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第三部 最後の聖戦なり
読んでくれて、ありがとなり
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戸部典子君、やっと終わったな。
「三部作、完結なり。」
ほんとうは第一部で終わる予定だったんだ。それが二部、三部と続いた。
「あたしの人気のおかげなのだ。」
まぁ、そういうことにしておこう。
作者は美少女設定にしようと思ってたそうだぞ。それが何だ、このありさまは。
「あたしは美少女なのだ。けど、お笑いキャラという噂もあるなり。」
第一部の完全版というのもあるそうだ。
「知ってるなり。作者が第二部の後に第一部をリライトしたやつなのだ。分量も三十パーセントくらい増えてるなり。追加撮影が大変だったなり。」
第一部のリライトから第二部の反省点が見えてきたんだ。
「旧大日本帝国の台湾に対する植民地支配をちゃんと描かなかったことなりね。」
台湾の植民地支配は良好だったと言われている。それが朝鮮半島の植民地支配とどう違うのか、あるいは違わないのか、という問題だ。それに台湾人の親日に対し韓国の反日がなぜ起こるのかという問題だ。
「作者はその問題から逃げちゃったわけなりね。」
そうなんだ。確かに書きにくい話ではある。
「それに第二部はラノベに寄せた展開を意識していたから、難しい問題は避けたなり。」
作者の周辺ではあまり評判が良くなかった。友達からは酷評もあったらしい。
「それで第一部のリライトに取り掛かったなりね。」
原点に帰ろうとしたわけだ。第一部は起承転結がはっきりした物語だし、テーマもはっきりしている。
「第二部は映画の脚本風に、三部構成になってるなりね。東インド会社の攻撃が始まる第一パート、台湾での戦いの第二パート、あたしたちが十七世紀に行く第三パートなり。」
動きを意識して作った物語なので、映画のシナリオ風にしたわけだ。
「第三部は大変だったなり。突然アメリカ編が始まったなり。」
ほんとうは、ニュー・ヨークの国連本部とエバンジェリカルの話が出てくる程度の展開だった。ところが、前半部の三成の艦隊の話が白人対有色人種、西欧対東アジアという二項対立になってしまった。これは作者の力量不足だ。
「それでアメリカの様々な価値観と対立を入れざるを得なくなったなりね。」
ただ、第三部の構成は良くない。串団子型といって、バラバラの物語に串を差したような形になっている。小説でも脚本でも、あまり褒められない形式だ。第三部も再編集するべきだね。
「映画の『地獄の黙示録』が串団子型なりね。作者はロード・ムービーみたいなものがやりたかったなり。」
確かに、旅が多かったね。三成は世界周遊したし、私たちはアメリカを放浪した。京都にも行ったしな。
「ロケは大変だったなりよ。」
それに、第三部は早書きだった。ほぼ毎日更新だったからな。これも作者が挑戦してみたかったことらしい。
「誤字・脱字が多いなりよ。」
作者に替わってお詫びいたします。
「ペコリなり。」
「第四部があるという話も聞くなりよ。」
それは私も聞いた。北に行った真田幸昌を中心にした話だ。鄭芝龍と息子の鄭成功も出てくるだろうな。
「伊達政宗も蝦夷に行っているのだ。これはもう、北の話になるなりね。」
やがて南下してくるロシアとの戦いになる。シベリア・ロケだぞ。
「寒いのは苦手なり。」
北海道もあるかもだぞ。
「カニ、イクラが食べられるなりか?」
どちらにしても作者が力尽きているみたいだ。しばらくは無いと思っておいた方がいい。
「何しろ第一部が終ったときも、第二部が終った後も、もう書かないって言ってたくらいなりね。」
番外編の話も言ってたな。
「あたしと先生が事件を解決するミステリー物なりね。」
作者はミステリー読まないから無理だろうけど。
「二時間ドラマは好きみたいなりよ。」
あれは女優さんを眺めて楽しんでるだけだ。作者のプライバシーだから誰とは言わないけども。
「俺の嫁、とか言ってたなりね。」
作者は美少女よりも〇〇な女性が好きなんだよ。
「だからあたしみたいな美少女がお笑いにされてしまうなり!」
それは作者のせいではない。お前が悪い。
最後にご挨拶だ。
「みなさん、最後まで読んでくれてありがとなり。また、どこかで会えるなりよ。」
読者の皆様、「小説家になろう」の王道からはあまりにもかけ離れた物語にもかかわらず、たくさんの方に読んでいただいたことを感謝いたします。
作者、高木一優になり替わって御礼申し上げます。
「御礼なり!」
では、また・・・
「三部作、完結なり。」
ほんとうは第一部で終わる予定だったんだ。それが二部、三部と続いた。
「あたしの人気のおかげなのだ。」
まぁ、そういうことにしておこう。
作者は美少女設定にしようと思ってたそうだぞ。それが何だ、このありさまは。
「あたしは美少女なのだ。けど、お笑いキャラという噂もあるなり。」
第一部の完全版というのもあるそうだ。
「知ってるなり。作者が第二部の後に第一部をリライトしたやつなのだ。分量も三十パーセントくらい増えてるなり。追加撮影が大変だったなり。」
第一部のリライトから第二部の反省点が見えてきたんだ。
「旧大日本帝国の台湾に対する植民地支配をちゃんと描かなかったことなりね。」
台湾の植民地支配は良好だったと言われている。それが朝鮮半島の植民地支配とどう違うのか、あるいは違わないのか、という問題だ。それに台湾人の親日に対し韓国の反日がなぜ起こるのかという問題だ。
「作者はその問題から逃げちゃったわけなりね。」
そうなんだ。確かに書きにくい話ではある。
「それに第二部はラノベに寄せた展開を意識していたから、難しい問題は避けたなり。」
作者の周辺ではあまり評判が良くなかった。友達からは酷評もあったらしい。
「それで第一部のリライトに取り掛かったなりね。」
原点に帰ろうとしたわけだ。第一部は起承転結がはっきりした物語だし、テーマもはっきりしている。
「第二部は映画の脚本風に、三部構成になってるなりね。東インド会社の攻撃が始まる第一パート、台湾での戦いの第二パート、あたしたちが十七世紀に行く第三パートなり。」
動きを意識して作った物語なので、映画のシナリオ風にしたわけだ。
「第三部は大変だったなり。突然アメリカ編が始まったなり。」
ほんとうは、ニュー・ヨークの国連本部とエバンジェリカルの話が出てくる程度の展開だった。ところが、前半部の三成の艦隊の話が白人対有色人種、西欧対東アジアという二項対立になってしまった。これは作者の力量不足だ。
「それでアメリカの様々な価値観と対立を入れざるを得なくなったなりね。」
ただ、第三部の構成は良くない。串団子型といって、バラバラの物語に串を差したような形になっている。小説でも脚本でも、あまり褒められない形式だ。第三部も再編集するべきだね。
「映画の『地獄の黙示録』が串団子型なりね。作者はロード・ムービーみたいなものがやりたかったなり。」
確かに、旅が多かったね。三成は世界周遊したし、私たちはアメリカを放浪した。京都にも行ったしな。
「ロケは大変だったなりよ。」
それに、第三部は早書きだった。ほぼ毎日更新だったからな。これも作者が挑戦してみたかったことらしい。
「誤字・脱字が多いなりよ。」
作者に替わってお詫びいたします。
「ペコリなり。」
「第四部があるという話も聞くなりよ。」
それは私も聞いた。北に行った真田幸昌を中心にした話だ。鄭芝龍と息子の鄭成功も出てくるだろうな。
「伊達政宗も蝦夷に行っているのだ。これはもう、北の話になるなりね。」
やがて南下してくるロシアとの戦いになる。シベリア・ロケだぞ。
「寒いのは苦手なり。」
北海道もあるかもだぞ。
「カニ、イクラが食べられるなりか?」
どちらにしても作者が力尽きているみたいだ。しばらくは無いと思っておいた方がいい。
「何しろ第一部が終ったときも、第二部が終った後も、もう書かないって言ってたくらいなりね。」
番外編の話も言ってたな。
「あたしと先生が事件を解決するミステリー物なりね。」
作者はミステリー読まないから無理だろうけど。
「二時間ドラマは好きみたいなりよ。」
あれは女優さんを眺めて楽しんでるだけだ。作者のプライバシーだから誰とは言わないけども。
「俺の嫁、とか言ってたなりね。」
作者は美少女よりも〇〇な女性が好きなんだよ。
「だからあたしみたいな美少女がお笑いにされてしまうなり!」
それは作者のせいではない。お前が悪い。
最後にご挨拶だ。
「みなさん、最後まで読んでくれてありがとなり。また、どこかで会えるなりよ。」
読者の皆様、「小説家になろう」の王道からはあまりにもかけ離れた物語にもかかわらず、たくさんの方に読んでいただいたことを感謝いたします。
作者、高木一優になり替わって御礼申し上げます。
「御礼なり!」
では、また・・・
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