25 / 1,301
第28回。ポテトサラダの話。
しおりを挟む
掲載日2017年 03月05日 15時40分
ポテトサラダが大好物だ。何故か昔から愛してやまない。
おいしいよね。
近所にある東三河が誇る老舗スーパー・サンヨネ本店で売っているポテトサラダ、またはサンヨネに対抗する新興勢力・クックマート国府店のポテトサラダもオイシイ。
しかしイオンやヤマナカ、アピタなどで作ったものはあまりオイシクナイ。ああいう全国チェーンのお店は何となく足が向かないのだけれど、その一つには、お惣菜がオイシクナイというのがあると思う。
さらに我が家から徒歩40秒の大豊商店街にある お惣菜お弁当の松美屋のポテトサラダはサイコーにウマい。ここは特製のカレーがまた美味しくて、土曜日の昼飯なんかによく利用する。
とまあ、こんな風に買って食べるのもいいのだが、自分で作って食べるとまた美味しい。
買ってくるポテトサラダは、ウマイマズイを問わずに共通点があって。
あの白っぽいどろどろぬちゃぬちゃ風のマヨネだかでんぷん質だかわからないものがサラダに万遍なくこびりついている点である。
これは非常によろしくない。
いや美味しいサラダであればまだいいのだが、オイシクナイ方面のサラダのこの「白ぬちゃ(造語)」は、もう減った腹が立つぐらいマズイ。
玉ねぎの臭みだとかポテトにこびりついた冷蔵庫の匂いと味だとかヘンな油の味だとか…いろんなマイナスが真っ白に染められて、見た目にはきれいになって並んでいる。
元々不器用ではあるけど料理は好きなタチなので、ポテトサラダは得意だ。
だから自分で作るときは、多少ポテトが ほこほこ してて、冷え切らないうちにはむはむと食べてしまえるようなものを拵える。
マヨネーズは控えめか、ほとんど入れない。
もこみちさんじゃないけどオリーブオイルを少し垂らしてみたこともあった。いいオリーブオイルは花のような香りと甘みがあって、ポテトサラダにもよく合うのだ。
具材はジャガイモに人参、ハム、きゅうり、玉ねぎ、枝豆など気が向いた食材をぶち込み、お鍋でグニグニと潰しながら味付けをする。
だいたいコショーと塩、あとは好みでパセリとかカレー粉とか。
大体がいい加減なので作りながらどんどん味付けが変わってくる。
けど厚めのハムかベーコンを使えばダシになるので、調味料なんてさほど必要ではないのだ。
これはどんな料理でも弁当でもそうだけど、オイシイものに味付けはいらないのである。
まずかったり味がしないのを、安易で安価で安直な調味料と添加物で誤魔化したものを、わざわざ高いお金を払って食べるなんて…平安時代に砂糖水をガブ飲みするぐらいの贅沢である。
シンプルが一番。
なので、凝った味付けや盛り付けが出来ない私には、ポテトサラダは作って楽しい、食べておいしいお献立なのである。
今度久しぶりに作ってみようと思い立ったので忘れないように書いてみましたw
みんなは何サラダが好きかな???
作者注。
この日記は2012年に書かれたものです。
残念ながら文中の松美屋さんは惜しまれつつ閉店してしまいました。
長引く不況と原材料や光熱費の値上がりは何とか耐えたものの、もうこのままでは続けられないとのことでした。今でもあのカレーとポテトサラダが懐かしいです。
ポテトサラダが大好物だ。何故か昔から愛してやまない。
おいしいよね。
近所にある東三河が誇る老舗スーパー・サンヨネ本店で売っているポテトサラダ、またはサンヨネに対抗する新興勢力・クックマート国府店のポテトサラダもオイシイ。
しかしイオンやヤマナカ、アピタなどで作ったものはあまりオイシクナイ。ああいう全国チェーンのお店は何となく足が向かないのだけれど、その一つには、お惣菜がオイシクナイというのがあると思う。
さらに我が家から徒歩40秒の大豊商店街にある お惣菜お弁当の松美屋のポテトサラダはサイコーにウマい。ここは特製のカレーがまた美味しくて、土曜日の昼飯なんかによく利用する。
とまあ、こんな風に買って食べるのもいいのだが、自分で作って食べるとまた美味しい。
買ってくるポテトサラダは、ウマイマズイを問わずに共通点があって。
あの白っぽいどろどろぬちゃぬちゃ風のマヨネだかでんぷん質だかわからないものがサラダに万遍なくこびりついている点である。
これは非常によろしくない。
いや美味しいサラダであればまだいいのだが、オイシクナイ方面のサラダのこの「白ぬちゃ(造語)」は、もう減った腹が立つぐらいマズイ。
玉ねぎの臭みだとかポテトにこびりついた冷蔵庫の匂いと味だとかヘンな油の味だとか…いろんなマイナスが真っ白に染められて、見た目にはきれいになって並んでいる。
元々不器用ではあるけど料理は好きなタチなので、ポテトサラダは得意だ。
だから自分で作るときは、多少ポテトが ほこほこ してて、冷え切らないうちにはむはむと食べてしまえるようなものを拵える。
マヨネーズは控えめか、ほとんど入れない。
もこみちさんじゃないけどオリーブオイルを少し垂らしてみたこともあった。いいオリーブオイルは花のような香りと甘みがあって、ポテトサラダにもよく合うのだ。
具材はジャガイモに人参、ハム、きゅうり、玉ねぎ、枝豆など気が向いた食材をぶち込み、お鍋でグニグニと潰しながら味付けをする。
だいたいコショーと塩、あとは好みでパセリとかカレー粉とか。
大体がいい加減なので作りながらどんどん味付けが変わってくる。
けど厚めのハムかベーコンを使えばダシになるので、調味料なんてさほど必要ではないのだ。
これはどんな料理でも弁当でもそうだけど、オイシイものに味付けはいらないのである。
まずかったり味がしないのを、安易で安価で安直な調味料と添加物で誤魔化したものを、わざわざ高いお金を払って食べるなんて…平安時代に砂糖水をガブ飲みするぐらいの贅沢である。
シンプルが一番。
なので、凝った味付けや盛り付けが出来ない私には、ポテトサラダは作って楽しい、食べておいしいお献立なのである。
今度久しぶりに作ってみようと思い立ったので忘れないように書いてみましたw
みんなは何サラダが好きかな???
作者注。
この日記は2012年に書かれたものです。
残念ながら文中の松美屋さんは惜しまれつつ閉店してしまいました。
長引く不況と原材料や光熱費の値上がりは何とか耐えたものの、もうこのままでは続けられないとのことでした。今でもあのカレーとポテトサラダが懐かしいです。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる