重野選手は正統派、まさに越後の英雄
二枚目で男前、均整の取れたボディと華麗なドロップキック。初めての人でもこの人がヒーローだと思うシブい表情がステキだ
それもジャニーズとかアイドルっぽいほうではなく、昔の映画で言えばチャールズ・ブロンソンとかジェイムズ・コバーンみたいな武骨なかんじ
最初に試合を見たのは5年前の田上プロレス祭で、あの時からドロップキックの打点とご当地人気は高かった。何と今回も新潟から大阪まで新潟プロレスさんのTシャツを着て応援に来ている人が私の3つぐらい隣にいた
アツいなあ、こういう人がいると嬉しいよなあ。その期待と熱意に応えるべく、得意のルチャ・リブレの超大技ロメロ・スペシャルまで繰り出したシマ重野選手
そのパートナーとして抜擢された、松山座としての公演には初登場のビッグ・THE・良寛選手からも気合がみなぎっていて、実にパワフルな攻めを展開していた。先述のチョップは勿論、軽量のMIKAMI選手を担ぎ上げたまま何度もバックブリーカーを見舞ったりもした。けれど少し動きがカタかったというか、力が入りすぎていたのかもしれないな、とも思いました
もっとノビノビ戦えていたら、きっともっと凄かっただろうなと。パワーで押されていたことはなかったけど、やはりMIKAMI選手の経験とテクニックが何枚も上手だったのかもしれません
MIKAMI選手も松山座に登場以来しっかりと人気を掴んでいて、それはこの軽量級で素早い動きを繰り出すにもかかわらず抜群の安定感を誇っていることが大きいと思いました。不安定だったり、ただやっているだけの動きだとお客さんは心配するか飽きるかなので、ここぞ! というときのMIKAMI選手の一発に期待が集まるし、それを無意識にずっと待っている。この飢えている状態こそが極上のスパイスであり、今回も豪快かつ決まった後は実に爽快でした
勝負が終わればノーサイド、今度は是非MIKAMI選手とシマ重野選手のタッグも見てみたいし、ビッグ・THE・良寛選手とALLマイティ井上選手の再戦も是非
この最終決戦がまた次に繋がるドラマの端緒になればいいなあ
「新潟vs島根、最終決戦!」
男子タッグマッチ1/30
シマ重野選手
ビッグ・THE・良寛選手
vs
MIKAMI選手
ALLマイティ井上選手
今やご当地プロレスはごく身近なものになりました
プロレスという文化がお茶の間に、そして日常に浸透し、出来レースの猿芝居みてえな悪い意味で使われちゃうこともあるけどそれだけやっぱりプロレスという言葉が当たり前になったわけで
日本全国津々浦々に誕生したご当地プロレス団体とレスラーたち
特産品や民話、偉人、人気の観光スポットなどをモチーフにした選手から、正統派の地元のヒーロー、そしてご当地マットを荒らす悪党ども。この選手と団体を見てまた新しいファンが生まれ、明日のスターを育て、その土地にプロレスという文化が根付いて育ってゆく
なんとも壮大なロマンととっても身近なお楽しみの組み合わさったお得なセット
そんなご当地モノにつきものなのが地域紛争。お餅は四角か丸か、ウドンかソバか、ダシは濃いめか薄めか、なんてな食文化に始まり歴史上の軋轢まで幅広い。そしてそれはプロレスも例外ではなく、今回は新潟VS島根の最終決戦がマット界の中立地帯どころかマクー空間ともいうべき松山座で実現
まあ食文化で言えばウドンのダシ汁の濃いの薄いので揉めてるのを横目に味噌で煮込んだりカレーうどんにしたりしている味覚と文化の飛び道具・愛知県民の私からしたら
美味けりゃいいじゃん(三河弁)
の一点張りで(そういう事にざっくばらんでこだわらないのが三河人のいいところ)あるために、今回のセミファイナルも面白ければシチュエーションは問わないつもりで見ておりました
というか面白くないわけがない
MIKAMI選手とシマ重野選手、ビッグ・THE・良寛選手とALLマイティ井上選手のそれぞれのぶつかり合いはもちろん、シャッフルしても面白い
一昔前ならば、ご当地団体は正直言ってインディープロレスの一枚下に見られていたと思う。だけど、今やそのインディーどころかメジャー経験者や海外で試合をしてきた選手までもがご当地団体に参戦したり指導を行っている時代。最早そこはボーダーレスといっていい。直接の影響は受けてなくても、憧れていた選手や参戦した際に見た選手の薫陶を受けていたりもするし
そういう意味で新潟プロレスさんには、何と言ってもモノホンの生きる伝説グレート小鹿会長が参戦しているし、物凄く恵まれているうえに団体としてもしっかりしているということだろう
島根出身のお二人は方やインディーマットのスター選手。方や社会人プロレスの選手という組み合わせ。しかしインディーやご当地プロレスの何がいいって、こういったとんでもない選手がフツーに存在していることだ
ALLマイティ井上選手を初めて見たら驚くぜ。私も驚いたもん
パンチパーマにコワモテの表情まではともかく、あの巨大な体格は中々ない。天龍源一郎さんの影響を受けているけれど体つきは故 冬木弘道ボスに近い。もしくはアブドーラ・ザ・ブッチャー
対照的に筋骨隆々のビッグ・THE・良寛選手とのパワー対決は迫力満点。生野区民センターにこだまするチョップの応酬がすさまじい
シマ重野選手は正統派、まさに越後の英雄
二枚目で男前、均整の取れたボディと華麗なドロップキック。初めての人でもこの人がヒーローだと思うシブい表情がステキだ
それもジャニーズとかアイドルっぽいほうではなく、昔の映画で言えばチャールズ・ブロンソンとかジェイムズ・コバーンみたいな武骨なかんじ
最初に試合を見たのは5年前の田上プロレス祭で、あの時からドロップキックの打点とご当地人気は高かった。何と今回も新潟から大阪まで新潟プロレスさんのTシャツを着て応援に来ている人が私の3つぐらい隣にいた
アツいなあ、こういう人がいると嬉しいよなあ。その期待と熱意に応えるべく、得意のルチャ・リブレの超大技ロメロ・スペシャルまで繰り出したシマ重野選手
そのパートナーとして抜擢された、松山座としての公演には初登場のビッグ・THE・良寛選手からも気合がみなぎっていて、実にパワフルな攻めを展開していた。先述のチョップは勿論、軽量のMIKAMI選手を担ぎ上げたまま何度もバックブリーカーを見舞ったりもした。けれど少し動きがカタかったというか、力が入りすぎていたのかもしれないな、とも思いました
もっとノビノビ戦えていたら、きっともっと凄かっただろうなと。パワーで押されていたことはなかったけど、やはりMIKAMI選手の経験とテクニックが何枚も上手だったのかもしれません
MIKAMI選手も松山座に登場以来しっかりと人気を掴んでいて、それはこの軽量級で素早い動きを繰り出すにもかかわらず抜群の安定感を誇っていることが大きいと思いました。不安定だったり、ただやっているだけの動きだとお客さんは心配するか飽きるかなので、ここぞ! というときのMIKAMI選手の一発に期待が集まるし、それを無意識にずっと待っている。この飢えている状態こそが極上のスパイスであり、今回も豪快かつ決まった後は実に爽快でした
勝負が終わればノーサイド、今度は是非MIKAMI選手とシマ重野選手のタッグも見てみたいし、ビッグ・THE・良寛選手とALLマイティ井上選手の再戦も是非
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