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むちむち腋毛ボクッ娘と新宿でセックスした話
6.
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初めはゆるく抵抗を感じるけれど、真子ちゃんの慣れたお尻は慎重に力を抜いて行って僕を受け止めようとしてくれる。先っぽの柔らかいところが穴に触れ、ごく浅いところに入る。
「ふっ、うう……」
「痛い?」
「ううん。だいじょぶだよぉ」
ふるふると首を横に振る真子ちゃんが可愛くて、また少し硬くなったおちんちんが不意ににゅるっと飲み込まれていった。力の抜けた瞬間にも体重がかかってて、殆ど吸い込まれるような感触だった。
「うああっ!」
「あっ……くっ」
僕のおちんちんは亀頭の付け根までぐっぽりと咥え込まれて、生温かい背徳感に包まれた。そのまま少しずつ奥へ、根元までゆっくり、ゆっっくりと押し込んでゆく。
にち、にち。みし、みし。にち、にち。みし、みし……粘着質の物音とベッドの軋みと、後は二人の吐息や呻き声だけが窓の外から流れ込むアスファルトの匂いに溶けて響く。何時の間にか小雨が降って、やんでたみたいで、部屋の空気が冷たく火照った体に心地よい。
「うっ、うう、ううっ」
「真子ちゃん……可愛い、すっごく」
「う、うあ、うう……!」
こんな可愛い女の子が、顔をゆがめて、脚を拡げて、お尻の穴に僕のおちんちんを入れさせてくれている。お腹の中でくっついて、むっちむちの肉体を揺らして、僕に性器も消化器も委ねてくれてる。
そう思うだけでたまらなくって、僕は真子ちゃんに圧し掛かって抱きしめて、首の後ろから回した右腕を強く引き寄せて彼女の耳のピアスにすら体温が伝わり少し温かくなっているような気がして。その感触すら愛おしく、さらに身体を強く打ち付けてゆく。
「真子ちゃん、真子ちゃん、ま、真子……!」
「う、うう……う、うん。なぁに?」
真子ちゃんがとろんとした目つきで真っすぐに僕を見上げて、甘い声で返事をした。
僕はつい呼び捨てにしてしまった照れと、本気でずっと腹の底にしまっておいた気持ちとがいっぺんに口をついて出た。
「可愛い、あと、大好き」
「知ってる。あと、ありがと」
その顔と声が今日イチ可愛くて、僕は彼女を無言で強く抱きしめて、抱きしめて、腰だけは正直に前後して、真子ちゃんのお尻で快感を貪った。
殆ど限界まで張りつめて、赤黒くなった僕の先端が抜き挿しするたびに脈動し震えている。息があがって汗が止まらない。まだ行きたくない、このまま夜明けなど迎えずに、積み荷の無い船に乗って闇夜の国まで、氷の世界まで、夢の中へ、帰れない二人になれたらいいのに。
だけど、もう、ダメだ。
「真子ちゃん、ごめんもう」
「いいよ、このまま来てぇ」
「うん、真子ちゃ」
彼女の名前を最後まで言う前に、真子ちゃんが僕の首根っこを捕まえて深い深いキスをした。喉の奥から歯の裏側まで熱く大ぶりな彼女の舌が這い廻って、口の中から犯されてく。下半身は僕が、上半身は彼女が、お互いを貪って離さないでいる。狭いベッドの上でサカナになったみたいに、裸のままで狂ったようにねじれ合い絡まり合った。
ほんの数分、きっとお湯を入れたカップ麺も戻らないほどの時間だったのだろうけれど。僕にとってはカップ麺が発明されてからの時間くらい長く永遠に延々と続いてたように感じていた。そしてその錯覚を打ち消すのもまた無情にも自分自身なのだ。
「む、もご、も……!」
僕は真子ちゃんに唇を奪われながら呻いて、そのまま彼女と繋がったまま堪え切れずに果て果てた。初めにどくりと脈打ってからは堰を切ったようにどくどく、どくっ、と続けざまに精を放ち、彼女のお尻の奥深くまでそれを注ぎ込もうと全身が脈動した。
そして僕が全てを注ぎ終わるまで、真子ちゃんは僕を離さずにいてくれた。
汗なのか唾液なのかわからないくらい、唇もおとがいもくしゃくしゃになって、ぷはっと顔を離して、だけどまだお尻には僕のが入ったまま、二人でくすくす思わず笑った。
「ありがと、痛くなかった……?」
「うん。大丈夫。でも」
「でも」
「ちょっとキツかったかな……太いもぉん」
そう言って両手で僕の顎から頬までそっと撫でて、真子ちゃんが顔を傾けた。僕はもう一度そっと柔らかくて浅くキスをして、ゆっくりと身体を離していった。
僕が抜けた後もしばらくそのまま固まっている真子ちゃんが漸く拡げた脚をぱたっと降ろして、ふにゃあ、と大きくため息をついた。僕は枕元にある真四角で使いづらいティッシュを何枚か重ねて、彼女に手渡した。
「ありがとぉ」
その固く多少ごわつく紙で真子ちゃんが自分の濡れた場所をぽんぽんと丁寧に優しく拭ってゆく。
汗をかいた身体に、冷えた空気が心地よい。窓の外は、またサイレン。
それに酔っ払いの笑い声や、ガヤガヤとした話し声がビルとビルの壁をピンボールのように跳ね返って響いて来る。
「ボクね、新宿、好きなんだぁ」
さっきまでの甘い声から、元のよく通るハスキーボイスに戻った真子ちゃんがシーツを裸で体に巻き付けたままぽつりと漏らす。
「この街はね、街ですれ違う人たちみんなボクに関心なんかなくって。深関わりしなきゃ誰もボクを覚えてなくって。それが心地いいんだぁ」
確かにこの街は、誰がどんな格好してどんな顔で歩いてたって、余程のことが無ければ関心を持ったり立ち止まったり、視線を投げる人すら稀な気がする。いや実際のところを言えば見えてはいるのだろうが、そいつに意識までは持って行かないというべきか。
「ボクこんな濃い顔しててさ、だからいつも目立ってたんだよね。ガイジンとか言われたこともあるよ。それに成長期も早かったし、おっぱい大きいと男子からも女子からも色々言われてさ。ボクは普通にしてるだけなのに、みんな見比べられてるから不安で、自分より他人を見て安心したかったのかも。って、今は思うけどねぇ」
「真子ちゃんにも、そんなことがあったんだね」
「うん。だから学校は勝手に卒業しちゃった。それで色んなとこで働いて生き延びて、結局この街がボクには合ってる。今は……」
真子ちゃんはそこで言葉を止めて、僕に視線を絡ませてそっと指先だけで手招きした。
「好き、って言ってくれてありがとぉね。ボクも好きよぉ」
そう言って僕の頭をそっと撫でて、まあるくて大きなおっぱいの中にむにゅうと包み込むように抱きしめてくれた。温かい。そして柔らかい。
「ねえぇ、もう寝るぅ……?」
そう言って僕を見つめる彼女の瞳の奥には、まだめらめらと燃える炎がうつって爛々と輝いているようだった。僕は答える代わりに真子ちゃんがまとっていたシーツを引っぺがして圧し掛かり、三たび激しく唇を貪って抱きしめた。
おしまい。
「ふっ、うう……」
「痛い?」
「ううん。だいじょぶだよぉ」
ふるふると首を横に振る真子ちゃんが可愛くて、また少し硬くなったおちんちんが不意ににゅるっと飲み込まれていった。力の抜けた瞬間にも体重がかかってて、殆ど吸い込まれるような感触だった。
「うああっ!」
「あっ……くっ」
僕のおちんちんは亀頭の付け根までぐっぽりと咥え込まれて、生温かい背徳感に包まれた。そのまま少しずつ奥へ、根元までゆっくり、ゆっっくりと押し込んでゆく。
にち、にち。みし、みし。にち、にち。みし、みし……粘着質の物音とベッドの軋みと、後は二人の吐息や呻き声だけが窓の外から流れ込むアスファルトの匂いに溶けて響く。何時の間にか小雨が降って、やんでたみたいで、部屋の空気が冷たく火照った体に心地よい。
「うっ、うう、ううっ」
「真子ちゃん……可愛い、すっごく」
「う、うあ、うう……!」
こんな可愛い女の子が、顔をゆがめて、脚を拡げて、お尻の穴に僕のおちんちんを入れさせてくれている。お腹の中でくっついて、むっちむちの肉体を揺らして、僕に性器も消化器も委ねてくれてる。
そう思うだけでたまらなくって、僕は真子ちゃんに圧し掛かって抱きしめて、首の後ろから回した右腕を強く引き寄せて彼女の耳のピアスにすら体温が伝わり少し温かくなっているような気がして。その感触すら愛おしく、さらに身体を強く打ち付けてゆく。
「真子ちゃん、真子ちゃん、ま、真子……!」
「う、うう……う、うん。なぁに?」
真子ちゃんがとろんとした目つきで真っすぐに僕を見上げて、甘い声で返事をした。
僕はつい呼び捨てにしてしまった照れと、本気でずっと腹の底にしまっておいた気持ちとがいっぺんに口をついて出た。
「可愛い、あと、大好き」
「知ってる。あと、ありがと」
その顔と声が今日イチ可愛くて、僕は彼女を無言で強く抱きしめて、抱きしめて、腰だけは正直に前後して、真子ちゃんのお尻で快感を貪った。
殆ど限界まで張りつめて、赤黒くなった僕の先端が抜き挿しするたびに脈動し震えている。息があがって汗が止まらない。まだ行きたくない、このまま夜明けなど迎えずに、積み荷の無い船に乗って闇夜の国まで、氷の世界まで、夢の中へ、帰れない二人になれたらいいのに。
だけど、もう、ダメだ。
「真子ちゃん、ごめんもう」
「いいよ、このまま来てぇ」
「うん、真子ちゃ」
彼女の名前を最後まで言う前に、真子ちゃんが僕の首根っこを捕まえて深い深いキスをした。喉の奥から歯の裏側まで熱く大ぶりな彼女の舌が這い廻って、口の中から犯されてく。下半身は僕が、上半身は彼女が、お互いを貪って離さないでいる。狭いベッドの上でサカナになったみたいに、裸のままで狂ったようにねじれ合い絡まり合った。
ほんの数分、きっとお湯を入れたカップ麺も戻らないほどの時間だったのだろうけれど。僕にとってはカップ麺が発明されてからの時間くらい長く永遠に延々と続いてたように感じていた。そしてその錯覚を打ち消すのもまた無情にも自分自身なのだ。
「む、もご、も……!」
僕は真子ちゃんに唇を奪われながら呻いて、そのまま彼女と繋がったまま堪え切れずに果て果てた。初めにどくりと脈打ってからは堰を切ったようにどくどく、どくっ、と続けざまに精を放ち、彼女のお尻の奥深くまでそれを注ぎ込もうと全身が脈動した。
そして僕が全てを注ぎ終わるまで、真子ちゃんは僕を離さずにいてくれた。
汗なのか唾液なのかわからないくらい、唇もおとがいもくしゃくしゃになって、ぷはっと顔を離して、だけどまだお尻には僕のが入ったまま、二人でくすくす思わず笑った。
「ありがと、痛くなかった……?」
「うん。大丈夫。でも」
「でも」
「ちょっとキツかったかな……太いもぉん」
そう言って両手で僕の顎から頬までそっと撫でて、真子ちゃんが顔を傾けた。僕はもう一度そっと柔らかくて浅くキスをして、ゆっくりと身体を離していった。
僕が抜けた後もしばらくそのまま固まっている真子ちゃんが漸く拡げた脚をぱたっと降ろして、ふにゃあ、と大きくため息をついた。僕は枕元にある真四角で使いづらいティッシュを何枚か重ねて、彼女に手渡した。
「ありがとぉ」
その固く多少ごわつく紙で真子ちゃんが自分の濡れた場所をぽんぽんと丁寧に優しく拭ってゆく。
汗をかいた身体に、冷えた空気が心地よい。窓の外は、またサイレン。
それに酔っ払いの笑い声や、ガヤガヤとした話し声がビルとビルの壁をピンボールのように跳ね返って響いて来る。
「ボクね、新宿、好きなんだぁ」
さっきまでの甘い声から、元のよく通るハスキーボイスに戻った真子ちゃんがシーツを裸で体に巻き付けたままぽつりと漏らす。
「この街はね、街ですれ違う人たちみんなボクに関心なんかなくって。深関わりしなきゃ誰もボクを覚えてなくって。それが心地いいんだぁ」
確かにこの街は、誰がどんな格好してどんな顔で歩いてたって、余程のことが無ければ関心を持ったり立ち止まったり、視線を投げる人すら稀な気がする。いや実際のところを言えば見えてはいるのだろうが、そいつに意識までは持って行かないというべきか。
「ボクこんな濃い顔しててさ、だからいつも目立ってたんだよね。ガイジンとか言われたこともあるよ。それに成長期も早かったし、おっぱい大きいと男子からも女子からも色々言われてさ。ボクは普通にしてるだけなのに、みんな見比べられてるから不安で、自分より他人を見て安心したかったのかも。って、今は思うけどねぇ」
「真子ちゃんにも、そんなことがあったんだね」
「うん。だから学校は勝手に卒業しちゃった。それで色んなとこで働いて生き延びて、結局この街がボクには合ってる。今は……」
真子ちゃんはそこで言葉を止めて、僕に視線を絡ませてそっと指先だけで手招きした。
「好き、って言ってくれてありがとぉね。ボクも好きよぉ」
そう言って僕の頭をそっと撫でて、まあるくて大きなおっぱいの中にむにゅうと包み込むように抱きしめてくれた。温かい。そして柔らかい。
「ねえぇ、もう寝るぅ……?」
そう言って僕を見つめる彼女の瞳の奥には、まだめらめらと燃える炎がうつって爛々と輝いているようだった。僕は答える代わりに真子ちゃんがまとっていたシーツを引っぺがして圧し掛かり、三たび激しく唇を貪って抱きしめた。
おしまい。
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