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第三部 最後の聖戦なり
33、ローマ教皇をぶっ叩くなり
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十七世紀の上海に乗り込んだ私たちは、まず伊藤マンショに会わねばならない。
「今日はクリスマス・イブなり。上海のセミナリオに行けば、きっと会えるなりよ。」
なるほど、クリスマス・イブに東方の三賢人が上海に現れるわけか。
雪だ。上海には珍しい。私はフードを被った。ジダイの騎士の衣装も、こんな時には役に立つ。
雪は昼過ぎから本降りになり、屋根という屋根に降り積もった。今夜は、ホワイト・クリスマスになる。
東方の三賢人の記述はマタイによる福音書にある。イエス・キリストが誕生した夜、東方より三賢人がやってきてイエスの誕生を祝ったとされる。メルキオール、パルタザール、カスパール、三人の賢人はイエスに贈り物をした。
その夜、セミナリオではクリスマスのミサが開かれた。上海中のキリシタンたちが雪の降りしきるなかミサに訪れ、祈りを捧げた。
キリシタンたちが帰った後も、伊藤マンショは神の御前で跪き、ひたすら祈っていた。伊藤マンショは既に七十を越えて老境にある。海帝国の外交顧問を辞した後は、信仰に残りの人生を捧げるつもりなのだ。
私たちはセミナリの扉を押して、中に入った。伊藤マンショにどう切り出すかが問題だ。
戸部典子がつかつかと伊藤マンショに近づいていく。
「おい、待て、もう少し様子を見てからでいいではないか。」
戸部典子は跪く伊藤マンショの背後に立った。伊藤マンショが振り向きざまに見たものは、にまにました若侍の姿だった。首に十字架を吊るしていることから、敬虔なキリシタンがまだ祈っていたのかと思っただろう。ところが戸部典子は、やぶからぼうに切り出したのだ。
「我らは東方の三賢人なり。そこに跪くがよい!」
伊藤マンショは既に跪いているぞ。今更、何を言っている。
ところが伊藤マンショは、驚きで目を見開いているではないか。「おお!」伊藤マンショの驚きの声は歓喜の叫びでもあった。なにしろ東方の三賢人が聖なる夜に現れたのだ。伊藤マンショは涙まで流して戸部典子に祈りを捧げている。
「伊藤マンショ、我らをローマ教皇の下へ案内するのだ。」
伊藤マンショは、これが神が下された最後の仕事なのだと悟った。いや、勘違いしたのだ。
田中一尉がインカムで自衛隊ドローン部隊に連絡した。
「伊藤マンショ、確保!」
伊藤マンショをセミナリオから連れ出した私たちは、雪の中、馬車に乗って郊外の海まで走った。クリスマスだからトナカイのそりに乗っている気分である。馬車の中で、伊藤マンショは私たち東方の三賢人に祈りを捧げている。とても気まずい。
私たちは夜の砂浜に立った。雪が積もっていて足元が冷たい。
ここから船に乗るのだな。
艀が迎えに来た。砂浜の沖で懐中電灯が明滅している。星よりも明るい懐中電灯の光を、伊藤マンショは神の御業だと解釈したようだ。また、祈っているではないか。
あれが船影か! しかし変だ、船というよりもクジラのような輪郭ではないか。
艀で船に接近した私は、それが潜水艦だということに気づいた。
こんなモノ、どうしたんだ?
「やまとで、少しずつ部品を運んで組み立てたんです。」
田中一尉は平然と言った。日本人らしいコツコツした見事な仕事だ。
十七世紀の潜水艦、これなら誰にも見られずにディーゼル・エンジンで何処にでも行ける。しかし、こんなに沢山の部品を運んで、人民解放軍をよく誤魔化せたな。
「今回の碧海作戦への参加で分かったんですが、人民解放軍というのは細かいところに目が届かない組織なんです。我々も自衛官です。そのぐらいの諜報活動はしますよ。」
これだから軍人というのは好きになれん。
それにしても一週間、この狭い船室に閉じ込められるのかと思うと暗然とした気分になる。潜水艦ホエール艦長、竹部三佐から、日に一度夜には浮上して外の空気を吸えると聞いてほっとした。
潜水艦は暗い海に潜り、アフリカ大陸南端を回って西欧に向かうのだ。船影のないところでは水面ギリギリまで浮上して航行してくれた。水面に近いところでは、太陽の光で海が青くなった。魚の群れが行き交い、イルカやサメが楽しそうに泳いでいる。
戸部典子は魚を見つけるたびに刺身だとか塩焼きだとか言って涎をたらしている。潜水艦の食事も保存食ばかりで味気が無いから、こいつは目で食っているのだ。
後に伊藤マンションは、「東方の三賢人に導かれ、クジラの腹に乗ってローマまで行った」と書き記している。
そうだ、私たちはローマへ向かうのだ。
「ローマ教皇をぶっ叩くなり!」
戸部典子は意気軒高である。
開けて一六三八年正月、私たちはローマにいた。改変前の歴史では江戸幕府の鎖国政策が完成した年である。
冬のローマだったが、暖かかったのがせめてもの救いだ。
伊藤マンショにとって人生三度目のバチカンであった。教皇ウルバヌス八世の祝福を受けた伊藤マンショは、東方の三賢人を同行したと教皇に告げた。
ウルバヌス八世はこれを神の恩寵と見なした。東の帝国が、キリスト教に跪く日も近いと思ったのだ。そのしるしとして、東方の三賢人がローマを訪問したのだと。
もし、東の帝国がローマ教会に跪く日がやってきたなら、教皇の命令にさえ服従しなくなった西欧諸侯や、プロテスタントの者どもを打ち倒させることもできると、ウルバヌス八世は密かに考えていた。ローマ教会の栄光再びというわけだ。
ウルバヌス八世はプレスター・ジョンの復活を宣言するつもりなのだ。
プレスター・ジョンは東方の三賢人の子孫が作ったキリスト教王国であるという解釈もあるのだ。
実際のプレスター・ジョンは古代キリスト教教派のひとつネストリウス派が中央アジアや中国に伝わったことが、東にキリスト教徒の王国があるという伝説を生んだに過ぎない。この伝説の発祥が十字軍の時代であったこともあって話が大きくなったのだ。ちなみに中国に伝わったネストリウス派は「景教」と呼ばれている。
こんな陰謀に屈するわけにはいかない。何としても阻止するのだ。
「作戦の成功を祈るなりよ。」
まさか、イエス・キリストに祈るつもりか?
「南無八幡大菩薩、我らを勝利に導き給えなり。」
わはは、それいいな。
そして、天にまします織田信長公、我らはあなたの帝国を守らんと欲する者なのだ。我らに力をお貸しください。
「真田信繁君、伊達政宗君、あたしたちを守って欲しいなり!」
私たちは多神教の民だ。願いを聞き届けてくれそうな者なら、神様だろうと何だろうが祈り倒すのだ。
「南無妙法蓮華経、うちは日蓮宗だから日蓮上人にも祈るなりよ。」
今度は仏教か、日本人の宗教観はハイブリッドだからな。
ならば私は弘法大師に祈るぞ!
「南無大師遍照金剛!」
戸部典子と宗教合戦をしている場合ではない。
人間というのは宗教無しでは生きることができない存在なのだ。無神論者を名乗る人も何らかの非理性的な概念を胸に抱いているはずだ。その宗教が戦争の原因になるのは許しがたい、
ウルバヌス八世は、私たちをバチカンに招いた。東方の三賢人を謁見しようというのだ。
「謁見とは僭越なり! 向こうは神の代理人かもしれないけど、こっちは神の使いなのだ。」
おいおい、東方の三賢人が神の使いなどとは聖書に書いてないぞ。
「いいのだ、ここは神の使い、神の国からの使者で行くのだ。気圧されたら負けなり。」
伊藤マンショからの話によると、ウルバヌス八世は公式な謁見の前に、内密に私たちに会いたいらしい。どうやら東方の三賢人の真偽を確かめるつもりなのだろう。
「こっちは未来人なりよ。奇跡のひとつやふたつ、おこして見せるのだ。」
こいつの強気は一体どこから出てくるのだろうか?
いや違う、戸部典子は本気で怒っているのだ。教皇ウルバヌス八世をぶっ叩くつもりなのだ。
「今日はクリスマス・イブなり。上海のセミナリオに行けば、きっと会えるなりよ。」
なるほど、クリスマス・イブに東方の三賢人が上海に現れるわけか。
雪だ。上海には珍しい。私はフードを被った。ジダイの騎士の衣装も、こんな時には役に立つ。
雪は昼過ぎから本降りになり、屋根という屋根に降り積もった。今夜は、ホワイト・クリスマスになる。
東方の三賢人の記述はマタイによる福音書にある。イエス・キリストが誕生した夜、東方より三賢人がやってきてイエスの誕生を祝ったとされる。メルキオール、パルタザール、カスパール、三人の賢人はイエスに贈り物をした。
その夜、セミナリオではクリスマスのミサが開かれた。上海中のキリシタンたちが雪の降りしきるなかミサに訪れ、祈りを捧げた。
キリシタンたちが帰った後も、伊藤マンショは神の御前で跪き、ひたすら祈っていた。伊藤マンショは既に七十を越えて老境にある。海帝国の外交顧問を辞した後は、信仰に残りの人生を捧げるつもりなのだ。
私たちはセミナリの扉を押して、中に入った。伊藤マンショにどう切り出すかが問題だ。
戸部典子がつかつかと伊藤マンショに近づいていく。
「おい、待て、もう少し様子を見てからでいいではないか。」
戸部典子は跪く伊藤マンショの背後に立った。伊藤マンショが振り向きざまに見たものは、にまにました若侍の姿だった。首に十字架を吊るしていることから、敬虔なキリシタンがまだ祈っていたのかと思っただろう。ところが戸部典子は、やぶからぼうに切り出したのだ。
「我らは東方の三賢人なり。そこに跪くがよい!」
伊藤マンショは既に跪いているぞ。今更、何を言っている。
ところが伊藤マンショは、驚きで目を見開いているではないか。「おお!」伊藤マンショの驚きの声は歓喜の叫びでもあった。なにしろ東方の三賢人が聖なる夜に現れたのだ。伊藤マンショは涙まで流して戸部典子に祈りを捧げている。
「伊藤マンショ、我らをローマ教皇の下へ案内するのだ。」
伊藤マンショは、これが神が下された最後の仕事なのだと悟った。いや、勘違いしたのだ。
田中一尉がインカムで自衛隊ドローン部隊に連絡した。
「伊藤マンショ、確保!」
伊藤マンショをセミナリオから連れ出した私たちは、雪の中、馬車に乗って郊外の海まで走った。クリスマスだからトナカイのそりに乗っている気分である。馬車の中で、伊藤マンショは私たち東方の三賢人に祈りを捧げている。とても気まずい。
私たちは夜の砂浜に立った。雪が積もっていて足元が冷たい。
ここから船に乗るのだな。
艀が迎えに来た。砂浜の沖で懐中電灯が明滅している。星よりも明るい懐中電灯の光を、伊藤マンショは神の御業だと解釈したようだ。また、祈っているではないか。
あれが船影か! しかし変だ、船というよりもクジラのような輪郭ではないか。
艀で船に接近した私は、それが潜水艦だということに気づいた。
こんなモノ、どうしたんだ?
「やまとで、少しずつ部品を運んで組み立てたんです。」
田中一尉は平然と言った。日本人らしいコツコツした見事な仕事だ。
十七世紀の潜水艦、これなら誰にも見られずにディーゼル・エンジンで何処にでも行ける。しかし、こんなに沢山の部品を運んで、人民解放軍をよく誤魔化せたな。
「今回の碧海作戦への参加で分かったんですが、人民解放軍というのは細かいところに目が届かない組織なんです。我々も自衛官です。そのぐらいの諜報活動はしますよ。」
これだから軍人というのは好きになれん。
それにしても一週間、この狭い船室に閉じ込められるのかと思うと暗然とした気分になる。潜水艦ホエール艦長、竹部三佐から、日に一度夜には浮上して外の空気を吸えると聞いてほっとした。
潜水艦は暗い海に潜り、アフリカ大陸南端を回って西欧に向かうのだ。船影のないところでは水面ギリギリまで浮上して航行してくれた。水面に近いところでは、太陽の光で海が青くなった。魚の群れが行き交い、イルカやサメが楽しそうに泳いでいる。
戸部典子は魚を見つけるたびに刺身だとか塩焼きだとか言って涎をたらしている。潜水艦の食事も保存食ばかりで味気が無いから、こいつは目で食っているのだ。
後に伊藤マンションは、「東方の三賢人に導かれ、クジラの腹に乗ってローマまで行った」と書き記している。
そうだ、私たちはローマへ向かうのだ。
「ローマ教皇をぶっ叩くなり!」
戸部典子は意気軒高である。
開けて一六三八年正月、私たちはローマにいた。改変前の歴史では江戸幕府の鎖国政策が完成した年である。
冬のローマだったが、暖かかったのがせめてもの救いだ。
伊藤マンショにとって人生三度目のバチカンであった。教皇ウルバヌス八世の祝福を受けた伊藤マンショは、東方の三賢人を同行したと教皇に告げた。
ウルバヌス八世はこれを神の恩寵と見なした。東の帝国が、キリスト教に跪く日も近いと思ったのだ。そのしるしとして、東方の三賢人がローマを訪問したのだと。
もし、東の帝国がローマ教会に跪く日がやってきたなら、教皇の命令にさえ服従しなくなった西欧諸侯や、プロテスタントの者どもを打ち倒させることもできると、ウルバヌス八世は密かに考えていた。ローマ教会の栄光再びというわけだ。
ウルバヌス八世はプレスター・ジョンの復活を宣言するつもりなのだ。
プレスター・ジョンは東方の三賢人の子孫が作ったキリスト教王国であるという解釈もあるのだ。
実際のプレスター・ジョンは古代キリスト教教派のひとつネストリウス派が中央アジアや中国に伝わったことが、東にキリスト教徒の王国があるという伝説を生んだに過ぎない。この伝説の発祥が十字軍の時代であったこともあって話が大きくなったのだ。ちなみに中国に伝わったネストリウス派は「景教」と呼ばれている。
こんな陰謀に屈するわけにはいかない。何としても阻止するのだ。
「作戦の成功を祈るなりよ。」
まさか、イエス・キリストに祈るつもりか?
「南無八幡大菩薩、我らを勝利に導き給えなり。」
わはは、それいいな。
そして、天にまします織田信長公、我らはあなたの帝国を守らんと欲する者なのだ。我らに力をお貸しください。
「真田信繁君、伊達政宗君、あたしたちを守って欲しいなり!」
私たちは多神教の民だ。願いを聞き届けてくれそうな者なら、神様だろうと何だろうが祈り倒すのだ。
「南無妙法蓮華経、うちは日蓮宗だから日蓮上人にも祈るなりよ。」
今度は仏教か、日本人の宗教観はハイブリッドだからな。
ならば私は弘法大師に祈るぞ!
「南無大師遍照金剛!」
戸部典子と宗教合戦をしている場合ではない。
人間というのは宗教無しでは生きることができない存在なのだ。無神論者を名乗る人も何らかの非理性的な概念を胸に抱いているはずだ。その宗教が戦争の原因になるのは許しがたい、
ウルバヌス八世は、私たちをバチカンに招いた。東方の三賢人を謁見しようというのだ。
「謁見とは僭越なり! 向こうは神の代理人かもしれないけど、こっちは神の使いなのだ。」
おいおい、東方の三賢人が神の使いなどとは聖書に書いてないぞ。
「いいのだ、ここは神の使い、神の国からの使者で行くのだ。気圧されたら負けなり。」
伊藤マンショからの話によると、ウルバヌス八世は公式な謁見の前に、内密に私たちに会いたいらしい。どうやら東方の三賢人の真偽を確かめるつもりなのだろう。
「こっちは未来人なりよ。奇跡のひとつやふたつ、おこして見せるのだ。」
こいつの強気は一体どこから出てくるのだろうか?
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