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元人気デリ嬢のぽっちゃりオタ妻と不倫オフパコ援交しました6.

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 ぶううん、と、缶ビールやジュース、ミネラルウォーターとローションの入った小型の冷蔵庫が唸った。年代物のエアコンがガーゴー動いて、それなりの冷気を吐き出している。
 萌加(もか)は煙草を片手に持ちながらテレビのチャンネルをクルクル回し続けた。見たいもの知りたいものなんて一つもないのに。
「なんにもやってないね」
「そりゃそうだよド平日の昼間だもん」
 朝っぱらから入室してそのまま二回戦を終えたところで、時計の針は10時手前を指していた。まだまだ時間はたっぷりある。

「なんかDVD見る?」
「んー、なんかある?」
 部屋には備え付けのDVDプレーヤーのほか、ラックに幾つかのDVDがぽつんと入れられていた。あまり見る人も居ないのか、テレビの置かれた台の片隅に、カーテンに隠れるようにして埃をかぶっている。僕はその中から幾つかを無造作に掴んで埃を払い、テーブルに並べてみた。
「映画かー、映画はなー」
「コレ面白いよ。ローズ・イン・タイドランド。あバロンもある。12モンキーズか未来世紀ブラジルは……無いか。ツインピークスにマルホランド・ドライブ、ブルーベルベット……」
 妙な品揃えの良さだ。

「あっコレ見よ! なつかしーー」
 ギリアムやリンチばかりのラインアップに業を煮やした萌加がラックに走って手に取ったのは、とある少年向けアニメのDVDだった。僕や萌加が子供の頃は夕方に再放送されていて、美形のキャラや激しいバトルで今でも根強い人気がある作品だ。
「えー、こっちのラスベガスをやっつけろ! にしようよー」
「そんな2時間延々とヤク中がラリってる映画なんか見たくないよー、これ好きなんだよねー」
 僕の抗議に聞く耳も持たず、萌加はディスクを取り出しトレイを閉じた。
 ピューーン……と小さく唸ったプレーヤーが、外部入力2のチャンネルから白い光とカラフルなロゴマークを映し出す。

 懐かしい主題歌やタイトルコールもさることながら、萌加の目当ては実は単なるノスタルジーではなく。
「このキグナスとペガサスの絡みがね」
とか
「やっぱペガサス受けじゃないと」
 など、やや趣旨が異なっている。彼女は元同人漫画作家でもあり、このカップリングの絡みで人気を博したこともあったのだ。

「僕もキグナスは好きだったけど、攻めっぽいかなあ」
「女の子みたいで綺麗でしょぉ、だからこそいいのよ! ちょっと鬼畜なぐらいが」
 一体どんなプレイをさせてたんだ萌加……。

「いつも気になってたんだけどさ、そういうの描いてる女の子って、その、自分に経験が有る無しはカンケーしてるの?」
「どゆこと?」
「萌加ちゃんはお仕事でも、こういう時でもアナルやってるじゃん。でも女の子だと、そこんとこの感覚掴みにくかったりするのかなって。男同士でも、そんな掴めてる人いるかわかんないけどさ」
「あーー、別に関係ない、かな?」
「そうなんだ。やってるとこ見て、自分でも描いて、そこ混じりたいとか自分が掘りたいとかはない?」
「ないない! そんなの全然。もう見守るだけよ。私がなりたいのは相手じゃなくて、その部屋に置いてある観葉植物とかカーテンとかがいい!」
「見守る気満々だ……」
「そりゃそうよ」
「じゃあ、自分で経験するのはあくまで趣味とかお仕事ってことね」
「まあー殆ど仕事だよね。ぽっちゃりしてるだけでも普通に可愛い子には敵わないし、それで少しでもお客さんついてくれるなら、まあ別にいいかなって」
「ぽっちゃりしてるけどさ、普通に可愛いけどなあ萌加ちゃんは」
「そんなこと言ってくれる人あんまりいないって。若くてスタイル良い子には敵わないよ」

 そんなもんか。でも萌加が自分で経験してきて、そういうんだから、そうなのかもしれないな。僕は逆に、そんな普通にスタイル良くて若くて今どきの感じをつかんだ人って、そんな関心が無いからピンと来なくて。ただ目の前にいる人が可愛いから、可愛い可愛い素敵だと言い続けているだけで。それを受け止めてくれる人にも、これまで蓄積された色んな経験があるから、コチラの思い通りのキャッチをしてくれるかは、わからない。
 だから難しいし、愛おしいんだな。多分。

「じゃあ可愛い萌加ちゃんの、可愛いお尻見せて」
 言いながら返事も待たずに、僕は体を起こして彼女の下半身へとにじり寄った。萌加は答える代わりに
「んしょっと」
 とベッドのスプリングで跳ねるように四つん這いになって、僕に向かってお尻を突き出した。ぽっちゃり女子特有の深くてあったかいお尻の谷間から、肛門と性器の穴がチラチラ覗く。
 そっと顔を近づけると、ベッドの中で温められていた陰部からほんのりと湿り気を含んだ温もりが漂ってくる。シャワーの後だから、ホテルのお湯独特の匂いがする。
 お尻の山を伸ばした舌先でゆっくりなぞる。細い筆でしゅるしゅると線を書くように、ゆっくりと、隅々まで。時々ピクリとお尻を引っ込めたり、背中を丸めたりするたびにぐいっと戻して、またなぞる。だんだんとお尻の真ん中に近づいて、うっすら生えた産毛や、皮膚と肛門の境目をそーっとなぞる。舌先が触れるか、触れないか。そのぐらいの感触。

 お尻の穴がヒク、ヒクと開いたり閉じたりするのを間近で見ながら、徐々にそこへ舌先を近づける。だんだん舌先で感じる質感が、皮膚から粘膜に変わってゆく。
 皮膚はしょっぱいけど、粘膜は塩辛い。そしてちょっと生臭くて、苦くて、やがて甘くなる。皺の段差ひとつひとつを丹念に、ゆっくりと舐め回す。相変わらずお湯と石鹸の味がしているけれど、だんだんと味が変わって来る。匂いが強くなってくる。

 舌も顎も疲れて熱くなる。動きも鈍くなる。でも辞めない、舐めたい。
「おおおう、ああう」
 こんなみっともない格好で、あられもない姿で、僕にお尻もおまんこも見せてくれている人が、愛おしくないわけがない。そんな人のお尻の穴が、汚かったり嫌だったりするわけがない。全部好きだ、それは性癖でもあるけれど、僕なりの愛だ。
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