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第三部 最後の聖戦なり
15、パクス・チャイナ
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石田三成は西欧諸国の歴訪において、ひとつ間違いを犯した。それはベネチィアに西欧での最恵国待遇を与えたことだった。
ベネチィアは当時、オーストラリアと敵対していた。オーストリアはハプスブルグ家が支配する国である。これによりオーストリア、スペイン両ハプスブルグ帝国は海帝国を仮想敵国と見なした。つまり旧教国を敵に回してしまったのだ。
また、ローマ教皇庁もしかりである。ベネチィアはカトリック国でありながら、ローマ教皇庁に対して何度も反抗的な態度を示してきた国である。経済活動の障害になる要素は、それが宗教であっても排除するのがベネチィア人である。ローマ教皇は烈火のごとく怒った。
だが、ローマ教皇もハプスブルグ家も表立ってそのことを表明したわけでは無い。大艦隊の威容が、西欧人たちの脳裏にくっきりと刻みつけられ、正面切って戦えばかつてのモンゴル帝国がそうしたように、ヨーロッパが蹂躙されることに恐怖したのだ。
大艦隊が西欧に残したものが何なのか、三成はどこまで理解していたかは分からない。
「でも、西欧に戦争抑止の楔を突き立てたことは確かなりね。」
これで西欧諸国もうかつに東アジアに手をだすようなことはないだろう。
「三成君の誤算の原因は何なりか? ベネツィアは中国まで航海できないに地中海貿易の国なり。最恵国待遇を与えたのはオスマン帝国への牽制の意味しかないのだ。ハプスブルグやローマ教皇には影響ないなりよ。」
そうだな。三成のような頭脳を持つ男は、誰もが自分と同じように理屈で物を考えると思っている。ところが世間はそうはいかない。宗教だけでなく思い込みや怨念が首をもたげたとき、三成のような男は相手の出方を読み間違えるのだ。
「そういうものなりか…」
艦隊は大西洋を渡り、アメリカ大陸に達した。中南米はスペインの植民地となっており、いくつかの港ではスペインから補給を受けた。補給と言っても、物資を銀で買い取ったに過ぎない。
かつて、この地に会ったインカ文明やアステカ文明はコンキスタドールと呼ばれるスペイン人によって滅ぼされ、植民地にされた。コンキスタドール、征服者の意である。彼らは小数の兵と鉄砲で文明を滅ぼしている。アステカを征服したエルナン・コルテスはたった四百人の兵しか連れていなかったという。
「先住民たちを滅ぼしたのは兵力だけでなく、彼らが持ち込んだ病原菌だったという説もあるなり。」
ヨーロッパの疫病に免疫を持たない現地の人々は、病原菌に滅ぼされたというのである。
「グローバリゼーションというのは、いい事ばかりじゃないなりね。」
そうだ、現在のグローバリゼーションに関しても同じことが言える。
艦隊の若に官僚たちは、南アメリカ大陸の地形を記録しながら、新大陸の南端を回り北上を開始した。左舷には太平洋が広がっている。白い水平線の向こうには、故国があるのだ。
艦隊は海上から、また時に補給を受けながら、スペイン植民地の様子を観察し、アメリカ大陸西岸を北上した。そして植民地が現在のカリフォルニア近くまで及び、広大な地域にまたがっている事を確認した。
旅の最後は太平洋の横断になる。
真田信繁が三成と何事かを話し込んでいる。信繁は北の海を探索したいと言っているのだ。かつて満州から北、沿海州から樺太、蝦夷地に渡った信繁は、新大陸の北の海が若き日に旅した海とつながっているというのだ。信繁は地球儀を指示している。地球儀の上では、信繁の言う北の海が空白になっている。
三成は信繁の人となりを好ましく思っていった。できれば、この男に危険は冒させたくない。三成は武士の死に場所について考えていた。戦なれば死は真近にある。生きることと死ぬことが、戦場においては水平線のように交わるのだ。武士としては信繁の望みを叶えてやりたい。
三成は信繁の北方視察にガレオン船十隻を割いた。真田信繁と一子、幸昌、そして鄭芝龍が乗り込んだ。北方視察団の船団長に選ばれたのが、李旦り たんである。彼は貿易商人であったが西欧との交易のために翼徳丸に乗り込んでいた。信繁の北方視察に興味を示し、同行を申し出たのである。李旦は航海術に関しては超一流の腕を持っている。豪胆さや武芸でも武将たちに負けていない。三成は李旦に信繁を託すことにした。
李旦、改変前の歴史では福建の大貿易商人であり、李旦の後継者となったのが鄭芝龍なのだ。
「信繁君、行ってしまうなり。大丈夫なりか?」
三成は選りすぐりの水夫をつけてくれた。大丈夫だろう。
北方視察の船団が、カリフォルニアの海から北を目指した。信繁の最後の旅が始まった。船団がベーリング海を超え、オホーツクの海にたどり着くのは一年先のことである。
艦隊は島影すら見えない太平洋を渡る。三百六十度を水平線に囲まれたまま、何日も船旅が続いた。人民解放軍の追跡船が台風をキャッチした。艦隊に乗り込んでいる人民解放軍工作部隊が動き、なるべく風の少ない進路を選択するように工作を開始した。
風が凪いだ日、マストに登った水夫が、前方に島々を発見した。ハワイ諸島である。マウイ島に錨を下したクルーたちは、久々に陸地の感触を楽しんだ。ハワイは未だ、部族社会を脱していない。
三成はここに太平洋の橋頭保を築くかどうか迷った。向後、太平洋航路を往復するのであれば中継基地は必要である。しかし、アメリカ大陸と交易するする必要は感じられない。しかし、将来において太平洋に孤立するするこの島々を支配下に置くことは検討しなければならない。三成は簡単な調査を命じ、この調査報告書は海帝国の商人たちの興味を掻き立て、数年後にはハワイ諸島への移住が始まる。気候も良く、食物も豊富な島々が南海の楽園と呼ばれるのはさらに百年後のことである。
艦隊は平和の海を渡った。太平洋上で迎えった二度目の正月をクルー全員で祝った。一六一六年、季節は三度目の春である。
艦隊の帰還に上海はお祭り騒ぎである。翼徳丸から下船したのはアフリカから連れてきた像、そしてキリンである。その怪異な巨体に驚いた上海の人々は、世界がいかに広いかを理解した。海の向こうにはとんでもないものがある。人々の興奮は、さらに大航海への関心を掻き立てることになった。
東アジアは中国による平和がもたらされた。パクス・チャイナである。海帝国は世界にその名を轟かせ、もはや敵対する勢力は無い。
戸部典子君、この航海の意義を上げてみろ。
「これは軍事パレードなり。艦隊の威容を見せつけることでパクス・チャイナを印象づけたなり。」
それは誰が見ても明らかだ。他には?
「交易なり。世界と交易し、貿易基地を作ったなり。それに使節団を残して西欧の知識を吸収するのだ。ガリレオ・ガリレイも連れてきななり。」
そいれから…
「まだあるなりか?」
大事なことがある。現代において、黄色人種が白人に劣るなどという認識を改めさせたんだ。
「アメリカでは大変な騒ぎになっているなり。また黄禍論が巻き起こってるなり。」
西欧諸国、特にアメリカでは碧海作戦に対する非難の声が上がっていった。「歴史改変実験とはいえ、西欧諸国を脅かす。これはやり過ぎなのではないか」と言うのだ。
国連、歴史介入委員会は各国の意見を調整し、国連本部で歴史改変実験に関する協定を改定することを提案していた。中国代表として王喜宣外相が国連に向かうことになり。陳博士や李博士、そして私と戸部典子もオブザーバーとして参加する事となった。
国際連合本部、ニュー・ヨークである。
ベネチィアは当時、オーストラリアと敵対していた。オーストリアはハプスブルグ家が支配する国である。これによりオーストリア、スペイン両ハプスブルグ帝国は海帝国を仮想敵国と見なした。つまり旧教国を敵に回してしまったのだ。
また、ローマ教皇庁もしかりである。ベネチィアはカトリック国でありながら、ローマ教皇庁に対して何度も反抗的な態度を示してきた国である。経済活動の障害になる要素は、それが宗教であっても排除するのがベネチィア人である。ローマ教皇は烈火のごとく怒った。
だが、ローマ教皇もハプスブルグ家も表立ってそのことを表明したわけでは無い。大艦隊の威容が、西欧人たちの脳裏にくっきりと刻みつけられ、正面切って戦えばかつてのモンゴル帝国がそうしたように、ヨーロッパが蹂躙されることに恐怖したのだ。
大艦隊が西欧に残したものが何なのか、三成はどこまで理解していたかは分からない。
「でも、西欧に戦争抑止の楔を突き立てたことは確かなりね。」
これで西欧諸国もうかつに東アジアに手をだすようなことはないだろう。
「三成君の誤算の原因は何なりか? ベネツィアは中国まで航海できないに地中海貿易の国なり。最恵国待遇を与えたのはオスマン帝国への牽制の意味しかないのだ。ハプスブルグやローマ教皇には影響ないなりよ。」
そうだな。三成のような頭脳を持つ男は、誰もが自分と同じように理屈で物を考えると思っている。ところが世間はそうはいかない。宗教だけでなく思い込みや怨念が首をもたげたとき、三成のような男は相手の出方を読み間違えるのだ。
「そういうものなりか…」
艦隊は大西洋を渡り、アメリカ大陸に達した。中南米はスペインの植民地となっており、いくつかの港ではスペインから補給を受けた。補給と言っても、物資を銀で買い取ったに過ぎない。
かつて、この地に会ったインカ文明やアステカ文明はコンキスタドールと呼ばれるスペイン人によって滅ぼされ、植民地にされた。コンキスタドール、征服者の意である。彼らは小数の兵と鉄砲で文明を滅ぼしている。アステカを征服したエルナン・コルテスはたった四百人の兵しか連れていなかったという。
「先住民たちを滅ぼしたのは兵力だけでなく、彼らが持ち込んだ病原菌だったという説もあるなり。」
ヨーロッパの疫病に免疫を持たない現地の人々は、病原菌に滅ぼされたというのである。
「グローバリゼーションというのは、いい事ばかりじゃないなりね。」
そうだ、現在のグローバリゼーションに関しても同じことが言える。
艦隊の若に官僚たちは、南アメリカ大陸の地形を記録しながら、新大陸の南端を回り北上を開始した。左舷には太平洋が広がっている。白い水平線の向こうには、故国があるのだ。
艦隊は海上から、また時に補給を受けながら、スペイン植民地の様子を観察し、アメリカ大陸西岸を北上した。そして植民地が現在のカリフォルニア近くまで及び、広大な地域にまたがっている事を確認した。
旅の最後は太平洋の横断になる。
真田信繁が三成と何事かを話し込んでいる。信繁は北の海を探索したいと言っているのだ。かつて満州から北、沿海州から樺太、蝦夷地に渡った信繁は、新大陸の北の海が若き日に旅した海とつながっているというのだ。信繁は地球儀を指示している。地球儀の上では、信繁の言う北の海が空白になっている。
三成は信繁の人となりを好ましく思っていった。できれば、この男に危険は冒させたくない。三成は武士の死に場所について考えていた。戦なれば死は真近にある。生きることと死ぬことが、戦場においては水平線のように交わるのだ。武士としては信繁の望みを叶えてやりたい。
三成は信繁の北方視察にガレオン船十隻を割いた。真田信繁と一子、幸昌、そして鄭芝龍が乗り込んだ。北方視察団の船団長に選ばれたのが、李旦り たんである。彼は貿易商人であったが西欧との交易のために翼徳丸に乗り込んでいた。信繁の北方視察に興味を示し、同行を申し出たのである。李旦は航海術に関しては超一流の腕を持っている。豪胆さや武芸でも武将たちに負けていない。三成は李旦に信繁を託すことにした。
李旦、改変前の歴史では福建の大貿易商人であり、李旦の後継者となったのが鄭芝龍なのだ。
「信繁君、行ってしまうなり。大丈夫なりか?」
三成は選りすぐりの水夫をつけてくれた。大丈夫だろう。
北方視察の船団が、カリフォルニアの海から北を目指した。信繁の最後の旅が始まった。船団がベーリング海を超え、オホーツクの海にたどり着くのは一年先のことである。
艦隊は島影すら見えない太平洋を渡る。三百六十度を水平線に囲まれたまま、何日も船旅が続いた。人民解放軍の追跡船が台風をキャッチした。艦隊に乗り込んでいる人民解放軍工作部隊が動き、なるべく風の少ない進路を選択するように工作を開始した。
風が凪いだ日、マストに登った水夫が、前方に島々を発見した。ハワイ諸島である。マウイ島に錨を下したクルーたちは、久々に陸地の感触を楽しんだ。ハワイは未だ、部族社会を脱していない。
三成はここに太平洋の橋頭保を築くかどうか迷った。向後、太平洋航路を往復するのであれば中継基地は必要である。しかし、アメリカ大陸と交易するする必要は感じられない。しかし、将来において太平洋に孤立するするこの島々を支配下に置くことは検討しなければならない。三成は簡単な調査を命じ、この調査報告書は海帝国の商人たちの興味を掻き立て、数年後にはハワイ諸島への移住が始まる。気候も良く、食物も豊富な島々が南海の楽園と呼ばれるのはさらに百年後のことである。
艦隊は平和の海を渡った。太平洋上で迎えった二度目の正月をクルー全員で祝った。一六一六年、季節は三度目の春である。
艦隊の帰還に上海はお祭り騒ぎである。翼徳丸から下船したのはアフリカから連れてきた像、そしてキリンである。その怪異な巨体に驚いた上海の人々は、世界がいかに広いかを理解した。海の向こうにはとんでもないものがある。人々の興奮は、さらに大航海への関心を掻き立てることになった。
東アジアは中国による平和がもたらされた。パクス・チャイナである。海帝国は世界にその名を轟かせ、もはや敵対する勢力は無い。
戸部典子君、この航海の意義を上げてみろ。
「これは軍事パレードなり。艦隊の威容を見せつけることでパクス・チャイナを印象づけたなり。」
それは誰が見ても明らかだ。他には?
「交易なり。世界と交易し、貿易基地を作ったなり。それに使節団を残して西欧の知識を吸収するのだ。ガリレオ・ガリレイも連れてきななり。」
そいれから…
「まだあるなりか?」
大事なことがある。現代において、黄色人種が白人に劣るなどという認識を改めさせたんだ。
「アメリカでは大変な騒ぎになっているなり。また黄禍論が巻き起こってるなり。」
西欧諸国、特にアメリカでは碧海作戦に対する非難の声が上がっていった。「歴史改変実験とはいえ、西欧諸国を脅かす。これはやり過ぎなのではないか」と言うのだ。
国連、歴史介入委員会は各国の意見を調整し、国連本部で歴史改変実験に関する協定を改定することを提案していた。中国代表として王喜宣外相が国連に向かうことになり。陳博士や李博士、そして私と戸部典子もオブザーバーとして参加する事となった。
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